圧倒的なノイキャン性能とハイレゾ級高音質を兼ね備えたワイヤレスヘッドホン『WH-1000XM4』総まとめレビュー
2020年11月6日発売、業界最高クラスのノイズキャンセリング性能とAI技術による更なる高音質化を実現したワイヤレスヘッドホン「WH-1000XM4」に関する当店の記事をまとめたページになります。機能や実機の様子などをご覧いただけます。
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■「WH-1000XM4」の機能まとめ
- 独自開発「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1」の性能をさらに引き出し、ノイズキャンセリング性能が向上
- 的確にノイズを捉える「デュアルノイズセンサーテクノロジー」
- ノイズキャンセリング機能をユーザーの装着状態や環境に合わせて最適化する「NCオプティマイザー」
- 新たにAI技術を組み込みあらゆる音源にハイレゾ級の臨場感をもたらす「DSEE Extreme」
- ワイヤレスでもハイレゾ音質で楽しめるLDAC対応
- 有線接続でハイレゾ再生に対応
- ヘッドホンをつけたまま、周囲の音も聞ける外音取り込み機能
- ヘッドホンをつけたまま、会話ができる新機能「スピーク・トゥ・チャット」を搭載
- ヘッドホンをつけたまま瞬時に周囲の音を聞ける「クイックアテンションモード」
- リスニング環境を自動で切り替える「アダプティブサウンドコントロール」
- ヘッドホンを外すだけで音楽を停止する装着検出機能を新搭載
- クイック充電に対応
- さらに高音質なハンズフリー通話を実現
- 2台の機器に同時接続できる新マルチポイント機能
- 専用アプリ「Headphones Connect」に対応。さまざまな機能をアプリ上でカスタマイズ可能
- ノイズキャンセリングや外音の取り込み方のレベルを調整できる「外音コントロール」
■「WH-1000XM4」の主な特長
■「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1」の性能をさらに引き出し、ノイズキャンセリング性能が向上
高性能に進化したBluetoothオーディオSoCがソニー独自開発の「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1」と新たに連係することで、アルゴリズムの進化を実現。音楽信号と騒音信号、ドライバーと耳の間の音響特性を毎秒700回以上センシングし、リアルタイムに様々な音響環境に対してノイズキャンセリング処理を適応できるようになりました。
従来機と比較し、特に中高域の騒音に対してのキャンセル性能がさらに向上したことで飛行機などの騒音環境下はもちろんのこと、街中やカフェの中など人の声が多い環境でも、より静寂の中で音楽に没入できるようになります。
■的確にノイズを捉える「デュアルノイズセンサーテクノロジー」
ヘッドホンの外側と内側に配置した2つのセンサーで効率的にノイズを集音する「デュアルノイズセンサーテクノロジー」、高い信号処理能力を有する「高音質ノイズキャンセリングプロセッサー QN1」に加えて、ノイズキャンセリング機能のアルゴリズムを進化させたことで、業界最高クラスのノイズキャンセリング性能を実現しています。
「デュアルノイズセンサーテクノロジー」で、ヘッドホン外側に配置したフィードフォワードマイクで外部の騒音、内側に配置したフィードバックマイクで耳元に漏れこんだ騒音を精密に検出。ノイズのデータを受け渡された「高音質ノイズキャンセリングプロセッサー QN1」が騒音を打ち消す効果のある逆位相の音を生成します。
その際に、同プロセッサーと、高性能化した「BluetoothオーディオSoC」が連係し、ノイズや音楽信号、ドライバーユニットと耳の間の音響特性を毎秒700回以上計測。様々な音響環境に対してノイズキャンセリング処理をリアルタイムに適応することで、より高精度にノイズを低減します。
■ノイズキャンセリングをユーザーの装着状態や環境に合わせて最適化する「NCオプティマイザー」
ヘッドホン装着後にカスタムボタンを長押しすると試験信号音を再生し、装着時の個人差(髪型、メガネの有無、装着ズレなど)を数秒で検出。ユーザー一人ひとりに合わせてノイズキャンセリング特性を最適化します。
同時に、ヘッドホンに搭載されている気圧センサーにより、飛行機に搭乗中など気圧の変化に対してもノイズキャンセリングを最適化。これによりユーザーのあらゆる装着状態の差分や、使用環境によるノイズキャンセリング性能を存分に発揮しきれないということをなくし、理想的なノイズキャンセリング効果を提供します。
