【レビュー】満点評価以上の完全ワイヤレスヘッドホン『WF-1000XM3』開梱レポートとみんなのオーダーレポート
7月13日発売のソニー新型完全ワイヤレスヘッドホン「WF-1000XM3」の製品版パッケージの開梱レポートです。
11日から出荷予定でしたが配送トラブルがあり、ソニーストア他、全ショップで1日遅れの12日からの出荷になりましたが、製品にはなにも問題は起こっていません。1日早い開梱レポートをお届けします。
すでに購入されている方もセッティングの参考に。まだ購入されていない方もどんな製品なのか、購入する事のメリットをご確認ください。このヘッドホンは全ての面で期待以上の製品になっていると思います。
こんにちは、店員佐藤です。
ソニーとしては早くも5世代目の完全ワイヤレスヘッドホンの登場になります。すべてのモデルを使わせてもらってきて、それぞれ一長一短がある、と、言いたいところなんですが新モデルが出るたびにいろいろな点で進化をしていて、新しいジャンルである完全ワイヤレスヘッドホンを細かくジャンルを変えながら、新機能を試してきた感があります。
ここにきて、今までのモデルの開発ノウハウを全て詰め込んだスーパーモデルが登場した、というのが私のイメージ。
LDACの搭載こそできなかったものの、現時点の完全ワイヤレスヘッドホンとしては究極モデルになっているのではないでしょうか?
私も個人的に2年間、初代モデルの「WF-1000X」を使ってきていますが、使い比べてみると、その差は歴然。期待以上の製品になっていました。
製品版パッケージを開梱しながら、新型モデル「WF-1000XM3」の魅力をお伝えしていきたいと思います。
■『WF-1000XM3』のパッケージ開梱レポート
製品版の「WF-1000XM3」を開梱していきます。開梱を楽しみにしてらっしゃる方も多いと思いますので、自分でパッケージを開くまでお楽しみにしておきたい、という方は先送りしてください。
パッケージは2層になっていて一層目にケースとヘッドホン本体。2層目に取説類とイヤーピース、type CのUSBケーブルなどが入っています。
こちらが同梱品の一覧になります。
イヤーピースは写真上段のトリプルコンフォートイヤーピースのL、M、Sサイズの3種類。下段のハイブリッドイヤーピースのL、M、S、SSサイズが付属します。最初からヘッドホン本体についているのはハイブリッドイヤーピースのMサイズになります。
ハイブリッドイヤーピースは従来は芯の部分だけ着色された別成形のものでしたが、今回はスカート部分と同色に仕上げられていて色だけではサイズの判別ができなくなっています。
ハイブリッドイヤーピースは中空スポンジ状のスカート部になっていて密度の高いパーツになっています。指でギュッとつぶしてから耳に入れると中でふわっと膨らんで高い密着度で使えるイヤーピースになります。
完全独立ヘッドホンは、この装着具合が肝でイヤーピースのサイズが合っていないと簡単にスポッと外れてしまう可能性があります。サイズ合わせは念を入れてされると良いと思います。
充電器を兼ねるキャリングケースですが、今回はUSB type C仕様になっています。付属するUSBケーブルもtype C対応のものになっています。
3年前に発売されたスマートフォンXperia XZから徐々にtype C端子の製品が増えてきていて、2年前に発売されたデジタル一眼“α7R3”でもUSB type C端子が採用されています。今後はよりスタンダードな端子になっていきますので、早めにこちらに切り替えた方が得策、という感じになっています。
左右独立ワイヤレスヘッドホンの充電器でUSB type Cを採用してくれたメリットは意外にも大きく、こうして両端がUSB type C端子になっているケーブルがあれば、USB type Cのスマートフォンから充電ケースに給電することもできるようになります。
完全ワイヤレスヘッドホンのあるあるですが、しばらく充電をしていないなー、と思いながら使ってみるとバッテリーを完全に使い切っていて接続ができない、音が鳴らない、というのを、ここぞというときの朝の通勤電車で体験することがあります。
従来のワイヤード接続が可能なノイズキャンセリングヘッドホンなどであれば、有線接続をすることにより、音を鳴らし続けることはできましたが完全ワイヤレスではそれはできません。
とにかく本体を充電する以外に解決策はなく、ポータブル電源を使わずにスマートフォン単体で充電ができるというのは、なかなか便利そうです。
さらに、ちょっと脱線しますが、SmartWatch 3のレビューレポートの時に紹介したマグネット式のUSB充電アダプターというのもあります。一般的な製品ではありませんが個人的に使い続けているもので、実際に試してみたのですが、こちらもWF-1000XM3で利用ができました。
