強力なノイズキャンセリングとハイレゾ相当の高音質を併せ持つ、完全ワイヤレスイヤホン【WF-1000XM3】総まとめ実機レビュー!
業界最高クラスのノイズキャンセリング性能とハイレゾ相当の高音質が楽しめる完全ワイヤレス型イヤホン「WF-1000XM3」に関する当店の記事をまとめたページになります。機能や実機の様子などをご覧いただけます。
4.「WF-1000XM3」のセッティングと音質とノイズキャンセリング性能
7.イヤホン購入前に!ソニーストアでの得な購入方法&おすすめサービス
■「WF-1000XM3」の機能まとめ
- 業界最高クラスのノイズキャンセリング性能
- 「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1e」搭載
- 完全ワイヤレスで初搭載。高精細にノイズを集音する「デュアルノイズセンサーテクノロジー」
- DSEE HXを完全ワイヤレスで初搭載
- CD音源、MP3などの圧縮音源、音楽や動画などの配信サービスもハイレゾ相当にアップスケーリング
- 長時間の外出も安心、最長24時間のロングバッテリーライフ
- 10分充電で90分再生可能な急速充電対応
- 左右同時伝送方式を採用し、安定した接続性で動画視聴時の遅延も低減
- タッチセンサーでの本体操作
- ヘッドホンを外さず瞬時に周囲の音を聞ける「クイックアテンションモード」に対応
- 左右両側での使用はもちろん、片側での使用も可能
- 専用アプリ「Headphones Connect」に対応
- ノイズキャンセリングや外音取り込みモードを自動で切り替える「アダプティブサウンドコントロール」
- ノイズキャンセリングや外音の取り込み方のレベルを調整できる「外音コントロール」
- お好みの音質にカスタマイズする事ができる「イコライザー」
- 装着検出機能
■「WF-1000XM3」の主な特長
「WF-1000XM3」はヘッドバンド型ワイヤレスヘッドホンWH-1000XM3に搭載されている「高音質ノイズキャンセリングプロセッサー QN1」と共通の技術を使い、完全ワイヤレス型向けにソニーが独自開発した「高音質ノイズキャンセリングプロセッサー QN1e」を初搭載しています。
これにより省電力ながら高性能なノイズキャンセリング処理を可能になり、さまざまな環境においてもノイズを気にせず、こだわりの高音質に浸ることができます。
高精細にノイズを集音する「デュアルノイズセンサーテクノロジー」
ヘッドホンの外側と内側には2つのマイクを配置した二つのマイクで効率的にノイズを集音する「デュアルノイズセンサーテクノロジー」を採用。
外側に配置したフィードフォワードマイクは外部の騒音を、内側に配置したフィードバックマイクは耳元に漏れこんだ騒音をそれぞれ検出するため、より精密な集音を行うことができ、この2つの方式を統合し、騒音を打ち消す効果のある逆位相の音を高精度に生成することで、より静かな環境で、よりクリアな音楽再生が可能になっています。
これにより完全ワイヤレス型として業界最高クラスのノイズキャンセリング性能を達成しています。
DSEE HX搭載で、完全ワイヤレスでもハイレゾ相当の高音質
CDやMP3などの圧縮音源の高音域を補完し、ハイレゾ相当の高音質を楽しめるDSEE HXを完全ワイヤレスで初搭載。DSEE HX ON時にCDやMP3などの圧縮音源をSBC/AACのコーデックでBluetooth再生する際、最大96kHz/24bitまで拡張することができます。
ポータブル向けとして最高クラスのS/N比と低歪な特性を持つD/A変換回路およびヘッドホンアンプを内蔵しているだけでなく、24bitのオーディオ信号処理を行うことで、音質の向上を実現。LDAC対応にはなっていませんが聞き応えはほとんどハイレゾ音声と聞き間違えるほどの音質を実現しています。
新型のBluetoothチップを搭載し、スマートフォンやウォークマンなどの音楽再生機器から、左右の本体それぞれに同時伝送する方式を採用しています。加えて、アンテナの構造と配置を最適化することで、安定した接続を実現し、動画視聴の際の映像と音声のずれを前モデルから約1/4に低減しています。
耳の3点で本体を支える新構造「エルゴノミック・トライホールド・ストラクチャー」や、イヤピースの根元側の耳に接する部分に高摩擦のラバー(ハイフリクション・ラバー・サーフェス)を採用。耳から外れにくく密閉度も高いため、耳元に漏れこむ騒音も低減します。
本体6時間バッテリーと、充電ケース3回充電で、最長24時間バッテリーが持続します。また、10分充電で90分再生可能の急速充電にも対応。突然の外出時も安心です。