ソニーのワイヤレスヘッドホンとして初めて、高音質技術DSEE Extremeを搭載
ソニーのワイヤレスヘッドホンとして初めて、高音質技術DSEE Extremeを搭載しています。
DSEE Extremeは、ソニーミュージックスタジオ東京の協力のもと、さまざまなジャンルの楽曲データで深層学習を施したAI技術を活用。再生中の楽曲のタイプをAIが自動で判別することで、楽曲本来の高音域の周波数スペクトルを、従来のDSEE HXより忠実かつ最適に復元。
CD音源、MP3などの圧縮音源、音楽や動画などのストリーミングサービスを、よりクリアで躍動感あるハイレゾ相当の高解像度音源にアップスケーリングします。
また、有線でのハイレゾ再生対応に加え、従来のBluetooth接続の最大約3倍の情報量を伝送可能な高音質コーデックLDACで、ワイヤレスでもハイレゾ音質を楽しめます。さらに、LDACで伝送された音源やDSEE Extremeでアップスケーリングされた音源による高音質リスニングでも、イコライザーでお好みの音質にカスタマイズすることができます。
ヘッドホンをつけたまま、会話ができる新機能「スピーク・トゥ・チャット」
こうしたスピーク・トゥ・チャット機能はヘッドホン本体に内蔵された五つのマイクを最適に制御し、高度な音声信号処理をする「高精度ボイスピックアップテクノロジー」により実現しています。さらに、機械学習した発声検出アルゴリズムで、ユーザーの声を周囲の音と区別して認識します。
■ヘッドホンをつけたまま瞬時に周囲の音を聞ける「クイックアテンションモード」
クイックアクションモードはタッチセンサーコントロールパネルに触れている間、一時的に音楽の音量を絞り、周囲の音を取り込んで聞きやすくする機能です。急なアナウンスを聞く際や話しかけられた時など、周りの状況をすぐ把握したい場合などに便利です。
また、ハウジング部のタッチセンサーコントロールパネルを使ってスマートフォンなどの音楽再生機の曲送り/戻し、再生/一時停止、音量調節、さらには電話の受話/終話などの操作が可能です。Siriや Google アプリといったスマートフォンの音声アシスタント機能の起動にも対応しており、スマートフォンを取り出すことなく、ヘッドホンだけで多様な操作ができます。
場所に合わせた自動切り替えに対応した「アダプティブサウンドコントロール」
スマートフォン専用アプリ「Sony | Headphones Connect」をインストールしたスマートフォンの各種センサーを使い、ユーザーの行動に合わせてノイズキャンセリング機能や周囲の音の取り込み方を自動で切り替えます。また、新たにAIが自宅や職場、カフェなど、ユーザーが頻繁に訪れる場所を認識します。
「Sony | Headphones Connect」上から認識された場所ごとにお好みのノイズキャンセリング機能や周囲の音の取り込み方、イコライザーを設定すると、訪れた場所に合わせて自動で最適な設定に切り替わります。
接続しているスマートフォンのGPS機能と連係し、AIがユーザーのよく行く場所を認識。自宅や職場などの頻繁に訪れる場所に合わせたノイズキャンセリング/外音取り込み設定やイコライザー設定を登録することで、次訪れるときには自動でお好みの設定に切り替わります。
音楽を聴いている場所に応じてヘッドホンが自動でモードを切り替えてくれるので、自分で設定を切り替える必要がなく、快適な音楽体験を実現します。
また、ペアリングしているスマートフォンの加速度センサーにより、止まっている時/歩いている時/走っている時/乗り物に乗っている時の4パターンの行動を検出。ユーザーの行動に合わせて、あらかじめ各パターンで設定しておいたノイズキャンセリング/外音取り込み設定やイコライザー設定に自動で切り替えてくれます。
音楽を再生し、一時的に外すと、自動で音楽が一時停止。タッチセンサーも一時無効になり、誤作動を防ぎます。再度装着すると自動で音楽が再生します。また、ヘッドホンを外したまま約15分経過すると、自動で電源がOFFになり、バッテリーの消費を防げます。
フル充電時にはノイズキャンセリングONの状態で最大約30時間再生可能です。10分間の充電で約5時間再生可能なクイック充電も対応しています。
イヤーパッドには柔らかい低反撥ウレタン素材を採用。イヤーパッドの形状を見直し、耳に当たる面積を『WH-1000XM3』から拡大したことで、側頭部にかかる圧力を軽減しています。それにより側頭部への追従性が高くなり、接地面積が広がることで側頭部にかかる圧力が分散され、より柔らかい着け心地と高いフィット感を実現。長時間の音楽リスニングでも快適です。