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マグネットUSB充電アダプターにはマイクロUSBとtype C端子とLightning端子の3種類があり、WF-1000XM3ではtype C用のアダプターを使います。
アダプターをつけたところにマグネット端子を装着したところがこちらです。こういう使い方もできます。
USB type Cは表裏がないのと形も単純化されていて、抜き差しによる端子の痛みは少なそうに見えますが、マグネットアダプターを使えば端子にかかる負担はより少なくなります。
機器を長持ちさせるのには有益かもしれません。
本体カラーはブラックとプラチナシルバーの2色展開となっていて、ヘッドホン本体とケースのほかに、イヤーピースまで色違いになっています。
当店を経由してお買い上げくださったお客様のソニーストアでのオーダー状況を集計してみるとブラックが約8割、プラチナシルバーが約2割という圧倒的な差でブラックカラーが大人気になっています。
初代の「WF-1000X」の時はほぼ半々くらいの割合でした。
初代モデルでは宇多田ヒカルさんがイメージキャラクターを務めていて、彼女がプラチナシルバーカラーを身に着けていたというのももしかしてカラー選択で影響を及ぼしていたのかも!?
■「WF-1000XM3」のセッティングと音質とノイズキャンセリング性能
『WF-1000XM3』の圧倒的な性能アップは実機を試聴してみると一目瞭然です。聞き比べてみてこれだけの進化を一瞬で感じられた製品は今までになかったかも。
思えば、先代の「WF-1000X」はソニーでは初の完全ワイヤレスヘッドホンでした。左右ともにワイヤレスということで「音質が悪そう」「音が途切れそう」「簡単に耳から外れてイヤホンをなくしそう」という大きく3つのネガティブ要素を先入観として持たれていたように思えます。
今でも、初めて完全ワイヤレスを店頭で試聴されるお客様からは「これ、なくしそうですけど大丈夫ですか?」と、今でも聞かれます。
2年近く使ってきましたが、ぽろっと外れてしまうことは今までありませんでした。どちらかというとコードがついているときに、そのコードをどこかにひっかけてしまってイヤホンが抜ける、というケースしかなく、自然にイヤホンが抜けてしまった経験ってないと思います。もちろん、イヤーピースのサイズが大きすぎたり、小さすぎたり自分の耳とサイズが合っていないと抜けやすいのですが、それをちゃんと自分で調整できていれば自然に抜けることはありません。
実際に使ってみるとワイヤレスヘッドホンをケースから取り出したときに自動でスイッチが入り、ケースに収納すると自動で電源がオフになりスマートフォンとの接続、再生も終了するなど、ひと手間なくなるのでワイヤレス機器ならではの操作がなくなり、操作感はワイヤードヘッドホン並みに手軽になります。
それらの使い勝手の手軽さはそのままに、さらに進化したのが「WF-1000XM3」です。使い始めて、すぐに気が付くのがノイズキャンセリング効果の大幅な向上でした。
ムチャクチャ効きます。山手線のホームで使うと電車がホームに入線してきたときの音が聞こえず、無音で電車が入ってくる様に見えてしまいます。先代のWF-1000Xとはケタ違いのノイズキャンセリング効果でした。
大げさではなく、その効果は昨年秋に発売されたソニー史上最強のノイズキャンセリング効果を発揮する「WH-1000XM3」とほぼ同等です。WH-1000XM3でも目の前に入ってきた山手線の音が聞こえなくなるほどの絶大な効果を感じさせてくれました。
オーバーヘッドタイプのWH-1000XM3であれば電話録音用マイクを耳に入れることで、その効果を実際に録音することができるのですが、あいにくWF-1000XM3はインナーイヤータイプなもので、私たちが持っている機材ではその効果を実際に録音することができません。
ですが、イメージは上記のYouTube動画とほぼ同等です。
ノイズキャンセリング機能は外部のノイズと位相を逆にした音を鳴らすことで、打ち消し合ってノイズを低減させるわけですが、低域の音は位相が合わせやすく効果が高いものの、高域の音は位相が合わせにくいため効果が薄れます。
WH-1000XM3ではそれを大きなハウジングで遮ってしまうため全域にわたって遮音性も高く、それに合わせてノイズキャンセリングを使うため絶大な効果があるわけですが、WF-1000XM3ではハウジングも小さく遮音性がやや弱いため、高域の音は入りやすく感じます。
ただ、電車の中でのアナウンスなどは、やや聞こえる方が安心するというのもあります。全域にわたって全部消してしまうWH-1000XM3よりは、通勤電車で使われることが多いであろうWF-1000XM3はこの方がよいかも。
