画面の隅々まで高解像と鮮鋭感を追求したズーム全域F2.8の大口径広角ズームレンズ『SEL1635GM』総まとめレビュー!
広角Eマウントレンズ「SEL1635GM」に関する当店の記事をまとめたページになります。機能や実機の様子、実際に「SEL1635GM」で撮影した店員による作例などをご覧いただけます。
■「SEL1635GM」の機能まとめ
- 画面の隅々まで高解像と鮮鋭感を追求。ダイナミックに世界を切り取るズーム全域F2.8の大口径広角ズームレンズ
- Gマスターの高い設計基準による周辺部まで高解像と鮮鋭感
- 超高度非球面XAレンズ2枚、非球面レンズ3枚を効果的に配置し、ズーム・フォーカス全域で高い解像性能を実現
- ED(特殊低分散)ガラスを2枚採用。色収差を良好に補正し、画面隅々までシャープに描写
- フローティング機構の採用により、近距離から遠距離まで鮮鋭な描写を実現
- 2つのフォーカスレンズ群の駆動には「ダイレクトドライブSSM(DDSSM)」を採用。静止画、動画を問わず精緻なピント合わせが可能
- ナノARコーティングの採用で、フレアやゴーストを大幅に抑制
- 超高度非球面XA(extreme aspherical)レンズと11枚羽根の円形絞りにより、被写体を引き立てる自然で滑らかなぼけ表現が可能
- 最新のシミュレーションを用いた光学設計と製造工程での球面収差の最適な調整により、洗練されたぼけ描写を実現
- 高い機動力が求められる撮影現場に最適な小型・軽量設計
- 快適な操作性で撮影をサポートするため、フォーカスモードスイッチ、フォーカスホールドボタン、MFリングを搭載
- 防塵・防滴に配慮した設計に加え、レンズ前面には汚れが付きにくく、落としやすいフッ素コーティングを採用
■「SEL1635GM」詳細
■画面の隅々まで高解像と鮮鋭感を追求。ダイナミックに世界を切り取るズーム全域F2.8の大口径広角ズームレンズ
「EL1635GM」は目の前に広がる光景を、画面隅々まで鮮鋭に捉えるズーム全域F2.8の大口径広角ズームレンズです。G Masterレンズならでは、ソニーの最先端技術を惜しみなく投入し、ズーム・フォーカス全域で高解像を追求するとともに、被写体を印象的に引き立たせる滑らかで美しいぼけ味も実現しています。
広大な風景や壮大な建造物、開放感を感じさせる背景を広く入れたポートレートなどを、広角域でダイナミックかつシャープに描写できるほか、F2.8の明るさを生かした動きの速いスポーツシーンにもおすすめです。大口径レンズでありながらも軽量・コンパクトなデザインも魅力で、高い機動力と汎用性により多彩なシーンで活躍します。
■フィールドワークをサポートする優れた操作性
レンズ本体にはフォーカスホールドボタン、フォーカスリング、AF/MFスイッチなどを搭載。快適な撮影をサポートします。
フォーカスホールドボタンはボディのメニューからカスタマイズが可能で、好みの機能を割り当てることができます。フォーカスリングは操作性にこだわり、マニュアルフォーカス時の細かいリングの操作にもレスポンスよく反応し精緻なピント合わせが可能です。
また、フォーカスリングやズームリングには気温の低い場所でもリングが回しやすいゴム素材を採用。フード取り外しボタンも搭載し、携行時に不用意にフードが外れることを防ぎます。
■Gマスターの高い設計基準による周辺部まで高解像と鮮鋭感
高解像度時代のボディの能力を最大限に発揮するため、設計段階から高い空間周波数域でも高コントラストになるよう配慮し、解像性能を追求。超高度非球面XA(extreme aspherical)レンズを2枚採用し、前玉にαレンズ史上最大径となる超高精度加工の超高度非球面XA(extreme aspherical)レンズ、もう1枚を絞り近傍に配置。
非球面レンズ3枚と合わせて効果的に配置することで、非点収差や像面湾曲だけでなく広角ズームレンズで目立ちやすい歪曲収差も良好に補正しており、ズーム、フォーカス全域で高い解像性能を実現しています。
また、ED(特殊低分散)ガラスを2枚配置し、色収差も抑制しているため、風景や建物など目の前に広がるダイナミックな光景を画面隅々までシャープに切り取ることができます。
■フローティング機構の採用により、近距離から遠距離まで鮮鋭な描写を実現
あらゆるシチュエーションで高い解像性能を実現するためフローティング機構を採用。2つのレンズ群をそれぞれ独立して動かし、ズーム全域で諸収差を良好に補正するため、無限遠での撮影はもちろん、ポートレート撮影などで被写体に近づいて撮影するときにも鮮鋭な描写が可能です。
■新開発の超高度非球面XAレンズにより、高い解像力と美しいぼけ味を実現
