【イベントレポート】CP+2024 ソニーブースレポート 今年のソニーは宇宙からニャンコまで
今日からパシフィコ横浜で開催されている「CP+2024」にお邪魔してきました。ソニーブースだけですがイベントの様子をレポートします。
今週末の3連休でお越しになる方の参考になれば幸いです。
こんにちは、店員佐藤です。
今朝未明に新レンズ「SEL2450G」が発表になり、その興奮冷めやらぬままに開催される「CP+2024」ですが、今年も無事に開催されて何よりです。過去にはコロナで直前になって開催中止になったり、大雪が降って開場できなくなったりしたことがあるので少しドキドキしながら開幕を迎えるのですが、今回は何事もなく開幕しました。
一応、お断りしておくとメーカーさんからご招待をいただいてプレミアムタイムという初日の午前中だけ、プレスさんやインフルエンサーさんの独占時間に入れていただいています。開場がやたら空いているように見えるのはその時間だからこその風景になります。ご了承ください。
今年は天皇誕生日があるので週末は3連休になっています。例年になく混雑することが予想されます。
さて、そのソニーブースですがまずはモデルさんを中心にしたハンズオンコーナーが中心になっています。モデルさんゾーンを中心に囲むようにカメラの体験展示が行われています。
おなじみコンサルティングゾーンがあり、ここでリクエストしたレンズ、ボディを装着して、特等席でモデルさん撮影ができます。
朝一番のときには、ここに今朝未明に発表されたばかりの「SEL2450G」が装着された”α9 III”という豪華セットの展示がありました。
他にもSEL2450Gレンズの展示列が一列あって、5月発売にもかかわらず生産は順調というか、たくさんの試用機が用意されています。大人気レンズになるであろう予想もあり3ヶ月間、作り込みをしていく感じなんですかね。
AFで0.3倍、MFで0.33倍になる最大拡大倍率のズームレンズで、しかも開放絞りF2.8ということで、近くの被写体を狙うとこんなに大きなボケを作り出すことができます。
お花のアップもこの通り。普段、お店でブツ撮り用に使っているレンズがSEL2470Zなんですが、桁違いの近接撮影能力に驚きを禁じ得ません。
モデルさん撮影も、わりと良い場所で試すことができます。ただ、モデルさんまでの距離がややあるため、前ボケに花を入れつつ、最大望遠の50mmにしてもこの程度。
もう少し、モデルさんに寄りたいところ。
いつもは女性陣だけのモデルさんですが、今回は男性のモデルさんもいらして、これまた爽やかなイケメンさんで、女の子が撮影しても萌えてしまいそう。
私の今年のお気に入りはこちらの方。どこにいてもどこから撮ってもすぐに目線をくれて素敵な笑顔を見せてくれて、しかも撮影距離の遠さを感じてか、何度も寄ってきてくださいました。今年のマドンナはあなたです。
素敵な笑顔をありがとうございました。
スポーツ撮影コーナーがもうひとつ、大きなスペースをとって用意されています。これのおかげで、他社と比べてもソニーブースは開放感があり窮屈なイメージが全然しません。
外はかなり気温が下がっている週末を迎えますが、パシフィコ横浜の中は例年そうなんですが、室内温度ホカホカです。こうした開放感のあるブースだと暑苦しさも感じず、一番快適かも。
このエリアではいろいろなスポーツ競技を披露してくれています。
こちらはMTBでの曲乗り。午前中はさほど大きなアクションはなかったようですが、午後になって一般客の方が入ってオーディエンスが増えてくると、派手なパフォーマンスをいろいろ繰り出してくれていました。
フェンシング競技もデモンストレーションされていて、すばやい動きをみんなで追っています。これは”α9 III”を使ってプリ撮影機能を使って撮ったショットです。見事刺さっている?シーンを激写していますが、”α9 III”ならではの秒120コマ+プリ撮影機能のおかげで撮れたショットです。
夏のパリ五輪で正式種目になるというブレイキンもチームで行っています。ブレイクダンスは30年前に映画「フラッシュダンス」とかマイケルジャクソンの「スリラー」くらいから登場してきていますが、ついにスポーツイベントの正式種目になるところまでくるとは胸熱です。
その感に技術の向上も相当進んでいて女の子でもヘッドスピンをする時代になるとは。アクロバティックなダンスに思わず手拍子をしてしまいます。
