【レビュー】これは買い換えたくなる! ソニーの新最強ワイヤレスイヤホン『LinkBuds S』開梱レポート セーフリスニング機能対応で聴覚を守ろう
「LinkBuds S」の発売日を迎えました。
以前、レビュー記事作成用の試用機の紹介はしましたが、製品版を手にしてみると、これは改めてすごいイヤホンかも!と、思い直すところがあり、個人的な話になりますが「WF-1000XM4」から「LinkBuds S」へ乗り換えることにしました。
これは「WF-1000XM4」と並ぶツートップモデルになるかと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
2度目の開梱レポートです。今度は製品版になります。ハードウェアとしては試用機と比べて変化はないのですが、ソフトウェアが違います。タイミングの問題で試用機は「LinkBuds S」に用意されていた新機能を試すことができず、製品版でやっと本来の「LinkBuds S」の威力を体験しているところです。
前回の試用レポートも手抜きはしていなくて、ハードウェアとしてのレポートはしっかりとさせていただいているつもりです。
特に外音取り込みマニアというか、普段からスポーツタイプのヘッドホンを使うことが多いため、外音の取り込み性能についてはものすごく気になっていて、歴代モデルを用意して個人的な主観になりますが、ノイズキャンセリング、外音取り込み性能については時間をかけて比較をしてみました。
ノイズキャンセリング | 外音取り込み | 音楽再生時 の音質 |
||
人の声 | ファンノイズ | |||
LinkBuds S | 8 | 10 | 10 | 9 |
WF-1000XM4 | 9 | 8 | 8 | 10 |
WF-1000XM3 | 7 | 6 | 5 | 8 |
WF-SP800N | 6 | 6 | 2 | 7 |
WF-SP900 | non | 8 | 6 | 6 |
LinkBuds | non | 9 | 9 | 6 |
Aftershocks | non | 9 | 9 | 2 |
.
あくまでもこれは店員佐藤個人の主観によるものですが「LinkBuds S」の外音取り込みの性能はとにかくずば抜けています。ソニーさんでも「ソニー完全ワイヤレス史上最高の外音取り込み機能」というのをアピールしはじめています。
実際のその効果のほどを電話録音用マイク「ECM-TL3」を使って録音してみました。その様子がこちらです。
当初、9点満点でつけていたんですが「LinkBuds S」が良すぎるというよりも、実際の音よりもよく聞こえて、ややボリュームを上げて聞こえてくる印象です。これは外音取り込みに強いと思っていたスポーツタイプのモデルよりも上。おもわず、満点を超える10点をつけてしまいました。
ノイズキャンセリング性能についても実は遮音部分で「LinkBuds S」はパワーアップする余地があります。
そう、WF-1000XM4で採用している「ノイズアイソレーションイヤーピース」を付け替えちゃうと、もっとノイズキャンセリング性能が上がる!というものです。
試用機の時は試していませんでしたが、こうして製品版で試してみると遮音性はまた一段上がる感じがします。
「ノイズアイソレーションイヤーピース」はアルコールや水分の付いたウェットティッシュなどでの手入れができず、シリコン製のハイブリッドイヤーピースと比較すると劣化が激しいデメリットもあるんですが、これで使えばノイズキャンセリング性能もWF-1000XM4と肩を並べるくらいになるかも。
そして、セールスポイント ナンバー2はこのサイズ感です。
「WF-1000XM4」も登場した時はこのダウンサイジング感に驚かされましたが、さらにそこから2~3割減というサイズは超絶ものです。
「LinkBuds S」の試用をさせてもらって、その後、自分の「WF-1000XM4」に戻って、これで過ごしていましたが「LinkBuds S」のサイズ感が忘れられず「LinkBuds S ロス」になっていました。
「WF-1000XM3」→「WF-1000XM4」に乗り移ったときも「もうこれは戻れないな」と思っていましたが「LinkBuds S」も同様の感覚があります。
そして、今回は製品版としてソフトウェアまで全部使える状態での開梱になるんですが、Xperiaと接続した瞬間にダメ押しが待っていました。
こちらが接続した最初の瞬間です。
やられました。
「LinkBuds S」は「セーフリスニング機能」対応モデルでした。
「セーフリスニング機能」というのは先週から出荷が始まったオーバーヘッドタイプのノイズキャンセリングヘッドホン「WH-1000XM5」に初めて搭載された機能です。
音楽再生時に「現在の音圧」を測定して、それを聴いている時間の累計で耳へのダメージを測定する機能です。
大きな音を繰り返し長時間聴いていると聴感が回復する前にダメージが蓄積していき難聴になると考えられていて、それを防ぐために1週間の間に聴ける音圧×時間を測定し、それを超えないようにアナウンス機能になります。
1週間に耐えられる音圧の目安も記されています。掃除機の音量が目安の75dBくらいなら127時間、バイクの90dBだと4時間、地下鉄の100dBで24分、ロックコンサートの110dBだと2分が1週間で聴ける目安となっています。
確かにコンサートなどの後で、音が聞こえにくくなる現象は私も経験したことがあります。通常は数時間から1日で回復してくるものですが、これが毎日となると、回復してこなくて難聴になってしまう危険があるんですね。それをヘッドホンで起こらないように、アプリの方に機能が搭載されたということになります。
商品の説明でこれの案内が掲載されていたのが「WH-1000XM5」だけだったので、てっきり「LinkBuds S」などのインナーイヤーヘッドホンには対象製品がないものと思っていたのですが「LinkBuds S」は対応製品になっていました。
ご覧の通り、専用アプリ「Headphones Connect」で接続したときに「現在の音圧」の表示があり「アクティビティー」>「リスニング傾向」をチェックすると、しっかりと「WH-1000XM5」と「LinkBuds S」の累計時間が掲載されました。
「LinkBuds S」も累計で音圧測定をしてくれます。
ちなみに私が普通に聴いている音量だと65~70dB程度の音量でこれくらいだと特に耳に負荷はかかっていないことになっています。長時間、それこそ付けっぱなしで音楽を聴いていても問題のないレベル。
外音取り込みで聴いているノイズなどは測定されず、あくまでも音楽などの音声データの音圧だけしか測定しないのと、曲によって変化する音圧も測定されます。なのでクラシックなどの方がロックミュージックよりも音圧は小さめになる傾向。
LinkBuds Sには装着を検知する機能があり、耳から外している状態で音楽を鳴らしても累積計算はされないように出来ています。さすがソニーさん、よく出来ているんです。
ちなみに「LinkBuds S」で出せる最大音圧がどれくらいになるのか測定してみたら、98dBまでは出せました。マイケル・ジャクソンの「Bad」でサビの部分を最大音量にしたところで測定しています。
この音量だと24分で1週間分の負荷に達してしまいます。
ノイズキャンセリング機能が効いているので、こんなに大音量で聴くことはないんですが、遮音性の低いヘッドホンで周りのノイズに負けないようにボリュームを上げるとこういうことになるんだろうなー。
電車の中でたまに見かけますが、音漏れしてジャカジャカ言わせている人がいますが、そういうのは30分くらいで難聴の危険ありになるわけです。
いやー、最後の一押しをされてしまいました。これは「WF-1000XM4」から乗り換えというか「LinkBuds S」を買い増すしかないかなー。
そうすると、あとはカラーの選択が問題になりますね。カラーは3色展開していて「ブラック」「エクリュ」「ホワイト」がラインナップされています。
当店の展示機として用意しているのはブラックで、ホワイトとかエクリュも良いんですよね。ただ、先述の通り、ノイズアイソレーションイヤーピースを使おうとすると、製品として販売されているのは「ブラック」だけとなります。
「ホワイト」のノイズアイソレーションイヤーピースもパーツとして取り寄せるコトはできるんですが、入手がちょっと面倒なんですよね。(パーツとしての価格はブラックと同じです) 扱いやすさでいったらブラックかなー。
なお、当店経由で購入いただいた方々の比率を調べてみたところ、ブラック:エクリュ:ホワイトで、現時点では5:3:2くらいです。今回もブラックが大人気で、ホワイトを購入されていた方々がエクリュとホワイトに別れている感じですかね。
一昨日から一足先に「LinkBuds」で使えるようになった新アプリ「Auto Play」にも対応をしています。着けっぱなしでイヤホンを装着をしているとき、通話が終わったとき、歩き始めたときに指定した音楽アプリが再生を始めてくれたり、アプリの通知を読み上げてくれる機能が利用可能。
環境音楽アプリ「Endel」では集中力を高めたり、リラックスしたり、眠りの導入をしたり、というのをシーン別に使うコトができるんですが、それを「Auto Play」で利用可能。テレワークや勉強でイヤホンを装着して集中力を高めて作業したり、通話が終わるとリラックスする音楽を流したりすることができます。
ソニーヘッドホンの最新機能を利用できる製品になっています。
「ボディが小さい分、スタミナ性能が劣るんだよね?」という方もご心配なく。ソニーのXperiaと合わせて使うのであれば裏技があります。
電力を大幅に使うのがイコライザーとアップコンバート機能の「DSEE Extreme」です。「LinkBuds S」は高音質コーデック「LDAC」での接続ができるので、Xperia側で「DSEE Ultimate」機能をオンにしてLDAC接続することでヘッドホンの電力を使わなくてもハイレゾ級の音質にアップコンバートされた音楽が楽しめます。
イコライザーも音質の悪いヘッドホンだと多用しますが、Signatureシリーズの製品など、高音質モデルだとほとんどいじるコトはありません。個人的には「WF-1000XM4」も「LinkBuds S」もイコライザーで調整する必要はないと思うんですが。。。(^_-)
この二つの機能をオフにするとスタミナ性能も大幅にアップします。
以上「LinkBuds S」の製品版実機レポートでした。
価格は26,400円(税込)と上位モデルWF-1000XM4の33,000円よりもかなりリーズナブルになっている上、音質、ノイズキャンセリング性能はそれほど大きく差はなく、史上最高の外音取り込み音質を実現しています。
とにかく一番のウリである「外音取り込みの効果」が高く、それだけでこの価格はお買い得だと思います。WF-1000XM4とLinkBudsの2つを同時に使いたい、という方にはうってつけのモデルですよ。
セーフリスニング機能のついたヘッドホンで自分の聴覚を守りたい、大事にしたい!という方も是非ご検討ください。
ワイヤレスノイズキャンセリング ステレオヘッドセット LinkBuds S |
ソニーストア価格: 26,400 円税込 |
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発売日 | 2022年6月3日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:3,300円 3年ワイド/5年ベーシック:2,200円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回払いまで分割払手数料【0%】 |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
発売後、当店店頭にて実機展示予定です テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
★ソニー「LinkBuds S」スペシャルコンテンツページはこちらから
ノイズアイソレーション イヤーピース EP-NI1000 |
ソニーストア価格: 1,980 円税込 |
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発売日 | 2021年6月25日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
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