「Xperia PRO-I」+『Vlog Monitor』で撮る「富士登山2022」 Vlogモニターの使いこなしテクニック
Xperia PRO-Iの購入と同時に「Vlog Monitor」を買ったものの、正直、テスト撮影くらいしか使っていなくて、本気撮影に使った事がありませんでした。
どうやったらこれを主役で撮影することができるかなーと、機会をうかがっていたのですが、今回の旅にちょうど良かった。荷物厳選の旅、富士登山2022で「Xperia PRO-I」+『Vlog Monitor』を本気使いしてきました。
私なりの使いこなしテクニックも紹介したいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
5年ぶりに富士山へ行ってまいりました。最後に登ったのは2017年でコロナウイルス感染拡大の前。外人さんもたくさんいたのですが、今回はまだチラホラ。日本人ばかりで激空きの富士山はかなり久々かも。
富士登山は五合目まではバスや車で行って、そこから登っていくのですが、現在はマイカー規制があり麓の大駐車場までマイカーで行って、そこからは乗合バスで五合目まで運んでもらいます。
富士登山は主に4つのルートがあり一番有名なのが「吉田口ルート」という山梨側から登るルート。6割くらいの方が利用していると聞いています。一番山小屋も多く人気のあるルートで一番楽に登れるモノと思いきや、実は静岡にある「富士宮口ルート」の方が出発地点の標高が高く、ルートも短くもっとも楽に登山できる様になっています。
私の様に体力がないものでも、ギリギリ日帰り登山ができるルートで、以前はこのルートでお鉢巡り(山頂一周)や、宝永火山の寄り道下山などもしていたのですが、コロナ感染拡大もあり、ちょっと異変があります。
公式ホームページで調べると終バスが18時になっています。以前は20時まであったのですが、利用客が少ないからなのかかなり時間短縮されています。
体力の衰えもあり、以前は朝イチ出発の終バス利用で日帰り登山していましたが、今回はそういう余裕はないかも。
これはデジタル一眼“α”を持っていっている場合ではありません。必要最小限の装備で、とにかく時短での登山をしないといけないようで、これこそがXperia PRO-Iの出番です。
今回の山旅は、“α”を持たずにXperia PRO-Iだけでの富士登山をしてきました。最初に富士山にチャレンジしたのは2006年で、あのときの“α100”から始まって、ずっと、“α”を持って富士山に来ていたんですが、デジタル一眼を持たないでの富士登山は初です。
その代わり、今回はテーマは「Vlog」ということで、動画撮影メインです。
富士山に登ったことがある方はご存じだと思いますが、空気が薄く、高所での夏です。日差しが強く、天気が良ければものすごく綺麗な下界の風景が楽しめるので、それを4K HDR映像に収めてきたいと思います。もう、そういうのには「Xperia PRO-I」+『Vlog Monitor』+シューティンググリップが持って来いです。
Vlog Monitor『XQZ-IV01』はソニーストア価格:24,200円のPRO-I専用アクセサリーです。(その後、キャリアから発売された「Xperia 1 IV」にも対応しました)
それなりの価格がするんですが、なんせXperia PRO-I本体が20万円近くしていたもので気が大きくなってしまい誤差みたいに思える価格とも言えます。
Xperia PRO-I、Xperia 1 IV以外の製品では現時点では使えず、Xperia PRO-Iと接続した際も「Videography Pro」「Photography Pro」アプリでしか使えません。流用の効かないアクセサリーなんですが、今後登場するXperiaシリーズでは使える公算が高いかも。
製品としては液晶モニター本体と専用USBケーブル、そしてXperia PRO-I本体をホールドしてモニターをマグネット装着するホルダーの3点が入っています。
これにシューティンググリップ「GP-VPT2BT」(ソニーストア価格:12,901円)を加えてVlogスタイルにして使います。単なる板状のスマートフォンが見事Vlogcamに変身します。
このVlog Monitorにはマイク入力端子も装備されていて、3極端子のプラグインパワーのマイクを装着することが可能。スマートフォンを挟むクリップの上部にはコールドシューがあるので、ここにマイクを固定して、マイクケーブルで音声を録音することができるわけです。
より、詳細については上記の開梱レポートでご案内をしています。接続がUSB type Cなので、デジタル一眼“α”とつないでモニター代わりにできないか、とか、いろいろ思いつくんですが、試してみたところ、そういう想定外の使い方は全部アウト。Xperiaの専用モニターにしかならないことが判明しています。
