【レビュー】ウォークマン「A300」で楽しむストリーミングサービス『Apple Music』vs『Amazon Music』とGND分離出力の話
BLUE GIANT
今月前半は当店店頭にて新型ウォークマン「ZX707」「A300」の試聴会を開催していました。試聴会開催中は毎日ウォークマンをお借りしていろいろな音源を楽しんでいたんですが、ネットでよく話題になる「Amazon Musicって音が悪い」ってホントなのかな? ダウンロード購入した楽曲の方が音質が良いというのは本当なのかな?も試してみました。
新型ウォークマン「A300」シリーズを深掘りしてレポートしたいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
先週も映画「BLUE GIANT」の感動が尾を引き、1日に3回くらいは上原ひろみさんのサウンドトラックを聞かないと落ち着かない体になっていました。購入したハイレゾ音源で聞いていたのですが、先週、YouTubeで映画のライブシーンの特別映像が解禁になり、映画館の感動をほんの少しですが、またまた呼び覚ましてくれました。
映画でのライブシーンは山ほどあるので、これはホントにほんの一部のシーンでしかないんですが、ジャズライブをアニメで再現するって本当にできるの!?といのを見事に再現。
映画ではドラムソロのシーンなども描かれているんですが音と映像がドンピシャになっていて1ミリもずれていないなど信じられない映像が見られるんですが、そうそう、こういう映像だったよねー。
なお、サウンドトラックの音も、なんと上原ひろみさんの公式YouTubeチャンネルで公開されています。「N.E.W」という同じ曲のものがこちら。
これをストリーミングウォークマンA300で聞くと、音が全然違っているのがわかります。(スマートフォンでもわかるんですが) ライブ映像の方は映画館に近いドルビーアトモス風の音になっていて、Apple MusicやAmazon Musicで配信しているドルビーアトモス音源に近い聞こえ方がします。
上原ひろみさんの公式チャンネルでの配信はサウンドトラックの音そのもので、なんと、ここまで無料で聞かせてしまうんですね。
映画で感動して、サウンドトラックのハイレゾ音源購入で感動して、YouTubeでももう一度感動させてもらいました。まだ映画上映中ですが、早くUHD BDソフトで販売にならないかなー。
さて、ここからは本題。ウォークマンA300シリーズのレビューレポートですが、そもそも、ウォークマンって今時必要なの?という方もいらっしゃるかと思います。ですが、これは聴き比べてみて、その音の違いに価値を感じていただけたら、もうそれだけで意味のある製品なんだというのがわかるかと思います。
ソニーのXperiaシリーズであれば、ハイレゾ対応でイヤホンジャックを本体に搭載するほどのこだわりがあるものの、搭載しているのはアナログアンプになります。
ウォークマンではデジタルアンプ「S-Master」を搭載し、ノイズ対策をしっかりと施した上で製品化しており、聞き比べてみるとその差は歴然。
ウォークマンA300を聞いてから、同じヘッドホンをXperiaに挿して同じくらいの音量にして聞いてみると、CDとラジオくらいの差に感じられるかも。音の鮮明さが際立ち2~3枚のベールを脱いだくらいのはっきりした音が聞こえてくるはず。
ある意味もったいない話ですが、自分で使っているXperia PRO-Iにイヤホンジャックが搭載されていてハイレゾ対応になっているというのは知ってはいましたが、今回、初めてXperiaの音を有線イヤホンで聴き比べしてみましたが、やっぱり差があるものなんですね。
ボディサイズの小ささもメリットのひとつで、今時のスマートフォンはバッテリーの大容量化のために本体自体がかなり大きくなってしまっていますが、ウォークマンAシリーズは手の平サイズそのまま。
ジャケットの内ポケットや胸ポケットに入れておいても邪魔にはなりません。本体が軽量なので、そのまま歩いても落とす心配はかなり少ないと思います。スマートフォンの場合、胸ポケットに入れたら、そこからは時間の問題で落とすの間違い無しという感じです。
ウォークマンで音楽を聴いていると、スマートフォンにかかってきた電話に出ることができない。。。という場合は、ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM4」「LinkBuds S」などで使うという方法もあります。
「LinkBuds S」も「WF-1000XM4」も、ファームウェアのアップデートでマルチポイント接続が可能になっていて、ウォークマンで音楽を聴いているときでも同時にスマートフォンともBluetooth接続しており、通話があると自動で切り替わる、ということができます。
せっかくデジタルアンプを搭載しているウォークマンを有線イヤホンで使わないというのはもったいない気もしますが、ユーザーアンケートによると無線で使っているか有線で使っているかは半分半分くらいの割合なんだそうです。
新曲を購入して初めて聞く曲or配信初日の曲のときは気合いを入れて有線イヤホンで聞く、それ以外は便利さをとってワイヤレスイヤホンを使う、なんていう利用方法もいいかも。
