【レビュー】”α1 II”を持って北本自然観察公園へ行ってきました
先週土曜日から店頭展示が開始になったデジタル一眼カメラ”α1 II”ですが、早速店頭展示を持って埼玉県の北本自然観察公園へ行ってきました。わかってはいますが、やっぱりこのカメラはすごい。腕を金で買っているような気がします。(^^;) 素人カメラマンですが”α1 II”で挑戦してきた野鳥撮影の様子をレポートします。
こんにちは、店員佐藤です。
おなじみ、北本自然観察公園へ”α1 II”を持って行ってきました。ここは毎週月曜日は学習センターがお休みなので、単なる公園になっているところへお邪魔しているのですが、この日は幼稚園の遠足があったみたいで臨時営業してくれていました。久々の普通営業の北本自然公園へお邪魔してきました。
「北本自然観察公園」は埼玉県のちょうど真ん中あたりにある公園です。近くには荒川が流れ、ホンダエアポートという軽飛行機の空港などもあります。桜で有名なところなので来週あたりはかなり賑わうんじゃないかと思います。
大きめの駐車場もあり駐車料金、入園料ともに無料なので気軽に遊びに行くことができます。
月曜日以外であれば学習センターがオープンしていて、野鳥だけではなく自然についての情報がここで大量に仕入れられます。昆虫や草花などについてもたくさんの情報発信をしています。こちらも無料で利用ができます。
なお、トイレは園内は学習センターの中にしかないのですが、駐車場にもお手洗いはあるので学習センターがお休みの時でも、お弁当だけ持ってくれば1日遊ぶことができます。
こちらの学習センターでは野鳥の記録表もあり、園内のスタッフの方が見つけられた野鳥をチェックしてくれています。これを見て写真を撮っておけば、野鳥撮影初心者の方でもあとから野鳥図鑑を見ながら、どの鳥だったのかをチェックするときの手助けになるはずです。
あいにく駅からは遠く離れているので公共の交通機関を使うとするとバスで来ることになります。車やバイクが使えるとアクセスが楽になります。
さて、そんな北本自然観察公園に持ってきたのが新発売の”α1 II”と望遠レンズSEL400800G。。。と、言いたいところなんですけど、うちのお店ではSEL400800Gの展示予定はなく、従来から展示しているSEL200600Gでの撮影になります。
せっかくなのでSEL400800Gも使ってみたかったんですが、いつか機会があったらメーカーさんからお借りして撮影会をしてみましょう♪
さて、金曜日にセットアップしたばかりの”α1 II”ですが、今時は初期設定の際にスマートフォンとの接続が求められます。
以前の機種ですとエリア設定、日付設定などを手動で行っていましたが、今はスマートフォンと接続して、スマートフォン経由で時間設定やエリア設定を行います。
また自動でクラウドにデータをアップロードすることも出来るので、そこまで設定をしているんですが、それを解説すると話が長くなるのでここでは割愛します。便利ですよ。撮影した写真データでプロテクトをかけておけば、あとはWi-Fi経由で自動でクラウドにアップロードしてくれて、スマートフォンのLightroomモバイルを開けば、もうそこには先ほど撮影したRAWデータがあるんですから。
そんなわけで初期設定だけして北本野鳥公園にやってきました。
まず最初に設定したいのはAIプロセッシングユニットによる被写体認識機能です。
AIプロセッシングユニットを初搭載したのが”α7R V”からです。今回の”α1 II”からは自動で認識対象を選ぶ機能も搭載されているのですが、あいにく今日は野鳥さんしか撮らないので、自動認識の様子はまだ試せずです。
ちなみに各被写体の認識についてですが、単に人、鳥、動物という認識をするのではなく、細かく被写体別に認識感度を変更できます。認識率が悪いなーというときは認識感度を5段階あるうちから高低をを選択して、見つけやすいところを探して使います。
ちゃんと比較していませんが、どうもグローバルシャッター方式の”α9 III”の方が認識感度は高いような気がして(気のせいかもしれません)、今回は認識感度を最高にして、粘るトラッキング維持特性にして撮影しています。
