6月7日10時よりAPS-Cレンズ 3本が同時に予約販売開始 おトクな購入方法研究
明日、6月7日10時よりソニーストアにて6月24日発売予定の新型APS-Cレンズ3本が同時に予約販売をスタートします。
久々のAPS-Cレンズの発売になりますが、これら3本のレンズってどんなレンズなの?というのを簡単に紹介するのと、おトクな購入方法について紹介したいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
久々のAPS-Cレンズ3本の発売になります。APS-Cレンズの新製品は直近だと2019年発売の「SEL1655G」と「SEL70350G」の2本になるかと思います。
「SEL1655G」も「SEL70350G」も正統派の標準ズームレンズ、望遠ズームレンズでフルサイズレンズを流用しなくてもAPS-C専用の高画質レンズとして購入できる、ソニーのAPS-Cレンズ群のラインナップでも重要な2本のレンズでした。
今回は全て超広角レンズでズームレンズが1本、APS-Cの単焦点レンズ最広角が1本、そしてソニーAPS-Cレンズ初の開放F値 1.4の広角レンズがランナップに加わります。
APS-Cレンズとしては23本目までがこれでラインナップに加わり、Eマウントレンズとしては70本目のラインナップになります。2010年5月のNEX-5/NEX-3シリーズ発売から12年。これだけのレンズラインナップになるなんて、想像もしていませんでした。。。(という話は今後も新レンズが登場するたびにすることになると思いますが(^_^;))
ソニーのEマウントレンズの焦点距離別ラインナップ一覧を見ても、もっとも広角になる部分のレンズが一気にラインナップが増える感じ。今まではズームレンズの「SEL1018」の1本だけでカバーしていた焦点距離に一気に3本のレンズが投入されます。
ほとんどの方がお察しの通りですが、今回の3本のレンズはすべてVlog撮影に向けたAPS-C用のレンズの投入になり、ターゲットにしているボディも「ZV-E10」を狙ったモノとなるかと思います。
3本のレンズの共通する特徴ですが、どれも非球面レンズを使い屈折率を高めて小型軽量化していること。EDガラスなどの特殊素材を使い屈折率の高いレンズの収差を押さえ込んでいることなどがあげられます。
直近にフルサイズレンズとして発売された「SEL70200GM2」や「SEL2470GM2」なども同様に超高精度非球面レンズやスーパーEDガラスなどを使って小型軽量化を実現していますが、画質を犠牲にせずに小型軽量化する、ソニーの本気の小型化技術がここにも投入されている感じ。
逆光耐性の強さに直結している「ナノARコーティング」こそ使われていませんが、逆光耐性について評価の高いSELP1635Gと同じマルチコーティングを採用していることで、G Masterレンズなどと比較すると安価な価格設定になっているのも魅力です。
インターナルフォーカシング機構を3本とも採用しているためフォーカスの移動でもレンズ筒は伸びず、SELP1020Gではズーム機構もインターナルズームを採用しているため全長が変わりません。ジンバルスタビライザーでの使用時にも大きく重量バランスの移動がないため、ジンバルの駆動にも有利に働きます。
そんなわけで3本のAPS-Cレンズが出たけど、どれを買おうか?ではなく、人によってはVlog撮影が中心なので3本とも必要!という方もいらっしゃるかも。
3本セットでコンプリートしないといけないコレクション的なレンズではありませんが(^_-)、広角ワイドに動画撮影をされる方には、きっと特徴的なレンズに見えるかと思います。
それぞれのレンズについて簡単に特徴をお伝えしたいと思います。
超広角ズームレンズ「SELP1020G」は先代のSEL1018から20%の軽量化をしたパワーズームレンズです。フィルター径62mmも同じ仕様で、これで焦点距離のカバー範囲も増えて、小型軽量化されているって、技術の進化を感じさせるなー、というところですが、レンズ内手振れ補正機能は搭載されていません。
ZV-E10で使う場合はクロップ率が高いんですが手振れ補正アクティブで使うか、“α1”や“α7IV”でAPS-Cサイズにクロップして使うことになります。
もっとも大きな需要は旅行しながらのVlog撮影などで、みんなで集まっての自撮り画像などで威力を発揮します。焦点距離10mmというのはAPS-Cセンサーで使った時の35mm判換算画角で15mmという、一番広い画角を実現しています。
ズームすれば焦点距離20mmまで使えるため35mm判換算で30mm相当の画角が使えるため通常のスナップ撮影もできます。近接撮影でもかなり寄れるレンズになっていて、まさに旅行の際にはこれ1本で全て済ませられるVlogレンズになります。
ズームレバーによる電動ズームの利用ができるのと、フォーカスホールドボタンはカスタマイズ可能なので、操作ボタンの少ないZV-E10で利用するとテクニックをお持ちの方にも便利に使えるレンズになります。
