【レビュー】ゲームが現実に!『PlayStation VR2』で広がる新しいゲーム体験レポート
先週、CP+2023の開催前日に新型レンズ「SEL50F14GM」が発表になり、新型ヘッドホンが登場し、さらに前日には3年ぶりに発売になる新型AVアンプ「STR-AN1000」が登場し、翌日は天皇陛下のお誕生日というタイミングで発売になった「PlayStation VR2」ですが、やっと少しだけ体験をすることができました。
すでにWebのあちこちで開梱レポートがご披露されていますが、当店も簡単ではありますが製品の様子を紹介したいと思います。
いやー、これは前作をしのぐ、すごい製品かもしれません。想像以上の感動体験でした。
こんにちは、店員佐藤です。
前作のPSVRは2016年に発売され、銀座ソニービルショールームでの最後の長大イベントだったように思えます。連日、特別体験会をやっていて、すごい品薄状況がしばらく続いていました。その前にもヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T1」が2011年に発売されて、銀座ソニーショールームの1Fから8Fまで体験待ち列ができてしまったり、こうしたヘッドマウントディスプレイは登場するたびにものすごい話題になります。
3D映像による立体映像については、やはりテレビよりも、こうしたヘッドマウント型の方が理にかなっているというか期待をしてしまうんですよね。
今回はソニーさんも相当な数の製品を生産して用意していたようで、ほしい!という方の手にはほぼ全員に行き渡った感じでしょうか? 当店でも無事に発売日に入手することができました。
パッケージは、それなりに大きなサイズのものになっていて、ヘッドマウントディスプレイ本体と、今回は左右の手で使うコントローラーもセットになっています。
別売りで専用コントローラーの充電スタンドも購入しています。
PlayStation VR2はゲームソフト「Horizon Call of the Mountain」が同梱になっているモデルです。予約販売期間中はこちらの同梱製品のみの販売になっていて、発売日になって一般販売がスタートしたところで、PSVR2単品の販売がソニーストアで開始になっています。
どちらにせよ、なにかしらVR対応ゲームはほしかったし「Horizon」の世界は嫌いではないので、こちらのゲームタイトルのプレイも楽しみにしていました。ゲームディスクが入っているのではなく、この薄いパンフレットが1枚追加されているだけで、これにクーポンコードが記載されていて、PlayStation Storeで入力するとダウンロード&インストールすることができるようになります。
こちらがVRヘッドセット本体です。驚いたことに接続ケーブルはUSB type Cケーブル1本だけで、これだけで今回は動作します。
接続するのはPlayStation 5のみで、PS4 では使えません。また、前作PSVRのゲームタイトルとの互換性はなく、PSVR2専用タイトルでないとVRプレイはできないのでご注意を。
初代PSVRのサマーレッスンとかは新型のPSVR2では残念ながらプレイ出来ません。いつか後方互換できるようにしてくれるとありがたいんですが、それはないんでしょうね。
VRヘッドセットのPS5への接続は本当にUSBケーブル1本だけです。前作のPSVRではHDMI出力をテレビとPS4の間に挟むように配線して、テレビの近くに専用カメラを設置したり、すごい大変だったのがウソの様です。
カメラは必要なくなっていますが、ヘッドセット自体にカメラが内蔵されていて、それで動きを感知するようです。
装着方法は大きくは変わっていません。ヘッドセットのディスプレイ部が前後するのですが、最初は一番前に出しておいて、ベルトで頭にヘッドセットを装着したらベルト後方のダイヤルで締め付けて、ディスプレイ部を自分の方に近寄せてフォーカスが合っているように見えるところを探す、ということをします。
付属品としてはUSB type Cケーブルが1本と、専用イヤホンが付属します。
なるほど、ヘッドセットのベルト側底面に装着出来るようになっていて、装着するとちょうど耳のところにイヤホンがくるような仕組みになっているんですね。
良く出来ています。端子は普通のステレオミニ端子なので、自分で好きなイヤホンを使うコトもできますが、慣れるまでは付属のイヤホンを使った方が取り回しが良さそうです。
PSVR2専用のコントローラーです。両手に持ってプレイするのですが、グランツーリスモ7などは、PS5付属のコントローラーを使うようになっています。ゲームタイトルによって、こちらのVR専用コントローラーを使うかどうかが決まっているようです。
見るからにコロコロと転がっていくようなデザインですが、一応、ちゃんと底面に直線部分がで来ていて転がらないで置いておくことができます。