充電ケースにはマグネットを内蔵しているため、本体を収納する際も、すぐに正しい位置に収まります。
左右の本体それぞれにタッチセンサーが搭載されてします。左側のタッチセンサーには指で触れている間、一時的に音楽の音量を絞り、周囲の音を取り込んで聞きやすくする「クイックアテンションモード」が完全ワイヤレスとしては初めて利用できるようになっています。
また、タッチ操作で音楽再生/一時停止、曲送り/曲戻し、ハンズフリー通話、GoogleアプリやSirを含むボイスアシスタントの起動などが可能です。さらに、タッチセンサーで操作できる機能はスマートフォン専用アプリ「Sony | Headphones Connect」上でカスタマイズでき、Google アシスタントなどの呼び出し操作を設定することができます。
左または右どちらか片方を充電ケースにしまったままでも、片側だけでのリスニングが可能です。片方を充電しながらもう片方で音楽を楽しんだり、ハンズフリー通話が行えます。
左右両側を装着した状態で音楽を再生し、一時的に片側を外すと、自動で音楽が一時停止。再度装着すると自動で音楽が再生します。また、片側を外したまま約5分経過すると、自動で外した方のイヤホンの電源がOFFになり、バッテリーの消費を防げます。
スマートフォン専用アプリ「Sony | Headphones Connect」に対応しています。
周囲の音の取り込み方を20段階で調整できる「外音コントロール」、スマートフォンの各種センサーを使い、ユーザーの行動に合わせてノイズキャンセリング機能や周囲の音の取り込み方を自動で切り替える「アダプティブサウンドコントロール」、再生中の音楽をお好みの音質にカスタマイズできる「イコライザー」などが選択可能です。
■「WF-1000XM3」実機開梱レポート
こちらが製品パッケージを開けたところです。パッケージは2層になっていて1層目にケースとヘッドホン本体、2層目に取説類とイヤーピース、type CのUSBケーブルなどが入っています。
イヤーピースはトリプルコンフォートイヤーピースがL、M、Sサイズの3種類と、ハイブリッドイヤーピースがL、M、S、SSサイズの4種類付属します。
上記写真の下段がハイブリッドイヤーピースです。スカート部が中空スポンジ状になっているため、普通のイヤーピースと比べて密度が高く、指でギュッとつぶしてから耳に入れると中でふわっと膨み、密着度が高まります。
初めて完全ワイヤレスを店頭で試聴されるお客様は「これ、落としそうですけど大丈夫ですか?」と不安になられる方が多いですが、先代モデルを2年近く使っていてぽろっと外れてしまうことは今までありませんでした。
もちろん、イヤーピースのサイズが大きすぎたり、小さすぎたり自分の耳とサイズが合っていないと抜けやすくなりますが、それをちゃんと自分で調整できていれば自然に抜けることはありません。完全独立ヘッドホンは、この装着具合が肝なので、サイズ合わせは念を入れてされると良いと思います。
本体にはタッチセンサーが搭載されていて、左右のタッチセンサーにユーザーが希望する機能を割り振ることができます。
左にノイズキャンセリング機能を振っておくと、タッチするたびに「ノイズキャンセリング」「アンビエントサウンド」「外音コントロールオフ」の機能を入れ替えてくれます。
イヤホンの左右には装着しているかどうかを検知するセンサーも搭載しています。これも設定でいかようにもできるのですが、片方のイヤホンを外すと、それで自動で音楽再生を止める、ということができます。(止まらないようにすることも可能)
そして、ケースもマグネットでイヤホンを中に引き入れる機構がつきました。
従来モデルではどれもケースにイヤホンを押し込むスタイルを取っていて、押し込んだときにカチッという感触を得て奥まで入れてあげないと充電端子がはまらず、充電がされない、ということがたまに起こっていました。
今回のモデルでは途中までイヤホンを挿し込むと残り1cmくらいのところでマグネットの力で中に引き込んでくれるようになりました。これなら間違いなく充電端子が密着します。
ちなみにフタの部分もマグネットで閉まるようになっているそうで、バネの力ではなく磁力でパタンと最後に力強くしまわれる感じになっています。期待以上の使いやすさです。
充電器を兼ねるキャリングケースですが、今回はUSB type C仕様になっています。付属するUSBケーブルもtype C対応のものになっています。
