“α6000″と小型レンズで0合目から歩く吉田口登山道
先週は土曜日が祭日だったので定休日と合わせて3連休をいただいてきました。日月定休になってからハッピーマンデーのおかげで3連休になることがほとんどなく、2日までの連休で遊びに行くことが多かったのですが、せっかくの3連休です。遠出したいぞ!ということで、またまた富士山に行ってきました。
ちょっと珍しい組み合わせでデジタル一眼カメラ”α6000″に、単焦点レンズ「SEL35F18」と広角ズームレンズ「SEL1018」の2本を揃えてのトレッキングです。
珍しい道を歩いてきたので、今回の山歩きをデジタル一眼”α”でレポートします。
■いざ!富士山へ
こんにちは、店員佐藤です。
富士山愛が止まりません。今年は山頂に2回登っている上に、富士宮神社でのブラタモリ旅もあって、これで4回目のお泊まり旅行です。
富士山は7月1日から9月10日が登山シーズンになっていて、今年はすでに閉山しているため山頂に登ることはできないのですが、ふもとにある0合目から五合目までの登山道が整備されているそうで、シーズン中だと麓から山頂まで歩いて登ることができるそうです。
普通は山腹にある5合目から登山をしますが、そこまでの道もあるなら、それは歩いて見たい。5合目までなら10月いっぱいは整備されているところを歩けるそうなので、チャレンジしてきました。
ちなみに富士山は3つのエリアに分けられて下から「草山」「木山(きやま)」「焼山(やけやま)」となっているそうです。私たちが普通に「富士登山」というと「焼山」部分だけを歩いてるみたいで、今回は「草山」と「木山」を散策です。
“α6000″+SELP1650
スタートは富士急行の「富士山駅」から始まります。富士山駅の周りに1日上限のある駐車場があればそこにクルマを預けて行きたいところなのですが、調べてみても有料駐車場が見つからないため、富士急ハイランドの近くにあるホテルに宿を取り、そこにクルマを預かってもらって電車で富士山駅までやってきました。
“α6000″+SELP1650
案の定、駅前には長時間止められる登山者向けの駐車場はなく、ショッピングセンターと、駅関係者向けの駐車場しか見つかりませんでした。
ちょっと面倒でしたがこれで正解かな?
7時30分に駅に到着して、ここから歩いて10分ほどで0合目になる「金鳥居」に到着します。
“α6000″+SEL1018
ここが上吉田の街にある「金鳥居」です。非常に大きな鳥居ですが超広角ズームレンズ「SEL1018」があれば余裕です。
天気が良ければ、ここから富士山も見えるのですが、あ、ちょっとだけ山頂が雲の隙間から見えました! ラッキー♪
こちらは昔の上吉田の街です。金鳥居がみられますが、何度か倒壊しているのと、太平洋戦争の時には供用されてしまったそうで、現在のものは戦後に復元されたものとなるそうです。
路面電車みたいなものが見えますが、これは馬車鉄道で馬がレールの上の馬車を引いていたそうです。
標高800mの金鳥居を7時50分に出発しました。
“α6000″+SEL1018
上吉田の街は左右に間口の狭いお店や通路がいくつも見られます。その入口のところにいくつか、こうして提灯が飾られていて、同時に石碑が並んでいるところがありますが、これが江戸時代までは繁栄していた「御師」のお宅になります。
「御師」というのは、江戸時代の旅行会社みたいなもので、江戸から上吉田までやってきた登山者を泊めてあげる宿の役割と、登山の案内をしていた人達なんだとか。
“α6000″+SEL1018
こちらは昨年の夏にNHKで放送した「ブラタモリ」に登場した恩師のお宅です。テレビと一緒!と、感動してしまいました。
江戸時代には単なる旅行では無く富士山を神とあがめて参拝する「富士講」というものがあったそうで、現在もその富士講を続けている方々がいらして、現役で御師をされているところが4軒ほどあるんだそうです。そのうちの一つがこちらの上文司さんだそうです。
北口冨士浅間神社の宮司をお務めされているとのこと。
“α6000″+SEL1018
その北口冨士浅間神社まで20分ほどで到着。(ブラブラ歩いているので遅いんですが)
上吉田の街からややクランクして参道に入ります。
“α6000″+SEL1018
こちらがその参道。ここの前の道路は何度もクルマで通っていますが、中に入るのは初めてです。
“α6000″+SEL1018
北口富士浅間神社の本殿です。お参りをして今日の旅の無事をお祈りしてきました。
