昨日からパシフィコ横浜で開催されている日本最大のカメラ＆写真イベント「CP+2025」にお邪魔してきました。ソニーブースの紹介だけですがイベントの様子をレポートします。

今週末、お出かけされる方の参考になれば幸いです。

 

こんにちは、店員佐藤です。

今回も「CP+」の開幕前夜にレンズの新製品がプレスリリースされています。超望遠ズームレンズの「SEL400800G」と超広角単焦点レンズ「SEL16F18G」の2本が登場。ソニーブースの前には毎回、現行の”α”ボディ、”α”レンズがズラッと展示されるのですが、早速、その中に新レンズが並べられていて、赤い「NEW」のスタンドで紹介されています。

ソニーブースに来たら、まずはこの製品ラインナップ展示で記念写真を撮ってしまうんですが、さて、ここからソニーブースの見どころを、オススメの回る順番で紹介していきたいと思います。

ちなみに今回紹介する写真を見るとソニーブースがいやに空いているように見えると思うんですが、初日の午前中だけはプレミアムタイムとして、プレスやVIP向けに入場を制限しています。当店もメーカーさんから取材のために特別なチケットをいただいていて、それでお邪魔しています。

今週末の土日はかなり混み合っていると思いますので、その点はご了承ください。

 

さて、まず最初に行きたいコーナーですが、それはもう絶対に新型レンズ「SEL400800G」のハンズオンができる「撮影体験｜望遠レンズ」コーナーです。私の見る限り、ここの望遠レンズの撮影体験コーナーがもっとも待ち時間が長くなっていたと思います。

買う買わないは別にして、ソニー”α”レンズでもっとも焦点距離の長い800mm体験ができるので、ソニーブースに来られた方の大半が体験されているのでは？という状況でした。

待機列と言っても、整理券の発券機が用意されているので、そこで受付をすれば待ち時間は別のところに行けます。順番が回ってきたときに別のところにいても、順番が過ぎている人は優先して体験列に入れてくれるので安心。発券された紙に記載されているQRコードを読むと、LINEで順番がきたことを知らせてくれるシステムになっています。

なので、ソニーブースに来たら、まずはここで順番待ちの発券をするというのがオススメです。

新レンズ「SEL400800G」が展示されているのは4本だけです。ここ以外にハンズオンできるところはないので、SEL400800Gの体験はここでのみ行うことになります。

ボディは”α1 II”と”α9 III”が装着されていて、自分のカメラを付け替えて試すことはできません。撮影データの持ち帰りはできますので、自分のメモリーカードを挿して撮影体験を行います。

さて、被写体なんですが、ブース内のポートレート撮影コーナーや、スポーツ撮影コーナーなども撮れるし、探せば野鳥の模型などが仕込まれています。望遠レンズの撮影体験コーナーの正面に青い鳥がいるので、これなどが狙い目。

上の写真は焦点距離70mmで撮影したものになります。

SEL400800Gのワイド端、400mmで撮影したモノがこちら。やや離れたところにいる野鳥を撮影するときって、大体こんな感じですよね。

野鳥撮影は焦点距離が長ければ長いほど有利で、400mm程度だと近寄らないと撮れないイメージです。で、野鳥はすぐに逃げて行ってしまうので、なかなか撮影が難しいんですよね。

テレ端の800mmにしたものがこちら。

野鳥観察のコツは、野鳥を見つけたら近寄らないで逆に遠ざかりながら身を隠す、ことなんだと、野鳥の会のイベントで教わったことがあります。焦点距離が長くないとそういうことはできないんですよね。800mmあると、ここまで寄った撮影ができるのかー、というのを体験出来ます。

さらに！　4本あるSEL400800Gのうち、1本には2倍テレコンがついています。これに当たったらラッキー♪　1600mmでの撮影体験ができますよ。

これなら野鳥を見つけたときに後ろに下がりながら身を隠すことができますね。

いやー、しかし1600mmの威力はすごい！

会場内にはモニターに野鳥を映し出しているものもあり、これを狙うと、鳥AFの威力なども試せます。

ポートレート撮影コーナーのモデルさんも、望遠レンズコーナーの存在を気にしてくれていて、カメラを向けているとこちらに目線をくれたりもします。

スポーツ撮影コーナーも狙えるんですが、ご覧の通りSEL400800Gだとバストショットくらいのサイズになってしまうので、追うのが大変です。

SEL400800Gの詳細は↑こちらで別途、ご紹介しています。

 