非球面レンズの表面を0.01ミクロン単位という従来よりも高い精度で管理することで生まれた、超高度非球面XA(extreme aspherical)レンズを2枚使用。
非球面レンズで発生しやすい輪線ぼけを大幅に低減するとともに、ED(特殊低分散)ガラスを効果的に配置することによって色収差を抑え、ムラのない美しいぼけ味を生み出します。
■レンズ最前面にフッ素コーティングを採用
フッ素コーティングがレンズ表面に汚れが付着するのを防止します。撥水・撥油効果が高いため、汚れが付着した場合も簡単に拭き取れます。
■ナノARコーティング採用により反射を抑えたヌケの良い描写性能
ソニー独自のコーティング技術であるナノARコーティングを採用し、逆光時に発生しやすいフレアやゴーストを抑制します。コントラストが高く黒が締まったヌケの良いクリアな描写が安定して得られ、広い画角での風景撮影などで逆光や斜光の太陽光が入り込みやすい状況でも思い通りのフレーミングを楽しむことができます。
■αレンズ最多の11枚羽根の円形絞りを採用
絞り機構には絞り羽根を11枚採用。主要被写体を引き立たせる自然でやわらかなぼけ表現が可能です。美しいぼけ味と高い近接撮影能力が相まって、メイン被写体に接近しながら広い画角とF2.8の大口径を生かしたポートレート撮影などに最適です。
■「SEL1635GM」開梱レビュー
こちらが「SEL1635GM」をミラーレス一眼”α9″に取り付けたところです。G Masterレンズの広角ズームで、これにて「大三元」がフルサイズEマウントレンズでも完成します。
先に発売された「SEL1224G」と比較すると、「SEL1635GM」は82mm径のフィルターが使えるのが大きなメリット。花火撮影の際にはMCプロテクターがつけられるし、風景撮影ではPLフィルターが使えます。動画撮影時にもNDフィルターが使えるので、いろいろなシチュエーションで使えます。
Aマウントレンズでは872gだった重量が680gに軽量化できていて逆光耐性の強さも特徴というレンズです。
絞りは通しでF2.8が使えます。使い慣れたf4.0通しの「SEL1635Z」と比べると、絞り開放で撮影したときのボケ方の差が凄く、広角レンズでもこんなに奥行き感を演出できるようになります。
F2.8通しのワイドレンズと聞くと、重量もずっしりとありそうなイメージ(G Masterレンズと聞くとさらに重量感があります)ですが、このレンズはそんなことはなく、かなり軽く使えます。
SEL1635Zの518gに対してSEL1635GMは680gです。たったの+162gで絞りF2.8が使えます。星空の撮影だけではなく、こうしたスナップ撮影でも威力を発揮してくれそう。
こちらが焦点距離16mmのワイド端です。上から見下ろすように撮ってみました。
これは同じ場所で手元にカメラを構えてテレ端の35mmで撮影したところ。お花畑感の演出もできます。
テーブルフォトに使うのにはちょっと無理がある?かもしれませんが、こういう小さなスイーツでは無く大皿料理だったらテーブル一面を背景にしてふわっとした写真が撮れるかも。
広角レンズでF2.8の絞り開放が必要なシーンがどれだけあるのかというと、やはり思いつくのは星景写真などです。絞りが1段違うと光量は倍違いますのでシャッター速度を半分に出来たり、ISO感度を1段上げられるメリットがあります。
焦点距離16mmでの撮影でシャッター速度が15秒なのか30秒なのかは結構大きな違いになりそう。
「SEL1635GM」を使わせてもらった撮影で想い出に残っているのは雲を避けて福島まで行ってしまったときの流星群撮影です。結果、天候は快晴にはならず、星の撮影はイマイチだったんですが、猪苗代湖の夜明けをタイムラプス撮影できたのは良かったです。
ふたたびテレ端の35mmで撮影したところ。SEL1635Zもそうなんですが、広角ではない寄ったシーンを撮影しようとするときに35mmが使えると標準レンズっぽい撮り方ができます。
広角レンズ1本だけで旅行に行くのとか冒険に思えるかもしれませんが、それがそうでもなく、いざと言うときは一歩前に寄ることでなんとでもなります。
16mm側で撮影したところです。F2.8まで開けるので星の撮影などでもシャッタースピードを短くすることができそうです。16mmの画角でも20秒とか30秒開くと星は流れてしまいますからね。ISO感度を上げずに絞りを開いて光量を増やすことができます。
絞りF22に絞ったところです。こちらも光彩が出ています。
“α7R4”+SEL1635GM F22 1/30 ISO100 焦点距離16mm
愛宕神社前の桜並木を逆光で絞りF22にて撮影。G Masterレンズ「SEL1635GM」の絞り羽根は11枚です。光芒がリッチにたくさん見えます。