ここを出るといよいよ登山道に入ります。神社本殿右奥に登山道の入口があります。
“α6000″+SEL35F18
ちょっとわかりづらいのですが、これから向かう富士山の入口「馬返し」というところまでは2本の道があります。1本はクルマが通れる舗装道で、もうひとつは遊歩道です。
昔はこの遊歩道を自動車が通っていたそうですが、1964年に富士スバルラインが出来てからはめっきり通行量が減ってしまい、クルマの往来もなくなってしまった道。それを整備して人が歩けるように遊歩道として作られたそうです。
私たちが歩くのはこちらの遊歩道になります。
“α6000″+SEL35F18
こちらがその遊歩道の入口になります。車道脇に沿って7.4kmの道のりがあるそうです。
ええ!? 7kmも歩くの!? と、歩き慣れていない方は思うかもしれませんが、高尾山とか何度か登っているウチにこういうのは慣れてきてしまいます。
一気に7.4km歩くのではなくて、ちょっとずつ区切って歩くと割と人間って長距離歩けるんです。
最初は「中ノ茶屋」を目指します。距離にして3.6km、標準タイム100分だそうです。
“α6000″+SEL35F18
延々とこんな道を歩いていきます。
あれれ?「草山」って話でしたが木々の生い茂っている森ですよ。これは完全に。
あとで調べて見たところ、これらの森は戦後に植林されたそうで、江戸時代にはここは草原だったんだとか。
江戸時代の人達と全く同じ景色が見られるわけではないんですね。
“α6000″+SEL35F18
とても整備された道で、高尾山並みに歩きやすい道なのですが、今回は倒木が非常に多い。しかも葉がついている木ばかりです。
“α6000″+SEL35F18
折れた断面をみてもまさに折れたばかりという状態です。どうやら先週、日本列島を縦断した台風18号のせいみたいですね。
“α6000″+SEL35F18
通れないところはないのですが、乗り越えて行った倒木は10カ所以上ありました。ちょっとワイルドな感じで歩けます。
“α6000″+SEL1018
10:02に中ノ茶屋へ到着。90分くらいで歩いてこられたみたいです。
“α6000″+SEL35F18
行程時間は地図によってまちまち。ここの案内看板には浅間神社まで60分という案内をしています。どれが正解なのかは自分で歩いてみないとわからないので、大体の平均時間を割り出して、それに「+α」の時間を付け足して行動予定表を毎回作っています。
中ノ茶屋は無料の休憩所になっていて、麦茶を無料でいただいたり、茶屋の方にいろいろおもてなしいただきました。
なんでもない茶屋に見えますが1754年の文書に「中茶屋」という表記があるそうで非常に歴史のあるお茶屋さんです。
ここを出ると、あとはゴールの五合目佐藤小屋まで、営業中の茶屋、小屋はありません。覚悟を決めて出発。
“α6000″+SEL35F18
茶屋からすぐのところに「遊境」という札が出ていました。どうやらここまでが「この世」で、ここからは「あの世」という境になるみたいです。
“α6000″+SEL35F18
「中ノ茶屋」までの舗装道路は対面通行ができる2車線道路なのですが、ここから先は単線です。これは間違えて舗装路を歩いているところです。
“α6000″+SEL35F18
途中で、それに気づいて遊歩道に戻りました。大石茶屋跡を超えて、「馬返し」まで約3km、65分の行程です。(中ノ茶屋からは15分歩いてきていますので)
“α6000″+SEL35F18
富士山頂の案内看板があるのですが、時間は573分とかすごいことになっています。えーと、計算すると9時間半とかですね。
“α6000″+SEL35F18
ひたすら整備された遊歩道を歩いていきます。ゴロゴロした石もなく、非常に歩きやすい道です。これならいくらでも歩けます。
“α6000″+SEL35F18
11:00に大石茶屋跡に到着。大正11年(1922年)に開業した小屋があったそうです。今は跡形もありません。
1964年に開業した富士スバルラインをきっかけに、これら吉田口登山道の小屋は一気に廃れてしまったそうで、こうした跡地ばかりの道になってしまっているんです。
ですが、それを後世に伝えるための看板がこれでもか、これでもかと建てられていて、まさに歴史散歩ができます。ガイドブックがなくてもこれらの看板に明治末期から昭和の初め頃の写真が掲載されていて、当時を忍ぶことができます。
これは面白い!
