【これを読めば全てわかる!】最大撮影倍率0.5倍のマクロ撮影が可能なフルサイズ対応小型軽量ズームレンズ『SEL70200G2』総まとめレビュー
世界初、ズーム全域最大撮影倍率0.5倍のマクロ撮影が可能なフルサイズ対応小型軽量ズームレンズ「SEL70200G2」に関する当店の記事をまとめたページになります。
機能や実機の様子、実際に「SEL70200G2」で撮影した店員による作例などをご覧いただけます。
4.ハーフマクロとは? 最短撮影距離や写り方を知っておこう!
■「SEL70200G2」の機能まとめ
- ハーフマクロ撮影、テレコンバーターに対応した第2世代望遠ズームGレンズ
- 世界初のズーム全域最大撮影倍率0.5倍のマクロ撮影が可能
- 最短撮影距離0.26m(W) – 0.42m(T)の高い近接撮影性能
- 従来機種から全長を26mm短縮、約46g軽い質量約794gを実現
- 最新のXDリニアモーターを4基搭載し、フローティングフォーカス群を高速・高精度に駆動することで、AF速度が従来比で最大約20%高速化
- 大きく柔らかい自然なぼけ描写
- 高度非球面AAレンズ1枚の採用など、最新の光学設計でGレンズの称号にふさわしい高い解像性能
- ED(特殊低分散)ガラス3枚の採用など、新規光学設計で色収差を抑制
- 9枚羽根の円形絞り
- α1との組み合わせで最高約30コマ/秒の高速連写が可能
- 動体撮影時のフレーミングの安定性を重視し、手ブレ補正のアルゴリズムを最適化したMODE3を搭載
- 「ズームロックスイッチ」搭載により不用意な鏡筒の繰り出しを防止
- 光学式手ブレ補正機構内蔵
- αシリーズカメラの「ブリージング補正機能」に対応
- テレコンバーターSEL20TCおよびSEL14TCの装着が可能
- SEL20TC装着時フルサイズカメラでは最長400mm、APS-Cカメラでは600mm相当の超望遠撮影
- MACROモードを選択可能な「フォーカスレンジリミッター」搭載
- AF-Cモード時もフォーカスリングの回転で瞬時にマニュアルフォーカスが可能な「フルタイムDMFスイッチ」
- タイムラグが少なく応答性に優れたリニア・レスポンスMFを採用
- AF/MFを瞬時に切り換えられる「フォーカスモードスイッチ」
- カスタマイズ可能な3つのフォーカスホールドボタン
■「SEL70200G2」詳細
「SEL70200G2」は35mmフルサイズ対応の開放F値4で焦点距離70mmから200mmをカバーする望遠ズームレンズになります。Gレンズならではの高い描写力、高速・高性能AF(オートフォーカス)に加え、世界で初めてズーム全域で最大撮影倍率0.5倍を実現するハーフマクロ撮影性能を備えています。
また、別売りのテレコンバーター(1.4倍の『SEL14TC』と2倍の『SEL20TC』)を使用することで最大400mmまでの超望遠撮影と、ズーム全域で最大撮影倍率1.0倍の等倍マクロ撮影が可能となり、一台で幅広い用途に使えます。
ソニーのフルサイズ対応Eマウントレンズはこれを50本目! 選択肢が増えるのは嬉しいですね。
SEL70200G2 | SEL70200G | SEL70200GM2 | |
価格 | 250,000円前後 | 163,900円 | 363,000円 |
解放F値 | F4 | F4 | F2.8 |
レンズ構成 | 13群19枚 | 15群21枚 | 14群17枚 |
非球面レンズ /ED ガラス |
AA×1/非球面×1/SED×1/ED×3 | AA×2/非球面×1/SED×1/ED×2 | XA×1/非球面×1/非球面ED×1 /SED×2/ED×1 |
最短撮影距離 | 0.26-0.42 m | AF 1.0-1.5 m MF1.0-1.35 m |
0.4-0.82m |
最大撮影倍率 | ×0.5(ズーム全域) | ×0.13 | ×0.3 |
