【レビュー】最新技術を駆使したステージユースのイヤホン『IER-M7』開梱レポート
10月7日発売のステレオヘッドホン「IER-M7」を当店店頭に入荷しました。発売日は明後日なのですが、どうやら前倒しで発送してもらえているようで、早い人には発売日前に届いているみたいですね。
早速「IER-M7」の開梱レポートをお届けします。
■プロ仕様イヤホン「IER-M7」開梱!
こんにちは、店員よねっちです。
「IER-M7」はソニーがスタジオモニター用に開発した新製品のイヤホンです。上位モデルとして「IER-M9」も同時に発表にまりましたが、まず驚いたのがその価格。「IER-M9」が約13万円で「IER-M7」が約7.5万円になります。
なんでもヘッドホンの世界で「ステージモニター」が注目度急上昇中だそうです。プロが聴いている音への興味や、遮音性・装着性の高さなどから、一般の音楽ファンがこれをリスニング用に使うという流れが巻き起こっていとのこと。
それもあってか、この価格設定にも拘わらずソニーストアでの展示初日には新製品のウォークマン「A50シリーズ」やノイズキャンセリングヘッドホン「1000XM3」より注目を集め、たいへんな賑わいを見せていました。
届いた「IER-M7」をさっそく開梱していきます。外装を外すと、まず黒い箱と封筒が現れます。この封筒の中には取扱説明書が入っていました。さすがの高級感です。
箱を開くとイヤホン本体も他にイヤーピースや2種類のケーブル、キャリングケースなどがきれいに収まっています。箱に形にそったくぼみが作られており、そこにピッタリはめ込むように収納できます。
こちらが「IER-M7」の本体です。新開発のマルチBAシステムが採用されており、搭載する全てのBAドライバーユニットがそれぞれの役割を持ち、補完し合うことで、IEMとして求められる音質を高いレベルで実現しています。
IER-M7には4つ、IER-M9には5つのBAドライバーを内蔵。インナーハウジング素材には高剛性と高内部損失のマグネシウム合金を使用することで、BAドライバーユニットを堅牢に固定しつつ、不要な振動をおさえ音の透明度を高めています。
サイズは大体2cm程。高音質のものだとイヤホン本体が大きくなりがちですが、「IER-M7」はコンパクトに設計されている印象です。
イヤーピースは芯とスカートの部分で異素材を使っているハイブリッドイヤーピースがLL~SSまで7種類。スカート部分にシリコンが充填されているトリプルコンフォートイヤーピースが6種類付属します。
トリプルコンフォートイヤーピースは従来L、M、Sの3サイズしかなかったかと思うのですが、ML、MS、SSという新しいサイズのものが揃っています。
こうしてズラッと並んでいると圧巻ですね。イヤーピースも箱に設置されている台座にはめ込むことで収納できます。
イヤーピースを装着した時のサイズ感も2cm程度です。使用した時に耳から飛び出るなんてことはなくスマートなシルエットで利用できます。
ケーブルは4.4mm標準プラグと3.5mmステレオミニの2種類が付属します。
ご存じの方が多いと思いますが「4.4mm バランス標準出力」というのは写真右の端子になります。左右のプラスマイナスの4極を完全に分離して出力するプラグになっており、日本のオーディオ業界で標準化されています。
写真左は従来のステレオミニジャックです。左右のプラスは分かれているもののマイナス側は共通になっています。電気的には左右の信号は分離しているものの、やや音が混ざりあいやすくなる、と、言われています。
ちなみにM9とM7ではケーブルに違いがあります。写真左のケーブルの色が濃い方が「IER-M7」のものでやや明るい色に見えるのが「IER-M9」のもの。
プラグの端子が違っていて「IER-M9」のケーブル(写真右)は非磁性体めっきプラグを採用しているそうです。
装着は耳掛けスタイルになっています。装着感をより良くするためにイヤーハンガー部分には新しく「プリフォームドイヤーハンガー」が採用されています。
ソニーの耳かけヘッドホンでは、使う人が自分の耳のかたちに合わせて手動でハンガーの形状を調整する製品が多かったのですが、「IER-M7」では最初から形状が決まっているので、イヤホン本体を耳の中に装着した後は耳に引っ掛けるだけ。素材自体は柔らかいので、様々な耳の形状に合わせることが出来ます。
キャリングケースにはケーブルホルダーとクリップ、そしてクリーニングクロスが入っています。ケースはジュエリーケースのようにしっかりした作りになっているので、つぶれたりする心配はまずありません。
クルクル丸くまとめたケーブルをホルダーのわっか部分に通し、左右のイヤホンをホルダーについているホールにはめ込めばきれいに収納することが出来ます。
裏面から見ても負荷がかからないように収納できているのが分かります。
ヘッドホンケーブルを断線させてしまう原因のひとつとしてウォークマン本体に巻き付けたりして角に当たる部分に力が加わって断線ししまう、ということがあるようですが、これなら断線はしにくいと思います。
■『IER-M9』、『IER-M7』比較表
IER-M9 | IER-M7 | |
ストア価格 | 129,880円 |
74,880円
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発売日 | 2018.10.6 | 2018.10.6 |
形式 | 密閉ペンタ・バランスド・アーマチュア | 密閉クアッド・バランスド・アーマチュア |