“α6000″+SEL35F18
昭和3年には国指定の天然記念物としてレンゲツツジとフジザクラが指定されたそうです。
そういえば中ノ茶屋の方も、一番混むのは4月下旬~5月上旬のフジザクラの頃と話をされていました。
ここからやや急になってきた坂を登っていきます。ちょっと息が切れ始めて1,400mを超えたところで空気の薄さを感じるモノなのか、というのを発見。
“α6000″+SEL35F18
11:25に「馬返し」到着です。ここまでは馬で登ってこられたのですが、ここからは坂が急になるため馬を下りて自分の足で登らなくてはいけないため、この地名になっているんだとか。
“α6000″+SEL35F18
富士急の定期バスもここまでやってきています。バスと行っても普通のワンボックスカーなんですが、うわー、便数は少ないですね。1日5本だそうです。
現代の馬返しですね。
“α6000″+SEL35F18
ここまでは遊歩道でしたが、ここからは登山道になります。馬返しを境にここまでが草山、ここから五合目までは木山エリアになります。五合目を過ぎていつもの山頂登山エリアに入るとそこからが「焼山」になります。
“α6000″+SEL35F18
9月10日まではここで休憩どころの「大文司屋」という売店が営業しているそうですが、今はもうお休みしています。ここでお昼休憩です。
“α6000″+SEL35F18
いつもはバーナーを持ってきて、ここでラーメンを作って遊ぶのですが、この日は時間短縮のためポットに入れて持ってきたお湯でカップラーメンです。
歩いていると暑いのですが気温は15度くらいなのかな? 立ち止まると急に寒くなります。暖かい食べ物に癒やされます。
SEL35F18の最短撮影距離は約30cm。今回はこんな食事ですがグルメフォトにも最適なレンズです。
“α6000″+SEL35F18
途中、息苦しさを感じたので持ってきた秘密兵器、酸素濃度計を使ってみると、やっぱり、このくらいの標高でも空気が薄くなるんですね。
93%以下は黄色信号です。平地では97~99%くらいをさすのですが、簡単に濃度が下がりますね。
“α6000″+SEL35F18
看板によるとここは標高1450mです。スタート地点の0合目が800mだったので650m登ってきた計算。
アプリ「山旅ロガー」というのをXperia XZに入れて使っているのですが、登山ログを取ると、こうして自動で気圧の記録も取ってくれます。大体10km地点くらいなので、ここで860ヘクトパスカルとのこと。標高0mなら1000ヘクトパスカルはあるので15%引きくらいですかね。
こちらは8月に登った富士山頂の時の記録です。これによると山頂は660ヘクトパスカルくらい。わわ、本当に平地の2/3くらいの気圧になるんですね。3776mでこんなことになります。8868mのエベレストとか、どんなことになってるんでしょう?
“α6000″+SEL35F18
40分の休憩をして12:10に「馬返し」を出発します。15分くらい歩けばいよいよ「一合目」です。
“α6000″+SEL35F18
馬返しの鳥居の脇には猿の像が建っています。これは江戸時代からあるものではなく、戦後に整備されて復元されたものとのこと。
なぜ猿なのかというと、富士山は申年に出来たから、という説からなんだそうです。猿が神様の使いと言うことでまつられています。
“α6000″+SEL35F18
ここからは登山道になるのですが、ところどころに、こうして大きな升の様な木枠が組まれていて、ひとつは大きな石を敷き詰めています。
これはなにかというと雨水を地下に吸わせるためのものなんだそうです。
こうした山道は雨が降ると川になることが多く、それで土砂が堆積してしまうところを、地下水にしてしまう仕組みを作っているんだとか。
“α6000″+SEL35F18
12:25に一合目到着。標高1520mです。
これは山小屋ではなく神社なんだそうです。0合目の金鳥居から1合目までものすごい距離でしたが、ここから五合目まではウソみたいに短い間隔になっています。
“α6000″+SEL35F18
こちらは一合五勺。「レッキス」という山小屋の跡地です。
今のカルピスに似た「レッキス」という飲料水を販売していたことから由来しているそうです。小屋の跡はなにもなく平坦な土地があるだけなのですが、こういうところがこの先、いくつも出てきます。
“α6000″+SEL35F18
13:04 二合目到着。標高1,700mです。
富士御室浅間神社なのですが建物が倒壊していて立ち入り禁止になっています。
“α6000″+SEL35F18
ガイドブックで見るよりも、かなり崩れていて、もしかしたらこれも台風18号のせいで倒壊が一気に進んだのかも?
