【レビュー】α7III+SEL100400GMで撮る『桜とシマリス』
α7IIIが出荷になって、初めての週末。関東には桜前線がやってきてます。
大勢の方のお手元にα7IIIが到着していて、タイミング良く天気の良い週末なのでほとんどの方がα7IIIを桜撮影に持ち出していることと思います。
私も行ってきました。冬眠から覚めたシマリスと桜のコラボレーションを狙って、見沼グリーンセンターの「リスの家」に突撃です。
こんにちは、店員佐藤です。
昨年秋に発売になったサイバーショット「DSC-RX10M4」で、初めて訪れた見沼グリーンセンターにある「リスの家」ですが、ここは桜の名所でもあって、公園内の桜が満開になっていて多くの花見客の方で盛り上がっていました。
見沼グリーンセンターは埼玉県の大宮駅から宇都宮線で一駅のところにある公園です。公園内に「リスの家」というシマリスを飼っている施設があり、入場料無料で利用ができます。(月曜定休)。驚くことに駐車場も無料で利用ができるため、ここはタダで1日遊べる施設なんです。
さすがに駐車場もほぼ満車状態なのですが、入れ替わり立ち替わり、クルマの出入りがあって、とくに待ち時間もなく駐車可能。
最初に来たときは秋だったのですが、すでにシマリス達は冬眠の準備に入っていて、シマリスの数もやや少なめ。どの子も巣にエサを運んだり、枯葉のふとんを運んだりしていて、ほっぺたを膨らませていました。
真冬に来たときは、多くのシマリスが冬眠にはいっていて、起きている子もいることはいるのですが、かなり数は少なめ。
春になって冬眠から覚めてくるのを半年間、心待ちしていたのですが、やっとその季節がやってきたわけです。
ジョイスティック搭載でスポットAFの操作が劇的に楽になり、画面の90%以上を像面位相差AFがカバーしてくれるα7IIIです。
風景としての「桜」撮影よりも「シマリスと桜」というチャレンジングな企画に挑戦してみたかったわけです。AF性能でいったらα9の方が上!、という声もありますが、α7IIIなら加えて4K HDR撮影もできるんです。
そこにテレ端の最短撮影距離0.98mという近接撮影に強い望遠レンズ「SEL100400GM」を加えれば、向かうところ敵無しです。
そんなわけでお花見そっちのけで「リスの家」に日曜日は入り浸ってきました。撮ってきた写真がこちらです。
冬眠から覚めたシマリスたちですが、暖かさもあって、動きは冬に来たときの倍くらいのスピードで動いてくれている感じ。シマリスの数も4~5倍はいるんじゃないか!?というくらい、あちこちで見かけます。
探す必要なし。
α7IIIのフレキシブルスポットAFは画面の一番隅にポイントを置いておくと上記の写真みたいなのもフォーカスロックで構図を作る、とかすることはなく、普通にシャッターボタン半押しで撮影ができます
レンズの精度があがってきていて、センターフォーカスでフォーカスロックしてそのまま画角をずらして構図を作る、なんてことをするとややフォーカスが甘くなってしまう心配がありますが、そういうのも一切無しです。
さらに、こうして木の奥にいるシマリスなどもスポットAFでピンポイントで浮きだたせることが可能。シマリスも動きが速いので百発百中とはいきませんが、かなり高い歩留まりでこういう写真が撮れます。
勘違いしてしまいそうですが、スポットAFを使うことでものすごく腕があがったような錯覚になります。
今まで、ワイドエリアAFを中心に使って、フォーカスが合いにくいときだけセンターAFとか渋々スポットAFを使っていたのがウソのようです。
撮影しながらすぐにジョイスティックでAFポイントをスカスカと移動できる快感を知ると、スポットAF以外はもう使えないかも。しかもピント精度が高く、全然はずしません。動きブレで失敗するくらいです。
これはスゴいカメラです。
ジョイスティックをセンター押しするとスポットAFはドセンターに戻るので、動きの素早いシマリスはまず日の丸構図で撮影。そのまま目的の構図にもっていき、同時にスポットAFを被写体に合わせていくと、こうして桜を背景にした写真が撮れます。
私は測光モードをマルチにして画面全体で露出を捉えていますが、スポットAFに合わせてスポット測光することもできます。次回はそれも試してみようかな。
いじれるところが、たっぷりあるので時間をかけて、こういう機能を覚えて身につけていきたいカメラです。
やった! 桜の木にシマリスが来てくれました。連写で撮って、良いポーズのものを後で選別します。
連写は「Hi+」にすると秒10コマでの撮影ができるのですがAFが最初のコマで固定されてしまいます。AF追従させるときは「Hi」モードにして秒8コマで撮影。ファインダー像もアフタービューにならず、ほぼライブビューで撮影ができます。
連写は「Hi+」にすると秒10コマでの撮影ができるのですがファインダー像がアフタービューになってしまうため遅延のない像での撮影をするときは「Hi」にして秒8コマで撮影すると良い感じになります。
で、今回は写真撮影だけが目的ではなく4K HDRでの撮影もしています。素早いシマリスですが、たまに休憩をしているときがあるので、そこが撮影チャンス。
まずは静止画で写真の撮影をしておき、そのままじっとしているようであれば動画撮影に切り替えます。
モードダイヤルを動画にしてピクチャープロファイルを「PP10」にして露出を+0.7EVにして(HDR撮影をすると大抵暗めに映るので、露出を+0.3EVか+0.7EVにする、というのが私の現在のスタイルです。)それでスポットAFをシマリスに合わせて。。。なんてことはとてもやっていられないので、動画の撮影モードはすべてメモリーダイヤルに覚え込ませてあります。
メモリーダイヤルというのはモードダイヤルの「1」と「2」と書いてあるところです。ここにシャッタースピード早めの「2」とシャッタースピードを1/60にしてある「1」で記録しておき、ピクチャープロファイルも自動でPP10のHDR撮影になるようにしてあります。
静止画撮影をマニュアルモードでしているときはダイヤルを一つ回すだけで動画モードに測光で切り替えができます。
α7R3の時からいろいろ研究してきたのですが、静止画撮影と4K HDR動画撮影を1台のカメラで両立させるならこういう方法を身につけていかないと、とても追いつかないんです。ですが、今回は撮影一発目にしてかなりうまく撮れた気がします。
こうした静止画写真とほぼ同じ4K HDR動画ムービーを撮ってくることができました。
こちらは桜の木越しに見つけたシマリス。SEL100400GMの最短撮影距離の短さもありますが、このレンズはボケもすごい綺麗です。
自分で撮ったとは思えない写真が次々と撮れます。
これが今回、私が一番好きな写真です。これだけ枝の奥にいるシマリスにフォーカスが合い続けているって、一体、どういうロジックで動いているんでしょうか?
