旅は冒険だ ソニー”α”と『どこかにビューーン!』【長野駅編 地獄谷野猿公苑と姨捨駅】
どこかにビューーン!
新春特別企画です。
お正月休みに「α7R V」をお供にして一人旅をしてきました。新発売の“α7R V”はAI被写体認識という飛び道具を搭載しているモノで、ついつい被写体認識の話ばかりしてしまうんですが、本当はISO100で風景撮影をしたときに一番威力を発揮するカメラです。
風景撮影を三脚に据えてがっつりとやってみたかったのと。。。やはりAI被写体認識があるのでお猿さんの撮影をしてみたい、ということで二つの被写体に挑戦してきました。“α”と行ってきた写真旅の様子をレポートしたいと思います。
ちなみに旅はJR東日本さんが主催している「どこかにビューーン!」で楽しませてもらってきましたので、その様子も紹介します。
こんにちは、店員佐藤です。
お正月休みを12/28から1/3までいただいていました。本日から社会復帰して営業を再開いたします。
さて、旅の始まりはまだ昨年の12月の話からになるのですが、密かにJRさんの「どこかにビューーン!」に申し込みをしていました。
JRの「どこかにビューーン!」は申込時に4つの候補の駅が表示され、申し込み後に抽選が行われて、4つのうちの駅のどれかにいける新幹線切符が当たる、というイベントです。往復6,000円分のJREポイントを使うので、実質、片道3,000円で新幹線の旅ができるという内容です。
選べる4つの駅は上記の駅のどれか。
一番遠いところだと新青森駅で、一番近いと上毛高原駅とか那須塩原駅になります。それなりに楽しめるところではありますが、できることなら関東を離れて一番遠い新青森とか秋田とか新潟とかに行ってみたいところ。なんせ、どれが当たっても片道3,000円分ですからね。
支払いは「JREポイント」というJR東日本のサービスを利用することで貯められるポイントが必要なため、普段からJR路線を使っている人でないとなかなか貯められないポイントなんですが、私は山手線や京浜東北線を通勤に使っているため、簡単にポイントが貯まります。いつもはモバイルSuicaに戻して交通費として消化していたのですが「どこかにビューーン」はかなり楽しめそう。6,000ポイントなら3ヶ月ちょっとくらいあれば貯められるので年に3~4回は旅に出ることができそうです。
行き先候補の4つの駅というのは、申し込みをするたびに変わるので、本申し込みをせずに何回も仮申し込みをすることで候補の入れ替えをできます。「新青森」が入っていて「那須塩原」と「上毛高原」が入っていないこと、という条件で何度か繰り返し抽選をした結果が上記の候補になりました。
出発日時と帰りの日時も自分で指定して、発着駅を「東京」「上野」「大宮」から選択して、5~6回申し込みをして「長岡」「秋田」「新青森」「長野」の4つの候補をゲット。「長野」がちょっと近いんですが、最悪、これに当たってもそれなりのたび気分が味わえるというか、行きたいところがあるので、これで本申し込みをします。
本申し込みをした翌日には当選結果がメールにてお知らせされます。案の定、一番近い「長野駅」になってしまったんですが、良いんです。ここはここで行きたいところがあるんです。
ちなみに一度申し込みをすると取り消しやキャンセル、日時変更はできません。申し込んだJREポイントを失うだけの話になります。(乗車する車両、座席番号の変更は可能)
近場の長野駅だったら、もうちょっと帰りを早くしたかったところですが仕方がありません。新青森に行ったつもりでスケジュールを立てて、いざ、出発です。
“α7R V”+SEL2470GM2 F8.0 1/80 ISO100 焦点距離45mm
12月28日9時57分に大宮駅を出発して、11時4分に長野駅に到着。そこからJR篠ノ井線に乗り換えてやってきたのは「姨捨駅」です。
働けなくなった老人を山に捨てに行くという悲しい話が言い伝えられている姥捨山の近くにある駅で、一度ここに来て風景撮影をしてみたかったんです。ここの駅が何で有名かというと。。。