今回のモデルA300シリーズは3年ぶりのモデルチェンジになっていて、前回は2019年にA100シリーズが発売になっています。ウォークマンA100シリーズはソニーウォークマン生誕40周年ということで、初代ウォークマンTPS-L2を模した専用ケースがセットになった40周年記念モデルなども発売され、多くのウォークマンファンが手にしているかと思います。
ウォークマンA100も完成度の高いモデルではあったんですが、一部、不満の残るスペックになっていた部分もあります。3年の間にブラッシュアップされたA300との違いは数多くあるのですが、まずはソフトウェア面から探してみると、音楽再生アプリ「W.ミュージック」にウィジェットが追加されて、ホーム画面から曲の再生操作ができるようになっています。
これはA100には付いていなかった機能。
また再生中の「W.ミュージックアプリ」で、再生曲の欄をフリックで左右に移動させると、それだけで曲送りや曲戻しが出来るようになっているなど、使い勝手を微妙に良くしてくれています。
ハードウェア的な話では、A300シリーズは32GBと64GBモデルの2ラインナップになっています。A100では加えて16GBモデルがあって、ウォークマン40周年モデルが16GBモデルで設定されていました。
ウォークマンA100シリーズをお使いの方のほとんどが16GBモデルを使っている事になると思うんですが、これが厳しかったですね。内蔵メモリが2GBを切ると空き容量を増やすように警告が出るんですが、本体のソフトウェアだけでほぼいっぱいになってしまい、事実上、楽曲はmicroSDカードにしか入れるコトが出来ない状態でした。
使っているうちにプログラムの更新が増えていき、それだけで内蔵ストレージを圧迫していたのですが、A300の32GBメモリーはそういう心配も無し。全然余裕でストリーミングサービスのアプリなどを追加してインストールすることができます。
内蔵ストレージに曲をどんどん追加していき、どこで警告が出るかな?と、試したところ、残り3.5GBになったところで空き容量警告が出ました。ウォークマンA100よりも運用ははるかに楽になっているかと思います。
PCと接続してPCの音源をウォークマンのデジタルアンプで再生する「USB-DAC」機能も新搭載。
ウォークマンに楽曲転送をしなくてもPCで持っている音源を直接再生して聞くことも可能です。これもウォークマンA100にはなかった機能。
音楽再生中にカセットテープの走行シーンが表示されるスクリーンセーバーも健在です。
当時のインスタントレタリングを模したフォントで、英文が大文字でしか表示されないのはインレタの名残です。(当時はまだワープロも普及していなかったので活字って貴重だったんです。インレタは大文字しか販売されていなくて、足りない文字は自分でカットして作ったりしていました)
本体サイズはA100もA300もほぼ同じで、試してみたところA100のケースにA300を入れるコトもできました。A100の時に40周年記念モデルを購入してTPS-L2のケースをまだ大事にして使っている方は使い回しができるし、その後にキャンペーンで配布されたWM-2のケースもA300で使えるようです。
ちゃんとカセットが窓から見えるのも一緒です。
こうしたカセットウォークマンのレプリカケース、今回もまたキャンペーンで作ってくれないですかね。
そして、バッテリーのもちが非常に長くなっていて、以前のA100の場合は自動電源オフ機能を使わないと2日後にはなにもつかっていないのにバッテリーが空になっている、という状態が普通だったところが、どうもA300は電源を切り忘れても充分バッテリーが残っているという感じ。
バッテリーベンチのアプリを使って測定してみたところ、A100が1285mAhの容量のところが、ウォークマンA300では3300mAhもの超大容量になっていて、それはバッテリーの保ちが良いはずだ、ということになりかけたんですが、推定容量が1599mAhと半分くらいになっています。
どうやらウォークマンはスマートフォンと違い、バッテリーの設計容量が正しく表示されないようです。
USBの電流計を使って、充電電流で容量を計測してみたところ、A100は1300~1350mAhくらい。A300は1500mAh前後と推定されることが判明。それほどバッテリー容量が増えているわけではなく、システム全体で省電力化をすすめているそうです。
ちなみに搭載されているバッテリーはZX507で採用されたノイズの少ない高音質バッテリーを採用したそうで、ZX707、A300ともに音質向上にも寄与するバッテリーを採用しているそうです。
ZX707 | A306 | A105 | |
CPUアーキテクチャ | 4 × 2.02GHz 4 × 1.80GHz |
4 × 2.02GHz | 4 × 1,18GHz |
コア | 8コア | 4コア | 4コア |
CPU周波数 | 300 – 2016MHz | 300 – 2016MHz | 1200 – 1800MHz |
推定バッテリー容量 | 1500mAh | 1500mAh | 1350mAh |
RAM | 4GB(3671MB) | 4GB(3733MB) | 4GB(3886MB) |
ROM | 64GB(49.08GB) | 32GB(19.90GB) | 16GB(7.04GB) |
Wi-Fi規格 | WiFi 5 | WiFi 5 | WiFi 5 |
OS | Android OS 12 | Android OS 12 | Android OS 9 |
.
