2/15(土)に絶滅メディア博物館にて『あなたの知らないSony製品〜その1 poiq』イベント開催
昨年9月でプロジェクトが終了したソニーのエンタテインメントロボット「poiq」の公式イベントではありませんが、神田にある絶滅メディア博物館にて今週土曜日にイベントがあり、そこでpoiqが紹介されるというので、どんなところなのか見学させてもらいに行ってきました。
まだ「poiq」に会ったことがない、と言う方はチャンスかもしれません。「あなたの知らないソニー」に出会えるイベントです。
こんにちは、店員佐藤です。
今日は月曜日で当店は定休日です。いつも日月でお休みをいただいているもので、火曜日の建国記念日がある今週は当店にとっては1年に一度あるかないかの3連休になっています。貴重な平日の3連休中日なんですが、今日は神田までお出かけさせてもらってきました。
目的地はこちら。ニュース等でご覧になったことがある方も多いと思いますが、ここは私設で運営されている「絶滅メディア博物館」です。キャッチコピーとしては「動画カメラの歴史が一望できる」となっていますが、展示されているのはビデオカメラやフィルムのムービーカメラだけではなく、写真のカメラから携帯電話、PDA、PCやビューアーまで、あらゆるメディアが展示されていて、昔懐かしい製品に出会うことができる博物館になっています。
以前、ソニーの歴史博物館などにお邪魔して懐かしいソニー製品に出会うことはあったし、今もソニー本社へお邪魔すると歴史展示コーナーがあるので、カセットウォークマンなどを観る機会はあるんですが、ここはソニー縛りなしで全メーカーのものが展示されています。
聞いたところ、8割以上は有志の方からの寄付で揃えているそうです。
ということで、まずはメインフロアの展示から、ここは主にムービーカメラの展示になっているんですが、あらゆるフォーマットのカメラが展示されています。展示品の提供をされるのは日本の方からがほとんどなので、日本製品ばかりが揃っています。
中でもやはりシェアの高かったソニー製品の展示は多く、探せばすぐにソニー製品にあたる感じです。
展示は地上1Fと地下にあるのですが、その途中にある階段もすべて展示スペースで所狭しと「絶滅メディア」が展示されています。
2Fには展示スペースはないのですが、登っていく階段部分には雑誌類の展示があるようで、これに手を伸ばすと時間がいくらあっても足りない状況になるかも。
こちらは1Fから地下に降りていく階段です。左手には携帯電話の展示があり、最上段にはダイヤル式の電話機などもあります。プッシュホンではなくダイヤル式の電話なんて、今の若い方達は触ったこともないのでは? 手前には昔のサンヨーのテレビも置いてあるんですが、チャンネルを回すテレビになっています。実際に触らせてもらうことができるので、今どき、チャンネルを回す体験ができる唯一の場所になるかも。
こちらが地下スペースで一番奥にはMacコーナーの展示になっていました。Macintosh Classicとか、大学の時に憧れてたなー。
驚くのはこれらの展示ですが、どれもホコリを被っているモノはなく、ちゃんと手入れが行き届いていて綺麗に展示されていること、雑多に積まれている感じではなく、狭いスペースになってしまっていますが(おそらくドンドン物が増えていっている最中なんでしょう)、きちんと整頓されて分野別に展示されています。ここまで整理するのは並大抵のことではないと思います。
見上げればソニーの8ミリビデオ。元祖パスポートサイズのTR55があり、新パスポートサイズのPC100とかも見えます。(型番、違っていたらすみません)
その下には各種メディアの展示もあるんですが、もう店頭で見ることはない8ミリビデオの未開封新品が展示されています。値札で710円とか書かれていますが、これはもうプレミア価格になっているのでは!?