“α6000″+SEL35F18
整備された道ですが、ここにもまだ倒木がいくつかありました。どれも通れないほどのものではないので、パトロールして緊急の整備が必要なところ以外はそのままになっているのかもしれませんね。
“α6000″+SEL35F18
三合目下に臨時トイレがあります。10月までは設置されているそうです。
“α6000″+SEL35F18
林道をまたいで登山道を行きます。山頂までは8.7km、462分、7時間42分です。1泊2日とかだったらなんとかなりそうです。
“α6000″+SEL35F18
13:35 三合目到着。標高1840mです。
山小屋が二軒あったそうですが三軒茶屋と呼ばれていたそうです。見晴らしがよく、また早朝に上吉田を発つと、ここでお昼を迎える人が多かったことから中食堂とも呼ばれていたとのこと。
小屋が全部倒壊してしまっていますね。
こちらは明治後期の絵はがきです。賑わっている様子がわかります。
“α6000″+SEL1018
14:00 四合目に到着。ここにも小屋があって「大黒小屋」と、呼ばれていたそうですが、今は跡形もありませんでした。
天気がよかったら富士吉田の街が見下ろせられたのかな。
“α6000″+SEL35F18
14:20 四合五勺、井上小屋に到着。御座石という岸壁があります。
江戸時代には二合目までしか女性は登ることができなかったそうですが、戦国時代にはここまで許されていたそうです。
“α6000″+SEL1018
こんなに山深いところなのに足下を見ると石畳になっていたりします。この跡、五合目に到着すると、やや岩場が出てきますが手をつくようなところは一カ所もありません。
標高もあるし、富士山山頂登山のトレーニングにはここが一番良いんじゃないかと思ってきました。
“α6000″+SEL1018
五合目には7軒の小屋跡があります。やや広い土地があったら大体そこは小屋跡で、どんな小屋だったのか、推測できる情報がすべて看板に書かれています。
“α6000″+SEL1018
こちらは「たばこ屋」という山小屋の跡です。
脇に小さな小屋が建っていますが、中には何があるんでしょうね。
“α6000″+SEL1018
ここまでずーっと山道だったモノが突然舗装路が出てきてびっくり。これは馬返しのところから伸びている林道で、佐藤小屋までの荷揚げに使われている道みたいですね。
“α6000″+SEL1018
舗装路と山道を2回ほど行ったり来たりして登っていきます。
“α6000″+SEL1018
15:00 標高2,230mの佐藤小屋に到着。ここが今回のゴールです。見事、0合目の金鳥居から歩いて五合目までやってこられました。
これで8月9日の登った五合目からの富士山山頂登山と合わせて全部歩けたことになります。
“α6000″+SEL1018
富士スバルラインの五合目から登って六合目に到着すると下に見える赤い屋根が佐藤小屋。そこに来ているのがちょっと嬉しい。ミニ休憩をして、あとは富士スバルラインの五合目を目指します。
“α6000″+SEL1018
泉ヶ瀧です。富士スバルライン五合目から来たときの六合目への分岐点です。私たちは佐藤小屋から来たので下から登ってきましたが、なるほど、9月10日で閉山しているため、この上への登山道はこうして閉鎖されています。
“α6000″+SEL1018
スバルライン五合目と佐藤小屋の間も11月1日からは冬期閉鎖されてしまうとのこと。
今回の吉田口登山道も楽しめるのは10月いっぱいまで、ということになります。
“α6000″+SEL1018
おなじみの五合目から六合目への登山道です。ここは5回くらい来たことがあるかな?
