【5分でわかる】常時装着が可能なLinkBudsシリーズにノイキャン性能を搭載した『LinkBuds S』登場!超低遅延Bluetooth規格『LE Audio』対応予定
ソニーのニュースリリースにて「オンラインとリアルをつなぎ、センシング技術で新たな音体験を広げる 常時装着も快適な小型軽量の完全ワイヤレス型ヘッドホン『LinkBuds S』発売 」と発表がありました。
外音取り込みによる「ながら聴き」もノイズキャンセリングによる音楽没入も楽しめるモデルになっています。
■大注目「LinkBudsシリーズ」に新モデル『LinkBuds S』登場!
こんにちは、店員よねっちです。
リング型ドライバーユニットを搭載し、耳をふさがない高音質ワイヤレスイヤホンとして人気の「LinkBuds」に新モデル『LinkBuds S』が登場しました。
今回は穴あき型ではなく、どちらかというと最強ノイズキャンセリングイヤホンとして名高い「WF-1000XM4」に近い形状になっています。
個人的にLinkBudsというのは穴が空いているイヤホンの総称になるのかと思っていましたが、定義としては小型軽量かつ外音取り込みが出来るもので、常時装着に適したものが「LinkBudsシリーズ」になるようです。
「LinkBuds S」は、シリーズ共通の特長であるセンシング技術がさらに進化しています。
装着や歩行開始といったユーザーの使用環境を検知し、SpotifyやEndelなど、連携する配信サービスの音楽を自動再生する新機能「Auto Play」を搭載。
またセンシング技術を組み合わせることで、音声ARや3Dオーディオを使ったアプリケーションやNianticの「Ingress」といったARゲームを音でも楽しむことができます。対応アプリのパートナー企業が増えることで、さまざまな音体験を提供します。
■『LinkBuds S』主な特徴
■常時装着しつつ、没入感と「ながら聴き」体験を自由に切り替え
「LinkBuds S」は、ノイズキャンセリング機能とハイレゾ音質に対応しながら、世界最小・最軽量で快適な着け心地を実現。「WF-1000XM4」からおよそ40%小型化されているそうです。
その小型化の秘密の一つがメイン基板を超小型のSiP化することだそう。SiPとはSystem in Packageの略で、それまで通常の基板でやっていたことを、超薄型基板や超高密度実装などの半導体製造技術を駆使して1つの小型モジュールに凝縮する手法とのこと。
この手法を採用することで、機能を損なうことなくメイン基板のサイズをここまで小さくすることが可能になったそうです。
そしてドライバーも直径5mmの超小型なものが新開発されています。ハイコンプライアンスな振動版を採用することで、小型でも豊かな低音域が鳴らせるようになっています。
また、プロセッサーを「WF-1000XM4」と同じ「統合プロセッサーV1」にすることで、低消費電力も可能になり、バッテリーもφ12×5.4からφ12×4.0まで薄型化。それにより、本体の重さは各約4.8g、ケースの重さは約35gを実現しています。
小型軽量設計に加えて、耳から飛び出す量を抑えることで、イヤホンの重心が頭に近く、安定した装着性を実現。イヤホン本体と耳の接触面を増やすような「エルゴノミック・サーフェース・デザイン」を採用することで、耳の複雑な凹凸にも干渉しにくい形状になっており、安定性のある装着が実感できます。
また、専用スマートフォンアプリ「Headphones Connect」上でヘッドホンから測定に最適化された楽曲を再生し、マイクで集音することで、その人の耳の中の特微量を算出。その結果から、イヤーピースが耳にぴったりフィットしているか、どのイヤーピースが最適かを表示する「装着状態テスト」に対応しています。
ノイズキャンセリングONの場合は本体最長6時間バッテリーと、ケース充電込で合計最長20時間、ノイズキャンセリングOFFの場合は本体のみで最長9時間、ケース充電込で合計最長30時間バッテリーが持続します。
また、5分充電で60分再生可能のクイック充電にも対応しており、突然の外出時も安心です。
音声コンテンツを聴きながら、周囲の音も聞こえる「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」を搭載。『LinkBuds』のように穴の空いた形状ではないにも関わらず、ヘッドホンを装着した状態でも周囲の音をより自然に聞き取れるようになっています。
音声処理のアルゴリズムを改善し、中高音域の取り込み量を十分に確保することで、従来モデルよりも信号処理における外音取り込み量が増し、より自然な外音取り込みを実現しています。
LinkBudsシリーズのコンセプトである自然な外音取り込みを実現しつつ高性能なノイズキャンセリング機能も搭載。統合プロセッサーV1の優れた処理能力によって高精度にノイズを処理できるようになり、幅広い帯域の騒音を低減できるようになっています。
また、「LinkBuds S」ではデュアルノイズセンサーテクノロジーを搭載し、片側につき2つのマイクが搭載されています。外側に1つ、内側に1つ、計2つのマイクでノイズを取得し、ノイズキャンセリング処理を行っています。
この際、外側に配置されているフィードフォワードマイクについては、屋外での利用時に風に吹かれてノイズキャンセリング性能が落ちてしまわないよう、風切り音を低減する筐体構造を採用。これによって、風が強い場所での音楽再生や音声通話時でも、ノイズキャンセリング性能を高いレベルで維持できるようになっています。
■リスニング環境を自動で切り替える「アダプティブサウンドコントロール」
「アダプディブサウンドコントロール」はユーザーの行動や場所に連動して事前に登録したノイズキャンセリング/外音取り込み設定やイコライザー設定に切り替わる機能です。
一度設定しておくと、ヘッドホンが自動でモードを切り替えてくれるので、ヘッドホンもスマートフォンも触ることなく、シーンに応じたお好みのリスニング環境をお楽しみいただけます。
これにより、ヘッドホンを付けていても環境音が自然に聞こえる一方で、コンテンツを楽しむ際には高い没入感を実現します。また、高音質コーデックLDACに対応し、ワイヤレスでもハイレゾ音質を楽しめます。
ストリーミング等の圧縮音源も、DSEE Extremeによってアップスケーリングすることで、ハイレゾ相当の高解像度音源で楽しめます。
■ヘッドホンをつけたまま、会話ができる「スピーク・トゥ・チャット」機能の性能向上
ユーザーが誰かに話しかけると、音楽再生が止まり、外部の音を聞き取りやすくする「スピーク・トゥ・チャット」機能も従来モデルに引き続き搭載しています。
この際、「LinkBuds S」では従来モデルよりも人の声がよりクリアに聞こえるようなチューニングを施しており、より会話がしやすくなっています。
■AI技術を活用した高精度ボイスピックアップテクノロジー
「LinkBuds S」は、「LinkBuds」でも好評な、AI技術を用いて音声通話時の発話音声をクリアにする「高精度ボイスピックアップテクノロジー」を搭載しています。
複数のマイクを最適に制御し、高度な音声信号処理を行う高精度ボイスピックアップテクノロジーにより、高い通話品質を実現。5億サンプルを超えるAIの機械学習で構成された装着者の声とそれ以外の環境ノイズを分離するアルゴリズムによって周囲の環境ノイズを抑え、自分の声をクリアに抽出します。
さらに、本体内側のマイクを通話に利用することで、発話者の声をよりクリアに通話相手に届けることができます。
■スマホを触らずシームレスに音楽が再生される「Auto Play」(ベータ版)機能に対応
今回新たに追加された「Auto Play」は、「ながら聴き」の多い世代である大学生の声も反映して開発。テレワークの時代にピッタリの新機能です。
装着や歩行開始といったユーザーの行動の変わり目をセンシングし、連携している音楽サービスであるSpotifyや集中やリラックスを促す音楽アプリを提供するEndelのコンテンツを自動で再生したり、スマートフォンの通知を読み上げたりします。
ヘッドホンがタイミングに応じて音楽再生や通知をする新しい体験の創造で、ユーザーがスマートフォンやヘッドホンを触って切り替えなくても、オンラインとリアルがシームレスに繋がります。
また、ソニーはパートナー企業であるNiantic社と音声AR領域で協業し、視覚だけでなく音声でもARゲームを楽しめるよう開発を進めています。「LinkBuds S」を使って同社のゲーム「Ingress」をプレイすると、「LinkBuds S」本体に搭載されたセンサーと立体音響技術により、プレイヤーの向いている方向に合わせて音声が届く新しい体験が楽しめるようになります。
■次世代BluetoothオーディオのLE Audioに対応
「LinkBuds S」はゲームに最適な超低遅延などを実現する次世代Bluetoothオーディオ「LE Audio」に対応予定となっています。
Bluetooth公式ページによると、「LE Audio」には、高品質かつ低消費電力の新たなオーディオコーデックであるLC3(Low Complexity Communications Codec)が含まれるそう。
広範なリスニングテストの結果、LC3は、Classic AudioのSBCコーデックと比較して、50%低いビットレートでも音質が向上することが分かっているとのこと。
開発者は、この省電力性を利用して、より長いバッテリー駆動時間を実現する製品や、現在のバッテリー駆動時間で十分な場合には、より小さなバッテリーを使用することでフォームファクターを小さくする製品を作ることができるとあります。
Bluetoothはどうしても遅延が発生するもので、youtubeなどの動画視聴にはそれほど影響はないものの、音楽ゲームなどシビアな操作を要求されるものには不向きな面がありました。「LE Audio」によってどのくらい改善されるのか気になります。これは今後のアップデートが楽しみですね。
■『LinkBuds S』『WF-1000XM4』『LinkBuds 』比較表
LinkBuds S |
WF-1000XM4 |
LinkBuds |
|
発売日 | 2022.6.3 | 2021.6.25 | 2022.2.25 |
価格(税込) | 26,400円 | 33,000 円 | 23,100円 |
プロセッサ― | 統合プロセッサーV1 | 統合プロセッサーV1 | 統合プロセッサーV1 |
ドライバー ユニット |
5mmドライバー | 6mmドライバー | 12mm リング型ドライバー |
ノイズキャン セリング |
★★★★ | ★★★★★ | – |
外音取り込み | ● | ● | ● (開放型リングドライバー) |
ハイレゾ対応 | ● | ● | – |
音質 | DSEE Extreme | DSEE Extreme | DSEE |
対応コーデック | AAC/SBC/LDAC | AAC/SBC/LDAC | AAC/SBC |
バッテリー | 6時間(NC ON) 9時間(NC OFF) |
8時間(NC ON) 12時間(NC OFF) |
5.5時間 |
充電時間 | 本体 約2時間 充電ケース 約3時間 |
本体 約1.5時間 充電ケース 約3時間 |
本体 約1.5時間 充電ケース 約3時間 |
急速充電 | 5分で60分 | 5分で60分 | 10分で90分 |
ワイヤレス充電 | – | ● | – |
防水 | IPX4 | IPX4 | IPX4 |
質量(片耳) | 約4.8g | 約7.3 g | 約4.1g |
スピーク・トゥ・チャット | ● | ● | ● |
アダプティブサウンドコントロール | ● | ● | ● |
Sound AR | ● | ● | ● |
360 Reality Audio | ● | ● | ● |
その多機能 | ・Auto Play ・Sound AR ・LE Audio対応予定 |
・外音コントロール ・ノイズアイソレーションイヤーピース |
・ワイドエリアタップ ・Sound AR |
.
上記はソニーストアでも人気のイヤホン3モデルを比較した表です。こうしてみると「LinkBuds S」は「WF-1000XM4」に近いモデルであることが分かります。
まとめると「WF-1000XM4」の性能を持ちながらも小型・軽量に特化させ、より自然に装着できることを意識したモデル、というイメージでしょうか。
注目すべきは価格がかなり抑えられており、「WF-1000XM4」との価格差は6,600円になるという点。WF-1000XM4が3万円越えでなかなか手が出なかった方も、これらの機能を搭載したうえで「LinkBuds S」の26,400円はかなり魅力的に映ると思います。
ぜひ「LinkBudsシリーズ」の新モデル『LinkBuds S』をご検討くださいませ♪
■実機レビュー公開しました!
☆当店blog 2022.5.19「【レビュー】ノイキャン搭載でもっと聞こえる『LinkBuds S』実機レポート」
ワイヤレスノイズキャンセリング ステレオヘッドセット LinkBuds S |
ソニーストア価格: 26,400 円税込 |
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発売日 | 2022年6月3日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:3,300円 3年ワイド/5年ベーシック:2,200円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回払いまで分割払手数料【0%】 |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
店頭にて実機展示しています テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
★ソニー「LinkBuds S」スペシャルコンテンツページはこちらから
■比較検討モデル
ワイヤレスステレオヘッドホン WF-L900 LinkBuds |
ソニーストア価格: 23,100 円税込 |
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発売日 | 2022年2月25日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:3,300円 3年ワイド/5年ベーシック:2,200円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回払いまで分割払手数料【0%】 |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
店頭にて実機展示しています テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
ワイヤレスノイズキャンセリング ステレオヘッドホン WF-1000XM4 |
ソニーストア価格: 33,000 円税込 |
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発売日 | 2021年6月25日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:3,300円 3年ワイド/5年ベーシック:2,200円 3年ベーシック:無償 |
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