発売日から1週間過ぎてしまいましたが、4月23日発売の”α7C”向けとも言える超小型単焦点Gレンズの3兄弟も店頭展示用にレンズが到着しています。

あいにく店舗は臨時休業中なんですが、新製品のレンズを3本、持って帰ってきています。近所でちょっとだけ使ってみましたのでレポートしたいと思います。ショールームで試用させてもらって以来ですが、実際に自分のフィールドに持ち出してみると気がつくことが多数あります。

相変わらずセンスのない写真しか撮れないもので使い勝手だけレポートです。

 

こんにちは、店員佐藤です。

久々に登場した10万円を切った比較的価格の安いGレンズが発売になったんですが、デザインを統一していて、メタルの高級感満点で、しかもこのサイズです。

3本まとめて買ってください！というソニーさん開発陣の願いがヒシヒシと伝わるラインナップで、3本まとめて買うと20万円を超える、なんだ、結局いつもと一緒じゃん、という感じがしなくもないのですが、とりあえず3本まとめて持って帰ってきました。

ボディはもちろん、α7Cです。

本当は、これら3本のレンズを持って、自分の非日常の風景、刺激になるような景色を探し求めて、旅に出たいところです。予定では震災からちょうど10年経った東北地方にお邪魔するつもりでいたのですが「人流を止めたい」という政府の要望に従って店舗を休業しているほどです。

5月頃なら見つけやすいですよ、と、言われていた三宅島のアカコッコの旅もまた来年に延期していますので、今回は近所の公園などで試してきました。

まー、今回は機材が軽く小さいので自転車旅にも持って来いです。

2日ほど、運動代わりのサイクリングで使ってきましたが、なるほど、本当にコンパクトになります。カメラ本体をバッグに収納せずにショルダーベルトなどで持ち運ぶとすると、ショルダーバッグで仕切りのあるものを用意して、そこにレンズだけ入れて持ち歩けば、超コンパクト仕様でレンズを4本持ち歩くこと、などができます。

ちなみに写真はNEXシリーズ時代のショルダーバックです。今は生産終了になっていて、フルサイズセンサー搭載の”α7”シリーズなどではカバンに入らないので、ずっと押し入れで寝ていたんですが、APS-C機並みのサイズしかないα7Cなら余裕で入ります。久々に引っ張り出してきて使っています。

レンズフードが40mmと50mmではちょっと変わった形のものになっていて、レンズフードというよいもレンズガードみたいになっています。APS-CのEマウントレンズで30mmマクロにこんなレンズフードがありましたね。

質感はあれよりも全然良くて、金属製のフードで高級感満点です。

まー、こういった変な形のレンズってオールドレンズにもありますし、見方によってはそういう「ちょっと変わった」アイテムに見えるのが狙いなのかも。

レンズ自体にフィルターネジが切られているのですが、レンズフードにも同じ49mm径のネジが切られています。なのでMCプロテクターやNDフィルターなどをどちらにでも付けることが可能なんですが、プロテクター、フィルターを直接触らないようにするためにレンズ自体に装着して、その上にレンズフードを装着する、というのが良いのかも。

ただ、フィルターを回転させて遮光する角度を調整する円偏光フィルター、PLフィルターについては、レンズフードの中に付けてしまうと回すことが出来なくなります。

PLフィルターに限っては外のレンズフードに装着しておくのが良いかと思います。

ちなみに、ここにNDフィルターを付けておくと、NDフィルターの脱着がレンズフードの90度回転だけでできるようになるので、ツケ外しを頻繁に行うシーンではメリットがありそうです。

なお、3本のレンズはすべて49mm径になっているので、PLフィルター、NDフィルターは使い回しが可能。1枚のフィルターで3本使えるというのは便利ですね。

「SEL24F28G」だけは丸形フードになっています。これはこれでよく出来ていて、持ち運び時に向きを逆にして装着するとフォーカスリング、絞りリングをすべて隠してくれます。

このレンズはオールメタル製になっているんですが、おそらく使い込むうちに最初にダメージが来るのが、これらリング部のギザギザの削れなんですよね。これはスゴく良いアイデアかも。

