『α6300』とアクションカムで撮る「築地市場マグロ卸売場見学」
”α6300”＋SEL24240 F3.5 1/60 ISO640 焦点距離36mm相当
こんにちは、店員佐藤です。
移転延期が決まってしまいましたが、間もなく引っ越しをすることになるであろう築地市場の「マグロ卸売場」見学に行ってきました。
一度、見学に挑戦したことがあるんですが見事に失敗したマグロせり場見学に今回は参加してくることができました。見学の様子を紹介したいと思います。
当店から歩いて20分のところにある築地市場。予定では11月7日に豊洲新市場へ引っ越しをする予定でしたが今週、都知事から引っ越しの延期が発表されました。まだ、延期される引っ越しの状況がどうなるのかわかりませんが、今のうちに、どうしても見ておきたかったマグロの卸売場見学に再挑戦してきました。
前回はなんの情報もないまま、ホームページの案内にあるとおり朝の5時に築地市場勝どき門にある「おさかな普及センター」へ行ったのですが、マグロせり場見学の受付は終了しました、という案内があり参加ができませんでした。朝の5時に築地市場に行くためには自宅からでは始発に乗っても間に合わないため会社に泊まって参加したんですが、甘かった。
そのときの話によると朝の2時半には受付が始まり3時40分頃には定員の120名に達していたという話だったんですが、どうやら現在はもっと早く終わっているという情報を実際に参加されたNoirさんからいただきました。
現在は2時15分頃に受付がスタートしていて、2時45分頃に入るのがベストでは？ということで、それに挑戦。当店のお得意様でご興味をお持ちだった方々にお声がけしたところ数名の方が一緒におつきあいしてくださることになり、金曜日の夜に当店へ集合。
土曜日未明の午前2時にお店を出発して「おさかな普及センター」へお邪魔してきました。
詳しい見学案内は築地市場の公式ホームページに掲載されています。
☆東京都中央卸売市場公式ホームページ「築地市場マグロ卸売場の見学について」
受付時間は午前5時より、となっていますが「見学希望者多数の場合、受付開始時刻を繰り上げる場合がある」という記載があり、これはほぼ毎日繰り上げになっている模様。
今朝も2時15分からの受付になっていました。Noirさんのお話と総合すると今はデフォルトで2時15分スタートになっていると思われます。
見学者数は最大120名に設定されていて、見学は60名ずつの2班に分かれて行われます。先着順で5時25分スタートの前半組、5時50分スタートの後半組に分かれます。
当店を午前2時に出発してコンビニで軽食を調達。2時40分に入場したところすでにこんな状態。
入場の際にビブスと見学についての注意事項が書かれたパンフレットを手渡されて、そのパンフレットに受付番号が書かれているのですが45番とかになっています。黄色いビブスが前半組で、緑のビブスが後半組。（カラーは日によって違う模様。）
うわ、やばい！ さすが休前日の金曜日夜（土曜日早朝）ということもあり参加者が平日よりも多いようです。
午前3時前には受付は終了し、その後に来られた方は容赦なく参加ができない旨を通告されます。午前3時に来て見学会に参加出来ないって、つらいですね。
なお、参加されている方の9割くらいは外国からのツーリストさんたちです。この日は日本人がいつもより多いみたい、と、言われていましたが、それでも圧倒的少数です。
すごい狭き門というか、事前にこうなっていることを知らないとまず参加できないイベントになっています。
そしてつらいのはここからで、この待機所で見学出発まで待たなければいけないんです。2時40分の受付で後半組に振り分けられたので5時50分の出発まで3時間もここで過ごさないといけないんです。
受付だけ済ませて、一度、お店に戻って3時間仮眠しよう、というのができませんでした。ただ、しっかりと管理されているわけでもなく、トイレや喫煙、ドリンクのための外出は可能なので時間までに戻ってくれば良いんですが、案内の通りここで待機することに。
途中、築地市場についての説明プレゼンテーションがあるんですが、なんと日本語ではなく英語で行われます。海外ツーリストのために築地市場の説明をするそうです。ま、確かに考えてみたら職場から歩いて20分のところにあって気軽に参加出来る私たちと違って、彼らは海外旅行ではるばる日本までやってきて、こんな朝早くから並んでいるんです。
思い切りおもてなしをしてあげてください。その間は寝てすごさせていただきました。
午前5時20分になると前半組が出発。Noirさんからの情報によると前半組はマグロのせりが小型のものばかりになり、大物のせりは後半組でないと楽しめない、という話を聞いています。後半組を狙ってはいたんですが、運良く後半組になれてラッキー♪
前半組が出発してから遅れること25分。やや時間が早まって5時40分に出発の号令がかかり後半組もいよいよ出発。
10時以降は一般の観光客も仲卸の売り場は見学できるんですが、完全禁止されているエリアへ警備員さんの案内で連れていってもらえます。
すごいんです。築地で朝10時と言えば、ほとんどの業務が終了している時間。さすが、朝の5時台です。全開営業中の築地市場の中を歩けます。ターレットもいつもと違ってすごい数が走っています。
”α6300”＋SEL24240 F5 1/30 ISO800 焦点距離82mm相当
道は警備員さんが誘導してくれるのですが、交通の流れを見ながら、あちこちで止まりつつ歩きます。カメラを持っている人には途中での撮影は気をつけるように言われます。確かに危険なので歩き途中ではファインダーはのぞけません。全部ノーファインダー撮影。
5分ほどかけて、ようやく見学エリアに入りました。広いせり場の真ん中に見学者エリアがあり、入場して右側が前半組が見られるせり場のエリア。後半組は左側のせり場を見学することになり、確かに見るからに大きなマグロがドドンといます。上の写真の手前に並ぶマグロは他とサイズが全然違います。