3年前に発売されたスマートフォンXperia XZから徐々にtype C端子の製品が増えてきていて、2年前に発売されたデジタル一眼“α7R3”でもUSB type C端子が採用されています。今後はよりスタンダードな端子になっていきますので、早めにこちらに切り替えた方が得策と言えそうです。
左右独立ワイヤレスヘッドホンの充電器でUSB type Cを採用してくれたメリットは意外にも大きく、こうして両端がUSB type C端子になっているケーブルがあれば、USB type Cのスマートフォンから充電ケースに給電することもできるようになります。
完全ワイヤレスではバッテリーが無い時にイヤホンケーブルで有線接続して使う、といったことが出来ないため、ポータブル電源を使わずにスマートフォン単体で充電ができるというのは、なかなか便利そうです。
ちょっと脱線しますが、SmartWatch 3のレビューレポートの時に紹介したマグネット式のUSB充電アダプターというのもあります。一般的な製品ではありませんが個人的に使い続けているものがあり、実際に試してみたところ、こちらもWF-1000XM3で利用ができました。
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マグネットUSB充電アダプターにはマイクロUSBとtype C端子とLightning端子の3種類があり、WF-1000XM3ではtype C用のアダプターを使います。
アダプターをつけたところにマグネット端子を装着したところがこちらです。こういう使い方もできます。
USB type Cは表裏がないのと形も単純化されていて、抜き差しによる端子の痛みは少なそうに見えますが、マグネットアダプターを使えば端子にかかる負担はより少なくなります。機器を長持ちさせるのには有益かもしれません。
ソニーストアではオリジナル製品として完全ワイヤレス型ヘッドホン用の専用ケース「CC-DCS-HDP」を販売していますが、こちらのケースもWF-1000XM3は利用ができます。縦横どちらの向きでもケースに入れることができました。
カラーははブラックとプラチナシルバーの2色展開。当店を経由してお買い上げくださったお客様のソニーストアでのオーダー状況を集計してみるとブラックが約8割、プラチナシルバーが約2割という圧倒的な差でブラックカラーが大人気になっています。
初代の「WF-1000X」の時はほぼ半々くらいの割合でした。
充電を行うケースも本体カラーによって色が違っています。プラチナシルバーはゴールド基調ですが、ブラックのものは金色というよりも銅色ですね。
ケース下部はマットな仕上がりになっていて、これは以前、VAIO Pシリーズで採用されたような傷を自己修復するような特殊塗装なのかも。やや柔らかい質感になっています。
■「WF-1000XM3」のセッティングと音質とノイズキャンセリング性能
さて、実際のスマートフォンとの接続ですが、NFC対応のモデルの場合はケースについているNFCにタッチすることで接続ができます。
NFC非対応のスマートフォン、iPhone、ウォークマンの場合はケースからイヤホンを取り出し両耳に装着して両耳のタッチセンサーを7秒同時に触れることでペアリングモードに入ります。あとはプレーヤー機器側から接続設定を行います。
接続コーデックはSBCとAACの2種類でLDACについては今回は対応しませんでした。ここまできたらLDAC対応もできそうなものですが、AV Watch記事によるとスタミナ性能を考えて見送ったということが掲載されています。
スマートフォンならAAC接続ができるのでまだ良いのですが、ウォークマンだとSBC接続しか選択ができません。ソニーストアでの展示を見てもXperiaとの接続デモしかやっていませんので、このモデルはスマートフォン用のイヤホンという考え方になってしまいますね。
とはいえ、「WF-1000XM3」の圧倒的な性能アップは実機を試聴してみると一目瞭然です。聞き比べてみてこれだけの進化を一瞬で感じられた製品は今までになかったかも。
実際に使ってみると、イヤホンをケースから取り出したときに自動でスイッチが入り、ケースに収納すると自動で電源がオフになってスマートフォンとの接続、再生も終了するので、操作感はかなり手軽です。
接続は左右独立で2系統別々につながります。従来モデルでは左側イヤホンが親機でそこから右側イヤホンの子機と通信をするため遅延が大きく発生していました。1秒まで行きませんがかなり大きな遅延があったのでゲームどころか動画再生でも違和感を感じるレベル。