※ちなみにWF-1000XM3を先に耳に入れて、その上からWH-1000XM3をかぶせてダブルでノイズキャンセリングを効かせることができるか試したのですが、中でWF-1000XM3が当たってしまうため試すことはできませんでした。もうちょっとWF-1000XM3の高さが低ければできそうなんですが。w
「WF-1000XM3」はヘッドバンド型ワイヤレスヘッドホン「WH-1000XM3」に搭載されている「高音質ノイズキャンセリングプロセッサー QN1」と共通の技術を使い、完全ワイヤレス型向けにソニーが独自開発した「高音質ノイズキャンセリングプロセッサー QN1e」を完全ワイヤレス機に初搭載しています。
これにより省電力ながら高性能なノイズキャンセリング処理を可能になり、さまざまな環境においてもノイズを気にせず、こだわりの高音質に浸ることができます。
ヘッドホンの外側と内側には2つのマイクを配置した二つのマイクで効率的にノイズを集音する「デュアルノイズセンサーテクノロジー」を採用。
外側に配置したフィードフォワードマイクは外部の騒音を、内側に配置したフィードバックマイクは耳元に漏れこんだ騒音をそれぞれ検出するため、より精密な集音を行うことができ、この2つの方式を統合し、騒音を打ち消す効果のある逆位相の音を高精度に生成することで、より静かな環境で、よりクリアな音楽再生が可能になっています。
これにより完全ワイヤレス型として業界最高クラスのノイズキャンセリング性能を達成しているわけです。
おかげでノイズキャンセリング効果は絶大です。従来機の3倍~5倍はノイズキャンセリングが効いている感じがします。ノイズをこれだけ落とせるとボリュームも下げることができ、小さな音も聞こえやすくなるためダイナミックレンジも広がったように感じられ、音質も大幅に向上したように感じられる、というわけです。
音質についてはWF-1000Xと比較すると低域の音がしっかりと出るようになっています。DSEE HXの搭載によるアップスケーリングもわかりやすくよく効いています。エコーがかかっているのではなく小さな音にだけ響きが感じられるようになり、ピアノ曲などを聞いても空間の広さを感じられます。
先代の1000Xでクラシックを聴こうとは思えませんでしたがノイズキャンセリングの効きの良さもあり、そういう静かな曲を聴こうという気になるのも1000xM3の良さだと思います。
また音圧もあげられるようになりました。個人的な感想ですが先代の1000Xよりも1.2~1.3倍くらいの音量が出るようになったように感じます。スマートフォンと接続して動画再生をしているときに感じたのが音圧の弱さで、従来はフルボリュームで使っていましたが、新型1000XM3ではややボリュームを絞れるくらいにまでなっています。
スタミナ性能が倍の6時間になっていますが、バッテリーの大型化が音質面の向上にも寄与している様に思えます。
※ちなみにDSEE HXを使うとスタミナ性能は半減して3時間になります。DSEE HXオフでノイキャンオフのAAC通信だと最長7.5時間の利用が可能になります。DSEE HXの計算処理でかなり電力を消費するのでご注意を。
「ワイヤレスだから音質が悪そう」というのも、これで払拭されました。
接続には「音質優先モード」と「接続優先モード」が用意されています。どちらもXperia XZ1と組み合わせて使うとAACコーデックで接続した上で利用が可能。
接続の安定性もあがっているように思えます。
私は通勤で山手線を使っているのですが、秋葉原駅を通過して神田駅側にちょっと行ったところに高い確率で電波が途切れるポイントがあるのですが、WF-1000XM3だと、そこを「音質優先モード」でも乗り切れるコトが判明。
まだ数回しか試していないので、絶対的に電波が切れにくくなっているというのは言えないかもしれませんが、安定性はあがっているように感じます。
新橋駅に降りたときもホーム上ではバリバリ途切れるのですが「接続優先モード」ではそれもありませんでした。AAC接続でそれほど大きく音質も変わるモノでもなさそうなので気になる人は「接続優先モード」で使えば、超安定した通信ができるものと思います。
ちなみに途切れ方も今までとは違っています。従来のWF-1000Xでは左側が親機になってスマートフォンと通信しており、それを右側イヤホンに中継して音声データを送っていました。
電波が途切れるときは左右に音が行ったり来たりする感じでグルグル音が回った様な途切れ方をすることがあったんですがWF-1000XM3ではそれがありません。
切れるときは両方が同時に切れることがほとんど。左右同時に伝送しているとなっていますが、スマートフォン側で2台の機器と同時接続することはできないので、なにか特殊は通信方法をとっているんだと思います。