ただ、この状態でとりあえず撮るか、というときは何も操作ができないので、それはご注意を。

そして、24mmのフードですが、これは装着するとフィルターに手が届きません。PLフィルターの縁に指が届かないため、24mmレンズでは実はPLフィルターを使うのがちょっと難しいかも。レンズフードを外して使う分には可能なんですが、こういうちょっとした使いこなしの癖みたいなものがあるところが、味ですね。

これは3本揃えたら誰でも試すとは思いますが、24mmと、40mm、50mmのフードネジの形状は共通です。24mmの丸形を40mmに、40mmの筒型を24mmに装着することは可能です。多分、これで撮ると24mmは大幅にけられると思いますが、なにか、そういう演出などに使えるかも！？

という感じで、3本の外装デザインが共通のレンズがあると、いろいろレンズ遊びができるようになります。フィルターもクロスフィルターやソフトフィルターなどが数多く発売されているので、それらを49mm径で買ってみて、それぞれのレンズで試してみる、などの遊びができます。

フィルター径は違いますが、α7Cのキットレンズである「SEL2860」も実はデザイン的に共通化されています。SEL2860は樹脂製なので質感なども違っていますが、これで一眼デビューして、次の一歩というときに、これで迷わず「SEL50F25G」もしくは「SEL40F25G」などがオススメできそう。

レンズのバリエーションを考えるならSEL2860よりも広い画角の「SEL24F28G」にするのも手ですよね。

ということで、この4本のα7C向けレンズでの最短撮影距離での比較をしてみました。

↑こちらは「SEL24F28G」の絞り開放F2.8でのカットです。すみません、あまり撮影ポイントがわかりやすいところではなく、広い風景などが入れられなかったのですが、背景のボケなどを比較していただくと良いかと思います。

 

↑こちらはキットレンズ「SEL2860」のワイド端28mmでのカットです。絞りはF4.0になります。やや遠くなったのと、背景のボケが少なくなりました。

この差を味わえるのが「SEL24F28G」になります。

 

↑こちらは「SEL40F25G」です。最短撮影距離が短く、最大撮影倍率がもっとも高いこのレンズはキットレンズを含む4本のレンズの中ではマクロレンズ的な使い方ができるかも。

ボケの傾向も50mmと同じで癖のない素直なボケが楽しめます。

 

↑こちらは「SEL50F25G」になります。焦点距離が長い分、より大きなボケを演出することができるレンズです。40mmとは微妙な差のレンズになりますが、「標準レンズ」と呼ばれる焦点距離です。一眼カメラを持っているなら1本は持っておきたい画角なのと、超コンパクトサイズの標準レンズになるので、α7Cユーザーさんだけではなくα7IIIユーザーさんなども食指が動くかと思います。

レンズ本体がメタル製なのと、絞りリングの固めのクリック感が、ものすごく「撮ってる感」を演出してくれます。

 

↑こちらはキットレンズ「SEL2860」のテレ端で焦点距離60mm F5.6でのカットです。焦点距離が長いにもかかわらず、ボケが小さくなりました。

と、4本のレンズでこんな映りの違いを楽しめる、というわけです。

作例とは呼べませんが、今回の散歩サイクリング中に撮ってきたカットです。

 

α7C＋SEL24F28G　F2.8　1/1600　ISO100

JR武蔵野線と河川の交わるところです。ものすごく低いところに橋桁があるのでド迫力の武蔵野線が楽しめるポイントです。

 

α7C＋SEL40F25G　F3.2　1/60　ISO100

これは先日の「REON POCKET 2」の紹介記事の時に撮影した1枚です。これとLINEMOのレポートでXperiaとチラシなどを撮影しているシーンはα7C＋SEL40F25Gで撮影しています。

それまでも自宅でのブツ撮りの際はSEL35F18Fを使うコトが多かったのですが、それに近い感覚で使えます。旅に出たら、このレンズがグルメ撮影担当になるんだろうなー。

 