この見学エリアで正味15分間の見学になります。
私たちが入場したときはマグロの品定めをしている時間のようで、マグロの尾びれのところをめくって、個体のチェックをしていました。
”α6300”＋SEL24240 F4.5 1/80 ISO1250 焦点距離75mm相当
尻尾が輪切りにされているのと、その脇の皮もめくられています。これでマグロの品質がわかるってすごいですね。
”α6300”＋SEL24240 F6.3 1/80 ISO1250 焦点距離150mm相当
あの、尾っぽの輪切れだけで1週間くらいはおかずに困らないような気がします。
”α77 II”＋SAL70400G2 F5.6 1/100 ISO1600 焦点距離600mm相当
こちらは一緒に参加された山歩さんの作品です。”α77 II”＋SAL70400G2で撮影されています。600mmまであると、こんなに大きく手元を写すことができます。
”α77 II”＋SAL70300G F4.5 1/60 ISO1600 焦点距離202mm相当
こちらはKさんの作品です。”α77 II”＋SAL70300Gにて撮影されていますコントラストを高めて、彩度をやや落とすのは、当店の築地市場撮影会での定番テクニック。ソエさんが紹介したところ、瞬く間に当店のお客様の間で流行っています。
ローカルな話ですが、こうして人から変わったテクニックを教えてもらうと楽しいんですよね。最初はやはり人の真似から始まって、自分らしい写真を作り出すテクニックにつなげていきます。
”α77 II”＋SAL70400G2 F4.0 1/160 ISO1600 焦点距離120mm相当
鐘の音がなって品定めのためのチェックタイムが終了。いよいよせりがスタートします。英語では「Tuna Auction」と紹介されていました。
”α77 II”＋SAL70300G F5.6 1/60 ISO1600 焦点距離202mm相当
マグロごとに業者さんが入札をしていくのですが、金額は指の動きだけで伝わるそうです。この指の動きが見にくくなってしまう恐れがあるため、フラッシュ撮影は禁止されています。
入札の指の動きが、これまたスゴい速くて撮影が難しい。私も挑戦していたんですが撮れずじまいでした。事前の準備というか、何を撮るのかイメージしておくのが大切です。
あっという間に15分の見学時間は終わって、またここから5分ほどかけて出口まで引率されます。ますますスゴいターレットの数。写真よりも動画の方がこういうのは面白いんだよなぁ。。。というところですが、安心してください。
動画も全部撮ってきています。
実は今回はこんな形にして撮影をしてきました。
”α6300”にフルサイズ対応の高倍率ズームレンズ「SEL24240」を装備。これで36mm相当の広角から360mm相当の望遠域まで1本でカバー。どんな撮影状況だかわからないケースはこうした高倍率ズームレンズが安心。
ただ、APS-Cセンサー搭載の”α6300”では広角が36mmとやや狭くなります。それをカバーするのと、どうせだから動画も4Kで全部撮っちゃえ！ということで、アクセサリーシューにアクションカム用アクセサリーの「VCT-CSM1」を装着。そこに4Kアクションカム「FDR-X3000」を装着して撮影してきました。
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アクションカムのRECボタンは待機所を出るときに撮影スタートして、見学中はそのままほっぽりっぱなし。写真を撮るついでに4K動画を空間光学手ぶれ補正機能付きで撮影しておき、あとで撮れた映像を編集したモノがこちらになります。
※お詫びがあります。撮影開始当初、FDR-X3000のレンズに曇りがあり映像が見にくくなっています。すみません。一部”α6300”の映像もインサートしています。
今まで、謎のままだった築地市場のマグロせり場の様子がこれでようやくわかったのと、移転前の築地の様子がたっぷりと4Kで記録ができて大満足です。これは宝物になります。
Youtubeはダイジェスト版に編集していますが、店頭にはオリジナルファイルがありますので、ご興味ある方は是非、店頭の4Kブラビアでご覧になってみてください。4Kアクションカムの画質はこんなに小さなカメラなのに人を圧倒する解像感を持っています。マグロのせりの様子が4Kでしっかりと収録できました。
しかし、受付からスタートまで3時間あまり、本番は15分だけって、まるで混んでいるときのディズニーランドのビッグサンダーマウンテンみたいでした。この15分に集中する！っていう緊張感もたまらないんですよ。
もう一度、見学しに行きたくなります。大変ですが。
マグロせり場見学が終わったら、せっかくですので築地市場の場内にある「魚がし横丁」で朝ご飯です。
朝からガッツリとお寿司。モーニング寿司というのはそういえば初めてかも。
マグロのせりを見てきているんですから当然オーダーするのは鉄火丼です。朝の7時前に食べる鉄火丼はボリュームが普段の倍くらいに感じられます。ある意味、すごいオトクかも。
築地市場の想い出が最後にひとつ追加されました。
以上、念願の「築地市場マグロ卸売場」見学でした。おつきあいくださった皆様、本当にありがとうございました。おかげで最後のどんぶりまで全部、最高に楽しませていただきました。
築地市場マグロ卸売場見学にご興味ある方、当店までご相談に来ていただければ、分かる範囲内で見学会の様子をアドバイスいたします。もちろん撮影に使うデジタル一眼カメラ”α”の購入、使い方相談も是非！ 当店店頭からソニーストア製品をご購入いただければ、初めての方でもAV商品10%オフクーポンがご利用いただけます。
店頭までお気軽に遊びにお越しください。
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