あとは「被写体認識枠表示」というのをオンにしておくと、カメラがどの図形を被写体として認識しているのか、目なのか頭なのか体なのか、追っている部分を確認することができます。初めてのAIプロセッシングユニット使いであればこれはオンにして使うと良いと思います。
そしてここは私のオススメの設定。ドライブの項目に「ドライブモード限定」という項目があるので、ここで1枚撮影と連続撮影だけ残して、あとはオフにしてしまいます。
さらにドライブダイヤルを「*(アスタリスク)」にしておいて、カスタムボタンの5に「ドライブモード切替」を設定します。
これによりレンズの根元にあるカスタムボタン5だけで、連写撮影か1枚撮影かがボタン一つで切り替えられます。秒30コマ連写で使ったときに一瞬撮影しただけで5000万画素の写真が10枚以上記録されてしまうのでこれをやっておかないとメディアが大変なことになってしまうんです。(^^;)
連写の設定は上記の様に設定があるので、自分の好みの連写スピードに設定し直すこともできます。今回は最高スピードの30枚連写と1枚撮影だけでOK。
野鳥のテイクオフを待っているときは連写で、止まっているところをパチッと撮るだけのときは1枚撮影にします。
そして”α9 III”から搭載された「プリ撮影」もオンにします。プリ撮影記録時間というのはシャッターボタンを押したときに何秒までさかのぼって記録するのかを設定するところで「あ!飛び立った!」と、思った瞬間にシャッターボタンを押したとして、0.3秒さかのぼってくれれば大体撮れているというのがわかっています。迷うことが多いときは0.4秒とか0.5秒の設定にすると安全。
ソニーの”α”なら0.03秒から最大1秒まで設定が可能。0.1秒以下は0.01秒刻みでそれ以上は0.1秒刻みです。
プリ撮影を使うことによりRAW撮影ができないとか、記録できる画素数が変わってしまうなどの制約もありません。自由に設定ができるのがソニーのプリ撮影機能になっています。(原理上仕方がないんですが、フリッカーレス撮影は排他利用になります)
以上の設定で撮影してきました。
撮ってきたデータはすべてRAW撮影していて、撮影したその場でXperiaに転送して現像しています。JPEG出力はPCで行って2Mサイズにしてアップロードしました。ここからの写真はクリックしていただくと拡大表示ができます。
久々に出会ったカシラダカです。手持ちで600mmにて撮影しています。
こちらは2倍くらいにトリミングしたところ。さすが5010万画素あるとここまで拡大しても画質については全然問題なし。
シャンとしてポーズを決めているみたいですが、拡大してよく見るとくちばしに明日のお弁当がついているみたいですよ。
こちらはツグミです。この日はキツツキ類を見つけられなかったのですが、その他の小鳥はオールスター状態。
こちらも2倍くらいまでトリミングしても全然OKです。さすが”α1 II”です。
アオジです。この日はたくさん見かけました。このあと垂直ジャンプするんですがシャッタースピード1/1000程度ではブレブレになります。もっとシャッタースピードをあげたいんですけど、この日はあまり天気が良くなくてちょっと難しい選択になります。
短いくちばしのエナガです。なにか加えていますが巣作りに励んでいるのかな? 警戒心が強くてなかなか下まで降りて来てくれません。なかなかチャンスがなかったんですが、なんとか撮れた1枚。これもトリミングしています。
こちらはウグイスです。ホーホケキョと、声はよく聞けるんですが、こちらも警戒心が強くてなかなか姿を見せてくれない野鳥。こうして藪の中にいることが多く、このときは「DMF」を使ってグイッとマニュアルフォーカスでカメラに見つけさせてAFを合わせました。
鳥AF搭載の”α1 II”ですが、無敵のAF性能ということはなく、藪の中にいる野鳥は運がよくないと見つけられません。そういうときは「DMF」という機能を使ってAFを使います。
AF設定時にフォーカスリングを手動で動かすとオートをキャンセルして瞬間的にマニュアルフォーカスにしてくれる機能になっています。これで野鳥が像としてカメラが見つけられると、そのあとはAFで動作してくれます。