日本三大車窓のひとつということで有名な駅なんです。急斜面に立地する、その駅ホームからは棚田が見られるし、善光寺平が一望できるし、夜になると日本夜景遺産にもカウントされる景色なんだとか。
棚田には月が映り込むことで「日本百名月」にも数えられていて、まさに風景撮影のメッカみたいなところになっています。
日本三大車窓については、夏場だけですがJR東日本の豪華観光列車「四季島」も停車する駅になっていて、ホームには「四季島」の専用ルームなどもありました。
こうした鉄道撮影の名勝には、定型の「お立ち台」と呼ばれる撮影スポットがあるのですが、今回はそこではなく自分で撮影スポットを見つけてみたい、ということでここの駅を起点に夜まであちこちで撮影スポットを探してみることに。
さすが山の斜面にある駅だけあって、回りも急坂だらけで、さらに雪も積もっているため徒歩だけだと行動範囲はかなり狭くなるのですが、休業中のキャンプ場の近くの道路に「ここしかない!」という自分なりの撮影スポットを発見。
善光寺平と、姨捨駅と鉄道、そして棚田まで全部、写せる欲張りポイントを探していたんですが、一カ所だけそれを見つけました。
普通、写真撮影は「引き算」をしていくものですが、なんの、6100万画素の“α7R V”ですから、ここはテーマを欲張ってしまっても良いでしょう。
“α7R V”+SEL24F28G F8.0 1/13 ISO100
ということで、自分で探して撮りたかった風景写真の1枚がこちらでした。念願の“α7R V”でのISO100撮影がやっとできました。
棚田とかは水が張っているときに、景色の写りこみがあるともっとキレイなのかもしれませんが、雪で真っ白になっているところもなかなか。
“α7R V”+SEL70200GM2 F8.0 1/500 ISO200
そして、とても珍しい「スイッチバック」式の駅というのがわかりやすいポイントでもあります。
急斜面に位置する姨捨駅ですが、本線の上のところに駅が作られていて、姨捨駅に停車する電車は支線になっているところに入ってくる必要があります。駅での乗降が済んだら、支線を戻って本線にまた入り直して走行するということをしています。
言葉ではなかなか伝えられない動きなんですが、その全景が見られるので、これをタイムラプス撮影すると、動画でわかりやすく伝えられるかも。
さらに日本夜景遺産の夜景もオプションで楽しめます。ならばということで一つだけ持ってきた三脚はそのままタイムラプス撮影のための固定カメラ用に使うことに。
三脚は2本持ってくるべきでした。
“α7R V”+SELP1635G F4.0 2秒 ISO1600
ということで、タイムラプス撮影したショットの1枚をRAW現像して日本夜景遺産の夜景写真にさせてもらいました。
キャンプ場の脇で撮影させてもらいましたが、夏になったらここでキャンプできたら最高ですね。
“α7R V”+SELP1635G F4.0 1/80 ISO4000 焦点距離35mm
ローカル線の駅で6時間も過ごしてしまいました。家族がいたら、とても付き合ってもらえないような旅プランですが、駅の回りをあちこち歩き回って、列車がやってくる時間になるとタイムラプス撮影で列車待ちをしてぼーっとして過ごすとか、最高の休日を堪能させてもらっています。
さすが、陽が落ちてからはかなりの寒さになりましたが、スイッチバックする篠ノ井線に乗って、長野駅に戻り1泊目です。
ついでに撮影した動画とタイムラプス撮影をまとめたものがこちらです。
自撮りYouTuberごっこもしてきたのですが、見るに堪えられないものになっていたので、今回はこれだけ。2022年の旅の思い出ムービーでした。
2日目は長野駅近くのホテルから出発して、朝9時10分に長野駅東口へ。ここから地獄谷野猿公苑近くのバス停まで直通でいけるバスの発着があります。片道1,500円なんですが、ものすごい長蛇の列になっていました。しかも半分は外国からのツーリストさんたち。
とてもこれはバスに乗りきれないと思っていたら、続々と増発便が出てなんなく乗車することができました。