アクチュエーター | XD リニアモーター | リニアモーター | XD リニアモーター |
連写AE/AF 追随 20 コマ /30 コマ秒対応 |
対応 | 非対応 | 対応 |
フローティング フォーカス |
〇 | – | 〇 |
ズーム方式 | 繰り出し式 | インナーズーム | インナーズーム |
絞り羽根 | 9 | 9 | 11 |
レンズ内手ブレ補正 | 〇 | 〇 | 〇 |
最小絞り値 | 22 | 22 | 22 |
レンズコーティング | マルチコーティング フッ素コーティング |
ナノAR コーティング | ナノARコーティングII |
フィルター径 | 72 mm | 72 mm | 77 mm |
フードロック /フィルター窓 |
– | – | 〇 |
三脚座 | 付属 | 付属 | |
外形寸法 | Φ 82.2 × 149 mm | Φ 80 × 175 mm | Φ 88 × 200 mm |
質量(約) | 794 g | 840 g | 1045 g |
防塵防滴 | 〇 | 〇 | 〇 |
テレコンバーター対応 | 〇(2x/1.4x) | – | 〇(2x/1.4x) |
.
こちらが「SEL70200G2」と「SEL70200G」を比較した表です。こうしてみると価格はやや上がってしまったのですが、テレコンバーターの「SEL20TC」をお持ちの方ですと等倍マクロ撮影が出来るというのは結構魅力的に映るのではないでしょうか。
近接撮影性能 | SEL70200G2 | SEL70200G |
最短撮影距離 | 0.26-0.42 | 1.0-1.5(AF) 1.0-1.35(MF) |
最大撮影倍率 | ×0.5倍(ズーム全域) | ×0.13倍 |
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世界初のズーム全域 最大撮影倍率 0.5倍のハーフマクロ撮影は、フローティングフォーカス機構の採用に加え、最新のXD リニアモーターによる高精度な制御で、 近接 撮影においても高い解像性能を実現しています。
XDリニアモーター 4 基を採用し、フローティングフォーカス群を高速高精度に駆動することで、高速なAF駆動が可能になっています。
また、「SEL70200G」から全長を26mm 短くし、約46gの小型軽量化を実現しているのもポイントです。
レンズ内手ブレ補正は「α7R V」と「ZV E1」に搭載された新機能に対応しており、OSSと対応モデルのボディ内手ブレ補正が協調して制御することで 、動画・アクティブモード時に大きな ブレを効果的に抑制 します。静止画時は 望遠域で発生しがちな大きなブレを効果的に抑制し、従来よりも安定したフレーミングで撮影をサポートします。
■ハーフマクロ撮影、テレコンバーターに対応した第2世代望遠ズームGレンズ
「SEL70200G」は、70mmから200mmのズーム撮影と、世界初のズーム全域で最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロ撮影が可能なレンズです。高度非球面レンズを採用することで、画面中心から周辺まで高解像、高コントラストに描写します。加えて、ED(特殊低分散)ガラスが色収差を抑制し、高い描写力を発揮します。
フルサイズならではの美しいぼけ描写を、適切にコントロールされた収差と9枚羽根の円形絞りで実現し、被写体に立体感を与えます。
最短撮影距離0.26m(W) – 0.42m(T)と、従来機種より高い近接撮影性能を備えています。フローティングフォーカス機構の採用に加え、最新のXD(extreme dynamic)リニアモーターによる高精度な制御で、至近撮影においても高い解像性能を実現しています。