「SEL1018」のMTF曲線と並べてみました。ワイド端の空間周波数30本/mmがかなりあがっているのと、そもそも中心部のスタート地点が違っているのでワイド端ではかなり解像感があがっているように見えます。
テレ端でも周辺部の曲線がかなり上の方にとどまっているので、静止画撮影だけを考えても小型化+解像感アップというメリットを得られそうです。
SEL1018に代わり、軽量コンパクト超広角レンズの代名詞になるかも。
ソニーのAPS-C専用Eマントレンズとして初めてF1.4の開放F値となるレンズ「SEL15F14G」です。超広角レンズの入口、入門用としてこれから君臨していくレンズになるかと思います。
35mm判換算で22.5mm相当になるレンズで狭いところを広く撮れる、開放F値 1.4で広角なのに背景ボケを大きく作れる、暗いところでの撮影でシャッタースピードを稼げる、便利な広角APS-Cレンズになります。
絞りリングがついていますので、撮影前に「ポートレートなので開放F値」としてグルッとF1.4 まで回しながらカメラの電源を入れると、すぐにF1.4 の開放F値での撮影が可能。
素敵な風景に出会って、広い画角で風景をすべて映し込みたい!というときは絞りダイヤルをF5.6 ~F8くらいまで回しながら、電源を入れると、被写界深度の深い、すべてにピントが合った写真と撮り分けることができます。こういう使い分け感を出来るようになると、急にカメラを使いこなしている感が得られるようになるんですよね。
サイズ感はAPS-Cのベストセラーレンズ「SEL50F18」と同じくらい。超広角でも寄れる、ボケるF1.4 のレンズになります。
数値には表れませんが、コントラストの高いレンズという感じになっているようで、コントラストが高い=発色が良く感じる、というレンズでもあるそうです。
F1.4 という開放F値のおかげで、小さなペットや赤ちゃんの撮影でもフワッとした背景ボケが楽しめる、可愛らしい写真撮影に向いたレンズになるかと思います。近接撮影での常用レンズにできそうです。
APS-Cレンズの単焦点レンズとしては1号機のNEX-5と同時に発売された「SEL16F28」や、追加投入された「SEL20F28」というコンバーターレンズを使えるレンズがあったのですが新発売の「SEL11F18」はそうしたコンバーターレンズを装着した状態で使える単焦点レンズになっています。
焦点距離11mmは35mm判換算で16.5mm相当の画角を見せてくれるレンズで、人間の目には見えない超広角の世界を撮らせてくれます。
ここまで広い画角だとなんでも映り込んでしまうので、個人的にはすごく撮影するのが難しいレンズなんですが、ハマるところはハマるというか、これ以上後ろに下がれないというシーンで威力を発揮してくれます。
こうした超広角レンズを使ったことがない方には感動の世界が待っているレンズ。
近接撮影も得意なレンズなので、使う方のセンス次第で、人とは違った個性的な写真撮影が楽しめるレンズになるかと思います。
こうした超広角単焦点レンズではデメキンになっていてフィルターが装着出来ないものが多い中、このレンズは55mmのフィルターが装着出来ます。動画撮影時にNDフィルターを装着することもできれば、写真撮影ではPLフィルター、花火撮影ではMCプロテクターを付けて撮影する事が出来るのもメリットです。
レンズ内手ブレ補正機能は搭載していませんが、動画撮影時には広角だと微妙なブレはあまり気にならず、それよりも歩きながらの撮影などでの手振れ吸収には手振れ補正アクティブなどのカメラ側の補正機能が必要になります。“α1”や“α7IV”、ZV-E10などの利用時に、軽量コンパクトな広角レンズの利用に良いかと思います。
さて、あとは6月7日(火)の10時からのソニーストアでの予約販売の開始を待つばかりとなっています。
ソニーストア価格はいくらになるの!? サーバーはパンクしないの!?という心配を、購入予定の方はお持ちだと思いますが、おそらく今回はそれほどオーダーが殺到するコトもないかと思います。SELP1635Gもそうでしたが、Vlog用というレンズになると、メガトン級の争奪戦にはならないようです。
価格については推定市場価格100,000円(税込)、もしくは70,000円となっています。ソニーストアの価格ですが、Aマウント時代は希望小売価格の1~2割引きになっていましたが、現在は大体推定市場価格に近い0額での販売になるため税別で90,000円、税込みで99,000円などに設定されるというのが当店の予想です。
ここからAV商品10%オフクーポンやお持ちのお買い物券などを計算して、お支払金額を予想することになるかと思います。
Sony Bank WALLETをお持ちの方は現金を普通預金口座にご用意をどうぞ。提携カードで3%値引きと、ポイントバック0.5%~2%でもっとも安く購入ができます。