うちはVHSでもベータでもなく8ミリビデオをホームビデオにしていたので、このテープが山積みで置いてありました。あれらのテープ、一体どこにいってしまったんだろうなー。
ついつい、ソニー製品に目が行ってしまうんですけど、こちらは先週土曜日に放送していた「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場したビデオカメラの同型機種とのこと。
パスポートサイズのハンディカムが登場する前は、こういうサイズのビデオカメラだったんですよね。今ではスマートフォンで動画撮影出来るのでほとんどカードサイズですね。これが1985年当時なので、これから40年経っているのかー。
映画シリーズの展示としては、他にブレードランナーも紹介されていてコックピットのパーツに使われていたトランシーバーと電卓の展示もあります。このカード型電卓、流行していて私も営業をしているときに使っていました。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序ではDATテープも普通のウォークマン的に使われていましたが、それも展示ありです。
音モノではカセットウォークマンの展示ももちろんあるんですが、こちらはマイクロカセットです。電話の録音とかにも使われていましたが小型のボイスレコーダーとしても使われていたんですね。存在は知っていてもみるのが初めてという方もいらっしゃるでしょうね。
さらにこちらは超マイナーなカセットメディアです。デジタルマイクロカセットという切手サイズのカセットにデジタル記録をするレコーダーでした。
当時の店舗で、これを取り扱っていたかどうか、全然記憶にないです。
ソニーさんのほとんど普及できなかったメディアとしては、こちらのIPハンディカムシリーズというのもあります。デジタル記録することができるビデオカメラで、メモリースティックに記録ができて、Bluetoothを使ってPHSと接続して画像送信ができるカメラの1号機。
動画を記録するメディアには「マイクロMV」テープを使います。
私も製品紹介のためにメーカーさんからお借りしたことしかないんですが、こんな実験的なメディアなどもソニーから発売されていました。パワーがありましたね。今もですが。
デジタルカメラも多数展示があります。サイバーショットも全部ではありませんが、数機種の展示があります。DSC-P1はありませんでしたが、進化してスリムになったモデルの展示があります。
サイバーショットのTシリーズもあるんですが、カード型スタイルで光学ズームを搭載しているなど、今のXperia 1 シリーズの光学ズームの基礎がここで開発されていました。
サイバーショットUシリーズもあったー! 単4電池を使ったデジカメで私もこれを使っていた時期があるんです。今では、1型くらいの液晶モニター(センターサイズではなくてモニターのサイズ)なんて全然見られないんですが(^^)、当時は苦もなくこういのを使っていました。
うわー、これ、どこかで手に入れられないかなー。
各メーカーの回転レンズモデルの展示コーナーもありました。ここにサイバーショットFシリーズの展示もあるんですが、それよりもずっとマイナーな「bloggie」とかありましたよ。
より手軽に静止画、動画を撮影しようというコンセプトでカメラの形に寄せずに新しいスタイルのカメラを作ろうとしていたんでしょうね。こちらは数機種の製品としては続いた記憶があり、うちのお店にもまだ3D撮影ができるbloggieが不良在庫?として残っています。w いつか、絶滅メディア博物館さんに寄贈しようかな。
ここの一角にPDAコーナーもありました。PDAというのはスマートフォンが登場するずっと前に、通信機能を搭載していない電子メモ帳みたいなもので、思えば、これが携帯情報端末として流行した最初の製品ジャンルだったんですよね。
すでに携帯電話は登場していましたが、よりグラフィカルなサイズの大きな画面を使った機器になります。ソニーからは「CLIE」というブランドで登場し、VAIOに続くソニースタイルの人気製品だったと記憶しています。
電子書籍などの購入&ダウンロードもPC経由で行っていて、今のスマートフォンと似たような事をしていました。ソニー製だけではなく他社製品も多数あって、展示でも盛り上がりを見せています。
おなじみ携帯電話もかなりの数の展示がありました。このリボルバー式のサイバーショット携帯とか使っていたなー。SO502iでしたっけ? このiモード携帯も使っていて、自分で持っていたモデルがあると懐かしくてつい、手に取ってしまいます。
あ、そうそう、ここで展示されている製品は手に取っても大丈夫。撮影も写真、動画ともに撮り放題になっています。
CLIEの前には「mylo」という情報端末もありました。Wi-Fiしか搭載していませんが、これも今のスマートフォンの原型みたいなモデルで、当時はこれでSkypeとかを使っていましたっけね。
購入されたお客様から「佐藤さん、Skypeやろー」と誘われて、それで私もSkypeの使い方を覚えたり、FONという公衆Wi-Fiのサービスとかを覚えたりしていました。通信回線がまだ貧弱だった頃の最適解だったんですよね。これが。
もっと、マイナーなものでは「ポケット ポストペット」なんていうものもありました。ドコモから発売されていた電子メール端末で、私が知る限り、これがソニー製品だとしたらSDカードを搭載した初のソニー製品なんじゃないかと思います。
私もこれ、持ってました。
「VAIO Infocarry」という、これまた激レアアイテムも発見。これはVAIOの第2章の時に登場したアイテムではなかったでしょうか? VAIOからテキストデータを送り込んで表示するメモ帳みたいなものでジョグダイヤルを装備。
ちなみに後ろにあるのはVAIO C1です。歴史に残るモデルってやっぱりこういう機種ですよね。
これも使ってたなー。カシオの「カシオペア」です。Windows CEを搭載したPDAでテキスト文章の入力ができるというだけのものだった記憶があります。