おそらくですが、右側が今回は親機になっていて、通信をしているのは右だけで、左側は右側の通信信号を一緒に受診していて左側音声の部分だけを抜き出して再生しているんじゃないのかな?という気がします。
というのも2回ほどあったんですが左側だけ音が出なかったり、音が途切れることがあって、たまたまかもしれませんが右側が通信の主力になっていたように思えたことがあったんです。
ちなみに面白いこともできて、左右どちらでも片方だけで使うことができます。従来機種では左側の親機であればそれが可能で、右側をしまっておいて、左だけで使うと遅延が少なくなる、という使い方をしていました。動画視聴で遅延が我慢ならないときの打開策だったんです。
新型WF-1000XM3では、それが左右どちらででもOK。右側だけでも左側だけでも片方通信ができます。そういう意味ではどちらも親機になることができるので、先に通信をした方が親機になっている、とかなのかもしれません。
バッテリー残量も左右別々に表示出来るなど、不思議な技術を使っています。
ちなみに音声を鳴らさずにヘッドホンを電源オンの状態で耳に入れて耳栓代わりに使った場合ですが先代のWF-1000Xでは定期的に10秒毎にプツッ、プツゥという音が鳴っていて左右で通信をして同期をさせているんだ、という主張をしていたみたいですが、新型WF-1000XM3ではそれもありません。音声信号をなにも流していなくてもずーっと無音でノイズキャンセリングしてくれ続けます。
そうそう、こうでなくちゃ! WH-1000XM3で出来る事は全部できるようになりました。
WH-1000XM3よりも進化した部分もあって、接続優先モードでないと使えなかったイコライザー機能が、WF-1000XM3ではどのモードででも使える様になっています。
いろいろな事情があって制限がかかっていた機能面がこうして新型モデルが出るたびに解除されていくのは、なんか嬉しい気分です。
WF-1000XM3本体の音質向上もありますが、このイコライザーの設定をどのモードでも利用できることによって、自分好みの音質で使うことができるはずです。ドンシャリ傾向の音が好みであれば「Excited」にすることで小音量でも迫力がある音が楽しめると思います。
そして、これもありそうでなかった機能。完全ワイヤレスヘッドホンでは、電源を入れて耳に入れた後にバッテリー残量を音声で案内してくれるのですが「バッテリー:ミディアム」とか英語だったんですよね。
その音声を日本語に入れ替えることができます。「バッテリー:約100パーセント」「ブルートゥース接続しました」など、日本語で各種アナウンスをしてくれるようになります。
本体にはタッチセンサーが搭載されていて、左右のタッチセンサーにユーザーが希望する機能を割り振ることができます。左にノイズキャンセリング機能を振っておくと、タッチするたびに「ノイズキャンセリング」「アンビエントサウンド」「外音コントロールオフ」の機能を入れ替えてくれます。文字にするとほぼ全部英語ではあるのですが、発音は明らかに日本語での和製英語発音になっています。
この方が生粋の日本人である私には大変聞き取りやすく感じます。
イヤホンの左右には装着しているかどうかを検知するセンサーも搭載しています。これも設定でいかようにもできるのですが、片方のイヤホンを外すと、それで自動で音楽再生を止める、ということができます。(止まらないようにすることも可能)
またケースの出し入れをすると自動で電源がオンオフされますが、ケースに入れずにテーブルに置いている場合も5分経ったところで自動で電源をオフにする、という設定もできます。
至れり尽くせり。
そして、ケースもマグネットでイヤホンを中に引き入れる機構がつきました。
従来モデルではどれもケースにイヤホンを押し込むスタイルを取っていて、押し込んだときにカチッという感触を得て奥まで入れてあげないと充電端子がはまらず、充電がされない、ということがたまに起こっていました。
WF-1000XからWF-SP700Nになって形状が変更され、押し込みにくくなっているけどロックの感触が伝わりやすくなっていたり、WF-SP900では挿し込む向きを変更してロックがかかりやすくなったりという進化をしてきましたが、これが最終形態なんでしょうね。
途中までイヤホンを挿し込むと残り1cmくらいのところでマグネットの力で中に引き込んでくれるようになりました。これなら間違いなく充電端子が密着します。
ちなみにフタの部分もマグネットで閉まるようになっているそうで、バネの力ではなく磁力でパタンと最後に力強くしまわれる感じになっています。ソニー製品ってこういう「感触」にこだわりますが、そうか、こういう収納ケースでそれをやっているんですね。