さて、実際のVlog Monitorの使い勝手なんですが、いろいろ工夫されています。Xperia PRO-I本体をクリップに挟む際は原電キーとVideoGraphy Proの起動ボタンの間に挟むのがベスト。これだと隠れてしまうボタンがなくなります。
一度、Bluetoothペアリングをしてシューティンググリップと連動させておき、VideoGraphy Proを使って電源をオフにしておくと、次も電源キーで指紋認証させると、そのまますぐに撮影ができるように起動します。
テストしているときはイチイチBluetoothペアリングをしていたんですが、連続で使う時はほとんどビデオカメラ的な使い勝手になるんですね。VideoGraphy Proが起動中はPhotography Proの呼び出しボタンがそのままRECボタンになります。
ボリュームキーはデジタルズームキーとして利用可能。ほぼ、動画撮影専用カメラ的な使い勝手になります。
さらに、シューティンググリップを使う際にMOVIEボタンでRECができて、ズームレバーでのズーム操作が可能。それに加えてC1ボタンに好きな機能を割り当てすることができます。
ここで「レンズ」を割り当てておくと、Xperia PRO-Iに搭載されている16mm、24mm、50mmのレンズ切替ができるようになります。
REC中は切替ができませんが、スタンバイの際に、メニューを開いてレンズ設定をしなくてもボタン押すごとに切り替わってくれるので、これが結構便利でした。
あ、ちなみにBluetoothペアリングの方法ですが、ボタンの長押し時間が他の機器よりもちょっと長めに押す必要があります。
Videography Pro、もしくはPhotograpy ProのBluetoothペアリング画面を呼び出して、シューティンググリップのズームキー「T」とPHOTOボタンを同時長押し7秒です。これでペアリングモードに入ります。
Xperia側ではなぜか2度ペアリングの許可を取りに来るので、2度とも許可をします。(1度に2回の許可を求めてくるため合計4回の許可をします)
そしてマグネットで装着するVlog Monitorですが、Xperiaの下辺と合わせて使うのが良いようです。この位置に固定しないと50mmの望遠レンズがモニターに被ってしまうことがあります。辺を合わせて使う様にすれば問題ありません。
そのための秘策?ではないのですが、こうして付属のUSB type Cケーブルを縛っておくとモニターの位置がずれなくて、このままのスタイルで使い続けることができます。
富士登山のときは間に合わせで、ケーブルをとめておく針金でまとめてしまっているんですが、なにかワンポイントになるようなマジックテープ的なもので留めるようにすると良さそうです。
私はXperia PRO-Iを専用のレザーケースに入れて使っています。やや革が薄く、傷が入りやすいのと、どうやら水や消毒液に弱いみたいで消毒液がついた手で触ると革がとけてきてしまうみたいなんですが、このご時世、消毒液はどこのお店に入っても使わされますからね。
なのでシリコンケースに入れて使おうとも思ったんですが、Xperia PRO-Iのボディサイドが放熱の役割を果たしているようで、こうしてボディサイドが開いているケースってこれしかないんです。シリコンケースだと前面を覆ってしまうので、せっかくのフルボード全面放熱の機能が活かされないなー、と。
なのでレザーケースは2つ用意してあって、ひとつはミンクオイルをせっせと塗って、ここぞというときに使うように大事にしています。こちらの普段使い用のものはダメージがかなりあるんですが、これはこれで道具っぽくて良いかなと。
今回も富士山の山頂まで一緒に行ってきました。
その他、モニターには「POWER」と書かれたUSB type C端子が装備されています。Xperia本体の接続端子とは別にもうひとつあるのですが、こちらは撮影中に給電をするための端子。
長時間撮影でバッテリー消費が激しい際はVlogモニターに給電することで、Vlogモニターを通してXperia本体の充電までしてくれるようになっています。
今回の富士登山でも利用するつもりでポータブルバッテリーを持っていったのですが、充電用のケーブルの端子先が大きくて同時装着ができませんでした。ややスリムなケーブルが必要になりますのでご注意を。
Vlogモニターならではの最大のメリットはスマートフォンの内側カメラを使うのでは無くて、メインカメラを使って自撮りをすることができる点。
切替はVlogモニター脇のスイッチでオンにすればモニター点灯します。撮影設定をして、最後に自分に向けてカメラを構えたときに、このスイッチをオンにすると自撮りモードになります。
背面になるメインモニターはそのときに映像出力はありませんのでご注意を。2面で見られるようになっていると良いんですが、消費電力的にもたないんですかね?