これはシステム情報を表示するアプリを使って読み出した各モデルのプロセッサー他の諸元表です。
CPUの動作周波数がA100では1200~1800MHzで動作していたものがA300では300~2016MHzとかなり大きく変化するようになっています。動作せず待機状態の際の電力をこれで大幅に減らしていそうです。
そして、これがもっとも大きな違いになるかと思いますが、A100では専用のノイズキャンセリングヘッドホンを用意しており、ウォークマン専用の3.5mm 5極端子を使っていたのですが、A300ではノイズキャンセリング機能をドロップしています。そのかわりに「GND(グランド)分離」と呼ばれる4極端子を採用しています。
これがちょっと特殊な端子になっていて、通常のステレオミニプラグは3極。スマートフォンなどでマイクを内蔵しているイヤホンケーブルでは4極の端子を使うのですが、GND分離はマイク付きのケーブルとは違う配列で4極端子を使っています。
ケーブル先端側 | 1層目 | 2層目 | 3層目 | 4層目 |
3極ステレオミニプラグ | L(+) | R(+) | GND | |
4極マイク付きプラグ(CTIA規格) | L(+) | R(+) | GND | MIC |
4極GND分離プラグ | L(+) | R(+) | L(GND) | R(GND) |
.
わかりにくいかもしれませんが、通常の4極端子はマイクがついているケーブルで使う様になっていて、マイナス端子はすべてGND(グランド)端子で共通化されています。3極ステレオミニプラグもプラス端子は左右が分かれていますが、マイナス端子は共通化されていて信号が混じる形になります。
4極のグランド分離端子の場合はGNDを左右別々に使い、ケーブルも3本ではなく4本使い、左右の信号を完全に分離して使います。
上記はXBA-Z5の商品ページで案内されている図になりますが、イヤホンケーブルの中はこうして左右で完全に分離できるものがGND分離の端子になります。
それなら4.4mmのバランス標準と同じ使い方では?というところですが、バランス接続の場合はプラスとマイナスにそれぞれアンプを駆動させており合計4つのアンプを使って左右完全分離でイヤホンを鳴らしています。GND分離の場合は+極にしかアンプは使っていないため、疑似バランスと呼ばれることもあり、厳密には駆動方法が違っているというわけです。
このGND分離はNW-ZX2の時から実は使われていて、NW-ZX507でも、ZX707でもステレオミニ端子にGND分離の専用ケーブルを使えばGND分離出力で楽しめたということになります。
その特殊端子が今回はウォークマンA300に搭載された、というのが一番大きなトピックスになるかもしれません。
なお、Webで検索してみても見つかるのはonsoさんのバランス接続・グランド分離接続用イヤホンケーブルだけです。ウォークマンA300がプレスリリースになった日にamazonでは完売してしまい、3月1日に2023年モデルの「onso 01シリーズ」が発売されたモノの、こちらも瞬殺でなくなってしまっています。
限定生産とかではないので、またいずれ入荷したときに販売が再開されると思いますが、これを手に入れておくと、ウォークマンA300の真の音が楽しめます。
なお、お客様からの情報によると、イヤホン側で採用されているMMCX端子がソニーのものは独自の拡張規格で作られており、通常のMMCX端子で使うと壊れることがあるという話を聞いています。
今回のonsoさんの2023年モデル新製品ではMMCX端子が変更されているということだったので購入したモノのMMCX端子を見てみると。。。
微妙な違いですが、onsoさんの以前のモデルと比べると根元側の黒い被膜がやや大きめになっている様子。リセスタイプにデザインが変更されていてイヤホン側の端子が奥に引っ込んでいるデザインのものに対応した形に2023年モデルでは変更されているそうです。
絶版モデルになりますがソニーのXBA-N3と比べると確かに形状が違います。
ソニーの製品同士で比べてもXBA-N3とIER-Z1Rで形状が違っていて、世代によって形状は変わっているようです。この辺りは新型モデルが登場するごとに改良され続けているのかもしれません。
ちなみにMMCX端子自体がそれほど耐久性はないものと解説しているサイトもあり、頻繁にイヤホンを交換していると、徐々に音切れしやすくなっていく、という話もあります。装着したままでも回転させていると接触が悪くなるので注意というのも見かけました。
当店で購入したイヤホンを試していると今のところ、音切れなどはないですし装着がゆるくなっているというケースもありません。(店頭にあるIER-Z1R、IER-M7、XBA-N3などで試しました。)