しかし「WF-1000XM3」は左右でそれぞれ別々にスマートフォンと通信をするので、大きな遅延はありません。
説明によると従来モデルの1/4程度の遅延になっているとのこと。動画再生(amazonプライムやVideo & TV SideView)を見る分には違和感はほぼありませんでした。ただスマホアプリの音楽ゲームなど、シビアなタイミング操作が必要になるものに関しては若干の遅延を感じるので難しそうです。といってもBluetooth通信での音ゲーはどれも難しいですからね。
左右別々に通信をするので、装着した直後に聞こえるバッテリー充電のアナウンスも左右別々に聞こえて、アプリ上のバッテリーの表示も左右別々に表示されます。これがあるので左右別々に充電しながらの長時間運用などもできてしまうわけです。
あと、これは左右別々通信だからかどうかわかりませんが、音楽再生をせず、ただ、ノイズキャンセリングだけをする場合も、初代1000Xの様に数秒毎にプツッ、プツッと途切れる音がせず、静粛なままで使えます。
従来はなにかしら音声信号が流れていないと信号が途切れていたのですが、無音状態がずっと続きます。これ嬉しいポイントです。音楽を鳴らさないで耳栓代わりに使うこともできます。
本体設定では外音コントロールを左側のタッチセンサーにして、右側をGoogleアシスタントにすることもできます。
従来機では左側のコントロールボタンしかカスタマイズできなかったので外音コントロールか、Googleアシスタントか、二者択一でどちらかを選ばないといけなかったんですが、新型は両方をいっぺんに割り付けることが可能です。
音質についてはWF-1000Xと比較すると低域の音がしっかりと出るようになっています。DSEE HXの搭載によるアップスケーリングもわかりやすくよく効いています。エコーがかかっているのではなく小さな音にだけ響きが感じられるようになり、ピアノ曲などを聞いても空間の広さを感じられます。
接続には「音質優先モード」と「接続優先モード」が用意されています。どちらもXperia XZ1と組み合わせて使うとAACコーデックで接続した上で利用が可能。接続の安定性もあがっているように思えます。
イコライザー機能もWF-1000XM3ではどのモードででも使える様になっています。ドンシャリ傾向の音が好みであれば「Excited」にすることで小音量でも迫力がある音が楽しめると思います。
そして、肝心のノイズキャンセリング機能の効果についてですが、使い始めて、すぐに気が付くのがノイズキャンセリング効果の大幅な向上です。従来モデルの3~5倍くらいは効果があると感じます。オーバーヘッドタイプの「WH-1000XM3」とほぼ同様の効果があるんじゃないでしょうか!?
山手線のホームで使うと電車がホームに入線してきたときの音が聞こえず、無音で電車が入ってくる様に見えてしまいます。
ノイズキャンセリング機能というのは外部のノイズと位相を逆にした音を鳴らすことで、打ち消し合ってノイズを低減させるわけですが、低域の音は位相が合わせやすいので効果が高いものの、高域の音は位相が合わせにくいため効果が薄れます。
WH-1000XM3では大きなハウジングで音を遮ってしまうため、もともと全域にわたって遮音性も高く、それに合わせてノイズキャンセリング機能が働くので効果が高くなっています。一方、WF-1000XM3では本体のサイズの関係上WH-1000XM3と比較してしまうと遮音性がやや弱いため、高域の音は入りやすく感じます。
ただ、電車の中でのアナウンスなどは、若干聞こえる方が安心するというのもあります。全域にわたって全部消してしまうWH-1000XM3よりは、通勤電車で使われることが多いであろうWF-1000XM3はこの方がよいかも。
ヘッドホンの外側と内側には2つのマイクを配置した二つのマイクで効率的にノイズを集音する「デュアルノイズセンサーテクノロジー」を採用。
外側に配置したフィードフォワードマイクは外部の騒音を、内側に配置したフィードバックマイクは耳元に漏れこんだ騒音をそれぞれ検出するため、より精密な集音を行うことができ、この2つの方式を統合し、騒音を打ち消す効果のある逆位相の音を高精度に生成することで、より静かな環境で、よりクリアな音楽再生が可能になっています。
そしてさらに「WH-1000XM3」に搭載されている「高音質ノイズキャンセリングプロセッサー QN1」と共通の技術を使い、完全ワイヤレス型向けにソニーが独自開発した「高音質ノイズキャンセリングプロセッサー QN1e」を完全ワイヤレス機に初搭載しています。