かたわらには”α9 III”+SEL70200GM2という体験セットがあるんですが、こちらは今日のところは3セットのみ。ものすごい競争率での奪い合いになると思います。自分の番が回ってきたときにフェンシングとかMTB競技が行われていると良いですね。
ブースの反対側にはワークショップコーナーがあり、なにやら本格的な照明セットの準備とかされていました。あいにく今日は午後から全時間をセミナーの拝聴に使ってしまったため、全然、こちらは見られなかったんですが、当店のお客様で見られた方に話を聞くと、普段は目にすることができないプロの照明テクニックを見られてよかったという話です。明日、観に行こっと。
ブース正面にはソニーEマウントシステムの全製品が陳列されています。なにか未発表のレンズとかボディが並んでいないかとチェックをしてみましたが、そういうものは見つかりませんでした。
ただし、一番隅っこになにが展示されているのかは気になって見てみると、Xperia 1 V、Xperia 5 Vという最新スマートフォンモデルがラインナップされています。
そうか、もはやXperiaも”α”ファミリーの一部なんですね。ま、それはそうか、カメラシステムの「Photography Pro」とか”α”のメニュー画面そのままですからね。
ちなみに、こちらはキヤノンさんの2018年から始まっているEOS R SYSTEMのラインナップです。ミラーレスに舵を切ってから早6年になり、これだけレンズ、ボディラインナップが増えてきていて、昔の”α”システムを見ているみたいです。ここから加速をつけて追い上げてくるんでしょうね。
昨年から展示されている「網膜投影カメラキット」は今年も展示されています。本体に組み込まれているサイバーショット「DSC-HX99」は昨年、モデルとしては販売終了になってしまっていますが、こちらの網膜投影カメラキットとしての在庫はしっかり抑えてあるようでソニーさんから提供が続いています。
今回もじっくりと試させてもらいましたが、私は近視でファインダーの度数調整が必要なところなんですが、このカメラキットでは直接網膜に映像を送ることができるため、視度調節無しでばっちりとフォーカスがあって見えます。
不思議不思議なカメラ。
「STAR SPHERE」プロジェクトで使っているソニーの人工衛星のモックアップの展示もありました。これは実物大で大きさにしてPS5くらいの本体のものが、今も宇宙を飛んで、地球の映像を撮影しているとのこと。
3軸の姿勢制御装置のうち、1軸に不具合が出てしまい、今は太陽光パネルを常に太陽に向くような姿勢でサービスを続けているとのことですが、それでも時間を追って、あらゆる角度の地球の撮影ができるそうでサービスを中止することなく継続しているのは熱意があってのことですね。
搭載されているカメラシステムはモデルの公表はないものの、市販品を解像して搭載しているそうです。センサーは高感度のものを使っているとのことなので、あえてモデルの発表はありませんが、きっと”α7S III”とか「ZV-E1」のものなんでしょうね。
衛星本体にはちゃんとソニーの刻印もあり、これが宇宙を飛んでいると思うと、部外者のソニーショップの人間としてもなにか嬉しい気持ちになります。
こちらの『STAR SPHERE』プロジェクトですが、会員登録するとクリアファイルがもらえます。WEBでは特にお知らせしていませんが、ソニーグッズ大好き!という方は要チェックです。
今週、月曜日からソニーストア銀座で展示が始まったポータブルデータトランスミッター「PDT-FP1」の展示もあります。プレスタイムのときはインフルエンサーさんとかYouTuberさんが多いこともあり、このコーナーはずっと人だかりでした。
しかもYouTuberさんは写真を撮って終わりではなく、その場で動画撮影がはじまってしまうため、なかなか実物を見ることができず。。。ソニーストア銀座さんで見せてもらっていて良かった、と思いました。
しかし、注目度がかなり高そうなので、これから発売日に向かって盛り上がるかもしれないですね。
それらの展示コーナーの上には、おなじみ望遠レンズコーナーもあり、ここに5セットの”α9 III”+SEL300F28GMが展示されています。
スポーツコーナーの”α9 III”の展示は3台だけなので、混雑時にはこちらの方がチャンスかも。