Sony Bank WALLETの発行には最短でも10日ほどかかりますので、今からだとカードの発行は間に合いません。銀行口座の開設、SonyBank WALLETの発行は無料でできますので、これから申し込みをしてカードの到着を待ってからオーダーされると良いかと思います。
ドコモのdカードゴールドをお持ちの方でしたら、金曜日まで待って「d払い」決済をすると良いかと思います。ソニーストアの金曜日、土曜日のd払い決済でdカードゴールドでの引き落としなら最大で4.5%のポイントバックがもらえます。
dカードはドコモさんが発行しているクレジットカードなので、実質、通信キャリアをドコモで使っている方でないと対象にならないかと思いますが、ドコモユーザーさんですと大きな恩恵を受けられる支払い方法になります。
ソニーストアでは分割払いのメニューもあります。通常の分割払いの他に、2年後に下取りに出すことを前提にした「残価設定クレジット」というメニューも用意されているんですが、これの頭金の支払いに「毎週おトクなd曜日」を利用するコトもできます。
金曜日、土曜日に「ソニーストアのお買い物券」をd払いで決済することで頭金だけでもポイントバックをもらう、ということが可能になります。
「ソニーストアのお買い物券」は180日間の期限で、あらかじめ購入予定の商品を購入するためにクーポンを用意できるものになっていて、クレジットカードやd払い、PayPayなどで購入ができます。d払いやPayPayがキャンペーンを行っていて高率のポイントバックがあるときなどに、お買い物券で購入しておき、後日、欲しい商品を購入するときに使う、ということができるんですが、分割払いの際の頭金として使うことができます。
手持ちの資金を使って、月々の支払いを少しでも安くしたい、というときの裏技になります。カメラでもブラビアでもウォークマンにでも使えます。
ソニーストアお買い物券 (1000円分) COUPON-1000 |
ソニーストア価格: 1,000 円 |
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・一度に購入できるお買い物券は20点(20,000円)までとなります ・購入後180日間、ソニーストアでのお買い物に利用できます |
ソニーストアお買い物券 (500円分) COUPON-500 |
ソニーストア価格: 500 円 |
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・一度に購入できるお買い物券は20点(10,000円)までとなります ・購入後180日間、ソニーストアでのお買い物に利用できます |
ソニーストアのお買い物券は一度に20点しか購入ができないのですが、1000円クーポン20枚と500円クーポン20枚を同時に購入すると1回で30,000円までのお買い物券購入ができます。
残価設定クレジットの他、24回分割払い手数料0%の通常の分割払いででも利用ができる技ですので、是非、こうしたお支払い方法もご検討になってみてください。
そしてこれが最後のご案内になりますが、メーカー直販のソニーストアを初めて利用される方がαレンズを購入しようとすると「αあんしんプログラム」なるものが紹介されていて、なにやら文章がいっぱい書いてあって読むのが面倒だから、普通に買おう、とか思われるかもしれませんが、それは大変な間違いです。
ソニーストアを利用しつづける方の大半がこの「αあんしんプログラム」目的でレンズ購入をしていると言っても過言ではありません。というか、正確には「αあんしんプログラム」というよりは「ワイド保証」の無料特典目当てなんですが。(^_-)
αあんしんプログラムというのはソニーの会員制サービスです。入会金110円と月額550円がかかるので年間で6,710円がかかる(最低入会期間が1年になっています)ものなので、それが面倒そうに思えるかとは思うんですが、入会すると3000円のお買い物券プレゼントがあるので、実質3,710円で利用できるサービスになります。
一番大きな魅力がレンズの長期保証のサービスで、3年ワイド保証/5年ベーシック保証が無料になります。
ワイド保証というのは通常のメーカー保証1年を3年に延長した上に、落下破損や水没などの事故の際も、無料で修理を受けられる保証サービスです。3年ワイド保証はレンズ本体価格の5%程度に設定されているのですが、それが無料。レンズが5%オフになる感覚で利用ができます。
で、レンズの価格ってわりと高いじゃないですか。3,710円が5%とすると74,200円以上のレンズを購入する時は、αあんしんプログラムに入会してからレンズを買った方がお得になる、というわけです。
「SELP1020G」をαあんしんプログラムに入会せずに購入する際の3年ワイドは5,500円前後になります。
これがαあんしんプログラムに入会してから購入すると。。。
なんと、3年ワイド保証が無料になってしまうんです。さらに延長した5年ワイド保証も半額で利用ができます。高額なレンズ購入であれば、あるほどおトクになります。