大正解というか、こういうのは期待以上の使いやすさを生んでくれています。
よく見るとケースもすごく美しくなっています。特にフラップ部分ですが、フタの裏の部分が美しいというか、間違いなく収納ロックができる形になっているところとか、こだわって居る感じがしまくりです。
これはもう製品として評価したら期待していた100点を超える120点製品ですね。
■完全ワイヤレスヘッドホンの他機種比較
スマートフォン以外の製品ともBluetoothで接続してみました。今年になって販売が終了してしまったPlayStation Vitaですが、こちらともBluetoothで接続が可能です。
WF-1000XM3はNFC対応になっていて、スマートフォンやウォークマンなどのNFC対応機器であればケースからイヤホンを取り出したところでキャリングケースについているNFCマークをタッチすることでBluetooth接続設定ができます。
NFC対応ではない機器との接続の場合はイヤホンをケースから取り出して、自分の耳に装着し、その後、両方のタッチセンサーを7秒タッチします。これでペアリングモードに入るので、あとはPlayStation Vitaの設定画面からペアリングをするだけです。
2回目以降は両方の電源を入れれば自動でペアリングします。
Bluetooth通信を使うとどんな製品でも遅延は起こってしまうので、タイミングが重要な音ゲーではbluetooth通信は向きません。多少の遅延であれば気にならないRPGやレースゲームであれば、特に遅延は気にならないレベルだと思います。
WF-1000Xでは1秒近い遅延をしていて、動画を見るのにはとても使い物にはなりませんでしたが、WF-1000XM3では1/4程度まで短くしているとのこと。
動画を見ても違和感なく楽しめます。
WF-1000XM3の対応コーデックはSBCとAACのみとなっています。ハイレゾ対応の高音質コーデック「LDAC」に対応しなかったため、ウォークマンとの接続だとSBCになってしまいます。
ウォークマンとの接続にはちょっと残念。。。というところですが、元々、ウォークマンは出力するデジタルアンプ「S-Master」が自慢なわけで有線接続で、より高音質で楽しむための再生機です。
今年はウォークマン40周年という記念イヤーです。毎年秋に新製品が登場しますがどんなモデルが今年は出てくるでしょうね。
ソニーストアオリジナル製品として完全ワイヤレス型ヘッドホン用の専用ケース「CC-DCS-HDP」をソニーストアでは販売していますが、こちらのケースもWF-1000XM3で利用ができます。縦横どちらの向きでもケースに入れることができました。
WF-1000XM3は同時購入割引キャンペーンの対象製品にはなっていませんが、一緒に購入されても良いかも。
最後に先代のWF-1000X(写真左)との比較です。新型「WF-1000XM3」の容積は1.5倍のサイズになってしまったそうですが、そこまでサイズが大きくなった感じはしないかも。
やや急な角度がついていますが、これもまたよく考えられているんです。先代の1000Xではイヤホンの左右を間違えても装着ができてしまうんですが、新型1000XM3は左右を取り違えると耳にイヤーピースが入れられない角度になるため装着前に間違いに気づけるんです。
こういうところも、当然考えてデザインされていると思うので、デザインを起こした人は天才だな、とか思えます。
左右独立型ヘッドホンの従来モデルとの仕様を比較すると下記の通りとなります。やや主観も入っていますが、私の個人的な感覚ではこんな性能差になります。
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WF-1000Xの発売時にはWI-1000Xも同時に発表されているため、直接比較にはならないのですが、現時点で当店経由でのオーダー数を比較すると3~4倍程度のオーダー数になっています。
受注開始からたった2日で「入荷次第出荷」ステータスになりましたが、完全にメーカーさんの想定していた数量以上のオーダーが殺到して品薄になっているものと思われます。
“α”レンズもそうですが、評価の高い製品が発売前に予約段階で極端な品薄になることが多いんですが、それだけWebでのクチコミの広がりがスピードをもってきてしまっているんでしょうね。
■みんなの「WF-1000XM3」オーダーレポート
それと、WF-1000XM3のカラーバリエーションによるオーダー比率ですが、当店では圧倒的にブラックモデルにオーダーが偏っています。
約8割のお客様がブラックモデルで約2割の方がプラチナシルバーでオーダーをされています。
ちなみに本日になってからソニーストアで納期目安の表示が出るようになりました。ブラックカラーは8月中旬頃予定で、プラチナシルバーは8月上旬予定とのことです。
