【アップデート】ワイヤレスイヤホン『WF-1000XM5』のLE Audio対応やamazon music のクイックアクセス対応など操作検証しました
昨日、ソニーのワイヤレスイヤホン「WF-1000XM5」の他「LinkBuds S」「LinkBuds」と、ワイヤレスヘッドホン「WH-1000XM5」の本体アプリのアップデート更新がありました。
これによりamazon musicのクイックアクセス対応が全機種で実現したのと「WF-1000XM5」では待望の「LE Audio」の対象機種拡大がありました。
早速、テストしてみましたのでレポートします。
こんにちは、店員佐藤です。
昨日の夕方頃ヘッドホンのアップデートがあり、今回は一気に4機種のアップデートが公開されています。
4機種共通で「Amazon MusicがQuick Accessに対応しました」となっており、クイックアクセス機能で使えるものが「spotfy」「Endel」に加えて「amazon music」が使える様になります。
また、Linkbuds S、Linkbudsではヘッドトラッキング機能に対応。
WF-1000XM5、LinkBuds SではLE Audio対応機器として、Xperia 1 V/ Xperia 5 Vが追加されています。
「その他の機能改善」というのもあり、WF-1000XM5でよく話題に上る、電車内や駅構内で接続が切れやすい問題が解決しているか!?という期待もかかります。
では、早速アップデートしてみます。
今朝から店頭展示しているイヤホン、ヘッドホン(ついでに自分のイヤホンも)を一斉にアップデートしていて、それで気がついたんですが、WF-1000XM5だけソフトウェア更新のインフォメーションが変わっていました。
従来はHeadphones Connectアプリを起動したときにソフトウェア更新のお知らせがあり、そこで詳細を確認して進行させるとアプリ画面上でソフトウェアの転送進行度合いがモニターできるようになっていました。
アップデートプログラムの転送には30分ほどかかるのですが、その進行具合がパーセント表示されて、100%になったところで更新作業をスタート。数分でアップデートされるという手順になるのですが、WF-1000XM5だけは、その転送割合の表示が出ません。
なのでソフトウェアの転送がどれだけ進んだのか、終わったのかが見られなくなっています。今後はこういう仕様になるんですかね?
探してみたところ、システムタブの中にある「ソフトウェアアップデート」>「アップデート状況」を開くと、その中に転送されたデータ量がモニターできるところがありました。
ここで、プログラムの転送が終わったか進行中なのかが確認できます。転送が終わったところでプログラムを更新して作業を終えるのはいつも通りです。
さて、アップデートが終わった「WF-1000XM5」「LinkBuds S」「LinkBuds」「WH-1000XM5」なんですが、クイックアクセスの項目をチェックすると「Amazon Music Play Now」という項目が増えているのがわかります。
これをダブルタップの機能に割り当てておくと、スマートフォンとイヤホンが接続されている状態で、右耳ハウジングのダブルタップをすることで、amazon musicの再生がいきなり始まる、ということができるようになります。
再生するプレイリストを指定するとかの機能はなさそうで再生されるのは「お客様におすすめのソング」とかが自動で流れる感じです。
ワイヤレスイヤホンを取り出して、自動でスマートフォンと接続して、とりあえずなんでも良いから曲を流したい、というときにスマートフォンの操作をしなくてもイヤホンのダブルタップで曲再生ができるようになるというのは便利です。
そして、こちらがある意味、目玉の機能になりますがBluetoothの新規格である「LE Audio」で最新モデルの「Xperia 1 V」と「Xperia 5 V」が対応機種になりました。
「LE Audio」というのは昨年の夏に規格が策定された次世代のBluetooth規格です。従来のBluetoothでは電話の通話音声で使うことしか想定していなかったため、あまり音声の良い伝送規格にはなっていませんでした。それを音楽再生用に利用するために「apt-x」や「AAC」、ソニーからは「LDAC」というコーデックを使って、出来る限りの高音質化をしてきましたが、ここで音楽を伝送することができる新規格にチェンジ。
低遅延でマルチキャスト(1台のスマートフォンから複数のイヤホンに同時に音声信号を伝送する)が可能、従来よりも高音質での伝送ができて、左右独立完全ワイヤレスイヤホンにも対応した規格として登場しています。
今年の春にはXperia 1 IVシリーズと、LinkBuds SでLE Audioが使える様になっていたのですが、ベータ版として使い勝手はお世辞にも良い感じではなくなっています。
またLinkBuds Sは「LE Audio」に対応しているのでは無く「Xperia 1 IV / 5IVのLE Audioに限定対応」となっていて、その他のLE Audio対応端末とは接続ができない機種になっています。9月に発売された「WF-1000XM5」も同様で、最新モデルの「Xperia 1 V / 5 Vには後日アップデート対応」となっており、それが今回のアップデートで実現しました。
アップデート後の「WF-1000XM5」「LinkBuds S」にXperia 1 Vでアクセスすると、システムタブの中のヘッドジェスチャーの下に「ヘッドホンのLE Audio 接続設定」という項目があります。