ところで話は脱線しますが午前中にソニーのCEO 吉田憲一郎会長のお姿を拝見しました。初めてお目にかかったんですが、関係筋からは「あの人は宇宙人」という話を聞いていたモノの、ちゃんと普通に人間で安心しました。というか、凜々しい振る舞いで格好良かったなー。
これでチラッとお見かけしただけですが、出井氏、ストリンガー氏、平井氏に続いて4代のCEOのお姿を拝見することができました。
さらに、え!?この人まで!?というのが、こちらのソニーストア札幌のシブヤ氏です。昨年夏まではソニーストア銀座にお勤めで、とても良くしていただいていたのですが、ソニーストア札幌の移転イープンに伴って転勤され、涙のお別れをしたばかりだったのに、ここでお目にかかれるとは。
なんか、全然、札幌に転勤された感がないというか。。。ソニーストア銀座でお世話になった方も多いと思いますが、明日、金曜日もCP+2024にてアテンドされているそうですので、懐かしい!という方は是非、足を運んでくださいませ。
来場記念品のSEL70200GM2の限定キーホルダーもゲットしてきました。X(旧Twitter)のソニー”α”の公式アカウントをフォローすればキーホルダーがもらえます。あらかじめフォローしておいて、現場でスマートフォン画面をお見せすればスムーズにもらえますので事前準備をどうぞ。
なお、ソニーブースでのモデルさん撮影ですが、今回は24-70mmまで、単焦点レンズでは50mm F1.4 GMレンズまでしか展示がありません。85mm F1.4GMとか135mm F1.8GMの体験撮影機の用意はないので、どれもポートレート撮影には焦点距離的にちょっと足りないレンズばかりになっています。
広角レンズだらけなので、こんな写真ばかりになってしまいます。手持ちのポートレートレンズ、望遠レンズをお持ちになって自前の”α”カメラ&レンズで撮影するようにした方がよいかも!?
※あくまで展示機の試し撮りの場ですので、趣旨からちょっと外れた話になりますが。
ということで、午前中にソニーブースの展示を一通り見たところで場内1周の旅に出てきました。
本当に場内を15分くらいで回ってきただけなので、他社ブースなどは外観をチラッとみてきただけです。で、なかでも面白かったのがこちらの「わたしの自由区」でした。
カメラとあまり関係ないんですが、プラレールの大規模展示があり、これはヤバイ。なにが走っているのかチェックするだけで1時間くらいかかりそうなので、目にしないようにしてすぐに退散。なんか、ロマスカートか懐かしい車両がたくさん走っているんですよねー。
それと、こちらのペーパークラフト。自作で新宿と東京駅周辺の建物を紙で自作したそうなんですが、そうかー、プリンターがあれば自分でデータを作ってこういうことができるんですね。
これは自分でもやってみたいかも。
午後からはソニーさんのスペシャルセミナーがドカドカと開催。結果的に全部、拝聴させてもらってきました。
福田健太郎氏の”α7R V”での風景写真にうっとりして、山田芳文氏の野鳥のいる風景写真ではその撮影技術に驚くばかり。24-70mm F2.8 GM2での野鳥撮影ってどうしているのかと思ったら、カメラを据え置きしてのリモート撮影だったんですね。すんごい根気の要る撮影方法だと思うんですが、やらではなく自然で完璧な野鳥撮影をすることへの執念を感じました。
そんな野鳥撮影、私には無理だ!と思うモノの一度くらいは挑戦してみたいかも。今年はリモートを使っての野鳥撮影にチャレンジするしかないかな。
α cafeスペシャルコンテストの結果発表&講評会も参加。入賞された作品の良さに感動しつつ、それを選出されたプロカメラマンさんの思いなども勉強になりました。
写真の良さ、って、どこを見れば良いのか、無限大ですね。
ペットフォトグラファーの小川晃代氏のワンちゃんフォトに癒されつつ、後半はなんとスペシャルサプライズ。
今朝未明に発表になった「SEL2450G」の紹介が始まりました
でるわ、でるわ。SEL2450Gの作例のオンパレード。しかもどのフォトもすごいかわいいニャンコの写真。そういえば今日は2月22日でニャンニャンニャンのニャンコの日でした。
なるほど、そうかー。こうしたペットや赤ちゃんの写真だとさほど距離を取らずに撮影するので望遠系のレンズというか焦点距離は必要なくて、それよりもF2.8 で使える明るいレンズなので諸条件に強いレンズ。軽量なので長時間撮影でも疲れないメリットなどがあるんですね。