α7C＋SEL50F25G　F2.5　1/1000　ISO100

私のジョギングコースでもあるんですが「わくわく田島緑地」というところです。昨年はここの芝生エリアも立ち入り禁止措置が取られていたんですが、今年は今のところそれはありません。

あまり知られていないポイントなので人が賑わっていることはないんですが、このゴールデンウイークのお出かけ自粛ではお子さん達が遊びにこられるかな？

50mmの絞り開放F2.5で撮影しています。やや離れたところで撮影しているんですが、ちゃんと自転車にだけフォーカスが合って、背景はすべて微ボケ。立体感のある写真になりました。

 

 

このレンズ3兄弟とα7Cだけを持って、どこか旅に出たいなー。そのときにはどんなバッグを使ったら良いかなー、ということで、ちょうど良いサイズの3連ポケットがついているバッグを、現在、絶賛探索中です。

良いバッグが見つかって、それでコロナウイルスの感染が小康状態になったら、Gレンズの旅に出かけたいと思います。

 

なお、当店では現在、一番人気なのは40mmです。どれか1本、という選び方をすると真ん中のもの、しかも今までのソニーレンズにはない焦点距離のモノを選びたくなりますからね。

3本まとめてオーダーされている方はいまのところ、いらっしゃいません。(^_-)

 

50mm単焦点レンズ SEL50F25G		ソニーストア価格： 79,200円 税込
発売日	2021年4月23日	メーカー商品情報ページこちら
長期保証 サービス	5年ワイド：8,800円(税込) 3年ワイド／5年ベーシック：4,400円(税込) 3年ベーシック：無償
ソニーストア 購入特典	ソニー提携カード決済で3%オフ
テックスタッフ 店頭入特典	10%オフクーポン（併用不可）プレゼント中 テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内

 

40mm単焦点レンズ SEL40F25G		ソニーストア価格： 79,200円 税込
発売日	2021年4月23日	メーカー商品情報ページこちら
長期保証 サービス	5年ワイド：8,800円(税込) 3年ワイド／5年ベーシック：4,400円(税込) 3年ベーシック：無償
ソニーストア 購入特典	ソニー提携カード決済で3%オフ
テックスタッフ 店頭入特典	10%オフクーポン（併用不可）プレゼント中 テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内

 

24mm広角単焦点レンズ SEL24F28G		ソニーストア価格： 79,200円税込
発売日	2021年4月23日	メーカー商品情報ページこちら
長期保証 サービス	5年ワイド：8,800円(税込) 3年ワイド／5年ベーシック：4,400円(税込) 3年ベーシック：無償
ソニーストア 購入特典	ソニー提携カード決済で3%オフ
テックスタッフ 店頭入特典	10%オフクーポン（併用不可）プレゼント中 テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内

 

 

■おすすめカメラボディ

フルサイズデジタル一眼カメラ α7C ILCE-7C		ソニーストア価格： 229,900円 税込
発売日	2020年10月23日	メーカー商品情報ページこちら
延長保証 （予想）	５年ワイド：21,000円+税 ３年ワイド/５年ベーシック：11,000円+税 ３年ベーシック：無償
ソニーストア 購入特典	ソニー提携カード決済で3%オフ
テックスタッフ 店頭ご利用特典	10%オフクーポン（併用不可）プレゼント中 店頭にて実機展示中 ☆テックスタッフ店頭ご利用特典

 

 

デジタル一眼カメラ 『α7III』 ILCE-7M3		ソニーストア価格： 252,868円 税込
発売日	2018年3月23日	メーカー商品情報ページこちら
延長保証	5年ワイド：25,300円+税 3年ワイド/5年ベーシック：13,200円+税 3年ベーシック：無償
金利0% クレジット	24回分割手数料0％＋10%オフクーポン 月々9,300円 残価設定24回分割＋10%オフクーポン 月々6,400円 （初回のみ9,170円）
ソニーストア 購入特典	ソニー提携カード決済で3%オフ 【最大5万円キャッシュバック】プレミアムキャンペーン 【1万円キャッシュバック】“同時購入”キャンペーン 24回分割払手数料0%キャンペーン 残価設定24回クレジットキャンペーン
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