ドライバーユニット | Penta Balanced Armature | quad Balanced Armature |
感度 | 103dB/mW | 103dB/mW |
再生周波数帯域 | 5Hz- 40,000Hz | 5Hz- 40,000Hz |
インピーダンス | 20Ω(1kHzにて) | 24Ω(1kHzにて) |
最大入力 | 100mW(IEC) | 100mW(IEC) |
コード長 | ◆ヘッドホンケーブル ・約1.2m ・銀コートOFC線 ・イヤーハンガー ・非磁性体金メッキL型ステレオミニプラグ◆バランス接続ケーブル ・約1.2m ・銀コートOFC線 ・イヤーハンガー ・非磁性体金メッキL型バランス標準プラグ |
◆ヘッドホンケーブル ・約1.2m ・銀コートOFC線 ・イヤーハンガー ・金メッキL型ステレオミニプラグ ◆バランス接続ケーブル ・約1.2m ・銀コートOFC線 ・イヤーハンガー ・金メッキL型バランス標準プラグ |
重量 | 11g | 9g |
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このイヤホンをご検討されるうえで気になるのは「IER-M9」と「IER-M7」の違いだと思います。上記の表がM9とM7の比較表になります。これらの違いで価格が倍ほど変わってきます。
音質の差なんですが、インピーダンスがIER-M7の方が高いので、ボリュームをそのままで聴き比べてしまうとIER-M9の方が鳴りが良いように聞こえてしまうんですが、音圧が同じくらいに聞こえるようにボリュームを調整すると、個人的にはその違いはわずかに聞こえます。ただ、スタイリストさんに話を聞くと、M9とM7の音を聞き分けられる方が多く、やはりM9の方が豊かな音がする、という方が多いそうです。
当店では「IER-M7」を店頭展示しておりますので、最新技術を駆使したステージユースのイヤホンをお試しになりたい方はぜひお気軽に新橋にあるテックスタッフまでお立ち寄りくださいませ。
■テックスタッフ開店5周年記念&オータムフェア実施中!
当店ではただいま「オータムフェア」を実施中です。当店の常連さんはご存じの毎年の店頭購入特典を多数用意しています。初めてソニーストアをご利用になるお客様にもっとも喜ばれるのは「AV商品長期保証50%オフ」クーポンの店頭プレゼントです。
ソニーストアを初めてご利用になるお客様は保証についての割引クーポンをなにもお持ちでないと思うのですが、当店の店頭からAV商品の購入にソニーストアをご利用いただければ、3年ワイド保証、もしくは5年ベーシック保証を半額にするクーポンをプレゼントできます。(5年ワイド保証、“α”レンズやPlayStation製品など一部対象外製品があります)
「ワイド保証」というのはメーカー直販のソニーストアならではの保証で通常使用時の故障に加えて、落下による破損や水濡れなどの事故の際にも無料で修理をしてもらえる安心度の高い保証となっています。
3年ワイド保証、5年ベーシック保証の加入料は通常商品価格の5%程度に設定されているのですが、その保証アップグレード料を当店では半額にすることができます。ご利用いただけるのは東京・新橋にある当店店頭からのオーダーの際にだけ、となりますが、強力な保証が半額にて利用ができます。
イヤホンなどの製品は持ち歩くことが多い分、断線などの危険が多くなります。そのため当店ではワイド保証の加入をおすすめしております。
また、当店テックスタッフはお陰様で開店5周年を迎えました。そこでソニーストア製品お買い上げの際は1万円以上のお買い物で開店5周年記念フェア特典としてソニーロゴ入り手帳をプレゼントさせていただいています。他にも店頭購入特典を多数ご用意しています。
WEB経由でオーダーいただき、後日、当店店頭へお越しいただければプレゼントできる特典もございます。ソニーストアご利用の際は是非ご相談ください。
【2023年2月1日 価格改定になりました】
ステレオヘッドホン IER-M9 |
ソニーストア価格: 165,000円 |
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発売日 | 2018年10月7日 |
メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:14,300円 3年ワイド/5年ベーシック:7,700円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回分割払手数料0% 残価設定クレジット 分割払手数料0% |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 |
ステレオヘッドホン IER-M7 |
ソニーストア価格: 104,500円 |
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発売日 | 2018年10月7日 |
メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:8,800円 3年ワイド/5年ベーシック:4,400円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回分割払手数料0% 残価設定クレジット 分割払手数料0% |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 |
☆ソニーストア「残価設定クレジット(オーディオ製品)」のご案内はこちらから