アクションカムで撮る『富士スバルライン』ロードバイク登山
コロナウイルス感染予防のための「特別な夏」ですがいかがお過ごしでしょうか? 今年は多数の方に4Kブラビアをご購入いただいていて「Go To BRAVIA」でご自宅で過ごされている方もいらっしゃると思います。我が家でもUHD BDソフトを数本用意して映画三昧をしていて、ちょっとすごい作品を見つけましたので今週の土曜日に店頭で上映会をしたいと思っています。
で、毎年夏になにかしらチャレンジをしたいと思っているんですが、今年はウイルス感染予防対策をしながらならできるチャレンジということで、富士登山をお盆休み中に挑戦させてもらってきました。
と、言っても今年は富士山の登山道は全閉鎖されていますので山道は歩けないのですが、五合目までの富士スバルラインは台数制限をしたうえで開通しています。このスバルラインですが自転車で登ることができるそうなので、これにチャレンジしてきました。
どれくらいの難易度なのか情報がないままに行ってきたのですが、今回はアクションカムでその記録を撮ってきましたので紹介したいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
コロナ太りを思い切りしています。休日に出かけるイベントがないので、毎週日曜日は夕飯を楽しむために1日過ごすようになってしまい、おいしい料理を用意してそれをいただいて、また自宅でゴロゴロするのを繰り返しています。
さすがにこの暑さではジョギングするのもままならないので、なんとかしなくてはいけない。涼しいところで、ちょっときつい運動ができないか? ウイルス感染予防対策の上で、人に迷惑をかけず安全に、ということで、リサーチして思いついたのが「ロードバイクでの富士登山」でした。
富士吉田口からの登山の際に、みなさん利用されるのか「富士スバルライン」という有料道路で、現在はふもとにある富士山パーキング(富士北麓駐車場)に自家用車を停めて、そこからバスで五合目に向かい、そこから登山する、というのが一般的なルートになります。
その「富士スバルライン」ですが、オンシーズンは一般車は入ることができないものの、オフシーズンは普通に車で通ることができます。往復で2,100円で通行できるのですが、この道をサイクリングすることが可能。往復200円で入れるそうです。
観光バスや自動車は感染予防のため今年は台数制限をしているそうですが、サイクリングの場合は台数制限がないとのこと。ということは、普段の年よりも自動車の通行台数が少ないところでヒルクライムに挑戦ができる絶好のチャンスでもあります。
登山が今年はできないので富士山の五合目に向かう人の数も少ないし、自転車なら他の人との接触もほとんどなく乗ることができます。
ただ、富士山の五合目まで自転車で登るのがどれくらい辛いものなのかがよくわかりません。毎年夏前に五合目まで自転車で登るレースイベントがあり、その資料によると制限時間は3時間10分で完走率は98.9%、平均タイムは1時間50分程度という話です。
女性でも完走しているし、平均斜度は5%以下と初心者向けのレースイベントという紹介をしている方もいます。
で、あれば、特に練習などもしていない私ですがトレーニング代わりにチャレンジしてみてもいいのではないか? 制限時間の3時間10分で完走率99%にもなるならなんとかなるでしょう。
ということで、お店のお盆休み前にアクションカムのアクセサリーを購入しておきました。
ソニーストアで販売しているアクションカム用の他社製アクセサリーになるのですが、レックマウントのスマートフォン同時装着マウントを購入。別途、スマートフォンのハードケースが必要になるというので、Xperia 1用の新しいハイブリッドケースも購入してあります。
最近は動画撮影にデジタル一眼“α”を使うのがメインになり、直近ではVLOGCAMの「ZV-1」の登場もあり、なかなか紹介する機会がないアクションカムなんですが、こういう撮影の時は一番安心します。
なんせモニターを搭載していないので、その分、本体が軽量コンパクトで、さらにFDR-X3000ならハンディカム上位機種と同様に空間光学手振れ補正を内蔵しています。“α”やサイバーショットの手振れ補正と違って、センサーとレンズ部をまとめて浮かせて補正するという猛烈な手振れ補正効果が得られます。
「ZV-1」を装着できないか、自転車にマウントをつけてチャレンジしたことはあるんですが、カメラ本体の重量がアクションカムよりも重いため、どうしても揺れが大きくなるという問題もありました。
ということで、ちょっと久々のアクションカム利用になるんですが、キットを装着してみて動作させてみると、なんていうかスマートフォンの進化が著しく、以前、私が使っていたXperia XZでの動作よりも、Xperia 1を使うと動作もキビキビしてるんですよね。
スマートフォンの進化があり、アクションカムが一段と使いやすくなっている気がします。
ちなみにレックマウントのスマートフォン同時装着マウントですが、仕組みはこうです。
ハンドルにマウントを装着して、ここの裏にアクションカムを装着するわけですが天面にはスマートフォンを装着できます。90度回転させてロックさせる機構のマウントがついてくるのですが、これをスマートフォンケースにボンドで張り付けます。
装着する際のスマートフォンケースはシリコン製のソフトケースなどではなくガッチリとスマートフォンをホールドできるハードケースが必要。マウント面をドライヤーで熱してから張り付けて、最低2時間は放置しておく、という代物でした。
これでサイクリング中にスマートフォンをカーナビ代わりに使うこともできるし、その下にはアクションカムを装着しておいて、ロードムービー撮影もできるようになります。
なお、知らない方のためにちょっと説明するとロードバイクは普通の自転車よりも簡単に分解することができるようになっています。タイヤなどは工具を使わなくてもレバーを倒すだけでクイックリリースできるようになっています。
ある程度のサイズの荷室があるクルマならば、分解してベルトで固定して車載することもできます。これで富士山パーキングまで持っていきました。都内から車で約2時間です。
予備のアクションカム(というかセカンドカメラ)も後輪に装着します。
カメラ1台だとどうも不安というか、アクションカム自体の信頼性は高いのですがそれを操作する私が信じられなくて、どっちかがバッテリー切れとか、どっちかのメモリーカードを忘れた、とかをこれで防ぐことができます。
ということで、アクションカム2台体制で出発。
ちなみに、こうしたチャレンジの時は、従来であれば絶対にサイバーショットも記録用に持っていくのですが、今回は本当に無駄な荷物を持っていけないのでサイバーショットはなし。
スマートフォンの「Xperia 1」が記録用カメラです。
スマホのカメラ機能は今まで信用していないというか画質的に使えないものと思っていたんですが、今年の春に「Xperia 1」を買ってからは変わりました。抑えのカメラにスマートフォン、使えます。
Xperia 1に搭載の3眼カメラの威力は絶大です。ということで、お財布とスマートフォンと車のカギと、ウインドブレーカーだけを持って、いざ出発です。
富士北麓駐車場から富士スバルラインの料金所までは約4kmあって、ウォーミングアップに最適、と、なっていたのですが、とんでもありませんでした。ここまでも十分坂になっていて、斜度は5%前後あります。
料金所から五合目までは24kmあるそうですが、北麓駐車場からは28kmで、しかもその行程は全部上り坂です。下りになっているところは一切ありません。ここから地獄をみることになります。
朝10時に駐車場を出発して、スタート地点の料金所まで登り30分。そして、そこから平均2時間、制限時間3時間の一人ヒルクライムに挑戦します。13時半くらいに五合目に到着ですかね。
などと思っていたのですが、もう、全然そんな時間では登れませんでした。
斜度は5%~8%くらいで断続的に角度が変わっています。これが登山道だったらゆっくり歩くなりして歩きながら休憩をすることができるんですが、自転車の場合、こぎ続けないと倒れてしまうので、とにかくペダルを踏み続けるしかなく、これが非常につらい。休めないんです。
しかも二合目あたりで気が付いたんですが空気が薄くなってきていて、息が切れまくります。そのまま足に力が入らなくなるので、しかたなく歩き始めるんですが、あ、そうか、登山と一緒だ。ということで深呼吸するようにすると体力が復活。
歩いて押したり斜度が低くなってきたらバイクに乗って登る、というのを繰り返します。
そして、三合目を過ぎたあたりで気が付くんですが、給水ポイントがどこにもありません。トイレは5kmくらいごとにあるので利用できるんですが、トイレの水は飲み水ではないんです。
なので、売店で自販機を利用するしかないのですが、自販機が全部の駐車場にあるわけではないんです。
最初にあった自販機というか給水ポイントは四合目手前の大沢駐車場でした。ここまで、本当に給水ポイントがひとつもなしです。
大沢駐車場には売店もあり、500円出せばおにぎりでもおでんでも、食事ができます。肝心のドリンクは500mlのペットボトルが1本180円です。
富士山では基本、ごみは持ち帰りになっているのでごみ箱などはないのですが、ここの自販機で買ったものは処分してくれます。2本ほど買ってボトルに移して補充。肉巻きおにぎりを買って、これでエネルギー補給です。
ここまでくれば、五合目まであとわずか、のはずなんですが、すでに足が2回ほどつっていて、全然力が入らなくなっています。行きは全部上り坂ですが、帰りは全部下り坂です。なにも足の力はいらずに帰ることができるので、本当に体力ギリギリまで使うことができるんですが、体力はもう残っていなくて、いつ引き返してもいいんだけど。。。と、思ったところで、上を見上げると富士山が見えるわけです。
うわー、久しぶり! 前回登ったのって2017年でしたっけ? そうそうこうして山頂がすごい近いんですよね。
ちなみに上のものはXperia 1の標準レンズ26mmです。
望遠に切り替えると52mmになります。表示は2倍ズームとなっていますが電子ズームではなく3眼レンズの切り替えをしていて望遠レンズに切り替わっているんです。