イヤーパッドが内側に倒れ込む構造を採用し、耳を包みこむような快適な装着性と高い気密性を実現。音漏れを低減し、重低音域の迫力をあますところなく再現します。さらにヘッドバンド形状をより緻密に再設計することにより、今まで以上に頭部の形状に沿う美しいシルエットになりました。
スマートフォンやiPhone、PCでのハンズフリー通話が可能です。5つのマイクを最適に制御し、高度な音声信号処理を行う高精度ボイスピックアップテクノロジーにより、騒音下でも声をクリアに届けます。さらにノイズキャンセリングにより、相手の声も聞き取りやすくすることで、うるさい中でも快適な通話を実現します。
2台の機器と同時接続し、それぞれで通話も音楽も受信できる新しいマルチポイント接続に対応。例えばスマートフォンで音楽を聴いた後、停止し、PCで音楽再生を始めるだけで再生機器を切り替えられます。スマートフォンが電話を着信した際には自動でスマートフォンの通話に切り替わり、そのままハンズフリー通話をすることも可能。
2台の機器でヘッドホンを使う場面で接続の切り替えがいらず、快適にご使用いただけます。
Android端末との接続時に便利なGoogle Fast Pair対応&ワンタッチ接続(NFC)機能搭載
ヘッドホンをペアリングモードにし、接続機器に近づけると出るポップアップをタップするだけで簡単にペアリングが可能です。また、ヘッドホンをどこに置いたか忘れてしまっても、Fast Pairで接続した端末上で「デバイスを鳴らす」機能を使うことで音を鳴らし、探しやすくすることができます。
NFC搭載のスマートフォンや、おサイフケータイ対応Android搭載スマートフォンなら、ワンタッチでBluetooth接続が可能です。
バッテリー切れの際やワイヤレス非対応機器使用時に便利な有線接続用のヘッドホンケーブル付属。さらに航空機アダプタ付属で飛行機内コンテンツとノイズキャンセリングを一緒にお楽しみいただけます。すべては付属のコンパクトなケースに収納可能です。
■「WH-1000XM4」実機開梱レポート
こちらが「WH-1000XM4」の同梱品です。
専用のキャリングケースの他に、長さ15cmほどのUSB type Cケーブル。それと航空機用の変換ジャックとステレオミニプラグのついた有線ケーブルが同梱されています。
有線ケーブルのおかげで電池がないときは普通のヘッドホンとして利用ができ、USB type Cでの充電ができるので、最悪、Xperiaのtype Cからの充電をすることも可能。
「WH-1000XM4」はワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホンですが、ワイヤレス通信ができない機器との接続もできるようになっていて、航空機用のヘッドホンジャックの音声を聞く際も航空機用アダプターを介すことで有線ケーブルにて音声を聞くことができます。
これらのケーブルは、すべて付属のキャリングケースにうまいこと収納できるようになっており、飛行機に乗る際は、このケースひとつを持っていけば良いのでとても便利です。
新型の「WH-1000XM4」では音楽再生中にヘッドホンを外すと自動で音楽再生が停止する新機能が搭載されています。ヘッドホンのハウジングの中をのぞくとセンサーらしきものが入っていて、これでヘッドホンの装着状態を検知しているようで、ヘッドホンを外してから再び装着すると、先ほど聞いていたところから再び再生が始まります。
Netflixアプリでもこれが対応していて、電車で移動中に再生していて、降りるときにヘッドホンをいったん外すと、そこで映像再生が自動停止するようになっています。電車を乗り換えて再びヘッドホンを装着すると先ほど停止したところから自動再生されるなど、地味にありがたかったりします。
ノイズキャンセリング機能の他に「アンビエントサウンド」という外音取り込み機能も搭載されていて、スマートフォンと接続して使っているときは、停止状態と歩行状態でノイキャンと外音取り込みを自動で切り替える機能もついているんですが、それに使い慣れていない方なども、こうした便利さを味わえるようになっているのは嬉しいですね。
写真右側になりますが左ハウジングの溝の処に小さな穴が2つあるのが見えるでしょうか? これ、全部で3カ所に穴が空いているんですが、これもマイクになっています。新搭載のマルチ配列マイクで、これによりユーザーの声をクリアに拾うそうです。
従来は左ハウジングを覆うことで、外音取り込み機能が働き、コンビニでの買い物の時に、一時的に会話ができるようにできましたが、今回は自分の声に反応して、音楽停止&ボイスフォーカス機能が働くとなっています。
何度か試してみましたが、周りの人の声ではこの機能は発動せず、自分の声で発動するのみ。飛行機の中ではなかなか働かなかったんですが、そういう時は感度を上げることで利用ができるようです。