続いて2番目に訪れたいのが新レンズ「SEL16F18G」のハンズオンコーナーです。こちらは整理券配布はなく列に並んで体験するスタイルでした。

 

用意されている「SEL16F18G」は4本で装着されているボディは”α7CR”が2台と”α7 IV”、ZV-E1が1台ずつとなっています。それぞれのカメラの後ろに列ができるので、どのカメラボディで使いたいのかを選んでから列に並ぶことになります。

こちらはZV-E1に装着されたSEL16F18Gです。思いのほか小さなレンズでSEL20F18Gと比べても太さは同じでも長さがかなり短くなっています。

Vlogcamなどであれば、もうこれを標準装着にしていざと言うときは電子ズームで良いんじゃないかとさえ思えます。

”α7 IV”＋SEL16F18G　F1.8　1/400　ISO100

目の前には増加が用意されているのと、モデルさんがいるので近景の撮影を試すのと、広がりのあるポートレート撮影が楽しめます。こんな写真が撮れるんですが、背景がすごく良い感じですねー。

初日のプレスタイムは3人～4人待ちで触れたんですが土日はかなりの行列になるかも。SEL400800Gの整理券をゲットしてから並ぶのがコツです。

「SEL16F18G」については↑こちらで別途ご案内しています。

 

ソニーブースの中央には「撮影体験｜スポーツ」があります。こちらはスポーツ撮影に最強タッグの”α9 III”＋SEL70200GM2があります。こちらも自分のメモリーカードを入れて撮影することができます。

今回のスポーツでは「剣道」があり、これがなかなか面白い！　目にも留まらぬ速さで竹刀を繰り出すので技が決まったのかどうか、普通には分からないんですけど写真で見ると一目瞭然です。

秒120コマとプリ撮影機能と人物AFは最強の組み合わせ。なんせ、こうして防具を身につけているのに瞳を探しにいきますからね。

アクロバットな技を繰り広げるチームもあり、なにも道具を使わずにバク宙などをしまくってくれるというのもあります。

こちらはなんというスポーツなのかわかりませんが、キックを繰り出す前にジャンプするところをプリ撮影で捉える、という感じですかね？

 

 

スポーツ撮影体験が終わったら「フード・ファミリーフォトレクチャー」の撮影体験コーナーがあります。テーブルフォトが撮れるセットがあるんですが、ここでプロのカメラマンさんがいて、立ち寄る方達に4つの撮影レシピから小技を簡単にレクチャーする、ということをしています。

私も近寄っていったら、グルメ撮影のコツとして光源の位置を変えた撮影技法を教えてくれました。

普通に順光で撮るとこんな感じになって、いかにもフラッシュを使っている様なショットになっているんですが、光源の位置を変えてみると。。。

こちらはサイド光なんですけど、より料理に立体感が出ていますよ～というのをしています。他にも数カット、照明の位置を変えて撮影しているんですが、実際にこうして光源の位置を変えて撮影する体験ってなかなかできないので、勉強になりました。

こういうのって、道具がないと気軽に試せないですからね。

ここで”α cafe表現レシピステッカー”をゲットしました。

 

ブースの奥の方に行くと「撮影体験｜α9 III フラッシュ全速同調」のコーナーを発見。

世界初のグローバルシャッター搭載カメラ”α9 III”はフラッシュ同調の際にシャッタースピードを気にせず「1/80000」から使えるシステムになっています。そのメリットを私の様なカメラに詳しくない者はよくわかっていないんですが、ポートレート撮影をされている方からはα9 IIIの全速同調を熱っぽく語られているケースを多々見ていて、どういうことなのか分からなかったんですけど、これで理解しました。

超高速シャッタースピードで撮影をすると昼までも夜みたいな風景にできるというか、露出アンダー気味になるんですが、そこにフラッシュで光量を増すことでモデルさんは明るく、背景は暗く、という撮影ができます。