これにより省電力ながら高性能なノイズキャンセリング処理を可能になり、さまざまな環境においてもノイズを気にせず、こだわりの高音質に浸ることができます。これらが組み合わさることで完全ワイヤレス型として業界最高クラスのノイズキャンセリング性能を達成しているわけなんですね。
■「WF-1000XM3」と「WF-1000X」の比較
写真左が先代の「WF-1000X」で写真右が新型の「WF-1000XM3」です。ご覧の通りケースの幅が小さくなっています。
横幅が狭くなったかわりに、やや厚みが増えた感じでしょうか。どちらかというと防水タイプの「WF-SP900」のケースに近いサイズというイメージで良いかと思います。
「WF-1000X」にはちょっとしたウイークポイントがあって、慣れるとそうでもないのですがケース収納時にイヤホンしまいにくい、というお客様の声を頂いたことがありました。
自分で奥までカチッと押し込まないと充電されないので、ちょっと浮いていると次に使った時に充電されていない、なんてことが起こったりもします。
新型の「WF-1000XM3」ではそこを改善。マグネットを使ってイヤホンをケースに固定するという手法を取り入れました。マグネットを使っていて、1cmくらいのところまで持っていくとあとはスッと自分で中に入って行ってくれます。これはかなり確実な充電ができます。
イヤホンを取り出したところがこちらです。写真左が先代1000Xで、写真右が新型1000XM3です。
サイズは側面からだと2倍くらいのサイズに見えるかもしれませんが実際は一回り大きくなったくらいです。先代の1000Xはアンテナ部分がスケルトンにデザインされるなど小さく見せるための工夫がされていたのですが、新型1000XM3はタッチセンサーを搭載するなどでデザイン的にはそのままのサイズで見せる感じになっています。
形状はやや変わっていて、イヤーハンガー部分がなくなりイヤホン本体の膨らみがそれを兼ねている形になっています。充電のための端子も2点から3点に増えていますね。
これらの変更により本体のバッテリー性能が6時間に延長されスタミナは倍になっています。
音質面もはっきりと向上の効果が感じられます。なんせ、2年近くWF-1000Xを使い続けているので、その違いは一聴すれば歴然。
ノイズキャンセリング効果が高いため小さな音まで聞こえやすくなっていて、それだけで聞こえてくる音のダイナミックレンジが広がった感じがするのですが、さらにDSEE HXによって音がアップスケーリングされます。LDACでの伝送ではありませんが、DSEE HXのアップスケーリングで96kHz/24bitまで拡張された音は、まるでハイレゾ音源で聞いているかのようです。
また、自分が使っているXperia XZや、XZ1だけの環境の問題かもしれませんが、WF-1000Xで動画再生をすると音楽再生の時のボリュームの半分くらいにしかならない感じで動画再生時にはボリューム全開にして使っていたのですが、WF-1000XM3はそこまでしなくても充分聞こえる音圧になっていました。
初代「WF-1000X」も悪い製品ではなかったですし、音のバランスも良かったとは言いたいのですが、これは買い換えを全力で猛プッシュしたくなる進化をしています。
なお、ハイレゾ相当の音にアップスケーリングするDSEE HXですが、この機能はスマートフォンのアプリで設定を行います。オフにしてAAC通信、ノイズキャンセリングオンの状態でバッテリー寿命6時間を実現しているのですが、DSEE HXをオンにするとバッテリーは3時間目安となります。
高音質化のための計算処理にかなりのバッテリーを消費するのでご注意を。ながらで音楽を聴いたり、飛行機などで長時間使用ならDSEE HXはオフにして使うなどの使いこなしテクが必要かもしれません。
■左右独立型完全ワイヤレスイヤホン比較表
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上記は左右独立型ヘッドホンの従来モデルとの仕様を比較した表になります。WF-1000Xの発売時にはWI-1000Xも同時に発表されているため、直接比較にはならないのですが、現時点で当店経由でのオーダー数を比較すると3~4倍程度のオーダー数になっています。
外音取り込みの音もWF-1000XM3は格段に向上しています。WF-SP900と1000XM3は一段上に思えるので勝手に★をつけさせていただきました。やや主観の入った比較表になるのですが、ご参照ください。
■イヤホン購入前に!ソニーストアでのお得な購入方法&おすすめサービス