これに加えて、毎秒700回以上のセンシングをしてノイズキャンセリングを行うという新しいアルゴリズムを搭載しており、従来モデルよりも中高域の音で効果が上がっているとのこと。
さらに、AI技術を使ったアップスケーリングを行う、2019年モデルのウォークマンA100シリーズ、ZX500 シリーズと同じ回路を搭載。「DSEE HX」から名称変更をして「DSEE Extreme」を搭載しています。
打楽器のハイハットや人の声、空間の響きなどをよりハイレゾに近い音にアップスケーリングしてくれます。
それとBluetooth機器ということで「遅延」を心配される方から、実際のところ、どうなんですか?というお問い合わせをいただきました。
「WH-1000XM4」を擁護するわけではありませんが、遅延は多少あるものの、普通の方でしたら気にならないレベルだと思います。私も映画や普通のゲームをしている分には全然遅延には気が付きません。どうやらスマートフォンのアプリ側でBluetoothで音声を出力していると認識していると音声の遅延を計算に入れて映像を多少遅らせているんじゃないかと思うくらいです。
YouTubeアプリと、ブラウザで再生するのではちょっと遅延の感じが違っていて、YouTubeアプリでは遅延があるかどうかがわからないレベルで観られます。
左右完全独立ヘッドホンの初代モデルだった「WF-1000X」は左右のヘッドホンでの同期まで取っていたので1秒近い遅延があり動画再生では使い物になりませんでしたが、その後は通信方式、伝送方式を変えて、ほぼ気にならないレベルにまでなってきています。
新型「WH-1000XM4」は左右独立ヘッドホンではないですし、普通のBluetoothヘッドホンです。シューティングゲームをやっていても、まず気が付かないレベルだと思います。
ただ「音楽ゲーム」みたいに本当に微妙なタイミングが要求されるゲームでは「WH-1000XM4」でもアウト。これもXperia Touchのときにさんざん、タイミング合わせをしたので痛感したんですが、Bluet0oth通信はつながる都度、遅延タイミングが変化するみたいで、細かいタイミング調整を追い込んでみても合わないんです。
こうしたタイミング重視のゲームをやる際は、ワイヤレス通信ではなく同梱のステレオミニプラグのついた有線ケーブルで接続するのがお勧めです。
そして2台同時通信も「WH-1000XM4」ならではの機能です。
試用レビューの時はウォークマンとスマートフォンを同時接続してウォークマンの音楽を再生しつつ、いざ、電話がかかってきたらスマートフォンの音声とマイクに切り替わるというのを試してみました。
これ、実際にやってみるといろいろなものと繋げることが出来ます。
例えば2台ともスマートフォン、という接続も可能。「Xperia 1」でゲームプレイをしてその音声を楽しみつつ、2台目の「Xperia 5」で電話の待ち受け、というのもアリです。
さらにはVAIOとXperiaの同時接続などもできます。Xperiaで音楽再生をしてPCにてテレワークの作業をしつつ、いざ、Skypeなどで通話が始まると、音声はVAIOに自動で切り替わるという感じです。
音楽再生やゲーム音声の再生を2台同時に行った場合は先に音声出力をした方の音が鳴る仕組みになっているのですが、電話、Skypeの通話などがあると優先権をそっちに持っていってしまうとか、どういうロジックで動作しているんでしょうね。
これらの新機能をある程度試してみた動画がこちらです。実際の使用感が伝われば幸いです。
ちょっと短い動画になってしまっていますが、これは再生試聴用に使っていた楽曲がYouTubeではじかれてしまった結果なんです。
新橋にある当店店頭ではフルバージョンをご覧いただけるようにしています。
■航空機内で試す「WH-1000XM4」
音質もノイズキャンセリング性能も非常に気になる!ということで、「WH-1000XM4」と「WH-1000XM3」を持って比較試聴に出かけてきました。
ちなみに「WH-1000XM3」もソニーのワイヤレスヘッドホンのフラッグシップ最高峰モデルです。これに不満を持つ方もいらっしゃらないと思います。
これと比較して、差が出るようだったら相当なものですよ。まさに頂上対決です。頂上対決にふさわしい環境で試してみようということで、今回は騒音の王様とも言える、飛行機内で試してきました。
今回も電話録音用マイクの「ECM-TL3」を使って実際の環境でヘッドホンの中の音を録音してきました。実際の航空機内で比較試聴してきたムービーが下記の動画です。