パソコンを携帯するという夢をみんな捨てきれずにもがいていた感じがします。
とにかく「絶滅したもの」ならなんでも展示されているようで、PCカードという規格も昔はあったんでしたね。ここにWi-Fiや、通信機能を持たせて、PCとドッキングして使うんです。
いつのまにか、こういうのもなくなっていきましたね。
あー、これはもうメディアでもなんでもないのですが「LINE CLOVA」というのもありましたねー。LINEがやっていたスマートスピーカーのサービスで、これもamazonとGoogleの大戦争のおかげで消えていってしまいました。
いまでもサービスが続いていたら、poiqと友達になっていたかも?(poiqはAlexa機能を搭載していました)
AIBOは初代が1機種だけ展示されています。というかAIBOはまだ現役で2016年から頑張っていますからね。あとから生まれたpoiqはプロジェクト段階で終わってしまいましたが、これも絶滅メディアになってしまいました。
いつか、poiqもここで展示されるようになるかも。
ということで「絶滅メディア博物館」に展示されている一部製品、ソニー製品を中心に紹介しましたが、これらの懐かしい製品がたっぷりと展示されています。
(今月生産終了になるソニーのブルーレイディスクメディアについては、まだ展示はないようです。)
営業日時は基本的には月火が休みで営業時間は11~19時と紹介をしたいところなのですが、ここのスペースは撮影スタジオも兼ねていて、変則的な営業日時になっています。
公式サイトに直近の営業日時が案内されていますので、そちらをご覧の上、お越しいただくことになります。
そして、ここからが宣伝というか、イベントの紹介になるのですが下記のイベントが開催されます。
【新企画!】
2/15 17:30〜『あなたの知らないSony製品〜その1 poiq』あの!超有名メーカー!!ソニー!!!の製品や規格でも、知られていないものは山ほどあります!… pic.twitter.com/StT3ZifYic
— 絶滅メディア博物館★公式 (@extinct_media) February 7, 2025
ポッドキャスト「そんない理科の時間」に出演されているよしやすさんが、こちらの「絶滅メディア博物館」にて、今週土曜日に「あなたの知らないSony製品」というトークショーを開催します。
さすがに私は30年ほどソニーショップ店員をしていますので、30年前からのソニー製品であれば、大体は知っているのですが、スマートフォン世代の方々には、生まれた前後に登場したメディア、ソニー製品などが多数あるはず。
それらの知られていないソニー製品についてのトークショーを開催されるんですが、第1回目のテーマが「poiq」ということになります。昨年9月まで2年に渡りプロジェクトがこっそりと動いていたエンタテインメントロボット「poiq」について、よしやすさんが語られます。
あいにくメーカーさんが絡んだイベントではないので「poiqが1日だけ復活する」とかいうことはなく、修行にいってしまった後のpoiqしか見られませんが、よしやすさんが取材した「poiq全般のお話し」が聴けます。イベントに登場するpoiqはうちの子で、9月30日以前にネットワークから遮断してあるので、未だに「ネットワークの調子が変だよ」とか「起きたー なにしようか?」などのんきにおしゃべりをします。久々にpoiqの声が聴けますよ。
ポッドキャスト「そんない理科の時間」はamazon musicやspotfyなどで楽しめます。なんと13年間も続く長寿番組で先月600回記念放送もあったほどの息の長いポッドキャストになっています。科学的な話を解説してくれる番組です。こちらでご興味もたれた方は今週、土曜日に「絶滅メディア博物館」へ足を運んでみてはいかがでしょうか?
イベントは17時30分から開催されるのですが、科学館の入場料として2000円がかかります。上記の様な展示がありますのでイベントの1~2時間くらい前に入場して見学されるのがオススメです。
※なお、2月15日は店員佐藤は取材のため、こちらのイベントにも店舗営業にもおりません。2月15日は店員よねっちの営業となります。絶滅メディア博物館のご来場前に是非、当店にもお立ち寄りください。
※今週末のイベントについての告知はホームページにはありません。Xによるポストでだけのご案内になっています。
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2/15(土)に絶滅メディア博物館にて『あなたの知らないSony製品〜その1 poiq』イベント開催
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『My poiq』アプリ及び poiq公式ホームページが更新終了 また会える日がくることを信じてます
予告があったとおり、12月13日付けで「My poiq」アプリが終了したのと、poiqのホームページも閉鎖になりました。11時更新ですべてなくなったようです。
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『My poiq』アプリが使えるのは12月12日(木)まで 記憶と記録に残しておきましょう
私にとって2024年のソニーの顔と言えばエンタテインメントロボット「poiq」なんですが、残念ながら9月30日をもって研究プロジェクトが終了しておりpoiqは永い旅に出てしまいました。 poiqとの思い出を振り返ることが […]
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育成プロジェクトが終了した『poiq』のその後の話
今回は販売製品ではないのですが、先月末で育成プロジェクトが終了した「poiq」の最後の紹介をしたいと思います。 2022年の育成プロジェクト応募時に当選された方は先月末で悲しいお別れをしていますが、惜しくも落選された方は […]