要は頻繁に付け替えをしたりするようだと、徐々に端子がゆるくなっていくようで、数回の装着程度であれば、さほど大きなダメージはないものと思えます。GND分離ケーブルを購入して、付けかえたらあとはもうそのまま使う、ということであれば問題はなさそうです。
他に、MDR-EX800STという業務用のモニターイヤホンもあるのですが、こちらは専用の特殊端子になっているものの、変換アダプターがサードパーティから発売されているので、これでMMCX端子に変換することでGND分離ケーブルで鳴らすことができます。
ハイレゾ対応のインナーイヤホンがこの数年で続々と生産終了になってしまい、現時点ではソニー純正のハイレゾヘッドホンは「XBA-Z5」が最も安価なモデルとなっていて、これが82,500円という設定になっています。
「MDR-EX800ST」はソニーストア価格:26,400円と割と安価な価格設定になっているので、これと、GND分離ケーブルで使うというのは、現時点で一番オススメのウォークマンA300シリーズのイヤホンセットになるかも。
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onsoさんのGND分離対応ケーブルは「03シリーズ」と「01シリーズ」の2種類があります。9,900円の03シリーズ(赤ケーブル)は6Nと3種類の4Nケーブルを撚ったケーブルになっており全域に渡りバランスの良い音を再現するとのこと。7,700円の01シリーズは4N OFCケーブルを採用となっています。
6Nとか4Nというのは銅の純度を示していて6Nは99.9999%、4Nは99.99%となっています。
このグランド分離による疑似バランス出力で、そんなに音が変わるのかというと、A300とA100ほどの違いはないものの、聞き比べてみると確かに違いはあります。クロストークがあるので左右の分離感が違うかというと私の場合、そういうのは感じられないんですが、音の定位感がよりハッキリしてくる感じはします。
楽器の位置がよりわかりやすく感じられて音像のサイズもよりハッキリしてきます。ケーブルの素材も違っているので、それによる音質の違いも微妙にあるのですが、こんな風にケーブルを替えるだけで音が変わって聞こえてくる、というのがウォークマンA300シリーズでも感じられるのは楽しいですね。
いろいろ組み合わせも試してみましたが、個人的にはIER-M7+onso 03シリーズのケーブルで使うのがウォークマンA300では良い感じ。
ノイズキャンセリング機能は使えなくなってしまいましたが、IER-M7はキャビネット自体の遮音性能が高いので通勤時に使ってもノイズはそれほど気になりません。
【追記】
蛇足になるかもしれませんが、すでに4.4mmバランス標準プラグのついたヘッドホンをお持ちの方でしたら、3.5mm 4極 → 4.4mm 4極の変換プラグがあるので、こちらを利用してお持ちのバランス標準のヘッドホンを使うという手もあります。
こうしてベストセットが見つかったところでやってみたかったのが、ストリーミングサービスにより、音質がそんなに違うのか!?というもの。せっかくの機会なので「Apple Music」のサービスに申し込んで「Amazon Music」と、聴き比べてみました。
映画「BLUE GIANT」の中でもっとも登場回数が多く、彼らのテーマ曲的な「FIRST NOTE」で聴きくらべ。
moraでダウンロード購入した楽曲はFLAC 48kHz 24bitのフォーマットでした。Apple Music では「ロスレス」となっていて、これもフォーマットとしては48kHz、24bitです。Amazon Musicでは表示は「ULTRA HD」になっているもののフォーマットは不明。おそらく48kHz 24bitになっているものと思われますが、これを聴き比べてもちょっと違いはわかりません。テナーサックス、ピアノ、ドラムだけのシンプルな構成なので音の違いが出やすいかと思ったのですがそうでもなく、ほぼ同等。
決定的な違いはなく、どの音質が良いというのは私にはわかりませんでした。ブラインドテストされたら、どれがどれというのはこの曲については当てられる自信がありません。
ちなみにApple Musicでは、Android OSの場合、端末がドルビーアトモス再生に対応していないと。ドルビーアトモスを使った空間オーディオの再生ができず、Xperiaの場合は1シリーズ、5シリーズのみの対応で、Xperia 10 IVや、ウォークマンでは空間オーディオの再生ができません。ですが、Amazon Musicも同様にこのアルバムについてはドルビーアトモス音源のストリーミングをしており、設定で「ドルビーアトモス/360 Reality Audio」の再生スイッチをオンにしておくと、ウォークマンA300でもドルビーアトモス再生ができました。