かなりの品薄になっている模様です。
ソニーストアならではの長期保証サービスですが、今回はソニーストアを初めて利用される方が多い様ですね。「3年ベーシック保証」がなんと3割もいらっしゃいます。
ベーシック保証は、製品についてくるメーカー保証を3年に延長してくれるサービスでソニーストアでは無料で付属してくれます。「ワイド保証」は落下、水没などの外傷をともなう故障でも無料で修理してくれるサービスです。こうして外に持ち出して使うことが多い製品には安心料としてワイド保証をつけたいところ。
ソニーストアを普段から利用されている方でしたらその判断をされる方が多く、約7割の方がワイド保証付きで購入されています。3年ワイド保証付きで購入するのがソニーストア購入でのお勧めです。
なお、当店店頭からオーダーされる場合、7月末までは3年ワイド保証を半額にすることができるクーポンをプレゼントしています。オトクに購入できますよ。
完全ワイヤレスヘッドホンならではのサービスとして用意されているのが「紛失あんしんサービス」です。左右どちらかのイヤホンをなくした時に、5,000円で紛失分のイヤホンを購入できる、という保証サービスです。
こちらのサービスですが、3年ベーシック保証付きで購入されるケースが多いようです。
初めて完全ワイヤレスヘッドホンを購入する際は、やはり不安になってサービスに入りたくなるんですよね。私もそうでした。(^^) ただ2年近く使ってみて、なくす心配はほぼ無いことがわかると、それほどこちらは加入の必要性がないというか、それよりも3年ワイドかなー、とは個人的に思います。
ちなみに、当店のお客様でなくされたと言う方はこの2年で1名様いらっしゃるのみ。電車内で居眠りして、降りる駅でパッと目を覚まし、慌ててイヤホンをバッグに入れたつもりが入っていなかった、というケースのみです。
知らない間に耳から落ちてなくなってしまった、というケースはありません。なぜなら、外れたときに音楽が聞こえなくなるのですぐ気がつくんですよね。
※当店経由でお買い上げいただいた皆様にお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
完全ワイヤレスヘッドホン「WF-1000XM3」の完全レビューレポートでした。ソニーストアで3年ワイド付きでオトクにご購入ください!
ワイヤレスノイズキャンセリング ステレオヘッドホン WF-1000XM3 |
ソニーストア価格: 25,880円+税 |
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発売日 | 2019年7月13日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:3,000円 3年ワイド/5年ベーシック:2,000円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回払いまで分割払手数料【0%】 【期間限定】下取り増額キャンペーン(~8/23) 【期間限定】送料無料キャンペーン(~8/23) |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
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ファンの一人
2019年7月13日 @ AM 1:28
マグネットUSB充電アダプターはどこのを使われましたか?アマゾンにも売っている物でしょうか?
早速導入したいと思いますので教えて下さいませ。
tecstaffŔ
2019年7月13日 @ AM 8:30
私はamazonさんで購入しました。
https://amzn.to/2l78jym
まずは1セットそろえて使い方をシミュレーションしてから
パーツを買いそろえると良いかと思います。
ファンの一人
2019年7月13日 @ PM 2:02
ご丁寧にありがとうございます。
tecstaffŔ
2019年7月13日 @ PM 8:21
お役に立てて幸いです。
私もdポイントキャンペーンがあるので土曜日に追加でマイクロUSB端子3個とケーブルを1本追加購入しました。
ファンの一人
2019年7月14日 @ AM 12:43
もう一つ教えて頂きたいのですが、コードは何かに巻き付けて使われていますか?
と言うのも今までUSBケーブルは巻取り式を使っているので使う時コードの処理をどうしようか、と思いまして。
tecstaffŔ
2019年7月15日 @ AM 12:46
マグネット端子のUSBケーブルですが、私は30cmのものを使っています。
他に1mと2mのものがあるようですが、確かに長いと処理に困りますよね。