以前はレンズにこの機能がついていないと利用できなくてSEL200600GにもDMFは搭載されていないのですが、”α1 II”はカメラ側に「フルタイムDMF」という機能があり、これによりどのレンズででもDMFが使えるようになっています。
便利。
あとはもうお得意の「プリ撮影」機能を使って、飛び立ちを待って連写! 大体、私の判断は遅くて撮り逃すシーンばかりなんですが、0.3秒さかのぼってくれるとこうして決定的なシーンが撮れます。というか、撮れています。
羽根の形などを見て、お気に入りの1枚をセレクトしてプロテクトをかけてXperiaに飛ばしていました。
こちらもテイクオフの瞬間です。今まではこういうショットがなかなか撮れなかったのですが、まるで自分の腕があがったようです。
このあとRAW現像でより綺麗に仕上げることができることを考えると、これはタイムマシン機能です。
セグロセキレイです。よく見るとなにかご飯を加えているみたいです。
ハクセキレイです。これはトリミングなしです。毛の様子までよく写っています。
と、こうした写真撮影を楽しみつつ、録画ボタンも押してみました。こっちもまた驚きの撮影が可能。
ソニーのデジタル一眼”α”には手振れ補正の「スタンダード」と、より手振れ補正が効く「アクティブ」モードを搭載しています。ソニー純正レンズを使っているときだけ利用できる「アクティブモード」はスタンダードと比較すると数倍の手振れ補正効果をみせてくれるのですが、さらにその上に「ダイナミックアクティブ」モードというのも搭載しています。
動画撮影のときにだけ使えるモードなんですが、これの効きがすごい!
今回は三脚も一脚も持って行っていないので、全部手持ち撮影しているんですが、まるで三脚使って撮っているみたいな映像になっています。
10カットほどセレクトして動画にしたものがこちらです。
すみません、簡易編集でカットでつないだだけのものになるんですけど、これ、ソニーのXperia 1 VIだけで編集したものなんです。
「Video Creator」という標準搭載のアプリを使ってテロップと音楽を入れています。さらに、撮影は4K 60Pで撮っているんですけど、出力も4K 60PでXperiaから書き出しています。
編集はほんの10分くらい。一番時間がかかるのはテロップ入れのシーンなんですw 全部、無線のワイヤレス転送でデータをやりとりしていて、カメラからは一度も記録メディアを抜き出さずにいます。
簡易編集とはいえ、品質を落とさずにここまで出来るってスゴくないですか!?
ということで、今回は”α1 II”の一部機能の紹介だけですが、初使いで試させてもらってきました。”α1 II”搭載の944万ドットEVFのおかげで撮っている時から綺麗なんですが、帰ってきてからXperiaのデータをVAIOに移して、また感激しています。
“α1 II”は先週末から当店店頭にて展示しています。Creators’ Cloudへの転送なども含めて、各機能の紹介、試用ができるようにしていますので、お近くにお越しの際は、是非お立ち寄りいただき、ソニーの最新最上級モデルの試用をどうぞ!
なお、5月中旬納期予定となっている”α1 II”ですが、先週末にもソニーストアから出荷がありこれで昨年11月中にオーダーされた方のところへ出荷された模様です。続々とペースをあげて出荷が続いているみたいです。この夏は”α1 II”で撮影しまくれますよ♪
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デジタル一眼カメラ α1 II ILCE-1M2 |
ソニーストア価格: 990,000円税込 |
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発売日 | 2024年12月13日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:99,000円 3年ワイド/5年ベーシック:49,500円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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