【レビュー】新型ウォークマン『ZX300』『A40』のUSBーDAC機能試用レポート

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2017年モデルの新型ウォークマンから新搭載されるようになった「USB-DAC」機能。

販売店向けの新製品内覧会では実際にVAIOにつないでの再生デモをおこなっていたのですが、ショールームではまだPC接続のデモは行っていません。

どんな具合で動作するのかご質問をいただいていたので、ショールームにVAIOを持ち込んで試用させてもらってきました。新型ウォークマン「ZX300」と「A40」シリーズでのUSB-DACとして機能しているときの様子をレポートします。

 

こんにちは、店員佐藤です。

新型ウォークマンの「NW-ZX300」ですが大人気ですね。当店のオーダーでも現在大人気の「WF-1000X」に次いで2番目のオーダー数になっています。ソニーショールーム/ソニーストア銀座さんでも展示が始まってすでに1週間以上経つ平日の朝だというのにオーディオフロアは朝から人でいっぱいでした。NW-ZX300は数人待ちになっていたので、とりあえずA40シリーズの方でUSB-DAC機能をテストさせていただきました。

 

■新搭載「USB-DAC」機能

こちらが当店で展示しているVAIO S11です。

ウォークマンA40をUSB-DACとして利用する場合はあらかじめVAIOにUSB-DACとしてのドライバーをインストールしておく必要があり、またハイレゾ楽曲を最高の状態で再生するには「Music Center」もしくは「Media Go」「Sony Hi-res Audio player」などのハイレゾ対応の再生プレーヤーソフトも必要になります。

必要なドライバーは「CAS-1」などでも使う、もっとも一般的な「Sony Audio Driver」になります。ドライバーをインストールしなくてもSony Audioのスピーカーとして認識されWASAPIでも動作するのですが、その場合はDSDなどがネイティブでは出力されません。

Sony Audio Driver」のインストールがオススメです。

☆ソニー ハイレゾオーディオサポートページ 機種別推奨ソフト・アプリの一覧はこちらから

ドライバーをインストールしたらあとは「Music Center」を起動して「ツール」>「設定」を開き「オーディオ出力設定」のタブから、出力モードをASIOにすればOKです。

接続するウォークマンをメニュー画面から「USB-DAC」に切り替えて、これでウォークマンから「Music Center」の再生音楽が再生されます。

再生中のウォークマンの画面がこちらです。音圧を示すレベルメーターとボリューム表示があります。レベルメーターの上には入力されている音源フォーマットとサンプリング周波数が表示されるので、これでちゃんとした音源データが来ているかどうかがわかります。

このときはWASAPIの出力テストをしていて、Music CenterからDSD楽曲の再生をしているのですが、表示は「PCM 176.4 kHz」となっています。WASAPIはDSD対応になっていないためPC側でPCM変換されてしまうのですが、それでも音は鳴るんですね。

ASIOのSony Audio Driverに切り替えてDSDファイルを再生すると、ちゃんとDSDでの入力になったことが表示されています。

ウォークマンA40の場合はPCMに変換されての再生になってしまいますが、ウォークマンZX300であれば、これがネイティブDSDでの再生をしてくれるはずです。

「Music Center」ではなく、通常のPCソフトの音源もウォークマンから出力されます。YouTubeの再生音声もウォークマンを通して出力することができます。

このときはPCM 48kHzという表示で再生ができました。

さらに、これらのUSB-DAC状態の時もウォークマンのイコライザーやClear Audio機能、DSEE HXなども普通に利用が可能です。

YouTubeや、ストリーミング音楽の圧縮音源をウォークマンを通してDSEE HXによるハイレゾ相当の音にアップスケールして再生することができます。

圧縮音源などで切り落とされてしまった音を完全に復元することはできませんが、ソニーのデータベース参照型のフィルターによってハイレゾ相当の音に作り直された音が楽しめます。

音量の小さな消え入りそうな音などが蘇ってきますので、小さな音の部分を注意して聞いてみるとエコーがかったような聞こえ方がすると思います。ピアノの音などシンプルな楽器だと結構効果があり収録している部屋のサイズが想像できるようになります。

なるほど、ウォークマンをUSB-DACにしてハイレゾ音源を再生したり、ハイレゾ相当の音にアップスケールして聞かせるって、なかなか良いアイデアですね。

PCで再生する音源全部アップスケーリングしてくれるし、これは簡単に楽しめます。

 

短いのですが行列になっていてなかなか空かなかったNW-ZX300でもUSB-DACを試させてもらってきました。

ちなみに当店経由でのオーダーですが、現在のところシルバーとブラックのカラー選択ですが圧倒的にブラックカラーに人気集中しています。ブラックとシルバーで大体8:2くらいの人気度合いになっています。

このマットガラスの具合がブラックボディ向けですよね。

さて「ZX300」をUSB-DACにしたときにもウォークマンでの音楽再生同様にスペクトラムアナライザーの画面「見えるハイレゾ」が楽しめるのか?というのが気になるところだと思います。

残念ながらそれはできませんでした。

再生中はこちらのボリューム画面でのレベルメーター表示だけに固定されます。

右下に設定マークのアイコンがありますがこちらからいじれるのは本体設定の項目になります。

本体設定の中に「USB-DAC設定」という項目があることはあるんですが。。。

ここで設定ができるのは「接続機器から本機へ充電する」という項目だけです。(USB-DAC機能を使いながらウォークマンの充電を同時にするかどうかという選択です。)

わざわざ、こういう項目があるくらいなので同時充電をしない方が音質的には良いのかもしれませんね。

 

以上、新型ウォークマンのUSB-DAC接続の試用レポートでした。新しいウォークマンの使い方になります。是非、お試しになってみてください。

 

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ウォークマンZXシリーズ
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☆当店blog 2017.9.7「小型ボディのフラッグシップウォークマン『NW-ZX300』ショールーム展示レポート」
☆当店blog 2017.9.5「【プレスリリース】ウォークマンZX300シリーズとA40シリーズが新登場!本日より先行予約開始!」
☆当店blog 2017.8.29「新ウォークマン転送アプリ『Music Center for PC』リリース」

 

NW-A40.jpg
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NW-A40シリーズ
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☆当店blog 2017.9.13「外音取り込み機能で進化したウォークマン『A40』シリーズ ショールーム展示レポート」

 


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