こちらの動画で重要なのは音です。是非、ヘッドホンを使って動画音声を聞いていただきたいのですが、「WH-1000XM4」のノイズキャンセリング効果が、これまた一段と凄いことになっているのがおわかりいただけると思います。
というか、久々に飛行機に乗ったんですが、飛行機内ってこんなにうるさかったのか!?と思うほど、いつもテストしている山手線とは桁違いの騒音。フライトの時はこの環境で数時間過ごすことになるんですよね。
イヤーガード的な意味でも、これはノイズキャンセリングヘッドホン、なんでも良いので持って行った方が良いですね。VLOG動画を撮影していないときでもずっと使っていました。
飛行機内で他にもいろいろ試してきました。キャリングケースは座席のポケットに入るかな?と、思ったら楽勝でスッポリ入ります。
「WH-1000XM3」にもついていましたが、装着した具合に合わせてキャリブレーションをする「最適化機能」というのがあるので、これも試してみました。
気圧を測って最適化するとなっていますが、実際に巡航高度12000mでやってみたら気圧は0.7気圧で最適化されていました。
あいにく最適化しまくっていたので、どういう違いがあるのかわらかないままなのですが、表示がこうしてされているということはどこか調整されている音になっているんでしょう。
短時間でいろいろ試したいことがあったので、じっくりと動画を見る、ということはできませんでしたが、特に問題なく視聴可能。Xperiaで動画は音楽と比べてボリュームが小さめに感じるのですが、WH-1000XM4のノイズキャンセリングの効果の高さもあってか、全然充分です。
そうそう、WH-1000XM3とWH-1000XM4のノイズキャンセリング効果の決定的な違いは聴感上はあまり感じられないんですが、気がつけばWH-1000XM4の方がボリュームを小さめに設定している感じがします。
蛇足ながら「WF-1000XM3」も持って行きました。こちらのノイズキャンセリング効果の威力は録音ができなかったのですが、耳で聞く分には消音効果は充分。WH-1000XM4に匹敵すると言いたいくらいの効果はある気がします。
ただし長時間使うとなるとインナーイヤーよりもオーバーヘッドの方がやはり楽だし、スタミナが違いますからね。国内旅行であれば「WF-1000XM3」でも行けるんですが、海外だと「WH-1000XM4」一択になってしまいます。
その他、従来モデルから進化したポイントとして、DSEE Extremeを使っていても、LDACで接続していても、ハイレゾ音源を伝送していても、どの状態でもイコライザー調整ができるというのもポイントです。
DSEE HXを使っているとダメなんだ、とか、LDACだとダメなんだ、とか、ハイレゾ楽曲だとダメなんだがありません。なにも考えずに全部使えます。
短い時間でしたが「WH-1000XM4」を使わせてもらった結果、使用感は「WF-1000XM3」に近い感覚になりました。
ヘッドホンの装着を感知するセンサーが搭載されたことにより音楽の自動停止や、15分後の自動電源オフなどが利用できるようになり、感覚的には左右完全独立のワイヤレスヘッドホンに近い使用感で利用ができます。
使い始めはWH-1000XM4の電源を入れる必要がありますが、その後のしまうときは頭から外してそのまま。有線ヘッドホンを使っている様に運用可能です。
■「WH-1000XM4」でテレビの音声を楽しむ方法
さて「WH-1000XM4」でブラビアの音声を楽しむ方法ですが、一度、初期設定をしてしまえば簡単です。
WH-1000XM4には強力な外音取り込み機能がついています。自宅でヘッドホンを使うと、宅急便や家族から声をかけられたときに反応ができなくなってしまうのが難点なんですが、WH-1000XM4を外音取り込みのボイスズームで使えば完璧です。
テレビ音声はちゃんとはっきり聞こえて、ある程度ボリュームを上げても外には聞こえない状態が保てつつ、声をかけられたりチャイムがなったらすぐに反応ができます。
あいにくブラビア全機種が対応になっているのではなく「A2DPプロファイル」に対応したモデルでないと使えない技なんですが、対応モデルをお持ちの方は要チェックです。
【A2DPプロファイル対応モデル一覧】
A9S/Z9H/A8H/X9500H/X8550H/X8500H シリーズ(2020年モデル)
A9G/A8G/X9500G/X8550G/X8500G シリーズ(2019年モデル)
A9F/Z9F /A8F/X9000F/X8500F シリーズ(2018年モデル)
A1/X9500E/X9000E/X8500E シリーズ(2017年モデル)
※2020年モデルのX8000Hシリーズ、2019年のX8000Gシリーズ、2018年モデルのX7500F、2017年モデルのX8000Eモデル、2016年モデルのZ9DなどのDシリーズ以前のモデルは非対応になります。