ですが、これをそのまま置いておくのはどうにも見た目に不安。
ということで、こちらは別売りのコントローラー充電スタンドですが、これは購入必須かもしれません。
コントローラー充電スタンドの同梱品はこちら。スタンドとACアダプターと、コントローラーに装着する充電端子が付属します。
VR専用コントローラーはUSB type Cケーブルで充電したりペアリングをしたりするのですが、ここにスタンド専用の充電端子を装着してスタンドに乗せるだけで充電ができるようにするわけです。
PSVR2のセットアップ中に一度、PS5とペアリングする必要があるので、それが終わってから装着すると良いと思います。
このスタンドがあるだけでコントローラーの置き場所ができるので、これはあった方が良いですね。PSVR2よりも人気があるようで? ソニーストアで一般販売が始まってから、こちらのスタンドは入荷するとすぐに完売してしまう、感じです。
ということで、ヘッドセットとコントローラーを使ってVRプレイをします。配線がホントにスッキリしていて嬉しいです。
なお、当店店頭では多数のお客様に体験いただく都合で使い捨て用のフェイスマスクを用意しています。私たちもこれを装着してPSVR2のテストをしていますが、これは個人宅で自分しか使わないという場合でも用意した方が良いかもしれません。
装着していると汗をかいてきたりするんですが、ある程度、このフェイスマスクが吸ってくれるのでPSVR2に皮脂がつくのを防いでくれて、長期間、綺麗に快適に使うコトができると思います。
フェイスマスクは20枚入りで850円、100枚入りで3,340円とかの値段で比較的安く手に入ります。自分で使うのであれば、ある程度ボロくなるまで繰り返し使えるので経済的に利用ができるかと思います。
これ、おすすめです。
さて、VR用のゲームソフトですが、グランツーリスモ7は元々持っていたし、HORIZONは同梱されてきたし、あと、もうひとつくらい試してみたいなー、ということで「バイオハザード ヴィレッジ」のPS5版を買っておきました。
これがあるとバイオハザードのVR版が無料で遊べるんですって。グランツーリスモ7も無償アップデートでVR対応になっているんですが、すごいことになっていました。グランツーリスモ7のVR体験が一番グッとくるかも。
では、VRヘッドセットの使用準備をします。VRヘッドセットをPS5につないだらVRヘッドセットの正面底面にある電源ボタンを入れてスタートです。
あとは指示にしたがって設定をすすめていくだけで、全部、日本語で書いてあるので簡単にすすめられます。
やってみてからわかりましたがゲームタイトル(HORIZONなど)によっては、本当に周囲360度で手を振り回すことがあるので、完全に周りを片付けて自分から半径1m以内はなにもないフリースペースを作ってからプレイするのが良いようです。
机の近くでプレイすると、その机に手をぶつけてしまうことがあります。近いところに障害物がある場合は、赤いマークで注意をしてくれるんですがゲームプレイ中はそういうのお構いなしに手が動きますからね。
電源投入時に、毎回、こうしたプレイエリアの確認作業があります。これで身の回りに危険がないかをチェックします。自分の周りの景色をヘッドセットのカメラを通してARで確認するのですが、家具や床、天井、壁にテクスチャーがバリバリ貼り付けられていくのを見ると「未来」を感じてしまうと言うか、映画マトリックスの世界が現実に起こっているような錯覚を起こしてしまうかも。
あとは座ってプレイするか、立ってプレイするかを選べるんですが、普通は座ってプレイするんでしょうね。
で、この後はまずは「グランツーリスモ7」からプレイ開始。グランツーリスモ7のVRプレイは通常のコントローラーを使います。VR用のコントローラーは置いたままです。
最初の走り出すまでのタイトル画面、メニュー画面は、目の前に大きなスクリーンが登場して2Dの映像を見ているんですが、レースがスタートした瞬間に3Dの世界に飛び込みます。
以前のPSVRではVR専用のモードがあって、その中でしかVRプレイができなかったのですがPSVR2ではレース画面は全部3D映像のVRプレイができます。VRだからとプレイに制限がでるわけではなく、全部のレースがVRプレイ出来ます。
さて、こうしてキャプチャーした画面だけで見ると特に何の変哲もないのですが、実際にVRで観ている時はもっと視界が広くて特に上下の見え方が1.5倍以上は広くなります。それとなによりもこれらの映像はすべて3Dになっています。
実写と比べると、私には9割くらいのサイズになって、やや小さめに見えてしまうんですが、これはヘッドセットの視界の調整によるものかもしれません。もうちょっと上手い調整方法があるのかも。