広角側でのマクロ撮影は、最短撮影距離が非常に短いので、後ろに下がれない撮影環境下でも、主役となる被写体に容易に近接撮影することが可能で、動きのない静物撮影にむいています。写す対象を主被写体のみにしぼった静物撮影に向いています。
望遠側でのマクロ撮影は、長いワーキングディスタンスで撮影距離を離す事ができます。そのため近づくと逃げてしまう昆虫や近づけない位置にある花のアップを、順光の環境においても影の映り込むリスクを減らせます。
ズームレンズであることで、被写体全体をとらえたり、部分的に切り取るなど画角調整が可能となり、構図によって三脚を動かす調整が不要となります。
また、別売りの高性能テレコンバーター(SEL14TC・SEL20TC)に対応しています。最長400mm(APS-Cカメラ装着時は600mm相当)の超望遠で、美しいぼけ描写とともに、遠くの被写体をより大きく撮ることができます。なお、「SEL20TC」装着時にはズーム全域において最大で等倍マクロ撮影が可能です。
スポーツシーンや風景、野鳥、さらにマクロ撮影など、幅広い用途で活用できる本レンズは、全長約149mm、質量約794g(三脚座除く)と小型・軽量なサイズで携行しやすく、機動性に優れています。
■小型・軽量化による高い携行性と機動性
光学エレメント配置の工夫や、小型化された最新設計の手ブレ補正機構、軽量化された最新設計の高精度・高推力なXDリニアモーターの活用などで、ズーム全域で開放F値4の明るさを実現しながら、従来機種から全長が26mm短い82.2mm×149.0mm(ワイド時)、約46g軽い質量約794gの小型・軽量化を達成しました。
小型なαシリーズカメラと組み合わせたシステムとしても小型・軽量を実現し、長時間の手持ち撮影も手軽に行えます。
1. フォーカスリング
2. フォーカスホールドボタン(レンズ上部、下部、およびレンズ左側面)
3. ズームリング
4. フォーカスモードスイッチ
5. フルタイムDMFスイッチ
6. フォーカスレンジリミッター
7. 手ブレ補正スイッチ
8. 手ブレ補正モードスイッチ
9. 三脚座
高い携行性の実現のために、全長可変方式を採用。さらに、ズームロックスイッチを搭載することにより、持ち運び時に不用意に鏡筒が繰り出すことを防止します。
フォーカスレンジリミッターや、AFからMF(マニュアルフォーカス)に瞬時に切り替えられるフルタイムDMFスイッチに加え、超望遠撮影やマクロ撮影の際には、付属の着脱式三脚座で安定感のある撮影ができ、高い携行性と機動性で撮影フィールドが広がり、撮影可能なシチュエーションの自由度を高めます。
さらに、カスタマイズ可能な3つのフォーカスホールドボタンを備えており、好みの機能を割り当ててカスタマイズできます。縦位置にした場合でも快適な撮影を実現します。
■高速なオートフォーカスと優れた動画撮影性能
高速駆動を実現するソニー独自のXD(extreme dynamic)リニアモーター搭載により、オートフォーカス速度が最大約20%高速化しています。
動体への追随性能も従来比で約2倍向上しているため、狙った被写体を精度高く追い続けます。ズーム中のフォーカス追随性能も大幅に向上しており、撮りたい一瞬のチャンスを逃しません。
また、フルサイズミラーレス一眼カメラのフラッグシップモデル『α1』との組み合わせでは、最高30コマ/秒の高速連写が可能です。
シビアなピント合わせが求められる動画撮影においても、αシリーズと連携して動きの速い被写体をしっかりと捉え、ズーミングしながらの撮影でも高精度でなめらかなAF動作で被写体を追い続けることができます。
動画撮影時のAFの静粛性や低振動性にも徹底的にこだわり、動画撮影中の操作音や振動を抑えました。スローモーション時も、なめらかで正確、静かなフォーカス表現が可能です。