こんなにAFが思い通りに動くカメラは初めてです。これは魔法のカメラです。
コレも奇跡の1枚です。すばやく動くシマリスが桜の木を一瞬で通り過ぎていったときに偶然撮れた1枚。これ以外の写真は全部動きブレしています。よく見るとシマリスは目を薄目にしているみたいなんですが、よく見ていないのかな?
ということで、見沼グリーンセンターの「シマリスの家」でした。
すでにお腹に子供がいるシマリスもいるそうで、もうちょっとするとシマリスのベビーラッシュが始まるらしいです。
次回はシマリスの赤ちゃん捜しにα7IIIをもって行きたいと思います。
4K HDR動画もかなり良い感じで撮れているので、編集が終わったらSDR映像をこちらにアップしたいと思います。HDR素材も店頭でご覧いただけるほか、当店の4K動画クラブのメンバーさんには後日、ダウンロードできるように用意したいと思います。
いやぁ、α7III、すごい楽しいカメラですね!
デジタル一眼カメラ 『α7III』 ILCE-7M3 |
ソニーストア価格: 229,880円+税 |
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発売日 | 2018年3月23日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 |
5年ワイド:23,000円+税
3年ワイド/5年ベーシック:12,000円+税 3年ベーシック:無償 |
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金利0% クレジット |
24回分割手数料0%+10%オフクーポン 月々9,300円 残価設定24回分割+10%オフクーポン 月々6,400円(初回のみ9,170円) |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回分割払手数料0%キャンペーン(~4/16) 残価設定24回クレジットキャンペーン(~4/16) αあんしんプログラム1年無料キャンペーン(~4/16) |
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My Sony ID 新規登録 特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中
店頭にて実機展示予定(3/23~) 開店4周年記念品プレゼント中 スプリングフェア特典あります!(~3/31) |
デジタル一眼カメラ 『α7III』ズームレンズキット ILCE-7M3K |
ソニーストア価格: 249,880円+税 |
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発売日 | 2018年3月23日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 |
5年ワイド:25,000円+税
3年ワイド/5年ベーシック:13,000円+税 3年ベーシック:無償 |
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金利0% クレジット |
24回分割手数料0%+10%オフクーポン 月々10,100円 残価設定24回分割+10%オフクーポン 月々6,400円(初回のみ9,170円) |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回分割払手数料0%キャンペーン(~4/16) 残価設定24回クレジットキャンペーン(~4/16) αあんしんプログラム1年無料キャンペーン(~4/16) |
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10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中
店頭にて実機展示予定(3/23~) 開店4周年記念品プレゼント中 スプリングフェア特典あります!(~3/31) |
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☆当店blog 2018.3.23「デジタル一眼カメラ”α7III”開梱レポート」
☆当店blog 2018.3.20「『α7III』の製品カタログを本日より配布」
☆当店blog 2018.3.19「“α7III”ズームレンズキット初回出荷分が完売」
☆当店blog 2018.3.9「品薄”α”レンズのソニーショップ店頭ルートの納期情報 」
☆当店blog 2018.3.7「デジタル一眼カメラ”α7III”ショールーム展示レポート α7IIと比較してきました」
☆当店blog 2018.3.3「【これがお得な購入方法】”α7III”みんなのオーダーレポート 」
☆当店blog 2018.3.1「CP+2018で触ってきました ”α7III”実機レビューレポート 」
☆当店blog 2018.2.27「AF性能2倍!3分でわかる新型カメラ”α7III”プレスリリース発表」
katoo
2018年3月27日 @ PM 11:49
SONYの公式サイトには、AF/AE追従で10コマ&ライブビューで8コマとあります。
https://www.sony.jp/ichigan/products/ILCE-7M3/feature_3.html
Hi+設定だと最初のコマでAFが固定されると判断しているのはどこに理由があるのでしょうか?
店員佐藤
2018年3月28日 @ AM 11:27
コメントありがとうございます。
勘違いをしていました。記事内容をお詫びして訂正させていただきます。