■「SEL1635GM」「SEL1635Z」写り比較
“α7R4”+SEL1635GM F8.0 1/250 ISO100 焦点距離16mm
ここでは「SEL1635GM」と比較検討される事の多い「SEL1635Z」と、ついでに「SEL20F18G」の写りを見比べてみたいと思います。
東京タワーのおなじみの画角です。それぞれのレンズを同じ設定で撮影してみました。「SEL20F18G」だけは画角が違うのでちょっと有利になりますが、解像感を比較します。
こちらがSEL1635GMです。フォーカスは展望台の窓に合わせています。そのちょっと下のところの柱にある鋲を見比べていくと違いが分かると思います。
こちらは「SEL1635Z」です。やや解像感が落ちているかもしれませんが、それほど大きな違いは無いように私には見えます。
今回、あちこちで何度か撮り比べをしてみましたが、個人的には「SEL1635GM」と「SEL1635Z」で、それほど大きく解像感に違いはないと思いました。G Masterレンズなのに解像感かわらないの?!と思われるかもしれませんが「SEL1635Z」が非常に優秀、という見方もできます。流石ツァイスレンズというところ。
驚いたのはこちらの単焦点レンズ「SEL20F18G」です。鋲の解像感がすごい。単焦点レンズということで構造が単純になり画質に有利なのと、それとやや焦点距離が短くなるので拡大していることにはなります。それでも解像感を追うと、単焦点レンズってこんなに優秀なものなんですね。
“α7R4”+SEL1635GM F22 1/60 ISO100 焦点距離16mm
また「SEL1635GM」も「SEL1635Z」も逆光耐性がすごく強く、フレアはほとんど出ません。ゴーストは「SEL1635GM」の方がちょっと出やすいかも。これだけの広角レンズなのにほとんどゴーストが出ないというのはさすがです。
“α7R4”+SEL1635GM F10 1/200 ISO100 焦点距離16mm
G Masterレンズ「SEL1635GM」の長所としては画面隅の解像感があがっているところ、というのもあるようです。
この写真の左隅のほうにある旗のところを見ると差があります。
こちらがSEL1635GMです。画面のかなり隅の方になりますが、等倍ピクセルで書き出したものがこちら。
「SEL1635Z」で撮影したものがこちらです。
今回は試していませんが点光源などがあると輪線ボケなどがSEL1635GMだと抑えられているのかもしれません。
■店員が実際に撮影した「SEL1635GM」作例
“α7R4”+SEL1635GM F2.8 1/1250 ISO100 焦点距離16mm
“α7R4”+SEL1635GM F8.0 1/250 ISO100 焦点距離16mm
“α7R4”+SEL1635GM F22 1/60 ISO100 焦点距離16mm
☆当店blog 2020.3.26「【レビュー】G Masterレンズ『SEL1635GM』で撮る春の東京タワーとスカイツリー」
α7R3 SEL1635GM F5.6 1/400 ISO100 焦点距離35mm
α7R3 SEL1635GM F2.8 1/320 ISO100 焦点距離35mm
α7R3 SEL1635GM F5.6 1/800 ISO100 焦点距離16mm
α7R3 SEL1635GM F2.8 1/1000 ISO100 焦点距離16mm
☆当店blog 2018.4.3「『SEL1635GM』で撮る弘法山公園の桜ハイキング」
■レンズ購入前に!ソニーストアおすすめサービス
ソニーストアでαレンズを購入してみようか?という方に、ソニーストアで購入することのメリットをご案内したいと思います。
メーカー直販のソニーストアでのレンズ購入というと価格が高いのでは?と思われるかもしれませんが、実は保証を視野に入れると、そうでもありません。
というのもソニーストアではかなり強力な保証サービスを付けて購入する事ができます。ただ、レンズ購入時にはちょっとしたコツがあり、それを知らないと損をしてしまうことも。そこで簡単にその内容をご紹介致します。
ソニーストアではメーカー直販ならではの保証サービスがあります。
まず通常のメーカー保証は1年ですが、ソニーストアでは「3年ベーシック保証」というメーカー保証が最初から3年に延長されたものが付いてきます。
そしてそこから有料でソニーストアの保証をさらにアップグレードすることが可能。
5年ベーシックは通常1年のメーカー保証を5年にするものなんですが、魅力なのはこちらではなく、3年ワイド保証と5年ワイド保証になります。ワイド保証は落下破損や水没などの事故の際も全額保証をしてくれる動産保険の様な保証サービスです。