すごいたくさんの作例を見せていただき、なんか24-50mm F2.8 Gレンズを自分で使った様な感覚になれました。嬉しいセミナーでした。
グローバルシャッター”α9 III”を使ったスポーツフォトというkとで水谷たかひと氏のセミナーも面白かった。撮影はソニーがスポンサードしているフィールドホッケーの試合の写真。
「ブラビアレディース」というチームらしいんですが、このユニフォームが可愛い! ピンクのユニフォームにソニー、ブラビア、Xperia、PlayStationのロゴがあちこちにちりばめられていて、ユニフォームに目が行ってしまいます。
作例は”α9 III”の連写性能の話が中心なんですが、プリ撮影については必要ないとのこと。プロカメラマンとして撮り逃すということは絶対にないんだそうです。彼の職業的な誇りからそう言わせているんでしょうけど、私には必須です。w
いやー、それにしてもユニフォームが可愛いなー。このチーム、私も写真撮影しに行ってみたいんですけど。来年のCP+2025のスポーツ撮影コーナーに登場してくれることを願います♪
最期は沼澤茂美氏による、星空撮影のスペシャルセミナーですが、これがまたすごい内容でした。
星空撮影では「比較明合成」や「加算平均合成」などの加工をして画像を編集することが多いのですが、それを”α7R V”に搭載されている「ピクセルシフトマルチ」で代用できないか?という実験をされていて、その効果がちゃんとあるとのこと。
ピクセルシフトマルチは16枚合成と4枚合成の設定があるんですが4枚合成で充分効果があることがわかったそうです。動体検知の機能もあるんですが、あいにくこれは明るい星には効果があるものの、暗い星は流れてしまうそうで、これは要検討とのこと。
しかし、こんな撮影方法があるんですね。今度、試してみよっと。
さらに、今年は2つの大きな天体イベントがあるそうで、一つは4月上旬に「ポン・ブルックス彗星」がやってくるとのこと。50~200mm程度の大口径レンズで撮影が出来るそうですので、50mm F1.4 GMや、70-200mm GMレンズをお持ちの方は下調べして置いた方が良いかも。
流星と違って、彗星でしたら数日間チャンスがあるので天候一発でNGになることはありません。尾の長さも月の5倍くらいの長さにはなるそうなので、見逃すことはなさそう。
そして、これを練習台にして。。。
9月末には「紫金山・アトラス彗星」という、肉眼でも見られるであろう彗星が9月25日頃の明け方にみられるそうです。
こちらも広角レンズ~200mmくらいのレンズで撮影出来るんですが、もしかするとスマートフォンでも撮れるくらいの明るさ、尾の長さがあるかもしれないそうです。
今年はこの2大彗星を狙ってみるのが楽しそう。
こちらは2020年に撮影された彗星なんだそうですが、下には子供たちがいて記念写真まで撮れたそうです。今回もこれくらいのものがくるよー、という楽しいセミナーでした。
さて、明日からは3連休ということで一気に人が増えるでしょうね。正直、今日は例年よりも午後は空いていました。それでもソニーブースはこの人だかり。明日はこれに輪をかけて人で溢れるでしょうから、暇つぶしにスマートフォンを使われる方はポータブルバッテリーの用意を忘れずに。
CP+2024はあと3日間! お祭りは日曜日まで続きます!
★ソニー α Universe 「CP+2024 ソニーブース特設サイト」はこちらから
なお、当店は23日金曜日はお休みしますが、24日土曜日は通常営業しています。CP+2024 を早めに切り上げられた方は、是非、新橋にもお立ち寄りください。
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いよいよ明日は『CP+2024』開幕!です
明日2月22日はニャンニャンニャンでニャンコの日、であると同時にパシフィコ横浜で開催される「CP+2024」の開幕日です。 明日10時からプレスタイム、12時から一般入場がスタートします。
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先ほど16時より、ソニーのcp+2024のスペシャルセミナー、アカデミー特別講座の予約申込がスタートしました。
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