実際の会場での撮影風景はこんな感じで特にコントラストのある映像にはなっていないんですが、これをα9 IIIの高速グローバルシャッターと全速同調で光らせたフラッシュ使うと。。。

α9 III＋SEL2870GM　F2.0　1/20000　ISO1600

なんと、こんなドラマチックなカットになってしまいました。会場内の明るい雰囲気とは違って、まるで夜です。

フラッシュも業務用のスゴいものを使っているわけではなく、ワイヤレスで使えるクリップオンフラッシュで、そこに数百円で売っているカラーフィルムを貼ってワイヤレスで使っています。

なるほどー！　”α9 III”を使うと、こんなことができちゃうんだ！　今度、うちのお店でもやってみよっと♪

 

こちらは「撮影体験｜ポートレート」です。モデルさんはひとりだけで、その前に広い空間がとってあるんですけど、ここにユーザーさんが入って、自分のカメラに好きなレンズを装着してポートレート撮影をしてOK！というコーナーになっています。

ここもひとり5分の体験になっているんですが、5分の間は何回でもレンズ交換が可能で、自分の求めているレンズを探すことができます。

会場の隅には点光源発生装置も置いてあるので、ここで玉ボケを作ってイメージにあった撮影ができるか試すことが可能。

”α9 III”＋SEL2870GM　F2.0　1/640　ISO250

昨年発売になった新レンズ、F2.0通しで使える「SEL2870GM」で撮ってみました。おお、さすがF2.0です。ボケがでかい！！

”α9 III”＋SEL50F14GM　F3.2　1/250　ISO250

50mm単焦点レンズのF1.4  G Masterも使わせてもらえます。口径食が少し出るので、気にならない程度に絞って撮影。

”α9 III”＋SEL135F18GM　F2.2　1/250　ISO250

点光源の位置や形を気にしながら撮影できるんですが、綺麗なモデルさんを前にして、こんなことができるなんて、滅多にない機会です。

ここも整理番号の発券機があるので、整理券を早めにもらっておくと良いかもしれません。

「ワークショップ & 撮影体験」コーナーです。あいにく今回は時間が取れなくてワークショップを見ることはできませんでした。著名なユーチューバーさんやクリエイターさんがそのテクニックをこんなシチュエーションで教えてくれます。

 

壁面にはレンズの技術展示があり、手振れ補正の技術やフローティングフォーカスの仕組みなどをカットモデルを使って解説してくれています。

中でも目を引いたのがこちら。ARナノコーティングです。内部反射を抑えるコーティング技術で、これはレンズの前玉に施行されているのではなく、レンズの中の方で使っているコーティングです。

比較して見ると、これだけ反射を抑える事ができます、という展示なんですが、コーティングが施されているのはどう見ても右のレンズですよね。その違いを生で目で見ることができる滅多にない機会です。これは注目かも。

 

Creators’ App、Creators Cloudの展示コーナーもあります。これは”α”で撮影した写真や動画データをいかに簡単にスマートフォンやPCへ転送するか、というもので、私も今年に入ってから使いまくっています。

昨年11月からはCreators’ Cloudに取り込んだ写真データをAdobe Lightroomや、Google ドライブに自動転送することもできるようになっています。

はっきり言って、これ、超便利です。

ですが、当店のお客様を見ていると使っている人がほとんどいないんですよね。この便利さを広めないのはソニーショップとしてまずいので、近々、こちらの案内をする店頭セミナーも開催しないと♪

昔は「スマートフォンシンク」というカメラアプリを使って自動転送していた方もいらっしゃると思いますが、あれ並みに便利になっています。

なお、このコーナーで自分のスマートフォンに入っている「Creators’ App」をログインした状態で見せると、ノベルティのコインドライバーがもらえます。三脚のネジを回すときに使っている10円玉の代わりになるドライバーで、このアクセサリーはもらっておくべしです。

なお、今回、ソニーブースでもらえるノベルティは5つあります。スマートフォン or PC用の壁紙カレンダーとかではなく、全部、手に持って持ち帰ることができるものになっています。

おなじみレンズキーホルダーは今年は「SEL2870GM」です。このプレートをもって歩いている係の方がたくさんいらっしゃるので、ここでXを使ってハッシュタグ「#CPプラスソニーブース来た」をポストすればキーホルダーがもらえます。

最初から全部ゲットしている方からすると、これで5本目のレンズキーホルダーになります。今年も集めておきましょう♪

 

その他のアイテムはカウンターがあるので、そこで聞けばもらえます。

カレンダーは”α9 III”と、”α cafe”の2冊あります。B4サイズとA4サイズになっているので、持ち帰り用のバッグは大きめのものを用意された方がよいと思います。

私も、この5つのノベルティをゲットさせてもらってきました。

 

午後はひたすらソニーブース内のスペシャルセミナーを拝聴させてもらってきました。初日のセミナーは完全満席になることはなく、あちこちに空き席がありましたが、おそらく、今回は席をたくさん用意しているからなんでしょうね。

他メーカーさんのセミナーブースは割と狭いんですが、ソニーさんはかなり大きなスペースをとっています。快適環境で見ることができます。

で、それともうひとつ、スペシャルセミナーで使われているスクリーンがムチャクチャ綺麗なんです。

画面サイズが昨年と比べると全然大きくなっているのと、黒の締まりが異常というかマットな感じで一切映り込みがないスペシャルな画面になっていました。

ちなみに↑こちらは昨年のスペシャルセミナーの様子です。画面サイズがだいぶ違います。さらによく見ると映り込みも見えるんですが、これが全然ありません。

これが今年のスクリーンなんですが、黒は真っ黒で、さらに画面サイズが大幅にアップしているので、カメラの画質がムチャクチャよくわかります。

”α1 II”がまだ発売から時間が経っていないこともあって、旧型の”α1”と新型の”α1 II”で作品を見せていただく機会がおおかったんですが、画質の違いがわかるくらい。”α1 II”のノイズ耐性の高さというか、動体撮影の際のフォーカスの食いつきが数段違う感じまでわかってしまいます。

少しでもピントが甘いとすぐにわかってしまい、これはすごいスクリーンを持ってきたなーと、一番驚きました。

ちなみに新型レンズの「SEL400800G」と「SEL16F18G」の作例は出てこなくて、唯一、野鳥撮影の山田先生のところで数カット「SEL400800G」が登場しただけでした。

α1 IIにSEL400800Gを装着して撮影したショットですが、800mmでこの解像度はすごい！　このウルトラブラック大型モニターにトリミングして表示して、全然荒れているところが見当たりません。

もしかしてSEL400800GってG Master並みのスーパーレンズなのかも！

この大型スクリーンのおかげで「綺麗に見える」のではなく「差がよりわかりやすく表示」される感じ。会場に来られない方には申し訳ないのですが、これはオンラインで見るよりも会場で生のセミナーを見るのが最高環境なんだと思います。

できれば最前列で見るのがベスト！　土日にスペシャルセミナーを受講される方はできるだけ前の席で見られるのがオススメです。

 

 

ということで、ソニーブースの紹介でした。

土日に来訪される方、楽しんで行ってきてくださいませ！　今年もソニーブースは大感動スポットになっていますよ！

 

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G レンズ  超望遠ズームレンズ SEL400800G		ソニーストア価格： 約41万円 税込
3月4日（火）より予約販売開始
発売日	2025年3月19日	メーカー商品情報ページこちら
長期保証 サービス	5年ワイド： 3年ワイド／5年ベーシック： 3年ベーシック： 無償
ソニーストア 購入特典	ソニー提携カード決済で3%オフ
テックスタッフ 店頭入特典	テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内

 

G レンズ  超広角単焦点レンズ SEL16F18G		ソニーストア価格： 約14万円 税込
3月4日（火）より予約販売開始
発売日	2025年4月11日	メーカー商品情報ページこちら
長期保証 サービス	5年ワイド： 3年ワイド／5年ベーシック： 3年ベーシック： 無償
ソニーストア 購入特典	ソニー提携カード決済で3%オフ
テックスタッフ 店頭入特典	発売後、実機を当店店頭にて展示予定 テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内

 

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