【Tips】Xperia 1 VのGPS精度は歴代最高レベル!? XperiaのGPS精度を上げる方法
発売から1週間経ったSIMフリーモデルの「Xperia 1 V」の出荷第2弾が来週から始まります。今週はXperia 1 Vを持って北海道まで行ってきたのですが、新しい発見がありましたのでレポートしたいと思います。
これもXperia 1 Vが届いたら最初に設定したい項目かもしれません。Xperia 1 Vに搭載されているGPS位置情報の話です。
こんにちは、店員佐藤です。
今週はソニーストア札幌さんの移転オープンがあるというので、勝手ながらオープニングイベントを見学させてもらいに行ってきました。
移動はLCCのPeachを使って成田から新千歳まで飛行機を使っているんですが、窓席の席指定をしても片道1万円かからない価格で行けます。滅多に飛行機に乗ることはないものでとても高いテンションで飛行機に搭乗させてもらったんですが、帰り道でちょっとだけガッカリしたことがありました。(念のため、Peachさんのせいではありません)
飛行機の中で、位置情報が今回は捕捉できなかったんです。
メインの通信デバイスとして「Xperia 1 V」を使っているんですが、予備のスマートフォンとして「Xperia PRO-I」も持っていっています。往路は問題なかったんですが帰りの便で、ほとんどGPS信号を取得することができず、窓の下を見ながら「今、○○の上空だ」と、景色を楽しむことができませんでした。
「マッピング」というアプリで移動軌跡を記録しているので、それをみてみると。。。
左の黒線は2017年にソニーストア札幌の開業のときにお邪魔したときの航路。真ん中は7月19日の往路で、右が7月20日の復路です。今回はA320という機体だったんですけど、20日の記録はもうほとんど出来ていない状態になっています。
予備で持っていったXperia PRO-Iについてはまったく位置補足ができていなくて、成田空港に到着したあとにやっとGPSの位置情報が得られた感じです。
GPSはアメリカの衛星を使っていて、戦時中はわざと精度を落とすということを昔は聞いたことがありますが、現在はGPSだけではなくGNSSと言ってロシア、中国、日本、ヨーロッパの測位衛星も使って測位しているそうなので、そういうことはないはず。というか、最近、GPSの測位情報の精度が下がっているという話は耳にしていないので、端末の問題みたいです。
そういえば、位置情報の精度を上げる方法ってあって、昔はそれを設定していたのに、最近のXperiaでは設定するのを忘れていました。
こういうの、ちゃんと事前に設定をしておかないとダメですね。
ということで、Xperiaの位置情報、GPS精度をあげる設定がこちら。
まずはAndroid OSの「設定」から「位置情報」をタップして、ここにある「位置情報サービス」を選択します。
ここで「Wi-Fiスキャン」と「Bluetoothのスキャン」をそれぞれオンにします。今は位置情報はGPSだけに頼っているわけではなく、モバイル通信の基地局やWi-Fi、Bluetoothまで使って短時間での正確な測位を実現しています。これらの機能をすべてオンにしていきます。
「Google 位置情報の精度」についても「位置情報の精度を改善」にチェックをします。
そしてGoogle Playから「GPS Status & Toolbox」というアプリをインストール。インストールすると「GPSの状態」という名前のアプリのアイコンが登場するので、それを開きます。
アプリを開くと左の様な画面になるので、どこかをタップして上からバーを表示させ、左上にある三本線のメニューボタンをタップします。
表示されたメニューから4つの設定操作を行います。
「位置情報のソース」はデフォルトでは「GPS(デバイスのみ)」になっているので「Fused(Google)」に変更します。GPSのみだと室内で位置情報が出ないのですが「Fused」に切り替えるとすぐに位置が確定します。
「コンパスの較正」はスマートフォンのジャイロセンサーの調整で縦横と回転軸と3Dにスマートフォンを回転させて調整を行います。グラフが赤から黄色、緑に変化していくので緑になったら調整終了でOKボタンです。
「回転角と仰俯角の較正」は水平の調整になります。適当な机の上にスマートフォンを置いて「較正」をタップして、もう一度スマートフォンの向きを180度回転させてから「平均化」をタップすればOKです。
そして「A-GPS」データというのは本来10分以上かけて衛星からダウンロードするGPSのスケジュールをインターネットから一気にダウンロードしてしまうもの。設定画面から毎日自動でダウンロードさせることもできるのですが、ここでダウンロードをすると最新情報にすぐに変更できます。
これらの設定を行うことで、Android OSのGPS機能がより正確に働くようになります。
「Pokemon Go!」や「ドラゴンクエスト ウォーク」などでGPSを使われる方もいらっしゃると思いますが、これをやっておくとより正確でつかみやすい位置情報を得られるようになります。
ということで、せっかくなので「Xperia 1 V」の他に「Xperia 1 IV」「Xperia PRO-I」「Xperia 1(auモデル)」が手元にあるので、同じアプリを入れてGPS設定をすべてに行ってみました。
これが予想外の結果が出たので紹介したいと思います。
これはGPS設定をすべておこなって室内でアプリを起動したところなんですが、「0/50」とか「0/31」とかの数字が見えると思います。これはその地点で受信出来る最大数の衛星の数で、0になっているのは実際に信号を受信している衛星の数になります。
これをみると「Xperia 1 V」だけ受信出来るはずの衛星の数が多いのがわかります。その後、実際に衛星の信号を受信させるとXperia 1 IVも受信できる衛星の数が増えるんですが、電波受信する前の衛星の数はXperia 1 Vだけ多めになります。