ワイヤレスヘッドホン「WH-1000XM3」の購入に際して、メーカー直販ソニーストアで購入すると大きなメリットがあります。
それはメーカー直販ならではの長期保証サービス、ワイド保証サービスの利用ができる点です。
ヘッドホンははっきり言って消耗品です。使用頻度が高ければ高いほど断線や落下による破損などの可能性が高まります。ソニーストアでは対策として通常1年のメーカー保証を3年に延長する「3年ベーシック保証」を無償でつけてくれています。
さらに商品価格の5%にあたる+2,000円で「3年ワイド保証」にアップグレードできます。
ワイド保証では通常使用範囲内での故障だけではなく、外傷がある落下による破損などについても無料で修理をしてもらえます。
修理回数や修理金額の上限などはなく何度でも利用ができる非常に強力な保証がついてきます。持ち歩くことが多い、インナーイヤーヘッドホンで、こうした保証が使えというのはかなり大きな魅力になるかと思います。
なお、当店店頭では3年ワイド保証を半額にするクーポンを期間限定で店頭にてプレゼントしています。+1,000円で3年ワイド保証にアップグレードができます。
因みに当店経由で購入された方のオーダー比率ですが、今回はソニーストアを初めて利用される方が多い様ですね。「3年ベーシック保証」がなんと3割もいらっしゃいます。
ベーシック保証は、製品についてくるメーカー保証を3年に延長してくれるサービスでソニーストアでは無料で付属してくれます。「ワイド保証」は落下、水没などの外傷をともなう故障でも無料で修理してくれるサービスです。こうして外に持ち出して使うことが多い製品には安心料としてワイド保証をつけたいところ。
ソニーストアを普段から利用されている方でしたらその判断をされる方が多く、約7割の方がワイド保証付きで購入されています。3年ワイド保証付きで購入するのがソニーストア購入でのお勧めです。
他に完全ワイヤレスヘッドホンならではのサービスとして用意されているのが「紛失あんしんサービス」です。これは左右どちらかのイヤホンをなくした時に、5,000円で紛失分のイヤホンを購入できる、という保証サービスになります。
こちらのサービスは3年ベーシック保証付きで購入される方が多いようです。
初めて完全ワイヤレスヘッドホンを購入する際は、やはり不安になってサービスに入りたくなるんですよね。私もそうでした。(^^) ただ2年近く使ってみて、なくす心配はほぼ無いことがわかると、それほどこちらは加入の必要性がないというか、それよりも3年ワイドかなー、とは個人的に思います。
ちなみに、当店のお客様でなくされたと言う方はこの2年で1名様いらっしゃるのみ。電車内で居眠りして、降りる駅でパッと目を覚まし、慌ててイヤホンをバッグに入れたつもりが入っていなかった、というケースです。
知らない間に耳から落ちてなくなってしまった、というケースはありません。なぜなら外れたときに音楽が聞こえなくなるのですぐ気がつくんですよね。
※当店経由でお買い上げいただいた皆様にお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
また本体購入時に「My Sony ID」というソニーグループで使えるIDを取得すると、その場で10%オフにできるクーポンが発行されます。ゲスト購入するよりも10%お得に購入出来るので、おすすめです。
購入前にまずはMy Sony IDの取得からどうぞ!
■テックスタッフ店頭購入特典
また、東京、新橋にある当店テックスタッフでは、店頭にてソニー製品のご購入相談を頂いた方へ様々な特典をご用意しております。特典内容は上記リンクからご覧いただけます。
時期によって特典内容も変わってきますので、ぜひお得にお買い求め下さいませ!
ワイヤレスノイズキャンセリング ステレオヘッドホン WF-1000XM3 |
ソニーストア価格: 25,880円+税 |
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発売日 | 2019年7月13日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:3,000円 3年ワイド/5年ベーシック:2,000円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回払いまで分割払手数料【0%】 【期間限定】下取り増額キャンペーン(~8/23) 【期間限定】送料無料キャンペーン(~8/23) |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |