ソニーの人工衛星で写真が撮れる『STAR SPHERE』プロジェクトがオープン　クルー登録開始

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今年の「CES 2024」のソニーのプレカンファレンスで紹介されていて、なんのことなのかさっぱりわからなかった『STAR SPHERE』なんですが、本日、サイトがオープン。シミュレーターを使った体験撮影ができるようになっていて、これでどういうプロジェクトなのかやっとわかりました。

これ、超面白いです。体験撮影はPCから今すぐ可能。是非、試してみてください。

 

こんにちは、店員佐藤です。

JAXAと東京大学とソニーで運営するソニーの人工衛星で、自由に写真を撮ってみよう、という案内がCES 2024でされていたのですが、それってなに？と、思っていたら、どうやらこれのコトだったんですね。

2023年1月に「EYE」と名付けられた人工衛星が打ち上げられており、これを使って世界で初めて、ユーザーが自分で人工衛星を操作して写真を撮ることを実現。ソニー製のフルサイズカメラを搭載して、そのカメラを使って撮影をすることができます。

カメラはシャッタースピード、絞り、露出、ISO感度などを操作可能。レンズは28-135mm F4.0ｍのズームレンズを搭載。事前に撮影シミュレーションをして撮影を計画することが可能となっています。

実際に撮影された写真がギャラリーとして公開されていて、日本人なら誰しも最初に撮りたい日本列島や台風、宇宙から観る月の写真などが掲載されています。なるほど、こういうので自分だけの宇宙写真が撮れるんですねー。

楽しそう！

で、サイトには撮影体験の機能がすでに用意されていて、実際に衛星を使って撮影するシミュレーションができるようになっています。移したい場所を探して、シャッターボタンを押して撮影。その画像をキャプチャーしてダウンロードする、というところまでがシミュレーターで行えます。

シミュレーターなので雲はなく地上の地形は全部観られるようになっているので、撮りたい場所が簡単に決められます。

なお、撮影するときのカメラの向きなんですが、なんでも3軸ある姿勢制御の装置のうち一つが故障しているそうで、姿勢制御に問題があり、向けられる角度には制約があるんだそうです。

なので、撮影出来る角度は衛星が通る軌道から見える角度そのままということになります。

実際に、私もシミュレーターを使って体験してみたのでご覧ください。

まずは撮影したい場所を検索窓に入力。英語での検索になるので「tokyo」とか「fuji」などと入力します。宇宙から見える唯一の人工物と言われている「万里の長城」の場合は英訳して「great wall of china」とすると出てきます。

画面を切り替えて「EYE」からの俯瞰で観たモノがこちら。

さらに撮影できるであろう画角がこちら。中央に丸がありますが、なにかしらの理由でロールしていたり画角が微妙に変わってしまう可能性があるので、安全フレーム的に目安が表示されています。

こちらはハワイ列島を狙って撮って観たモノです。この角度で撮影してギャラリーに追加され、あとからJPEGファイルをダウンロードすることができます。

ここまでがシミュレーションでの撮影体験となります。

本番はこれに天候による条件変化が加わったりするわけです。

で、実際の「宇宙撮影体験」については、2月13日から25日に募集があり、3月中の衛星スケジュールから撮影予定を決めていくということになるようです。募集人数30組はかなり狭い門になりそうですね。募集ページは現在準備中です。

まずは情報発信を受け取るためにクルー登録をしておくのがオススメ。ソニーアカウントで登録を行います。

シミュレーターで遊んでみると、かなり盛り上がるのでまずは撮影体験シミュレーターで遊んでみましょう。なお、現時点ではスマートフォンは対応していなくてPCでないと操作ができませんのでお気をつけください。

 


★ソニーグループ「STAR SPHERE」公式サイトはこちらから

 

ソニーストア
★ソニーストアのご利用はこちらから

 

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