ジンバルスタビライザーに載せての撮影シーンなどもあるでしょうけど、こういう広角レンズをアクティブに使うと、レンズをぶつけやすい、というのは私の経験上高いんです。(撮影会とかで壊されたこともありましたし(^^;))
こうした広角レンズはソニーストアのワイド保証入りで購入するのがお勧めです。
あとはソニーストアでの購入前に「My Sony ID」の入会もお忘れにならないようにお気を付けください。それだけでAV商品10%オフクーポンが適用されて購入額が1割値引きになります。
広角レンズ3本、どれを選べば良いかわからない、という方は発売後に当店へお越しいただければ使い比べて比較検討できます。
装着するカメラボディもないんだけど。。。という方も、おそらくですが、先月末にはα6400の受注再開がアナウンスされていますし、間もなくVlogカメラ「ZV-E10」なども受注再開になるかと予想されます。APS-Cレンズ&カメラも購入検討はソニーショップテックスタッフ&ソニーストアでどうぞ。
APS-C超広角パワーズームGレンズ SELP1020G |
ソニーストア価格: 99,000円 税込 |
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発売日 | 2022年6月24日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証 サービス |
5年ワイド:9,900円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:5,500円(税込 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
当店店頭にて実機展示予定 テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
APS-C単焦点レンズ SEL15F14G |
ソニーストア価格: 99,000円 税込 |
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発売日 | 2022年6月24日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証 サービス |
5年ワイド:9,900円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:5,500円(税込 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
当店店頭にて実機展示予定 テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
APS-C単焦点レンズ SEL11F18 |
ソニーストア価格: 69,300円 税込 |
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発売日 | 2022年6月24日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証 サービス |
5年ワイド:7,700円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:4,400円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
当店店頭にて実機展示予定 テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
■受注再開!APS-Cミラーレス一眼『α6400シリーズ』
APS-Cセンサー搭載 デジタル一眼カメラ α6400 ILCE-6400 |
ソニーストア価格: 130,900 円税込~ |
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発売日 | 2019年2月22日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:12,100円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:6,600円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回払いまで分割払手数料【0%】 残価設定クレジットの分割払手数料が【0%】 |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
店頭にてご覧いただけます テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
☆ソニーストアの提携カード「Sony Bank Wallet」のご案内はこちらから
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