民放5社がBS4K放送から撤退を検討へ

昨夜ですが残念なニュースが入ってきました。2018年12月に開始されたBS4K放送なんですが、民放4社が撤退を検討しているということがニュースサイト各社で報じられています。

☆日本経済新聞「BSの4K放送、民放各社が撤退検討 負担重く配信にシフト」
こんにちは、店員佐藤です。
公平でビジネスライクなニュースを伝える日経新聞のサイトではややニュアンスが柔らかく、2027年1月に認定免許の更新がくるんですが、そのときに撤退するかどうかを検討しはじめている、ということで伝えています。

☆産経新聞「民放5局が「BS4K」から撤退へ 赤字続きで2027年に、ネット配信での代替を検討」
その他のニュースサイトでは、その際に4K放送からの撤退をする方針になっているということになっています。
いずれも4K放送からの撤退が決定しているというものではありませんが、こういうことがニュースに出てくると、方針転換する可能性は少ないでしょうね。
4Kでの番組制作にはお金がかかり、5社の累計で300億円の損出になっているなど、4K放送が収支ベースで続けられない、ということのようで、民放5局が撤退したあとはNHKとQVC、ショップチャンネルの3局だけになります。
とはいえ、個人的には民放4社が4K放送で魅力的な高画質番組を頻繁に放送してきたわけでもないので、BS4K放送の番組チェックの時はNHK BS4Kしか見ていなかったので、それほど影響がないともいえます。
4K放送で興奮したのはNHK紅白とラグビーワールドカップ、それと五輪など。たまにブラタモリが4K放送されたり、映画が4K放送されるときには興奮しながら4K対応BDレコーダーで録画して、ディスクライブラリーを作ったりしています。

☆ネットフリックス ニュースルーム「WORLD BASEBALL CLASSIC INC.とNetflixが、2026年ワールドベースボールクラシックの日本における独占パートナーシップを発表」
気になるニュースはもうひとつあって、つい先日話題になりましたが、来年開催されるWBCがネットフリックスの独占配信になり、地上波では放送がないのでは、ということも伝えられています。
前回の大谷翔平選手が活躍したWBCの決勝戦は4K放送ではありませんが6時間の放送を全部録画して、これもディスクに焼いて我が家の永久保存版にしています。
ネットフリックスの独占配信になると録画はできなくなりますね。
サッカーワールドカップも予選大会でホーム戦はテレビ中継されたものの、アウェー戦はネット配信に限定されたり、だんだん、録画できる番組が減ってくる感じがします。
これまでのBS4K放送の主なニュースをまとめてみました。(赤字はソニーの4K関連情報)
- 2013年6月 ソニーから初の4K対応BRAVIA発売
- 2014年6月 CSにて4K試験放送「Channel 4K」放送開始
- 2015年9月 ネットフリックス配信開始 一部コンテンツ4K対応
- 2016年3月 「Channel 4K」放送終了
- 2018年11月 ソニーがBS4Kチューナー「DST-SHV1」発売
- 2018年12月 BS4K NHK+民放4社で放送開始
- 2019年1月 4K大河ドラマ「いだてん」放送開始
- 2019年6月 ソニーが4Kチューナー内蔵BRAVIA(G世代)発売
- 2019年9月 BS日テレ4K放送開始(ラグビーW杯 4K放送のため12月開始予定を前倒し)
- 2019年11月 ソニーが4K対応BDレコーダー発売
- 2020年7月 NHKが大相撲4K中継開始
- 2021年3月 WOWOW 4K放送開始
- 2023年12月 NHKがBS放送を再編
- 2024年9月 4K8K 視聴可能機器台数2,000万台突破
- 2025年2月 WOWOW 4K放送終了
- 2025年2月 ソニーがBDメディアを販売終了
- 2027年1月 (BS5局が4K放送撤退を検討)
- 2027年3月 ソニーのアプリ「Video & TV SideView」サービス終了
- 2027年7月 ソニーのnasneの一部サービスが終了
これで4Kコンテンツがなくなってしまうというわけではなく、ネットフリックスをはじめVODサービスで4K配信はありますし、今後はそちらにシフトしていくことになります。
2026年から2027年にかけてはテレビ放送のコンテンツについて、大きな変革時期になりそうです。
↑9月2日にはソニーからBDレコーダーのアプリについてサービス終了時期の発表がありましたが、もしかしたら、これも、BS4K放送再編を見越しての動きなのかもしれないですね。
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昨日、ソニーのBDレコーダーで全24モデルの本体ソフトウェアアップデートのお知らせがありました。 衛星ダウンロードが可能なのでアップデート設定をオートにされている方は特に意識なくアップデートされます。






2025年9月11日 @ AM 8:55
2018年12月1日の4K8K本放送イベントで独りハシャイでたのは皆様の?NHKだけで民放各局は既存の4Kコンテンツでお茶を濁してイベントに付き合ってました。
本放送後もBS2K番組を4Kにアップコンバートしただけで、さすがに4K制作番組が皆無状態は避けたいのか1日数回は短時間の4K制作番組を放送してますが独自の4K番組を放送していない某局も・・
そもそも最初からNHKのように潤沢な予算と機材、そして使いこなせる人材もいないのに4K放送に加わったのは、4Kに川割らなければ空いたチャンネルに新規放送事業者が参入するのを阻止したかったからです。
何がイケないかと言うと4K不要論の以前に出がらしのようなBS放送番組の薄味さでドラマや映画の再放送や安価に調達できる韓国ドラマ、そして深夜に延々と流される通販番組のオンパレードは民放各局とも似たり寄ったりで、いったい誰が見てるのかいな?と言う内容です。
総務省としては民放各局が4K放送に残ってくれ、参入ハードルの低い2K放送は新規放送事業者にチャンネルを割り当てたいでしょうが、民放各局は参入ハードルが高い4Kチャンネルを空けて番組制作が安価な2Kチャンネルを死守したいかも知れません。
しかし、長い目で見れば4K番組制作に積極的に取り組むことで、新規参入組との差別化が図れる可能性もあり、いつまでも2K放送に固執するのは時代遅れかと・・仮に4K放送に新たに参入する放送事業者があって全て新しく放送機材を調達するなら、現在の放送機材は最初から4Kで設計され2K機材を調達する費用との差は誤差の範囲。もしも4K制作で良質な番組を毎日制作できる放送事業者が現れたなら2K放送に残ったBS各局は、いずれ2K放送からも撤退するしか無いでしょう。
2025年9月12日 @ PM 1:25
4K制作で良質な番組を毎日制作できる放送事業者が現れると良いですね。
無料放送(広告収入)では難しくて実質有料方法のNHKだけが残るわけですしね。
現時点では撤退を検討なので、方針転換できるような支援があることを期待しています。
2025年9月12日 @ AM 12:59
bs 4k撤退ということはbs 8kも同様でしょうかね?
せっかく画質が綺麗だ何だのコマーシャルしてたのは何だったの
2025年9月12日 @ PM 12:17
BS8KについてはNHKだけが行っていますので判断は別の次元のものになるかと思います。
当初から次のロードマップが出ていないですし、8K対応の受信機器が普及しないことには次のステップはないでしょうね。
今回のBS4Kの民放撤退とは別に、地デジの4K化についても技術開発は進んでいますので、こうした技術革新のための放送は完全に無駄ではないんじゃないですか?と、私は思っています。ラグビーワールドカップのパブリックビューイングとか、放送開始時の乃木坂46の神宮ライブとか感動しました。