設定方法ですが、まずはブラビアの設定画面から「Bluetooth設定」を呼び出します。(画面はKJ-65A9Gのものになります。もしかすると世代により、画面デザインは若干違っているかもしれません。)
デフォルトではリモコンがペアリング済みになっているだけだと思いますが、ここで「機器登録」を選んで新しいヘッドセットを登録します。
ヘッドホンの「WH-1000XM4」は電源ボタンの長押しでBluetoothペアリングモードにしておきます。
これでWH-1000XM4が見つかれば、ブラビアのアクセサリーとして登録ができます。
ペア設定が済むと、テレビ本体、接続しているAVシステムからの音声出力がなくなり、Bluetooth接続した機器からの音声出力のみとなります。2台同時接続もできません。
(A9S/Z9H/A8H/X9500H/X8550H/X8500Hシリーズ、A9G/X9500G/X8550G/X8500G シリーズ、A9F/Z9Fシリーズのみ仕様でそうなっています。これら以外のモデル(2017~2018年モデル)では同時出力ができるそうです)
これらの設定はBluetoothヘッドホンを接続するたびに行う必要があります。設定メニューは階層のわりと深いところにあって大変なんですが、モデルによっては「クイック設定」として、すぐに呼び出せるメニューをカスタマイズできる機種があります。
A9Gではクイックメニューの「編集+」からBluetooth機能を追加することができるので、ここにボタンを追加しておくとあっという間です。
2回目からはペアリングの必要はないので登録済みの機器からWH-1000XM4を呼び出すだけです。(先にWH-1000XM4の電源を入れておく必要があります)
これも、私が聞いたところでは遅延が起こっている感じはまったくしません。深夜にブラビアを大音量で観るのが難しい方は「WH-1000XM4」を使えば無音で迫力の映画、ドラマを楽しむことができます。
■イヤホン購入前に!ソニーストアでのお得な購入方法&おすすめサービス
ワイヤレスヘッドホン「WH-1000XM4」の購入に際して、メーカー直販ソニーストアで購入すると大きなメリットがあります。
それはメーカー直販ならではの長期保証サービス、ワイド保証サービスの利用ができる点です。
ヘッドホンははっきり言って消耗品です。使用頻度が高ければ高いほど断線や落下による破損などの可能性が高まります。ソニーストアでは対策として通常1年のメーカー保証を3年に延長する「3年ベーシック保証」を無償でつけてくれています。
さらに商品価格の5%にあたる+2,000円で「3年ワイド保証」にアップグレードできます。
ワイド保証では通常使用範囲内での故障だけではなく、外傷がある落下による破損などについても無料で修理をしてもらえます。
修理回数や修理金額の上限などはなく何度でも利用ができる非常に強力な保証がついてきます。持ち歩くことが多い、インナーイヤーヘッドホンで、こうした保証が使えというのはかなり大きな魅力になるかと思います。
なお、当店店頭では3年ワイド保証を半額にするクーポンを期間限定で店頭にてプレゼントしています。+1,000円で3年ワイド保証にアップグレードができます。
また本体購入時に「My Sony ID」というソニーグループで使えるIDを取得すると、その場で10%オフにできるクーポンが発行されます。ゲスト購入するよりも10%お得に購入出来るので、おすすめです。
購入前にまずはMy Sony IDの取得からどうぞ!
■テックスタッフ店頭購入特典
また、東京、新橋にある当店テックスタッフでは、店頭にてソニー製品のご購入相談を頂いた方へ様々な特典をご用意しております。特典内容は上記リンクからご覧いただけます。
時期によって特典内容も変わってきますので、ぜひお得にお買い求め下さいませ!
ワイヤレスノイズキャンセリング ステレオヘッドホン WH-1000XM4 |
ソニーストア価格: 40,000円+税 |
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発売日 | 2020年9月4日 |
メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:4,000円 3年ワイド/5年ベーシック:2,000円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回払いまで分割払手数料【0%】 |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |