【レビュー】ハイレゾ対応プレミアムヘッドホン『MDR-1AM2』開梱レポート
3月10日発売のハイレゾ対応プレミアムヘッドホン「MDR-1AM2」の開梱レポートをお届けします。
こんにちは、店員佐藤です。
まだ発売前ですが「MDR-1AM2」の実機を触らせていただくことができました。発売は3月10日とまだ先なのですがパッケージの様子を紹介いたします。
製品についてのプレスリリース詳細や、ショールームでの展示の様子は下記のレポートでご覧いただけます。
☆当店blog 2018.2.21「ハイレゾヘッドホン『MDR-1AM2』ショールーム展示レポート」
☆当店blog 2018.2.20「ハイレゾ対応ヘッドホンMDR-1シリーズの最新モデル『MDR-1AM2』がプレスリリース」
MDR-1RシリーズからMDR-1Aにモデルチェンジしたのが2014年10月でした。「禁断の音」というキャッチフレーズでハイレゾ製品が一挙に登場した年でNW-A10シリーズやMDR-Z5、A3、A2なども一緒に登場していました。ハイレゾ対応製品のラインナップが一挙に増えた時だったのですが、あれから3年半の時を経て「MDR-1A」がモデルチェンジ。
時代は4.4mmバランス標準プラグも登場し、新世代のハイレゾ時代になっています。どんなパッケージになっているのか見ていきます。
■「MDR-1AM2」同梱品の紹介
こちらが同梱品です。MDR-1AM2本体の他にキャリングポーチと取説、そしてケーブルが2種入っています。
3.5mmステレオミニプラグの4極端子はスマートフォンとの接続用です。コードの途中にリモコンとマイクが搭載されており、ここでヘッドホンを装着したままで通話を可能にしています。
写真右のやや太めの端子が、2016年に登場した4.4mmバランス標準プラグです。5極端子になっており、左右の音声信号を完全に分離して伝送することができる新しい端子となっています。
ソニーのウォークマン最上位モデル「NW-WM1Z/WM1A」や2017 年秋に発売されたウォークマン「NW-ZX300」に端子が搭載されており、プレミアムオーディオにはこれがないと!という位置づけの端子になっています。
4.4mmバランス標準プラグが登場する前からMDR-1Aシリーズではステレオミニの3極端子でも元から配線を左右で分けていてMDR-1A側のプラグは4極端子にしていたため、プレーヤー側の端子を4.4mmバランス標準プラグにするだけで、バランス接続ができるモデルだったんです。
MDR-1Aにバランス接続できるケーブルを加えた「MDR-1ABP」という製品も後から登場していますが、そのケーブルが最初から「MDR-1AM2」には付属することになります。
なお「MDR-1A」用の4.4mmバランス標準プラグがついたケーブルは部品で取り寄せができます。パーツ価格は2,000円(税別)で、常に品薄になっているため納期がかかるのですが、すでに「MDR-1A」をお持ちの方でバランス接続して聞きたい!と言う方は当店店頭までご相談ください。お取り寄せいたします。
「MDR-1AM2」付属のポーチですが、内ポケットが用意されているのでヘッドホン本体とケーブルを別々に収納しておくことができます。
■MDR-1AM2の進化ポイント
当店では「MDR-1A/BI」も展示されています。並べてみました。写真左が「MDR-1A」で写真右が「MDR-1AM2」です。
持ってみるとすぐに気がつくのですが「MDR-1AM2」はものすごい軽さ。
重量はMDR-1Aが225gで、MDR-1AM2が187gになっています。たった38gの差なんですが約17%の軽量化になっていて手にしてみるとすぐに気がつく違い、くらいの差があります。
ハウジングサイズも比較して見ると微妙に小さくなっています。MDR-1A(写真左)が66mm径のところがMDR-1AM2(写真右)が59mm径。
ヘッドバンドの幅も若干狭くなっていてMDR-1Aが30mm幅なのが、MDR-1AM2では27.5mm幅になっています。一見するとMDR-100Aくらいのイメージです。
ヘッドバンドを一番長く伸ばした状態がこちらです。写真左がMDR-1Aで右がMDR-1AM2です。
写真ではわかりにくいのですが、実際に装着してみるとほんの若干だけMDR-1Aの方が大きめに作られているかも、イヤーパッドの装着位置にもよるのですが、頭が大きめの方でMDR-1Aをバンド幅いっぱいで使われている方だと、頭頂部がちょっとあたるかもしれません。
イヤーパッドの形状、素材も改良されています。
写真左がMDR-1AM2で、写真右がMDR-1Aになります。イヤーパッドの外周部分に縫い目がなく、頭に縫い目があたらない縫製方法を採用。またイヤーパッド表面の合皮も吸放湿性に優れた素材を採用しているそうで、確かに肌触りが違うというか、頭に装着したときの感触が今までと違います。ペタっとした感触ではなくサラッという感触に感じます。
頭にあたるイヤーパッド全体がふわっとした感じで、より長時間のリスニングが快適にできそう。
小型、軽量化と合わせて装着感の向上を狙っているモデルとなっています。
プレミアムサウンドの実現を目指して、新開発の40mmドライバーユニットを採用。特定の周波数の共鳴が少ない液晶ポリマーフィルムをアルミコートしたものが振動板に採用されているのはMDR-1Aと一緒ですが、ドーム形状を見直して高域の音をさらに向上させているとのこと。
直接比較が出来ないのですがMDR-1AM2の方が中心のドームの径が小さいように見えます。
ドライバー手前のグリルもソニーヘッドホンの最上位モデル「MDR-Z1R」で採用された「フィボナッチパターングリル」を使っています。振動板にダメージがないように塞ぐグリルは本来は音の邪魔になるのでない方が良いのですが、その影響をなるべく少なくし、強度をあげるデザインとしてこうしたデザインも開発するものなんですね。
こちらは「MDR-1A」で採用されている通常のグリルです。今から思えば見るからに特定周波数に影響が出そうなデザインにしか見えません。
ハウジングは小型化されていて、それで更なる高音質を狙えるのか?というところですが、装着感、長時間の使用に耐えられる軽量化も重要なポイントです。
全方位で進化したモデルが「MDR-1AM2」と言いたいのですが、肝心の音を聞き比べてみると。。。
昨年の秋からソニーウォークマンのプロモーション曲としておなじみの宇多田ヒカル「あなた」などで聞き比べしてきましたが、なるほど、ボーカル音がブラッシュアップされています。フィボナッチ数列を参考にしたグリルの効果もあるのかもしれませんがボーカルが1歩近づいてきてくれているようなリアル感が一層向上しています。
開発者インタビューを読むと高域の音を改良したという話でしたが、低域の音も暴れる感じがなくなり、より質の高い低音を聞かせてくれるように思えます。低域の聞こえ方の違いはもしかするとイヤーパッドのデザイン変更があって、より密着感があがっているから、というのもあるかもしれません。
MDR-1Aよりも音はさらにすっきりした印象。
そういえばMDR-1RからMDR-1Aにモデルチェンジしたときも同じ事を言っていた気がします。MDR-1Rで100点だったモノがMDR-1Aで120点になり、まだ上があったのか!だったものが、今回のMDR-1AM2で130点になってしまった気がします。
■「MDR-1AM2」のカラーバリエーション
写真はソニーショールーム/ソニーストア銀座で見学してきたときに見せてもらったシルバーモデル(写真右)です。
ウォークマン「NW-ZX300」と揃えたカラーバリエーション展開になっています。ZX300のブラックモデルや、NW-WM1Aと合わせるならブラックモデル。ZX300のシルバーカラーと合わせるならシルバーモデルという選択が可能。
こちらは「MDR-1AM2」シルバーについていた4.4mm標準プラグのケーブルです。シルバーモデルにはシルバーカラーのコードが付属します。
ウォークマンZX300の時はボディカラーによって若干音質に差があり、シルバーの方がエッジが立つ、という話でした。それを聞いて、当初はブラックモデル人気一辺倒だったのですが、途中からシルバーカラーのZX300のオーダーが急増。エッジの立つ音が好みの方には「MDR-1AM2」のこのスッキリとした音質は好まれるような気がします。
MDR-1Aと比較試聴するとその違いは歴然です。ヘッドホンは消耗品ですし使用頻度の高いMDR-1Aから乗り換えるのも良いかも。
■ソニーストアの購入特典
ソニーストアではウォークマンZX300と同時購入するとお得な購入特典を用意しています。せっかくのバランス接続ができるヘッドホンです。ウォークマンもバランス出力対応モデルにしないともったいないですからね。
ウォークマン「NW-ZX300」と新型ヘッドホン「MDR-1AM2」を一緒に購入する際に分割金利手数料0%でのオーダーが可能。
今、一括払いで購入しても、12回分割払いで購入しても支払い額は一緒!ということができます。(ソニー提携カードを使うと3%お得になる方法のでソニーカードをお持ちの方は一括クレジットの方がオトクです)
さらに、武蔵野レーベルのウォークマンZX300専用ケースも用意しており、同時購入だとケースがオトクに購入できる、という特典も用意されています。
バランス接続でハイレゾ音源を楽しみたい!というと、NW-WM1シリーズとMDR-Z1RなどのSignature シリーズの製品を揃えないといけなくて、そうすると一気に20~30万円の出費になってしまう!?と、おののいてしまうところでしたがNW-ZX300のおかげでバランス標準プラグでのハイレゾ再生が一気に身近になってきました。
ハイレゾ音源でなくてもウォークマンZX300を使ってDSEE HXによるハイレゾアップコンバートの音をバランス出力で鳴らせば、今までの手持ちのCD音源、圧縮音源もかなり違って聞こえるはずです。
NW-ZX300とMDR-1AM2をセットで揃えたら、お手持ちの楽曲を全部聴き直したくなる衝動に駆られます。2018年の自分のミュージックシーンを変えるなら今です!
ステレオヘッドホン MDR-1AM2 |
ソニーストア価格: 29,880 円+税 |
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発売日 | 2018年3月10日 | 商品情報ページこちら | ||
長期保証 サービス |
5年ワイド:3,000円 3年ワイド/5年ベーシック:2,000円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ ヘッドホンスタンド同時購入割引き販売 |
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テックスタッフ 店頭購入特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 スプリングフェア特典あります(~3/31) |
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☆当店blog 2018.2.21「ハイレゾヘッドホン『MDR-1AM2』ショールーム展示レポート」
☆当店blog 2018.2.20「ハイレゾ対応ヘッドホンMDR-1シリーズの最新モデル『MDR-1AM2』がプレスリリース」
ウォークマンZXシリーズ ステレオヘッドホンセット NW-ZX300_MDR-1AM2 |
ソニーストア価格: 94,760 円+税 |
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発売日 | 2018年3月10日 | 商品情報ページこちら | ||
長期保証 サービス |
5年ワイド:7,000円 3年ワイド/5年ベーシック:4,000円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 12回まで分割手数料0%キャンペーン(~3/30) ZX300用ケースがオトクに購入できます ヘッドホンスタンド同時購入割引き販売 |
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テックスタッフ 店頭購入特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 スプリングフェア特典あります(~3/31) |
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☆ソニー「The Headphones Park『MDR-1AM2』開発者インタビュー」はこちらから
☆ソニープレスリリース「100kHzまでの広帯域再生とさらなる高音質を実現したハイレゾ対応ヘッドホン『MDR-1AM2』発売」
【セットで紹介されているNW-ZX300の詳細はこちらから】
ウォークマンZXシリーズ NW-ZX300 |
ソニーストア価格: 64,880 円+税~ |
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発売日 | 2017年10月7日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 3年ワイド:7,000円+税~ 3年ワイド/5年ベーシック:4,000円+税~ 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ カンパーニュ製レザーケース同時購入特典 |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 ご購入後店頭にてナノカーボンによる ジャック清掃サービスをいたします 製品版実機展示中 スプリングフェア特典あります(~3/31) |
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☆当店blog 2017.10.7「コスパ最高ハイレゾウォークマン『NW-ZX300』開梱レポート 」
☆当店blog 2017.9.14「新型ウォークマン『ZX300』『A40』のUSBーDAC機能試用レポート」
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