さらに、フォーカスを動かす際に画角が変化するブリージング現象や、ズーム操作によるフォーカスシフトや軸ずれを抑制し、映像に残る画角の変動や揺れを最小限に低減。αシリーズの「ブリージング補正機能」にも対応しており、フォーカシング中の画角変動を一層抑えることで品位ある表現をサポートします。
なお、本レンズは流し撮りに対応したMODE2に加え、動体撮影時のフレーミングの安定性を重視し、手ブレ補正のアルゴリズムを最適化したMODE3を搭載しています。スポーツなど動きが不規則で激しい被写体撮影時も、従来の手ブレ補正モードよりも被写体を追いやすくなります。
また、対応するカメラ本体との組み合わせでより効果的に手ブレを補正し、安定した動画撮影ができます。
■「SEL70200G2」実機レビュー
写真左がSEL70200G2+”α6700″、写真右がSEL70200G+”α6600″です。レンズの全長は新型SEL70200G2が149mmで、従来モデルSEL70200Gが175mmなので26mmの小型化となっています。
こちらは写真左から新型SEL70200G2、SEL70200G、そしてAPS-C用望遠レンズSEL70350Gとの比較です。サイズ感はSEL70350GやSEL70300Gとほぼ同等くらいの長さになります。
ただし、インナーズームだったSEL70200Gに対して、新型世70200G2は繰り出しズームになっています。望遠側にズームするとレンズの全長が長くなる設計になっていて、SEL70350Gなども同様です。
レンズの繰り出し量は56mmあります。さほど全長が長くなるわけではないのですが、使用時に全長が変わらないインナーズームのメリットがなくなります。インナーズームの代わりに繰り出しズームにしたおかげで持ち歩く際のサイズが小さくなった、という考え方では便利になっ
手前が繰り出したII型レンズで、奥がるI型レンズです。テレ端で使う際はこれくらいのサイズ感になります。
そして、これが新型モデルの大きな特徴になりますが、テレコンバーターレンズが使える様になりました。従来のI型ではテレコン非対応だったのですが、II型でついにテレコンに対応。使用シーンに合わせて1.4倍、2倍の焦点距離のレンズとして使える様になります。
ご存じない方のために簡単に案内するとテレコンバーターレンズというのはボディと望遠レンズの間に装着することで、焦点距離が2倍になる虫眼鏡みたいなレンズになっています。
どんなレンズにでも付けられるわけではなく、対応出来るレンズは限られていて、SEL100400GM、SEL200600G、SEL70200GM2、SEL70200GM、SEL400F28GM、SEL600F40GMと、G Masterブランドの望遠レンズが中心。ここにF4通しで使える入門者向けのズームレンズが対応レンズに加わるのは大きいです。
なお、メリットばかりではなく焦点距離が長くなる代わりにF値は大きくなります。1.4倍テレコンは1.4倍、2倍テレコンは2倍のF値になるので、SEL70200G2の場合、1.4倍テレコンでF5.6に、2倍テレコンでF8のレンズになります。
価格は73,700円とそれなりの価格になっているのですが、これも計算に入れながらご検討ください。
テレコン対応になったSEL70200G2ですが、I型とレンズ手前のディフューザーを見比べるとこんな違いになっています。大きくくりぬかれてテレコンの飛び出たレンズがすっぽりと入るようになっています。
これは2倍テレコンを装着したところですが、奥にあるI型レンズの全長とほぼ同じくらい。レンズがコンパクトになっているのでテレコンを付けても大型化した感はあまりありません。
F4通しのレンズでボケが小さくなっちゃうように思えるかもしれませんが、焦点距離の長さと最短撮影距離の短さがあるので、工夫すればボケまくりです。
良くボケてくれるし望遠撮影も快適に楽しめます。
フローティングフォーカスによる2群のフォーカスレンズ群を使い、さらにXDリニアモーターを使っている爆速AFなんですが、そういえばこんなスイッチがついていました。