たとえば撮影時に誤って手を滑らせて落下させ、外傷が出来てしまった場合はメーカー保証もベーシック保証も効きませんが、ワイド保証ならそれが無料で直してもらえます。免責金額などの設定もありません。無料で修理してもらえます。
盗難や、日本海溝に水没させてしまうなど、本体がなくなってしまった場合は補償されませんが、これが魅力でソニーストアでソニー製品を購入される方はかなり多くいらっしゃいます。
こうしたワイド保険が3年で本体価格の5%、5年で本体価格の10%で用意されています。是非、こちらに入って購入していただきたいところ。カメラ本体もそうですが高額なレンズもワイド保証に入れて購入できるのがソニーストア最大の魅力なんです。
初めてソニーストアをご利用になる方は保証のアップグレード料金を払ってワイド保障にすることになりますが、実は当店店頭で購入いただくと、3年ワイド保証を半額にするクーポンがプレゼントできます。
店頭クーポンは残念ながらレンズが対象外になりますが、レンズと一緒にカメラボディを購入したいという方は店頭にお越しになるとよりお得にすることが出来ます。
ではレンズ購入時に、お得にワイド保証に入るにはどうしたらよいのか、というところですが、「αあんしんプログラム」というソニーストアの会員サービスに入ってからαレンズを購入する方法があります。
αあんしんプログラムは2017年3月1日からスタートしたサービスで、入会金が3,000円、年会費が6,000円かかるサービスです。入会すると5つの特典がもらえます。
4月1日~3月31日の期間、切れ目無く会員になっていると翌年の6月に3,000円分のお買い物券がもらえるため年会費は実質3,000円。それでレンズの3年ワイド保証、5年ベーシック保証が無料になり、5年ワイド保証も半額になるのです。
ワイド保証の価格はレンズ価格に対して3年ワイドで5%、5年ワイドで10%に相当するため、約10万円のレンズだと3年ワイドでも5,000円前後に設定されます。
そのため、高価なレンズを1本購入すると、その時点ですでに「αあんしんプログラム」年会費の元が取れてしまう計算。ソニーストアでαレンズを購入するなら絶対に入会しておいた方が良いシステムになっています。
αあんしんプログラムの年会費は月払いと年払いの2種類が用意されているのですが、オススメは年払いです。
というのも、月払いにしても最低契約期間は1年なので12ヶ月分払うことになります。1年の会費は同額なのですが、1年経ったときに月払いでは自動継続になってしまうところ、年払いでは1年後に継続手続きをしないと更新にはなりません。1年経ったときに簡単に退会できるのが年払いの方ですので、当店ではこちらをオススメしています。
レンズ購入前に先に「αあんしんプログラム」に入会していただくと、月払いの場合は翌日正午以降、年払いの場合は2時間ほどで会員専用ページにアクセス出来る様になります。館員限定ページでαレンズを購入すると3年ワイドが無料、5年ワイドは半額で購入できます。
SEL1635GMは3年ワイド保証が14,000円、5年ワイド保証が27,000円に設定されていますので、これ1本で元が取れてしまいます。
■テックスタッフ店頭購入特典
また、東京、新橋にある当店テックスタッフでは、店頭にてソニー製品のご購入相談を頂いた方へ様々な特典をご用意しております。特典内容は上記リンクからご覧いただけます。
時期によって特典内容も変わってきますので、ぜひお得にお買い求め下さいませ!
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デジタル一眼カメラα [Eマウント]用レンズ SEL1635GM |
ソニーストア価格: 267,500円+税 |
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発売日 | 2017年7月28日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証 サービス |
5年ワイド:27,000円 3年ワイド/5年ベーシック:14,000円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ) 残価設定クレジット 分割払い手数料0%キャンペーン 24回分割払い手数料0%キャンペーン |
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店頭購入 特典 |
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