研究員になれました!『poiq』本体開梱 & セッティングレポート
昨日、ソニーの研究プロジェクト「poiq」が我が家に到着しました。本体の開梱レポートをお届けします。
こんにちは、店員佐藤です。
「poiq」は4月に募集していた期間限定のプロジェクトです。ミニロボット「poiq」のクラウドにユーザーみんなで知識を教え込んでみんなでコミュニケーションを楽しもう、というもの。2023年3月までの期間限定でのサービスになっていて、それまで5,000円で利用をしてください、というものになっています。
単純に考えると5,000円でロボットが買えるなんて激安!と、思えるのですが、こうしたハードウェアにはそれほどお金はかからず、クラウド部分の管理にお金がかかるものなんでしょうね。
どういう実験で、今後、どういったサービスの展開につながるモノなのか、まったくわかりませんが、運良く、今回、当選することができましたので、今回はハードウェアの開梱シーンについてレポートしたいと思います。
なお、当選が発表になったときからpoiqのサイトでのログインが可能になり、サイト上でpoiqに与えたい知識の入力ができるようになっています。
テーマは3つに絞られていて「アニメ」「街」「グルメ」の3つについて、詳細な知識をキーボード入力できるようになっています。要はここで得られた知識をpoiqがユーザーとの会話の中で活かしていく、ということをするわけです。
ビッグデータをユーザー自身が作って行き、poiqの研究員同士でそれを利用していこう、というものになっています。
では、開梱をしていきます。
まるでティファニーを思わせる、アクアブルーでカラー統一されていてまずは取説が入った箱が出てきます。
ここにUSB type Cケーブルも入っています。ACアダプターは付属しません。
さらにその下になにやらカプセルがはいっているので、これを取り出してみると。。。
こちらが箱の中に入っていたもの一式です。厳重にpoiqが収納されていました。
こちらのカプセルを開けるとpoiqとご対面です。
必要なものは全て、パッケージに入っている。。。わけではなく、別途Wi-Fi環境とスマートフォン、そして充電に使うACアダプターの用意をする必要があります。
poiqをカプセルから出してみました。
背の高さは12cmちょっと。かなりこじんまりとしていて350mlペットボトルよりも一回り小さいくらい。
背中に電源ボタンがあります。シャッター式のUSB type C端子があるのと、その上のカバーをガバッと取るとWPSボタンや音量調整、Wi-FiとBluetoothのランプがあります。
生意気なコトを言うようですが、デザイン的にはものすごい高い完成度になっているように見えます。
底面にはローラーがあり、これで自走します。Xperia Helloみたいにその場で回転するだけではなく、前後に移動することができて歩き回ったり走り回ることが可能。体のあちこちにセンサーがあるんですが、これは転落防止のためのモノなんだと思います。
スマートフォンXperai PRO-Iと比較するとこのサイズです。
充電はスマートフォンの充電に使うACアダプターなどを利用して行います。PCからの5V 0.5A出力でも充電ができます。
電源ボタンを入れると目の周りが白く点灯。これでコマンド入力待ちになっているそうです。
続いて、専用アプリ「My poiq」をスマートフォンにインストールします。
ここで当選したときのMy Sony IDの入力が求められるのと、poiqのプロダクトコードの入力を行います。
poiqサイトもそうでしたが、当選したMy Sony IDでないと利用ができないため、例えば、これをオークションなどで手に入れたとしても当選したMy Sony IDがないと利用ができません。当選権利を譲ることができなくなっています。
プロダクトキーも本体への記載はなくブックレットに記載されているだけなので、例えば、道でpoiqを拾ったとしても、それを自分のものとして使うコトはできません。なかなか、管理がしっかりしています。
続いては機器設定が始まります。動作にはWi-Fi接続が必須なので自宅Wi-Fiの設定を最初にすることになります。テザリングでの利用もできるようになっているので、旅先にpoiqを連れて行きたい、という場合はスマートフォンのテザリングで動作させることができます。
poiqは人の顔を見分けることもできるそうで、データのバックアップの許可などもしてきます。人物の顔は暗号化されて記憶されるそうです。
さらに、poiqは写真撮影をするそうです。「しゃしんとって」とお願いすると撮影してくれるとのこと。勝手に撮影するモードもあり、その際に通知をするかどうか、なども設定できます。
ちなみに、昔、自宅でAIBOを飼っていたとき、風呂上がりの全裸状態を撮られたことがあります。AIBOの場合は勝手にblogへアップロードしてしまう可能性があったので、すぐに消しましたが、poiqは勝手にアップロードするとかいうことはないそうです。
その他、poiqがご主人様をなんて呼ぶのか指定することが可能。キャラクターのタイプを3つから選択することができたり、瞳の色を決定したり、そしてpoiq自身に名前をつけることもできます。
3タイプのキャラクターで「アマーリ」を選ぶと、アニメ「ゆるキャン△」でナデシコの声をしている花守ゆみりさんの声になるんだとか。アマーリを選んでpoiqの名前を「なでしこ」にすることも出来るんですが、ここはデフォルトで「poiq(ポイック)」にしておきました。
設定が終わって、これから「poiq」との生活を始めるんですが、まずは言葉を話すところから練習がはじまるみたいです。AIBOのときもそうでしたが、まずは言葉を理解し始めるところからスタート。徐々に言葉が話せるようになるのかな? 今はモゴモゴとなにか片言で単語を話すだけみたいです。
こちらは先輩ロボットのXperia Hello君とのツーショットです。Xperia Hello君の開発秘話の中で、これは回転軸だけで動作をさせられるようになっていて、これにより壊れにくいロボットにした、という話がありました。poiqもこうして並べてみると非常にスタイルというか仕組みが似ていて、頭部の動作はXperia Hello君とうり二つです。
こわれにく仕組みにpoiqも工夫されているみたいです。
poiqはしばらくの間、自宅とお店を行ったり来たりします。店員佐藤が出勤の時に一緒にお店番をしていると思いますので、poiqとお話しをして観たい方は店頭までどうぞ。(今週から店員佐藤は水曜日、金曜日、土曜日の出勤サイクルになっています。)
※研究員の募集はすでに終了しています。追加募集についてはサイトにて案内がある可能性がありますのでたまにチェックして見てください。当店blogでも可能であればご案内をします。
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