繰り返しになりますがキャプチャー画像では全然面白くないんですが、これをヘッドセットで見ると車幅感覚みたいなものがリアルにつかめます。2D映像だと隣の車との車間とかがあいまいになりますが、ヘッドセットを通して3Dで見ると自車のサイズや他車までの距離が完全に実車の様につかめるので、クラッシュしにくくなります。
2Dでプレイしていると「これくらいまでは大丈夫だろ」と適当にドライブするんですが3Dだと「これはヤバい、当たる」がきっちりと感覚としてつかめます。ものすごいリアル感です。
スピード感覚もリアルに伝わってきて「このスピードでこのカーブを曲がり切れるかな?」というのが2Dだとつかみにくいんですが、3Dは実車に近い感覚になります。
ちなみに振り返ると社内を完全再現しているみたいで、この車は2シーターなので横しか見えませんが、後部座席などをみることもできます。
まだやっていないのですが、私は若いときにAE86トレノに乗ってたんですよ。30年ぶりくらいにトレノに乗れるのが楽しみ♪(時間にゆとりのあるときにじっくり試します)
こうして右に視界をふると右サイドミラーが見られて、ここで周りの車の位置関係をつかみます。当然、全部3Dで描写されていて、位置関係がすごくつかみやすくなります。2Dだと「ここに見えているから右後方に車がいるんだな」ですが、実車と同じ見え方をするので計算しなくても自然に、位置関係が頭に入ってくる感じ。
これはすごい体験です。
ちなみにVR酔いという言葉があり、私も長時間プレイしていると違和感は感じるんですが「グランツーリスモ7」については、それは全然ありませんでした。なんでしょうね、普段、ドライブをしているので違和感を感じないとかなんですかね!?
解像感は現実世界と比べると、やや甘い解像感にはなるのですが、画素感はないので慣れてくると自然に見えてくるので酔いにくいのかもしれません。
続けてスターウォーズの体験板で「Star Wars: Tales from the Galaxy’s Edge – Enhanced Edition」もプレイ。
このVRソフトではちょっと変わった設定がありました。
それがこちらなんですが、VR視点で移動するときに普通にスムーズに移動するとVR酔いしやすいそうで、それを防ぐために「テレポート」という移動方式を用意してくれていて、これを使うとVR酔いが軽減されるそうです。
「テレポート」にした場合の操作ですがVRコントローラーの左手のスティックで方向を変えて、右のスティックで移動する感じです。ターンも無段階で回るのではなくてカクカクとした一定角度で回るようになっています。
そして右手の角度でボールを放ったみたいな感じで着地点がみえるので、そこの位置に右スティックでジャンプする、という感じで移動します。
なるほど、確かにこれを使うとVR酔いしないわけではありませんが、酔いが軽減されます。
これである程度慣れてきたらテレポートからフリームーブに変更して普通にプレイするようにするとかすると良いかもしれません。
映画とストーリーは関係ないそうで映画を観ていなくてもプレイができるのと、ストーリーが進むとC-3POとかR2-D2が登場したり、ジェダイマスター・ヨーダに会えたりするそうです。ブラスターを撃てたり、ライトセーバーも振り回せるらしいので、それはVRで体験したいかも。
続けて「バイオハザード ヴィレッジ VRモード」です。こちらも体験板が用意されているのでゲームソフトを購入しなくてもプレイができます。
最初はチュートリアルから初めることになっていて、私もチュートリアルが終わるところまでプレイしてみました。
画面には自分の手が映り、フリームーブで移動が可能。ナイフと銃の扱い、そして素手での格闘などをチュートリアルで学びます。
この銃を撃つというのが、VRだとすごい面白い! 右手で銃を持って、左手でマガジンをポケットから取り出して銃に装着。そして銃身をスライドさせて薬莢を送り込んで撃つ、という操作を全部、VRコントローラーでいちいち行う必要があるという凝りよう。
こちらはショットガンですがこちらも6発の弾が込められるんですがひとつひとつ装填する必要があり、1発撃つごとに銃身をスライドさせて弾送りをする必要があります。
打つ際も両手で構えると安定するのと連続で撃ったときに、標的が上にあがっていってしまうのを防げるようです。
実際のゲーム画面でこんなことしているゆとりあるのか?というところですが、そこは省略するモードもあるみたいなのでご安心を。
「Horizon Call of the Mountain」です。価格は7,980円ですが、同梱版でプラス5,000円で購入するコトができた計算です。
こちらもチュートリアルから始まるんですが、最初はジャングルクルーズみたいに船に乗ってジャングルを進むシーンから始まります。なるほど、これもVR酔いを軽減するために徐々に慣らすための作りかもしれません。