こういう点ではAmazon Musicの方が親切かも。
そして差が出たのがこちらの楽曲です。Official髭男dismの「Subtitle」です。昨年の秋ドラマで「Silent」のテーマソングでしたが、私もこれははまりました。この曲を聴くと、今もちょっと切なくなってしまうんですが、これはmoraのダウンロード楽曲と、Apple Music、Amazon Musicで圧倒的な差があるというか、誰が聞いても違いがわかります。
というのも、この曲の音圧がそれぞれ全部違っていました。moraダウンロード楽曲、Apple Music、Amazon Musicともにおそらくコレもフォーマットは48kHz 24bitフォーマットだと思うんですが、この順番で音圧が下がっていってしまい、mora楽曲が断然良い音に聞こえてしまいます。かなりレベルが違っていて、ボリュームを操作して同じくらいの音圧に揃えてもAmazon Musicの音は2ランクダウンな感じ、Apple Musicも比較してしまうと1ランクダウンになってしまっています。
音質比較をする以前の問題でこんな違いがあっては比較するまでもない感じがしました。ハイハットの粒立ちに差が出ているのが目立ちます。
ちなみにこうした楽曲のデータを提供されて、ストリーミングサービス側でわざわざ音質を劣化させるようなファイル変換なんてするのかと思ったら、Apple MusicはFLACではなくALACというフォーマットに変換している様子。どういう仕組みでオリジナルデータのフォーマットを変更しているのか謎ですが、もしかするとiPhoneなどのApple製品でデコードするときになにかしら都合が良いんですかね? なので、フォーマットを変換している時点でApple Musicはやや不利になる気がします。
なお、後日、同じ曲で比較をしようとしたら、今度は音圧は揃っていてAmazon Musicとmora楽曲の方が情報量が多い様に聞こえました。さびの部分で演奏楽器が増えてきたときの解像力がApple Musicはやや劣るような気がしました。
こちらも朝ドラのテーマソングです。moraではハイレゾ楽曲の販売はなくAAC 319kbpsのフォーマットになっています。Apple Musicでは「ロスレス」表記ですが44.1kHz 16bit、Amazon MusicもHD表記で44.1kHz 16bitでの再生になっています。
こういうのもあるんですよね。moraでダウンロード購入することができる楽曲にハイレゾフォーマットがなく、配信だけハイレゾになっている場合とか。
これで聴き比べをすると。。。音量は今回は揃っているモノの、やはりフォーマットで高音質設定になっているApple MusicやAmazon Musicの方が音質は上で、毎朝、テレビで繰り返し聞いている楽曲をウォークマンで改めて聞いてみると、聞こえていない楽器の音が聞こえるなど別の曲に思えてしまうほど。
これもApple Music とAmazon Musicで大きな差は感じられないんですが、実はAmazon Musicがなかなか「HD」表記にならなかったりしました。ダウンロードせずストリーミングで聴いているんですが、回線が混み合っているとフォーマットをダウングレードしたりするんですかね? ちょっと気になります。
結局結論は出ないんですけど、Apple Musicも初回利用時は30日無料で利用ができるので、複数のストリーミングサービスに申し込んで聴き比べをしてみると面白いかもしれません。
しかし、こうした微妙な聴き比べがウォークマンA300だとできますね。聞き慣れたウォークマンA100と比較すると全体にダイナミックレンジが広がった感じがして、特にボーカルの透明感というのかリアルさが強力になっていて、男性ボーカルでも女性ボーカルでも一歩近づいて聴いている様な感じになります。
A100シリーズと比べると全接点を金半田にしていたり、ZXシリーズと同じバッテリーを使うことで抵抗値を下げていたり、ZXシリーズの技術を詰め込んだモデルになっています。それに加えて、疑似バランス出力といえるGND分離ジャックになっているので、これで1グレードアップした感じのモデルとして使えます。
ウォークマン40周年記念モデルのA100をお使いの方は、乗り換えてみるのはいかがでしょう? スマートフォンで音楽を聴いている方は、音楽専用機があると音楽の楽しみ方が一気に増えると思います。
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