ここでClassic Audio専用(従来のBluetoothを指します)と「LE Audio 優先」という項目が出ますので、ここで「LE Audio」を選ぶと、イヤホンがLE Audio接続専用に切り替わります。
スマートフォン側はそのままでは接続はできず、いったん、接続設定していたイヤホンのBluetooth設定を削除します。この作業が面倒なんですがLE AudioとClassic Audioを切り替えるときは毎回、この作業が必要になります。
わかりにくいんですが従来のAACとLDAC、SBCなどのコーデックの切り替えとは一段違う操作が必要になります。
こちらは「Xperia 1 V」で接続している画面です。今までLDACでの接続で使っていましたが、見事「LE Audio LC3」の表示になりました。
「LE Audio」では信号の圧縮率が従来の倍になっているとのことで、たとえばSBCで300kbps程度の通信をしていたものが、LE Audioでは300kbpsでの伝送でも信号の質は600kbps程度はある、ということになります。
それだったらLDACの990kbpsにはかなわないじゃないか、というところですが、LDACの場合、実際に990kbpsが出るのは自宅の部屋とか電波がほとんどない状態のところで通勤電車の中などでは660kbps、330kbps程度でしかつながらないはず。音質もそうした静かなところでなければLE Audioの方が期待ができるのかも!?とか期待しています。
それに加えてWF-1000XM5は日によって状況が変わるんですが、LDAC接続の時に瞬間的ではありますが音声が途切れることが多いようで、それも今回のファームウェアアップデートで改善されるのでは!?という期待もあったりします。
ということで、昨夜アップデートしたWF-1000XM5を、やや早めに出勤してギュウギュウ詰めの通勤電車でテスト。
うーん、気持ち、アップデート後のLDACで使っていると、今までのLDACよりもつながりが良いような気がします。LE Audioにするとさらに途切れることが無くなった感があるのですが、なんせ、電波状況は日によって違うし同時比較ができないので、正確な比較ができません。
なお、一番途切れやすいのが電車を降りてたくさんの人と歩いている時です。すれ違う方も多く、場合によってはたくさんのワイヤレスイヤホンユーザーさんとすれ違うことになり、こういうシーンが途切れやすくなります。
このシーンにXpeira 1 V+WF-1000XM5のLE Audioで突入してみたのですが。。。ま、途切れることは途切れますね。完全にずっと接続されたままではなかったので、劇的な改善というのはないかも。
それでも今朝の通勤状況だけで比較するとつながりは良くなったような気がします。
そしてXperia側の表示も変わっています。こちらはXperia 1 IVによる第IV世代モデルのLE Audio接続のBluetooth設定です。
第IV世代ではLE Auido機器は「グループ」という概念で左右ふたつのイヤホンを表示してグループ接続をすることでステレオ再生をしていました。今までにない表示でややわかりにくく、先ほどのBluetooth接続設定の削除の場合、どれを消せば良いのかわかりません。
再接続も安定していなくて、なんかなー、という感じだったのですが、第V世代ではよりわかりやすくなっていました。
表示は従来のClassic Bluetoothと同じです。特に従来の接続と違ったところがないので特に戸惑うところもありません。個別の接続設定を除くとそこにLE_AUDIOのスイッチがあるので、これでLE Audioで接続されているのかどうかの確認もできます。
なお、LE Audio設定にしたワイヤレスイヤホンですが、それをそのまま別の非対応のスマートフォンでClassic Audioで接続しようとしてもつながりません。一度、LE Audioで設定したら、LE AudioでしかBluetooth接続できなくなってしまうんです。
その場合は、LE Audio設定にしたスマートフォンのHeadphones Connectを使って接続有線をClassic Audioに戻す必要があります。それが出来ない場合はWF-1000XM5のペアリングボタンを15秒ほどの長押しをしてオレンジの点滅が始まったところでボタンを離すと、イヤホンの初期化ができるので、これでClassic Audioに戻すことができます。
ちなみに、よく見ると、LE Audio有線のところには「ゲームに最適な低遅延接続」という案内になっていて、特に高音質とか接続性の高さについての説明はないんですよね。
それとLE Audio優先で使うと、2台同時接続や、新機能のクイックアクセスでのamazon music再生、音質優先の接続設定などが利用できなくなります。
まだ、LE Audioの機能はベータ版という扱いになっているので、接続の便利差などを重視される方は、従来のClassic Audioでの接続の方が便利かもしれません。
以上、説明がてんこ盛りになってしまいましたが、ソニーワイヤレスイヤホン、ヘッドホンのアップデートの話でした。(念のため、穴あきLinkBuds とWH-1000XM5はLE Audio対応になったわけではありませんのでご注意ください)
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