シューティンググリップは根元にボタンがあり、これを押すことで、Xperiaを支えるクリップごと180度回転するようになっています。
片手で操作するのはちょっと難しくて両手が空いていると楽に回せます。登山中は片手にストックを持っているので、この操作だけはちょっと難しかった。
こちらは応用技。私のストックは手元側に三脚ネジがついていて、ここにアクションカムなどを装着出来るようになっています。ここにVlogモニターのクリップを装着して、シューティンググリップを外して持っておくと、自撮り棒的な使い方ができます。
こんな感じ。富士山山頂にて火口と剣が峰を背景に1枚だけ記念撮影してきました。なんせ、時間がなかったので、山頂休憩もほどほどに、とんぼ返りしてきました。(話題になっている?御朱印帳は買ってきました。)
14時に山頂を後にして、18時の終バスを目標に帰ってきたんですが、途中、脚が遅くなり、五合目に到着したのは18時50分。もう終バスが終わった後で、タクシーを呼ばなければいけないかと思いきや、実は公式ホームページでは案内がなかったのですが19時に最終の路線バスが待っていてくれて、それで帰ってくることができました。
※「富士山」アプリというのが無料でダウンロード出来るんですが、そのアプリの「お役立ち情報」にこっそりと19時の最終バスの案内が掲載されています。8月28日まで毎日運行されているそうです♪
その他、お客様からご質問があったのですが、Xperia PRO-Iでの撮影で、マイクロSDカードに記録することができますか?というもの。実際に試してみました。
普段は512GBも内蔵メモリーがあるので、本体メモリーに記録してデュアルSIM仕様にしてつかっているんですが、手元にあるビデオスピードクラス「V30」のマイクロSDXCカードに差し替えて4K動画の撮影をしてみましたが問題なしです。
Videography Proの設定画面で記録するストレージの切替が可能。
ここで表示されるメッセージを読むと10MB/secのスピードクラス10・UHSスピードクラス1、ビデオスピードクラスV10以上のものが推奨されているようです。
Xperia PRO-Iの仕様を見ても、SDカードの対応スピードの記載がないのですが、少なくとも10MB/sec以上にはなっているようです。
ということで、今回撮影してきたVlogはこちらです。すみません、今回は人様にお見せするようなものではなくて、家族用ホームビデオなんですが。。。
撮影してきた動画はXperia PRO-Iがメインですが、予備で持っていった他のスマートフォンも一部、使っています。(なんせ、道中11時間の超長丁場登山だったので)
撮影フォーマットはVideography Proの4K HDR/24pで、それをAdobe Premiere Proでカット編集してH.265のHDR動画で出力。それをそのままYouTubeにアップロードしました。SDRモニターにはYouTubeで作成したSDR映像を。HDR対応ディスプレイではHDR出力をしてくれます。
4Kブラビアでの再生や、HDR対応のXperiaで再生していただけるとHDR再生ができるかと思います。
★Xperia Vlog Monitor キャッシュバックキャンペーンのご案内(~8/1)
なお現在「Xperia PRO-I」と「Vlog monitor」をセットで購入すると2万円のキャッシュバックになるキャンペーンが行われています。期間は8月1日(月)までなのであと1週間もありません。
「Xperia PRO-I」は5月1日に18,700円もの大幅値下げになったばかりで、合算すると4万円近くお得に購入できる計算です。また、Vlog monitorはストア価格24,200円(税込)の製品なので、まさに無料でついてくる感覚です。
スマートフォンで本格的なビデオ撮影をお考えの方はこの機会に検討されてみてはいかがでしょうか?
Vlogモニターの使い勝手がわからず、ちょっと手を出しにくかった、という方も、今回の紹介記事で判断が付けられると良いのですが。
Vlogモニターとシューティンググリップの使い勝手が予想外に良かったので、次の登山もvlog撮影はこの組み合わせで行こうかと思います。以前の富士登山ではアクションカムを使っていましたが、あのときよりも画質も良くなったし♪
Xperiaスマートフォン SIMフリー対応モデル Xperia PRO-I |
ソニーストア価格: 179,300 円税込 |
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発売日 | 2021年12月15日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
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