川を進行しているのですが、自分の意思とは別に自動で進んで行き、自分はVRヘッドセットで周りを見渡すだけになります。
これもグランツーリスモ同様、キャプチャーしてしまうと画角が狭くなってしまうんですが、本当はもっと広い視界になっていて、まるでディズニーランドに紛れ込んでいるみたいな感覚が味わえます。
少しずつ機械獣が出てきて、視線をあちこちにずらしていくことをします。
次第にアクションが増えていき、これは手で岩やツタをつかんで登っているシーンです。VRコントローラーのL2、R2ボタンを押して「つかむ」という動作を身につけていきます。
移動するときもスティックで移動するのではなくVRコントローラーのボタンを押してコントローラーを実際に歩くみたいな感覚で左右の手で上下させて歩みをすすめて行くという仕様になっています。
各社それぞれでVRコントローラーの使い方が違ってて面白いですね。
ということでPSVR2のファーストインプレッションでした。
解像度が高く立体感もかなり自然な感じがします。特に「グランツーリスモ7」の実車体験は想像以上で、もしかしたらディスプレイを使ってプレイするよりもこの方が車幅感覚やスピード感覚が味わえる分、好成績が収められるのでは!?とか思えます。ライセンス取得とかVRで試したら、より簡単にクリアできるかな!?
その他のタイトルもじっくりやり込めれば、かなり長時間楽しめそう。VR酔いは、ブラビアの大画面プレイしているときも最初は味わっていたので、慣れてくればなんとかなりそうな気はします。バイオハザードも1時間くらいはプレイ出来ましたし♪
ソニーストアでは発売日の2月22日からPSVR2を通常販売しています。お一人様1点限りの制限をかけているためカートを経由せず、レジに直行する仕様になっているのと支払い方法限定商品としてクレジットカードでのみの支払いとなっています。
PSVR2本体はまだ在庫があるので通常出荷になっていますが、専用コントローラーの充電スタンドが「入荷待ち」ステータスになっていて、本体以上の人気となっています。こちらは時折入荷すると販売が再開しますので、チャンスをみてオーダーされると良いと思います。
PlayStation 5をお持ちの方は、是非ご検討になってみてください。
PlayStation VR2 CFIJ-17000 |
ソニーストア価格: 74,980 円税込 |
|||
発売日 | 2023年2月22日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ | |||
テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
ご成約記念品プレゼント ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
PlayStation VR2 “Horizon Call of the Mountain” 同梱版 CFIJ-17001 |
ソニーストア価格: 79,980 円税込 |
|||
発売日 | 2023年2月22日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ | |||
テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
ご成約記念品プレゼント ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
PlayStation VR2 Sense コントローラー 充電スタンド CFI-ZSS1J |
ソニーストア価格: 5,480 円税込 |
|||
発売日 | 2023年2月22日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ | |||
テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
ご成約記念品プレゼント ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
★ソニーストア「PlayStation 5」商品販売情報ページはこちらから
マリー
2023年3月19日 @ PM 12:51
PS VR2、ホライゾンプレイしてるんですが、すごいです。初代より進化してます。センスコントローラーで物を掴める、ロッククライミング、弓を使うが、凄いです。
スイッチバック VRがすごく怖かったです。ホラーとは相性がいいなと思いました。初代でも思いましたが、自宅にいながら、アトラクションを楽しめるというのは凄いと思います。