マウントアダプター『LA-EA2』開梱レポート
発売前にお借りしたいです!と、懇願していたんですが、結局願いはかなわず、ようやく自由に実機が触れるようになったのはソニーストアさんの出荷前日、ということになってしまったんですが、新型のマウントアダプター「LA-EA2」が1日だけ早く当店に着荷しましたので、その開梱レポートです。
まだ使っていないので、本当にパッケージ開梱の様子だけのレポートです。
到着した「LA-EA2」の同梱品は写真の通りです。LA-EA2本体の他にキャリングケースがついてきました。このキャリングケースに入った状態で梱包されて到着します。
これがキャリングケースに入れた状態。なるほど、これはさすがに4万円もするパーツなだけあってしっかりとした収納ができるようになっていますよ。
そして注意書きの紙の他にレンズキャップにまでシールが貼ってある念の入りようで中にある見た-部分をさわらないように注意をうながしています。
取扱説明書にも同様の記載はあります。
今回は取説を読んでも特に目立った注意書きはありませんでした。70-200G、70-400G、300F28Gなどの巨大レンズの時はレンズ側に三脚をつけてください、というのがありますが、これも常識的にはわかるお話ですしね。
ということで、これがLA-EA2です。当初はミラーの上にセンサー部分を持ってきていたそうですが、そうするとフラッシュに干渉してしまうため、どうしよう、ということで、デジタル一眼αとは逆に下向きに反射させてTTLセンサーを下部に持ってくるデザインにしたんだとか。
マウント側からのぞくとトランスルーセントミラーを通った像をみることができます。今までのデジタル一眼α55ではできなかったCMOSセンサーの気持ちになった風景がそこからのぞけます。
先代のLA-EA1が写真左、新型のLA-EA2が写真右になります。LA-EA1はレンズ内モーターがないとAF駆動ができないし、コントラストAFによる時間のかかるAFしかできなかったんですが、LA-EA2になってアダプターにモーターを内蔵したためAF対応レンズ(STFレンズ以外全部)ならなんでもAFが可能。位相差AFによるα55、α65と同様のAF性能になるということになります。
α77並のAF性能ではないの?というと、α77だけは別次元。
α77は11点クロス19点AFシステムですが、LA-EA2やα65、α55は3点クロス15点AFになります。ま、それでもα65並のAF性能にNEX-5Nが進化してしまうというところは魅力。
ということでNEX-5NにLA-EA2を装着して、さらにAマウントレンズをつけてみます。
まずは50mmマクロレンズです。先日30mmマクロのEマウントレンズが発売になったばかりですがより焦点距離の長いマクロレンズを使えるようになります。
描写もこれで1段上が狙えます。
そして私が一番装着したいレンズがこちら。SAL70300Gです。望遠レンズはどれも重量級のものばかりになるので、カメラボディ本体を軽量化して使う、ということがこれなら可能。
山に行くついでにカメラを持って行くんだけど、荷物になるしなぁ。。。というのをこれなら多少ですが解決することができます。
NEX-5Nの場合は有機ELのEVFも装着できるので、それにこうしてマウントアダプターをつけてTTL位相差AFまで使えると、もうα65そのもの、みたいになるんですが。。。残念ながらNEXシリーズはボディ内手ぶれ補正機能が搭載されていません。唯一、手ぶれ補正機能が利用できないというところが負けてしまうんですが、明るい屋外での撮影であればそれほどのデメリットにはならないかと思います。
なお、AFの様子もマウントアダプター「LA-EA2」を装着すると変わります。↑上の写真はEマントレンズを装着しているときの様子。9分割のマルチAFに見えますが、AFエリアを自分で指定するときは画面のどこででもAFが合うような設定にできます。
そのかわりコントラストAFなので、ややAFが遅い、動体を追うのはちょっと難しい、というデメリットもあると。
↑こちらはLA-EA2を装着した時の様子で、AFが駆動するところが四角い黒いマークで表示されています。ここがAFの効くエリアになるんですが位相差AFと言って、フォーカスがどれくらいずれているのかを検知してずばっとフォーカスを合わせることをするのでAFの反応が非常に早いんです。(コントラストAFの場合はフォーカスを合わせてみてちょっとずついじってAFが合っているところを探りながら合わせることをするので微妙な差なんですがAFが遅いんです。)
これ、実際にどこかに持っていて早く使ってみたいなぁ。
なお、今回の「LA-EA2」なんですが、現時点で対象になるのはNEX-5Nだけになっています。昨年モデルのNEX-5、NEX-3、そして今年の夏に出たNEX-C3と、あとハンディカムのNEX-VG10は後日ファームウェアのアップデートがあって、それで対応するようになります。
対応ファームウェアの公開は今年の冬を予定しているとなっていますので、まだ公開までだいぶ時間がかかります。その非対応のカメラで使うとどうなるのか、も試してみます。
あいにくすでにNEX-5が手元にないモノですから、今回実験をするのはハンディカムNEX-VG10になります。このモデルもファームウェアのアップデートで動作対象になる予定。
NEX-VG10にLA-EA2を装着して、そこに50mmマクロレンズを装着してみます。
SAL50M28はレンズ内モーターを搭載していないAマウントレンズです。ファームウェアのアップデートがあれば動作するはずなんですが。。。今はなにも動作しません。マニュアルフォーカスで動かすことは可能。でもF値の表示もないしなにもコントロールができていません。
単にマウントの径を合わせるだけのものになっているようです。
LA-EA1の時には動作するレンズ内モーター搭載のSAL35F18をつけてみてもAFは利用ができません。なのでファームウェアが対応するまではLA-EA2はなんの役にも立たず、LA-EA1の方がレンズ内モーターの恩恵がある分だけお得、という結論になりました。
NEX-5などでは試していないんですが、おそらく同様の動作状況になるものと予想されます。ファームウェアのバージョンアップがあるまで購入、使用はお待ちください。
以上、LA-EA2の紹介でした!!
で、今回もちょっとおまけ記事です。
あるときに気がついたんですが、αボディを購入するとボディキャップにαのロゴマークが入っているモノがあったりするんです。いいなぁ、あれ!とか思っていたんですが、実はそのシールが部品供給されていることを発見。
パーツ価格200円(税別)で取り寄せすることができます。
貼ってみるとこんな感じでよりα感が増します。
シールパーツはα77本体のボディキャップ用の補修部品になりますので、α77オーナーさんが補修用にパーツ取り寄せをするときにしか取り寄せはできません。普通には入手できませんのでご注意ください。(こういう風に案内をしないとソニーのサービスセンターさんに取り寄せを依頼する人がいるみたいなので。)
10月14日発売のマウントアダプター「LA-EA2」は現在ソニーストアで絶賛販売中です。12月26日まではソニーポイント7%がプレゼントされる特典付きで購入できます。
NEX-5などのファームウェアアップデートは今冬予定となっていますが、12月26日までにファームウェアアップデートがなかったら、このキャンペーン利用を狙って早めに買ってしまうと言うのも手かもしれません。
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