フォーカスレンジリミッターです。3段階のフォーカス距離の選択ができるようになっています。
- MACRO:80cm~最短撮影距離
- ∞-3m:無限遠~3m
- FULL:無限遠~最短撮影距離
上記の距離でフォーカスが合うように制限をかけてくれるんですが、全部FULLにして使っても全然不便がありませんでした。
普通、マクロレンズってフォーカスレンジが広いので例のゴーとかガーとか言ってAFが一度外れると戻ってくるまでに相当な時間を要するイメージがあったんですが、それがSEL70200G2ではまったくありません。
こちらは実際のSEL70200G2のAF動作の様子なんですが、マクロ撮影から遠目の背景の撮影まで瞬間的にフォーカスが移動している様子がわかります。
マクロレンズは微細なフォーカスが合わせられるように、わざとフォーカス移動が遅くなるように設計されていて、SEL70200G2はそれがないんだと思いますが、AFで使っている分にはこれで全然支障がないような。マクロ撮影の定義が変わってしまいそうです。
手振れ補正スイッチとモードスイッチも搭載。モード3というのは不規則な動きをするものを撮影するときに使うモードということで、UFOを撮影する際に使うモノ、という話になっているようですが、正確にはシャッターボタン半押しのときの動作が違うようです。
モード1はシャッター半押しで普通に手振れ補正が動作するのですが、モード3ではシャッター半押しにしても手振れ補正が控えめでシャッターを切った瞬間に最大手振れ補正が機能する、というものになっているようです。
モード2は流し撮りの際に使うモードです。流し撮りをしたときに上手く流れずに横線が波打ってしまうという方はモード2の手振れ補正を使うと一直線の流し撮りが出来やすくなります。
レンズ購入後にお試しになってみてください。
AF速度 20%高速化(ズーム全域)、動体追従性能 約2倍向上、ズーム中のフォーカス追従 約4倍向上というのはSEL70200Gとの比較の数値になります。
そういえばSE70200GM2の時も同じ様な比較があり「AF速度 最大4倍高速化、ズーム中のフォーカス追従 約30%向上」とうたわれていました。このときはSEL70200GMとの比較なんですが、比較する元のレンズとの差が大きいと、数値が大きくなります。
SEL70200Gの発売時にはズーミング中のフォーカス追従とかはあまりまだ考えていなかったんでしょうね。動体への追従性がこの9年でカメラ側の性能で大きく進化してきている証拠だと思います。
■ハーフマクロとは? 最短撮影距離や写り方を知っておこう!
「ハーフマクロ」は最大撮影倍率0.5倍までいける近接撮影性能です。
ソニーでは「マクロレンズ」の定義が最大撮影倍率1倍としていて、撮影する被写体と同じ大きさでイメージセンサーに像が映ることを条件にしています。
「ハーフマクロ」は0.5倍でその半分のサイズでの撮影を指しているのですが、これにテレコンバーターレンズを付けることで像が2倍になるため、2倍テレコンを装着するとハーフではなく、マクロレンズとして使うことができます。
というのも、テレコンバーターレンズは焦点距離を2倍にしますが最短撮影距離はそのままで長くならないんです。
実際に試してみました。こちらはSEL70200G2の広角側でAFが合う一番短い距離に合わせたもの。
こちらは2倍テレコンを装着しているのですが、この距離でフォーカスが合っています。
焦点距離 |
開放F値 |
近接性能 |
近接性能 |
|
SEL70200G2 |
200mm |
F4 |
最大撮影倍率 |
最大撮影倍率 |
SEL70200G2 |
280mm |
F5.6 |
最大撮影倍率 |
最大撮影倍率 |
SEL70200G2 |
400mm |
F8 |
最大撮影倍率 |
最大撮影倍率 |
.