“α6000″+SEL1018
15:40 富士スバルライン五合目に到着。予定通りです。予備時間を50分ほど見ていたのですが、それを使わずにこられた感じで1本早いバスで下山ができました。
吉田口登山道は最後まで登りの人と会うことは一度もないほどガラガラに空いていたのですが、ここは観光の方々であふれています。9割くらいの方が外国からのツーリストで、日本の好景気はこうした旅行者の方々で持っているんだなぁ、というのを実感。
“α6000″+SEL1018
15:50発のバスで下山しました。下記シーズンは観光バスがシャトルバスになっていましたが、この日は普通の路線バスになっていました。ほぼ満席。
1450円で河口湖駅まで連れて行ってもらいました。
こちらが今回のルートマップです。距離にして14.3km。標高差は1487m。休憩込みで8時間のトレッキングでした。
山頂までもうちょっとの距離なんですが、ここからの登りのきつさを考えると同じくらいの時間がかかります。
「山とも」というアプリを使うと、今回の道中のウェイポイントという通過タイムを自動で記録してくれます。これと事前に作ってプリントしておいた行程表を見比べて自分たちの歩くペースなどをふり返ります。
スマートフォンのおかげで、こうした山歩きの記録は劇的に便利になっていますね。
■富士吉田の市内観光
“α6000″+SEL1018
ホテルに泊まって、翌日は富士吉田の市内観光です。もちろん、富士山にゆかりのあるところを巡りたいところです。
こちらの五重塔は有名なあのスポットです。ホテルから近くにある「新倉山」にある新倉神社です。
“α6000″+SEL1018
どんなところからあの有名なスポットの写真が撮られているのかと思いきや、こんなお立ち台が用意されているところだったんですね。
混雑時は三脚禁止となっています。春先の桜の頃には相当な人で賑わうんでしょうね。
その有名な写真というのがこちら。
“α6000″+SEL1018
秋なので桜は咲いていませんが、富士山と五重塔という、まさに「This is Japan」な景色です。
朝方はこうして逆光になってしまうみたですが、α6000についている「HDR」撮影をするとこんな感じになります。
“α6000″+SEL1018 HDR Lv.6
こちらが「HDR」フォトです。レベル6という最強レベルで暗部を持ち上げて明部を落としてもらって合成しています。3回のシャッターを切ってカメラ内で合成すると、こんな絵画みたいな写真が撮れるんです。
“α6000″+SEL1018 HDR Lv.6
他に誰もいないので撮り放題。普通に撮ってもパンフレットの写真みたいになるので、いかに工夫をして撮るか、なんですが、SEL1018があれば、こうして広い全体像も撮れます。
こんなところだったんですね。
運良く、富士山も見えるので昨日の歩いたルートを上から辿ってきました。
地元の方に教えてもらって、大体の場所がこれかな?というのをメモ。
“α6000″+SEL1018
続いては、前日の出発地点だった上吉田の御師の街に戻って、旧戸川家住宅を拝見させてもらってきました。
“α6000″+SEL1018
富士講があったのは江戸時代までで、明治になると、そうした信仰登山は急激に廃れていき宿坊みたいな形で営業をしていたそうです。
それも富士スバルラインが開通するまでで、スバルラインが開通してからは五合目にいきなり行ってしまうため吉田口登山道から登る人はいなくなってしまったとのこと。
“α6000″+SEL1018
全盛期にはここに100人以上の人が雑魚寝をして出発していったそうで、家具などをおかず、広々と使える様にしてあったそうです。
“α6000″+SEL35F18
これは富士講の末期の方の方々なんでしょうね。写真が残っていると言うことは明治時代後期以降のはずとのことでした。
“α6000″+SEL35F18
当時のお膳が展示されています。そうか、海も近いといえば近いのでお刺身とか出てたんですかね。夕飯に。
お酒もついてたみたいです。
“α6000″+SEL35F18
こちらは朝食。これをいただいてから三合目の中食堂まで頑張ったわけです。
“α6000″+SEL1018
戸川家住宅の隣の無料休憩所にも、この富士吉田の街の昔の様子を伝えるジオラマがあります。
“α6000″+SEL1018
なるほど、御師の跡地をみてきましたが、現役時代はこんな感じだったんですね。わかりやすい。
“α6000″+SEL35F18
金鳥居です。昨日、ここから五合目にむかったもので、感慨深いモノがあります。
“α6000″+SEL1018
最後は河口湖インター近くに昨年できた「富士山世界遺産センター」へ。ここも9割5分くらいの方が外国からのツーリストさんたち。日本人を全然見かけないのですが、それは無料見学センターだけ。
南館に入館料のかかる展示場があるのですが、ここがメイン展示でしょう。
“α6000″+SEL1018
2階建てで富士山についての展示があります。フジヤマミュージアムが地理的な説明を中心にしているところが、こちらは文化的な側面に重きを置いている感じです。
今回の吉田口登山道についての展示が多く、信仰からレジャー登山に移り変わる様子、江戸時代の信仰登山についての説明をたっぷりと伺うことができました。
一番面白かったのがこちら。吉田口登山道から山頂までを4分で見せてくれる早回し動画で、昨日歩いて来た道を一気に見せてもらえます。
吉田口以外にも富士宮口ルートの早回しもあり、超面白い! 持って帰りたいくらいです。
うーん、次に登ることがあったら、これをアクションカムで自分で撮ってみよっと。
“α6000″+SEL1018
図書コーナーも富士山関連の本ばかり集められていて、ここで1日過ごせそう。
たっぷりと富士山を楽しむ連休を過ごさせてもらってきました。
今回撮影してきた写真は、当店のセミナー用に利用しようと思います。SELP1650だけを使っているα6000ユーザーの方向けに、単焦点レンズと超広角レンズを使った旅行写真の撮り方をご案内すべく、いろいろ作例を撮ってきました。
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