実はこれ、飛行機の中でも気づいていて2023年発売の「Xperia 1 V」と、2021年発売の「Xperia PRO-I」では受信出来る衛星の種類が増えているとか、そういうことなのかな?と、思っていました。
今回はそれに加えて2022年発売の「Xperia 1 IV」と、2019年発売の「Xperia 1 auモデル」も加えてテストしてみたのですが、これ、明らかに「Xperia 1 V」だけ衛星の数が多いみたいです。
店頭からですが、港区新橋の空にて衛星を受信させてみたところがこちら。Xperia 1 IVが最大衛星数で同数の追いついてきましたが、それでも同じ条件で受信している衛星の数はXperia 1 Vの方が圧倒的に多く、大体、こんな感じで世代ごとにGPSの衛星受信について差がつくことがわかりました。
こちらは京浜東北線の中での測定です。土曜日の夜で車内はかなり空いている状態で川口駅付近で測定しています。
やはりGPSの設定をし直したのと「GPS Status & Toolbox」アプリをインストールして設定をし直したのが良かったのか、Xperia 1 Vの精度がかなりあがった気がします。札幌へのフライト前にやっておけば良かった。
これは自宅ベランダでの測定です。空が大きく開けているところでの測定結果で、このあと時間をかけるとXperia 1 IVも捕捉している衛星の数が増えるんですが、やはりXperia 1 Vがもっとも高い精度になっています。
たまたまではなく、常時「Xperia 1 V」だけ受信している衛星の数が一番多いので、なにかしら仕様の違うGPSアンテナがついているのかと思って、いろいろググってみてはいるんですが、何も情報は見つけられませんでした。
「Xperia 1 IV」が最大受信数で同じ数字を記録しているので、Xperia 1 IVとXperia 1 Vは同じ仕様で、当店のXperia 1 IVだけ個体的な問題でGPS衛星の受信信号が少なめになっているという可能性はあるんですがXperia 1 III世代になるXperia PRO-Iとは格段の差があります。
GPS受信の精度も、もしかしたらモデルチェンジのたびに年々パワーアップしているのかも!?
【追記】
その後「GPSTest」というアプリを見つけて、こちらで受信している衛星の種類を調べてみました。
このアプリでは受信しているGNSSの種類、どこの国の衛星なのか調べられるのかと、実際の位置との誤差を計測することができるとのことです。無課金で使えます。
3台のXperiaにインストールして調べてみたところ、受信している衛星の種類を数えてみると中国の衛星を「Xperia 1 V」と「Xperia 1 IV」が倍以上の数で受信しており、これで差がついていることが判明。
アメリカ/ロシア/ヨーロッパ/日本/中国の順で端末が認識している衛星の数を数えたものが上記の記載です。黄色い数字は全衛星の数です。5番目に記載されている中国の衛星の数がかなり違っています。この差はどうやらXperia 1 IVとXperia 1 IIIの世代間に違いがあるみたいです。
実際に位置を測定するのに利用している衛星の数は違ってXperia 1 Vは21個、Xperia 1 IVは16個、Xperia PRO-Iも16個、Xperia 1 は21個となっていました。1回計測しただけで平均値ではないのですが、やはり受信感度はここでXperia 1 VとXperia 1 IVで差が出るのかも。
こちらは実際に自分がいる位置をマークして、どれくらいの誤差があるのか測定している画面です。見ての通りですが、Xperia PRO-Iの誤差が一番少ないんですが、これはたまたまですかね?(^^) Xperia 1 VはXperia 1IVやXperia 1の倍くらいの精度ということになっています。
当店前の駐車場で高いビルに囲まれている、あまり条件の良くないところでの1回だけの実験ですが、やはり性能に違いはあるようです。
当店blogエントリーで、先に「Xperia 1 Vが届いたら最初に設定したい6つのこと」というのを紹介していますが、今回紹介した「GPS設定」についても、こちらに7つ目の項目として加えていただければ幸いです。
蛇足ながら、Xperia 4台をまとめて稼動させるために用意したのはこちらのホルダーです。Pokémon Goを複数のスマートフォンでまとめて遊ぶためのツールみたいですが、これがないと同時記録ができません。とても助かりました。w
ご自身のスマートフォンで試してみたいという方は是非。
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ソニーストアのSIMフリースマートフォン「Xperia 1 V」は発売日を迎えたその後も多数のオーダーをいただいており、現在「ブラック」「カーキグリーン」が8月5日頃の出荷目安、「プラチナシルバー」が入荷次第出荷で納期未定となっています。プラチナシルバーの納期がまったくわからないのと「ブラック」「カーキグリーン」がお盆休み前の出荷の最後のチャンスになっているかもしれません。
今年の夏休み旅行の前に「Xperia 1 V」を手に入れて、GPS精度をあげて持ち出してみてはいかがでしょうか? ドラクエウォークとかPokémon Goとかをプレイされている方には効果が高いかもしれません。
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発売日 | 2023年7月14日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
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