表にすると上記の様な関係になります。最大撮影倍率1倍ってすごいです。完全にマクロレンズ。
なお、ご存じの方も多いと思いますが、デジタル一眼カメラの場合の「最短撮影距離」というのは被写体からイメージセンサーまでの距離をさしています。レンズの先端から被写体までの距離は「ワーキングディスタンス」と言いサイバーショットなどのコンパクトデジカメなどでは、こうした表現をすることがあります。
SEL70200G2の望遠側の最短撮影距離はこれくらい。これでハーフマクロの撮影になり、撮影した被写体の大きさは広角側と同じサイズです。小物撮影をしたいけどズームした方がよいの?というと、どっちで撮っても同じになります。
こちらは2倍テレコンを装着した状態での最短撮影距離です。テレコンを使わないときも同じ距離で撮れるので、こちらは撮像した映像は2倍のサイズになります。
全域で最大撮影倍率0.5倍になっているので、広角で撮っても望遠で撮っても同じ大きさの映像になるというのはユニークです。
撮り比べた画像がこちら。ワイド端の70mmで撮影した画像です。もう少し小さな被写体だと背景が広く映ることになると思います。
こちらはテレ端200mmで撮影した画像です。若干ですがワンちゃんの顔の歪みが変わってきているかと思います。
こちらは70mmのワイド端でのハーフマクロ撮影です。
そして、こちらは200mmのテレ端ハーフマクロ撮影になります。周辺まで基板がないのでわかりにくいですが映像が流れることもなく高い解像感で撮影ができます。
こちらは2倍テレコンを装着した400mmでのマクロ撮影です。手持ちでここまで撮れるってすごいですね。撮影が面白くなります。
こちらはMTF曲線ですが。左がII型で右がI型になります。大幅に解像度があがっているのが分かるんですが、これをみるとハーフマクロ撮影の際はテレ側を使った方が若干有利かもしれません。
■店員が実際に撮影した「SEL70200G2」作例
“α7C II”+SEL70200G2 F4.0 1/1000 ISO6400
☆当店blog 2023.11.28「【レビュー】”α7C II”と『SEL70200G2』で撮る「冬支度するシマリスの秋」」
α6700 + SEL70200G2 + SEL20TC F8 1/160 ISO100 焦点距離400mm(35mm判換算600mm画角相当)
α6700 + SEL70200G2 F11 1/60 ISO100 焦点距離70mm(35mm判換算105mm画角相当)
☆当店blog 2023.8.23「“α6700″+『SEL70200G2』で撮る「2023もてぎ2&4レース ロードバイク&スーパーフォーミュラ」」
■レンズ購入前に!ソニーストアおすすめサービス
価格についてはストア価格は249,700円(税込)となっています。ここからAV商品10%オフクーポンやお持ちのお買い物券などを計算して、お支払金額を予想することになるかと思います。
ソニーストアを初めて利用すると言う方は本体価格が10%オフになるクーポンがもらえるので事前に「My Sony ID」を取得しておくことをオススメします。
Sony Bank WALLETをお持ちの方は現金を普通預金口座にご用意をどうぞ。提携カードで3%値引きと、ポイントバック0.5%~2%でもっとも安く購入ができます。
Sony Bank WALLETの発行には最短でも10日ほどかかりますので、今からだとカードの発行は間に合いません。
そして、いざ、オーダーをしようとしたときに迷われるのが「αあんしんプログラム」です。
SEL70200G2の購入ページに「αあんしんプログラム」なるものが紹介されていて、なにやら文章がいっぱい書いてあって読むのが面倒だから、普通に買おう、とか思われるかもしれませんが、それは大変な間違いです。
ソニーストアを利用しつづける方の大半がこの「αあんしんプログラム」目的でレンズ購入をしていると言っても過言ではありません。というか、正確には「αあんしんプログラム」というよりは「ワイド保証」の無料特典目当てなんですが。
αあんしんプログラムというのはソニーの会員制サービスです。入会金が110円、月額料金が550円となっており、年間6,710円がかかる(最低入会期間が1年になっています)ので、それが面倒そうに思えるかとは思うんですが、入会すると3000円のお買い物券がプレゼントされ、実質3,710円で利用できます。
一番大きな魅力がレンズの長期保証のサービスで、3年ワイド保証/5年ベーシック保証が無料になります。
ワイド保証というのは通常のメーカー保証1年を3年に延長した上に、落下破損や水没などの事故の際も、無料で修理を受けられる保証サービスです。3年ワイド保証はレンズ本体価格の5%程度に設定されているのですが、それが無料。レンズが5%オフになる感覚で利用ができます。
レンズの価格は割と4効果ですので、3,710円が5%とすると74,200円以上のレンズを購入する時は、αあんしんプログラムに入会してからレンズを買った方がお得になる、というわけです。