ここからさらにピンチズームすると10倍ズームまでいけます。
これは電子ズームで5倍にしているのでさすがに画質は荒れます。ですが無駄な部分を記録せずに必要なところだけ切り取るのには便利。
そして一番便利なのが超広角レンズです。
こちらが16mm相当のワイド画角で表示は「W」になります。他のレンズは4:3のセンサーを搭載しているようで4:3で撮影するときが一番広角になりますが、Wモードは16:9センサーになっているのか画角が自動で16:9に変更されます。
今までのXperiaでは撮れなかった超ワイド映像でトリプルレンズカメラの中でもこれが一番重宝するかも。
こちらは24mmの標準レンズです。昔、世界遺産登録になる前は五合目から四合目までの道も駐車場になっていて、混んでいるときはここに駐車して登っていっていたんですよね。今は柵があって入れないようになっています。
16mmのワイドカメラを使うと、これくらい広く映像が撮れます。
動画撮影でも利用ができるので、今回、誰か一緒に登ってくれてれば、その人のドキュメンタリー動画を撮ることができたかも!?
ということで、今回のロードバイク登山ですが、予定を大幅に上回って5時間半かけて五合目まで登ってきました。後半、半分以上は歩いて登っているんですが意地です。
ラスト5kmはほとんど登りもなくて楽と、聞いていたのですが実際にはラスト2.5kmからが平坦になっていて、そこまで頑張らなくてはいけなかったんですが、まぁ、体力があるというかトレーニングされている方には平坦に感じられるくらいの坂なんでしょうね。
肥満おじさんのヒルクライムにはちょっと厳しすぎました。w
今回のアクションカム動画はこちらです。
もう、しばらく上り坂には出会いたくありません。w
なお、富士山五合目の吉田口ですが15時すぎの到着ということもあってガラガラでした。例年であれば、これくらいの時間からでも、ご来光を見るための登山者さんが山小屋に向けて出発する人たちであふれかえっているのですが、本当に人もまばらです。
頑張って五合目まで登ったご褒美の、富士山ダウンヒルですが、こちらもどれくらい時間がかかるものなのかわからないまま、一気に下ってみましたが、時間はだいたい40分ほど。制限速度50kmとなっていて、サイクルコンピューターでスピードを見ながらセーブして降りてきましたが、大体、そんな時間目安みたいです。
全線舗装路なんですが、傷んでいる部分も多数あり、ちょっと恐怖があるダウンヒルでした。
その一気降りの様子はこちら。
上りの時に見てきた風景がまさに10倍速で走馬灯の様に駆け抜けてくるところが快感でした♪
2時間、3時間で登れるのはかなり鍛えられたチャリダーさんだけで、素人の肥満おじさんがいきなり挑戦すると大変なことになることが分かった富士スバルラインサイクリングでした。
当店ご来店のお客様でもロードバイクファンの方は多数いらっしゃいますが、是非、もっと爽快感のある上りのロードムービーを撮影してみてください。(^-^)
アクションカム FDR-X3000 |
ソニーストア価格: 49,880円+税~ |
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発売日 | 2016年6月24日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:5,000円 3年ワイド/5年ベーシック:2,500円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
AV商品10%オフクーポンプレゼント 実機店頭展示しています |
アクションカム HDR-AS300 |
ソニーストア価格: 39,880円+税~ |
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発売日 | 2016年6月24日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:4,000円 3年ワイド/5年ベーシック:2,000円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
AV商品10%オフクーポンプレゼント |
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レックマウントスマートフォン同時装着 サイクルマウントタイプ19 CC-S-19SGXCNA31 |
ソニーストア価格: 7,800円+税~ |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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レックマウント クイックリリースマウント C-S-63CNA |
ソニーストア価格: 4,500円+税~ |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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