片道40分ほどで到着。ここから40分ほどの徒歩で「スノーモンキーパーク」を目指します。
帰りのバスの時刻表はこちら。1時間に1本どころか2時間に1本くらいですかね。ですが、長野駅行きとは別に「湯田中駅」行きのバスがあり、そちらも同じくらいの本数はあります。15時50分のバスを目指して帰ってくれば、1時間の間に4本くらいのバスのチャンスがあるので、それを目指して戻ってきたいと思います。(逆に16時50分を逃すと18時20分まで1時間半待ちになります。)
地獄谷野猿公苑へはバス停から徒歩40分。途中、駐車場などを横目に歩いて行き、インフォメーションセンターがあるとそこから20分の山道、という感じです。
お手洗いはバス停にはなく、駐車場に1カ所、そしてゴールの野猿公苑にあるのみです。
こちらが駐車場前の道です。ま、これくらいの雪道なら普通にスニーカーでも注意して歩けそう、という感じで気を付けて歩けばなんとかなりそうではあるんですが、転んでいる人を数人見かけました。下はカチカチです。
私は念のため軽アイゼンを持ってきていて、超安全に歩いていきましたが、ホームセンターなどで1000円くらいで売っている靴にベルトで留めるスパイクとかあると安心かも。
こちらがインフォメーションセンターで、ここからあと20分くらい。ここから先は完全路面凍結路です。長靴800円、スパイク1250円とかでレンタルしていました。なにも装備がなく不安な方はここでレンタルすることができます。ストックを持ってきている人がいましたが、それも手ですね。
20分ほどの山道を歩いて行く(急な坂はなくなだらか)と、地獄谷野猿公苑の入り口に到着します。ここで入園料800円を支払って中に入っていきます。
お金が戻ってくるロッカーがあるので、アイゼンやポールなどの荷物を持ってきている人はここで預けることができます。私も三脚とか使わない機材はザックのまま預けて撮影しにいきました。
「地獄谷」という、その名称からどんな過酷な環境なのかと思っていたら、そこは完全に観光地化されていて、こんな感じで人だかりが猿の入る温泉を取り囲む感じになっています。
ちなみに温泉に猿が入るのは厳冬期だけで夏はまったく入らないそうです。12月に入ってからやっと入浴するようになったくらいなので、ここの最盛期は真冬と言うことになります。
半円を描くように人の入れるスペースがあるので向き合ってしまうポイントではこうして、人と猿の共生をテーマにしたような写真しか撮れないのですが、背景に人が入らないポイントも半分あるので、そっちにカメラを向けるようにすると良い感じの写真が誰でも撮れます。
簡単に、こんな小猿と母猿のほのぼのシーンが撮れました。天気予報では晴れ予報だったのですが、午後になってからちらほらと雪が降ってくれて最高の天気に。ここはド晴天で撮影するよりも天気が悪いときの方が、絶対にテンションがあがります。
やや高い階段の上から狙うとこうして水面の写りこみが狙えるので、ここがポイントです。というのをプロカメラマンの飯塚元彦氏にアドバイスいただきました。
約束していたわけでも示し合わせたわけでもないのですが、たまたま、飯塚氏が撮影に来られていて、無料でアドバイスをしてもらうことができました。w 縁があります。
小猿たちは山ほどいて、全然珍しいモノでもなんでもありません。とはいえ、やはり親猿を撮るよりも可愛いし画になるので、途中からは小猿ハンターになってしまうのは仕方がないですね。
餌を与えてはいけない、触ってはいけない、むやみに近づいてはいけない、などの注意はあるのですが、向こうから寄ってきてしまうときは仕方がないですね。これは私のいた柵のところに飛び乗ってきてしまったときのものです。
すごい人慣れしていて、危害を加えてくることもありません。野猿公苑の方がしっかりと餌付けしてくれているので、おねだりしてくることもありません。
ただ、彼らの通り道にいたりして邪魔になっていると「どけ」と、いわんばかりに手で足を触られたり、肩に乗られたりするのは頻繁にあります。
動物園の猿を見ているよりも1000倍くらい、ここの方が楽しい!