こちらがSEL70200Gの長期保証の価格になります。3年ワイド保証で本体価格の5%、5年ワイド保証で10%相当に設定されています。αあんしんプログラムに入会してから購入すると下記の価格になります。
いきなり3年ワイド保証の13,200円が「無償」になりました。さらに延長した5年ワイド保証も半額で利用ができます。
高額なレンズ購入であれば、あるほどおトクになります。SEL70200Gの購入ですと一発で元が取れてしまいます。
ワイド保証を利用するためのαあんしんプログラムの入会はレンズ購入と同時にできますが、My Sony IDの取得は無料で事前に出来ます。なのでαあんしんプログラムは購入時に同時入会するとして、まずはMy Sony IDの取得をどうぞ。
そして支払方法の一つとして「残価設定クレジット」を利用する手もあります。
通常の分割クレジットと違い「残価設定クレジット」は2年後に返却するか、買い取りをするか選択する分割払いです。2年後のレンズの価値をあらかじめ決めておき、その額を引いて24回分割払いを行い、25回目に残価額を一括で支払うか、レンズを返却するか選択します。
ソニーストアお買い物券 (1000円分) COUPON-1000 |
ソニーストア価格: 1,000 円 |
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・一度に購入できるお買い物券は20点(20,000円)までとなります ・購入後180日間、ソニーストアでのお買い物に利用できます |
ソニーストアお買い物券 (500円分) COUPON-500 |
ソニーストア価格: 500 円 |
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・一度に購入できるお買い物券は20点(10,000円)までとなります ・購入後180日間、ソニーストアでのお買い物に利用できます |
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頭金を多少入れて、月々の支払額をもう少し安くしたい、という方には裏技も用意されています。「ソニーストアのお買い物券」を先に購入しておき、これを頭金にする、という事もできます。
「ソニーストアのお買い物券」は180日間の期限で、あらかじめ購入予定の商品を購入するためにクーポンを用意できるものになっていて、クレジットカードやd払い、PayPayなどで購入ができます。
d払いやPayPayがキャンペーンを行っていて高率のポイントバックがあるときなどに、お買い物券で購入しておき、後日、欲しい商品を購入するときに使うのがポイント。
ソニーストアのお買い物券は一度に20点しか購入ができないのですが、1000円クーポン20枚と500円クーポン20枚を同時に購入すると1回で30,000円までのお買い物券購入ができます。
残価設定クレジットの他、24回分割払い手数料0%の通常の分割払いででも利用ができる技ですので、是非、こうしたお支払い方法もご検討になってみてください。
■テックスタッフ店頭購入特典
また、東京、新橋にある当店テックスタッフでは、店頭にてソニー製品のご購入相談を頂いた方へ様々な特典をご用意しております。特典内容は上記リンクからご覧いただけます。
時期によって特典内容も変わってきますので、ぜひお得にお買い求め下さいませ!
望遠ズームレンズ SEL70200G2 |
ソニーストア価格: 249,700 円 |
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発売日 | 2023年7月28日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:25,300円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:13,200円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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分割金利0% (10%オフ適用) |
24回:初回10,830円+月々9,300円×23回 36回:初回7,730円+月々6,200円×35回 60回:初回6,430円+月々3,700円×59回 |
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残価設定 クレジット |
24回:初回7,030円+月々5,900円×23回 25回目:82,000円(残価設定額 32.8%設定) |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 60回分割払い手数料無料! |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |