VLOGCAM『ZV-E10』で撮る「尾瀬・至仏山」
1週間前の話になりますが、緊急事態宣言の解除記念?ということで、2年ぶりに尾瀬へ行かせてもらってきました。
今回は標高2,228mの至仏山トレッキングが目的です。久々に写真主体のフォトレポートで旅の様子を報告したいと思います。旅の相棒は新発売のVLOGCAM「ZV-E10」です。私には厳しい山登りで軽量機材でチャレンジしてきました。
こんにちは、店員佐藤です。
一昨昨年まで2年連続で夏に撮影会に行っていた尾瀬湿原ですが、コロナウイルスの感染拡大もあり、この2年はニッコウキスゲを見に行くことができませんでしたが、緊急事態宣言も解除になったし、今年は有志のお客様との団体旅行ではなく、自家用車での単独行動で、感染予防の上で行ってきました。
過去、お店のイベントとして撮影会を開催した尾瀬ハイキングでは夏のニッコウキスゲのシーズンの訪問でしたが、春には水芭蕉、秋には草紅葉が見られて、今がまたハイシーズンになります。
草紅葉と、尾瀬ヶ原の西側にある山、至仏山からの景色を紹介したいと思います。
ちなみに至仏山ですが、標高1400mの山ノ鼻から2,228mの山頂まで、滑りやすい蛇紋岩の岩場を登る、私みたいな太めのハイカー初級者にはちょっと厳しい行程だったりします。
できるだけ軽量装備で行きたいもので、この秋に新発売のVLOGCAM「ZV-E10」のテストにはもってこいです。
食事の用意などもできるだけ簡素化して、いつもならバーナーとフライパンと。。。と、ちょっとした料理ができるような準備をしていくんですが、今回はコンビニ弁当とだし巻き玉子のパックのみ。
軽量化をしすぎると山での楽しみ、遊びを削っていくことになってしまい、カメラも同様なんですが、ZV-E10は樹脂製ボディで極力軽量化されてもいるし、レンズは超ワイドズーム「SEL1018」と単焦点レンズ「SEL35F18」という、鉄板の組み合わせで持って行けます。
今回もVLOG動画を作るのが最終目的で、動画撮影をメインに使うんですが、このblogエントリーのために写真もちゃんと撮ってきたい、ということで1台で写真と動画の使い分けをしてきました。
では、旅の様子を振り返ってみたいと思います。
当店の撮影イベントでは夜行バスを使って、一晩かけて尾瀬戸倉の駐車場まで移動しますが、高速を使ってノンストップで行くと3時間かからずに尾瀬戸倉の駐車場まで来られます。
駐車場は24時間で1,000円という料金設定。
日曜日の夜に夕食を自宅でとってから出発して23時頃に到着したので、これで月曜日の23時までに出れば1,000円で駐められます。
尾瀬はマイカー規制があり、ここから尾瀬の玄関口「鳩待峠」までは乗り合いタクシーを使って移動します。乗り合いタクシーは朝の4時40分に乗車が始まるので、それまでは皆さん、車中泊で出発を待つことになります。
昨年の「絶メシロード」ブームの時に車中泊グッズをそろえてあるので、これで私も車中泊です。
外気温は13度くらいですが、車中泊にはこれくらいの気温の方が助かります。車中泊はエアコンが使えないため、夏は地獄というか暑いのは我慢ができないですからね。寒いのは着込めばなんとかなるので、車中泊のシーズンはこれからです。
駐車場の一番奥の暗いところに車を駐めて、そこで新月間近の夜空をZV-E10で撮影してきました。
これは魚眼レンズを使ってインターバル撮影をしたところです。
APS-Cセンサー搭載のZV-E10では「SEL16F28」というパンケーキレンズを装着することができます。APS-Cセンサー搭載の「NEX」シリーズが発売されたときに最初に出たレンズで、これにはフィッシュアイコンバーター「VCL-ECF2」が装着可能。
レンズにレンズを装着する、というビデオカメラチックな使い方になりますが、ハンディカムの技術を応用して製品開発しているんですよね。
これにシューティンググリップを装着して撮影しています。
VLOGCAM「ZV-E10」というと動画用のカメラに思われがちですが、静止画撮影のための機能もしっかりと搭載しています。
「インターバル撮影機能」というのは、タイマーを使って指定した時間ごとにシャッターを自動で連続で切るための機能で、タイムラプス撮影に使います。
ここでは10秒ごとにシャッターを切るように設定。撮影回数は完成させる動画の長さに合わせて設定します。
写真を後から動画ファイルにするのですが、1秒の動画に必要な写真の枚数は30枚です。1カット10秒の動画を作るなら300枚の写真が撮る必要がある、という計算をします。
ここでは天の川が写るのが期待できそうなので、ちょっと多めの2000枚に設定しておき電池パックがもつだけ撮影させてみました。(結果、928枚の撮影しかできなかったんですが)
撮影にかかる時間目安も一番下に表示されるので目安がつけやすいですね。
インターバル撮影で撮ってきた動画は最後にVLOGムービーとして掲載しますので、お楽しみに。
朝4時40分に乗り合いタクシーに乗って5時過ぎに鳩待峠に到着。乗り合いタクシーは片道1,000円だったので、この2年でちょっとだけですが値上がりしていました。
以前は930円だったと記憶しているのですが、値上げというか、お釣りのやりとりをしてコロナ感染のリスクを増やさないようにするための価格変更かもしれませんね。
鳩待峠から山ノ鼻へ1.3km、1時間の行程を移動します。まだ10月になったばかりですが、尾瀬の森はすでに色づいてきています。
山ノ鼻へ到着。最初に開けたスペースにはいつもテントが多数張られているんですが、今年はひとつもありません。
見ればツキノワグマが出没するようでキャンプ場利用を休止しているとのこと。ハイカーさんが2年続けて激減しているので熊も出やすくなってしまったのかも!?
ここにキャンプ場用の水場があるんですが、水場の利用は可能でした。ここで行動用の水分を補給します。
山ノ鼻から左折すればすぐに至仏山の登山に向かえるのですが、尾瀬ヶ原の朝靄が出ている時間にギリギリ間に合いました。
草紅葉の見学もしてきました。
反対側にある尾瀬ヶ原に向かうと、燧ヶ岳が正面にそびえます。東北地区最高峰の山ということで、こちらも百名山のひとつです。
木道にはたくさんのハイカーさんが歩いています。
ちなみにマスクの装着ですが、ここでは99%の人がマスクは外して歩かれています。乗り合いタクシーの中では全員マスク装着をして「黙乗」のチラシの元、黙って乗車していましたが、オープンエアの元ではマスクを外して行動されています。
都内にいると移動中はずっとマスクを装着しているし、店頭でも接客中はマスクを装着しています。いつになったらマスクのない生活ができるようになるのかな?と、思っていたのですが、こういう場所からマスクのない生活が始まるのかも。
1時間ほど散策してから至仏山へ向かうことにしました。山頂までは約3時間目安です。
7時半の出発なので10時半頃に登頂予定。その後、3時間半をかけて鳩待峠へ直接下山するルートになっているので14時頃まで歩き続けることになります。
道中はトイレがないので、ここで全部体中の水分を出し切っておいて、登ります。水場も下り途中に1カ所あるんですが、そこまではなにもないので、必要なものはすべて担いで行きます。
2年前に来たときはこんな柵はなかったと思うんですが、シカ害から湿原を守るために設置されたようです。これをくぐっていざ、出発。
最初は森林の中をひたすら登ることになります。景色も変わらず、滑りやすい蛇紋岩と苦闘することになりますが、森林限界を超えると、背後に尾瀬ヶ原一望の絶景が待っています。
途中、ベンチの設置が3カ所ほどあるんですが、どれも景色の広がったところにあるので、ここで息を整えるのが楽しみに。
だいぶ登ってきました。このルートは登り専用になっているのですれ違いもなく、感染予防には適したルートかも!?
高度があがるごとに絶景度合いが増していきます。
途中、こうして朽ちてしまっていますが「中間地点」の看板がありました。自分の中ではとっくに中間地点を過ぎたつもりでいたのですが、まだここが中間地点なのか、と、ちょっとがっかりするスポットに。w
中間地点を過ぎてからある休憩ベンチ、ここが一番の絶景スポットになります。
ここから登っていくとあとは至仏山自体が尾瀬ヶ原を隠してしまうので、全景を見るのはここが最後のスポットになります。
本当はここでタイムラプス撮影をするつもりでいたんですが、私の勘違いで、この上にもうひとつベンチがあるものと思って通り過ぎてしまいました。
これはまた、もう一度来なくては。
なお、ここからはすごい絶景が見られます。鳩待峠と駐車場が右に見られて、そこから山ノ鼻の山小屋群、そして向こうには尾瀬湿原と燧ヶ岳。さらにお客様とは行ったことがありませんが、天空の散歩道「アヤメ平」も見られます。
すごいなー、私の知っている尾瀬が全部見られました。ここからの景色がしっかりとZV-E10で撮影できました。今回の旅の宝物。これはしばらくVAIOの壁紙にして使いたいと思います。
さらに登ると、こんな感じで尾瀬ヶ原の手前側が至仏山の山腹で見えなくなっていきます。
こうした木の階段が出てきたら、もうあとは山頂を目指して登るだけです。
あんまり頑張りすぎると酸欠でフラフラしてくるので、マイペースで登っていきます。
山頂まではあともう少し。
山頂に到着しました。この日は平日の月曜日ではありますが、たくさんのハイカーさんがいらっしゃいました。待ちに待った緊急事態宣言明けというのと、秋の尾瀬が楽しめるのもあとわずかですからね。
山頂で、持ってきたおにぎりを食べている間、ここでもZV-E10でインターバル撮影です。
ここでは撮影感覚は1秒にして、撮影回数は1000回に設定。これで30秒ちょっとの動画が作れます。撮影時間も16分ほどと休憩時間内に終わる目安です。
と、こうしてインターバル撮影をしている間にイワヒバリが遊びに来てくれました。ZV-E10に35mm単焦点レンズをつけて撮りたかったところですが、予備のDSC-HX99でなんとか撮影できました。
やっぱり予備の電池は必要ですね。
超軽量三脚ZIP SHOTを使って記念撮影。
さぁ、ここから下山です。鳩待峠に向かってGo!
見た目に下りだし、稜線にそって歩くのは気持ちよさそうに見えますが、手前に見える小至仏山までは岩場の連続です。
高低差はありませんがちょっと大変。
あっという間に到着したように見えますが、ここまで40分。
いやー、大変でした。手袋を持ってくるのを忘れてしまったんですが、ここの区間は必要だったなー。
小至仏山を過ぎると、あとは木道だったり、比較的緩やかな道が続くので、途中までは景色を楽しみながら楽に歩いて行けます。
森林限界って不思議なもので、本当にくっきりと境界線が見えるので面白いですね。10月だというのに、日陰のない灼熱地獄がずっと続いていたので、これでやっと日陰を歩けます。ここからあと2時間くらいかな。
水分は1.5リットル持ってきていたんですが、途中で全部飲みきってしまいました。森林限界を超えたあたりに水場があって、塩ビパイプからチョロチョロと水が出ている場所があったはずなんですが、それを見逃してしまったのか、なくなってしまったのか。
それらしい場所はあったんですがパイプはなくなっていました。
消毒していないため「飲用には適していません」ということで撤去されてしまったですかね? そこの水場をあてにしていたもので、ちょっと厳しい下山になります。
まだ色づき始めたばかりで、紅葉真っ盛り、という感じではありませんでしたが、秋の至仏山を初めて堪能。満足でした。
予定通り、14時に下山してきて、これで今回の山旅は終了です。
途中、写真を撮ったり、動画を撮ったりして山歩きを楽しんできましたが、その動画部分をまとめたものがこちらです。
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事件もなく特に面白い動画ではないんですが、VLOG作りの練習中です。
今週はショップ向けの動画編集セミナーがあり、Adobe Premiere Proの編集テクニックを教わったのですが、ムービー冒頭のコメントフォローは、Premiere ProのAIを使って自動でコメントを抽出して自動でキャプションを生成したものです。最新の動画編集ソフトではこんなことができるんですね。
ついでに音声の方もBGMの音量はPremiere Proが自動調整しています。音声を検知してソフトウェアの判断でボリュームを下げるということをしています。
編集に1週間近くかかってしまったのですが、まず、動画を全部並べてAdobe Premiere Rushでカット編集を行い30分あった動画をスマートフォンで見ながら8分まで縮めています。その後、Adobe Premiere Proで仕上げました。
編集が思い通りに出来るようになってくるとZV-E10の魅力は倍増するかも♪
もうちょっと使い方がわかったら、店頭で超初心者向けVLOG編集セミナーを開催したいと思います。
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そして、こちらはおまけ。
山に強い「au by KDDI」回線を検証すべく、今回もドコモのahamoと、auのpovo 2.0でモバイル電波測定をしてきました。基本的に尾瀬では携帯電話は使えないと思っていたんですが、だいぶ通信エリアが広がってきているみたいで鳩待峠と山ノ鼻にそれぞれアンテナが立っているようです。
ただ、ドコモのahamoでは大半が通信不能だったのに対し、povo 2.0は通信ができるエリアが多かった感じ。ドコモのahamo回線のXperia 1 IIが私のメインスマートフォンだったんですが、LINEでの通信の際はpovo 2.0回線のXperia 5 IIをテザリングして使っていました。
そして、こちらは駐車場があった尾瀬戸倉周辺です。分岐点の真ん中のところが尾瀬戸倉の駐車場付近になるんですが、なんと、povo 2.0はこんなところで5G通信ができました。
そうか、尾瀬ヶ原のハイキングをしてきて下山してきて、ここで新宿までの高速バスを待つ間、TwitterなりInstagramに写真投稿をするために、こんなへんぴな場所に5Gの基地局を作っちゃったんですね。au by KDDIさん、恐るべしです。
こうして山歩きが好きな方は、やはりソニーストアのSIMフリースマートフォン・デュアルSIM仕様モデルを用意してドコモとauの2回線を持ち歩くのが良さそうですよ。
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