“α7R V”のAI被写体認識の性能も、動物園で試したとき以上の成果があります。“α7R V”でないと撮れない、ということはないのですが、撮影がよりラクになります。
今までのソニー“α”の動物瞳AFは猿があまり得意ではなかったんですが、“α7R V”の動物認識は顔と瞳だけではなく体まで認識してくれていて、より正確に捉え続けてくれます。
顔が見えていなくても、動物でも骨格を見てくれているのか、顔認識、瞳認識をし続けてくれます。
写真撮影だと狙った表情をしてくれるまで粘り続けてくれる感じですが、これが動画撮影だと、一度食いつくとそこからフォーカスを外さなくなるので、よくあるパターンの数秒に一度、フォーカスがククッと外れて合い直すみたいな動作をすることがありましたが、それがありません。普通にずっとフォーカスを合わせ続けてくれるて、まるでNHKの特集番組を撮影しているみたいな使い方ができます。
AI被写体認識の精度を5段階で高めたり低くしたりできるのと、一度合わせた被写体を粘って追い続けるか、他の被写体を見つけたらさっさと移るのかの設定も可能。このときは認識は「3」にして被写体追従は「粘る」「狭い」にしています。
そして6100万画素+G Masterレンズで撮影した写真がこちらです。
“α7R V”+SEL70200GM2 F2.8 1/250 ISO125 焦点距離200mm
今回、忘れ物を2つしてきていて一つはヘッドライト。もうひとつがテレコンだったんですが、こんなに近いならテレコンは必要なかったですね。
目の前に向こうからやってきてくれるので、焦点距離は200mmあれば充分かも。
初めてやってきて、こんなにすごいカットがいきなり撮れるなんて、地獄谷野猿公苑すごいなー。というか、“α7R V”がすごいのか!
“α7R V”+SEL70200GM2 F2.8 1/500 ISO250 焦点距離200mm
雪がときおりちらほら降ってきてくれて、すごく画になります。ボーナスタイムスタート!という感じで一気にテンションがあがるんですが、お猿さん達は特に雪などは気にする様子はありません。
“α7R V”+SEL70200GM2 F2.8 1/500 ISO160 焦点距離200mm
今回、一番のお気に入りカットです。小猿さん達はどの子もお母さんが大好きみたいでキスしたり抱きついたりべったりしていて、お母さんもその愛に応えてくれていて親子愛の素晴らしさをしみじみと感じることができました。
“α7R V”+SEL70200GM2 F2.8 1/500 ISO125 焦点距離200mm
ストロボはたいていませんが、回りが雪景色なので、全体に明るい写真になります。ここ、最高だな。
“α7 IV”+SEL2470GM2 F9.0 1/30 ISO100 焦点距離24mm
こちらは先ほどの柵までやってきてくれた小猿さんです。望遠の“α7R V”と近接撮影用に“α7 IV”と2台のカメラをぶら下げていたのですが、こちらはとっさに“α7 IV”を使って撮影しているモノ。動画撮影用に絞り込んでいたのですが、ここでとっさに絞り開放にできるくらいに“α”を使いこなせる様になりたいですね。
ということで、今回も全部手持ちですが動画撮影をしてきています。撮れ尺は合計で1時間以上あって、その半分くらいは使えそうな映像なんですが30分モノ超大作をここでアップロードしても全部見てくれる方はいらっしゃらないと思うので7分くらいまで詰めました。それでも長いんですが、小猿中心に可愛い映像のオンパレードです。
ものすごい大変なところまで行ってきた感がなく、長野駅まで新幹線で1時間ちょい、バス40分、歩き40分で到着するので最短だと自宅から3時間くらいでいけるんじゃないか?という地獄谷野猿公苑でした。
これだったら日帰りが全然らくにできるので、雪の予報があったら、もう一度行ってみても良いかも。
もっと雪がジャンジャン降っているシーンで撮ってみたいですねー。
以上、スノーモンキーパークからのレポートでした。
この完全無敵カメラ“α7R V”があれば、なんでも撮れる気がしてきています。また次もどこかにビューーン!してきたいと思います。
デジタル一眼カメラ α7R V ILCE-7RM5 |
ソニーストア価格: 555,500円 税込 |
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発売日 | 2022年11月25日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:56,100円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:28,600円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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