リビングシアターならブラビア『A9G』で決まり! センタースピーカーモード利用のドルビーアトモス店頭試聴体験のご案内
当店からのお知らせです。当店店頭では有機ELパネル搭載の4Kブラビア『A9G』をセンタースピーカーモードで鳴らすことができるサラウンドシステムにて試聴が可能です。
AVアンプ『STR-DN1080』を使ってCSシリーズのスピーカーと連携したドルビーアトモス 5.1.2chのサラウンドを試聴することができます。ブラビアA9Gならではのシステムの組み方になるのですが、このシステムで試聴できるお店はなかなかありません。
当店の店頭展示システムの様子を紹介したいと思います。
※2021年4月にてセット展示を終了しました。現在は試聴することはできません。ご了承ください。
こんにちは、店員佐藤です。
当店では2019年発売の4Kブラビア「KJ-65A9G」の発売時から、AVマルチアンプ「STR-DN1080」を接続し、簡単に設置が可能なイネーブルドスピーカーを使った5.1.2chのドルビーアトモス環境での試聴ができるようにセットアップしています。
いつもご来店になっているお得意様にはおなじみのシステムですが、こうして、ちゃんとしたサラウンド環境を構築してA9Gのセンタースピーカー機能が試せるように展示しているお店は、全国にも数店しかないかと思います。
検索して調べ付いて当店にご来店になるお客様が、たびたびいらっしゃっるのですが、5月下旬の外出自粛要請緩和のところからお問い合わせが、再び増えてきているようですので、改めて紹介したいと思います。
さて、システムの軸になるのが有機ELパネル採用の4Kブラビア「A9G」です。このテレビを使ってリビングシアターを構築する際に、他のモデルにはない非常に優れた機能が2つ搭載されています。
ひとつが「アコースティックサーフェス」というテレビの画面自体で音を鳴らすことができる点。これはバックライトが必要の無い有機ELパネルだからできる仕組みでテレビ画面自体から音が聞こえてきます。通常の液晶テレビでは画面下部にスピーカーなどがついていて籠もった音がしますが、ソニーの有機ELパネル採用の「A9G」シリーズと「A8H」シリーズでは画面そのものから音が聞こえるシステムを搭載。量販店店頭などでもこれならわかりやすいメリットになるかと思います。
もうひとつが、この「アコースティックサーフェス」と組み合わせることで最強のサラウンドシステムが組める「センタースピーカーモード」です。
通常ならテレビの下などにセンタースピーカーを置いて、それを台詞などが鳴るセンターチャンネルスピーカーとして利用しますが、ブラビア「A9G」には「センタースピーカーモード」という機能をブラビアシリーズで唯一搭載しています。同じ有機ELパネル搭載の「A8H」でも、この機能は搭載していません。
こちらはブラビア「A9G」の背面パネルになるのですが、各種映像信号入力のためのHDMI端子や、USB端子、アンテナ端子とは別に、スピーカー端子が1系統だけ搭載されているのがみつかります。
見ての通り、普通のスピーカー入力端子になっていて、ここにAVアンプからのセンタースピーカー出力をスピーカーコードで入力します。
この接続でしか「センタースピーカーモード」は利用ができません。HDMI端子での音声出力とかではないんです。
あとはテレビの音声設定でテレビセンタースピーカーモードがONになっていればOKです。デフォルトでONになっているので、特に設定変更をする必要も無く、システムを組めば利用できる機能になっています。
よくあるお問い合わせで「サウンドバーと接続してセンタースピーカーモードを利用したいんですが、どうすれば良いですか?」というのがあるんですが、サウンドバーとの接続ではセンタースピーカーモードは利用できません。サウンドバーとはHDMIケーブルだけでしか接続はできず、センタースピーカー出力はサウンドバーにはないですよね?
サウンドバーをブラビア「A9G」に接続するとせっかくのアコースティックサーフェスのサウンドシステムを利用せず、サウンドバーだけで音を鳴らすことになってしまうわけです。
ということで、センタースピーカーモードを利用するにはサウンドバーではなく、別途、AVマルチアンプが必要になります。
当店で利用しているのはソニーのAVマルチアンプ「STR-DN1080」です。ドルビーアトモスに対応した5.1.2ch出力ができるのと、日本語メニューが利用できる唯一のモデルになります。
クラス下に「STR-DH790」というモデルもあるのですが、こちらは英語メニューでの操作となります。ドルビーアトモス対応にはなっていますが、後ほど紹介する自動音場補正のマイクがモノラルになるなど、ややグレードダウンしたモデルになります。
アンプのサイズ(高さ)が小さくなるのでラックにコンパクトに入れたい、という話であればSTR-DH790の選択もあるのですが、使いやすさではSTR-DN1080の方がおすすめです。
さて、店頭での実際の試聴の際は、これでいきなりドルビーアトモス+A9Gのセンターチャンネルモードのおかげで、ガツンと映画館を超えたサラウンド環境を堪能してしまうのですが、店頭でご説明してもちょっと飲み込むのに時間のかかる部分のお話しをちょっとします。
↑こちらが「STR-DN1080」のアンプの設定メニューになります。一番右に「Setup」という項目があり、ここでアンプの各種設定を行います。
普通は購入時にセットアップするだけで、あとはシステムを入れ替えたり、家具やスピーカーの配置を変えたときにしか利用しないのですが、これがよく出来ているんです。
まずは「スピーカーパターン」の設定です。ここで通常の5.1chサラウンドのスピーカー配置と「ハイトスピーカー」というドルビーアトモスならではの天井スピーカーの配置について設定をします。
リアスピーカーが置けなくて、フロントスピーカーだけしか設置しない、という場合もここで5.1chをフロントの3.1chにすることでシステムを組めます。サブウーファーを置かないのであれば5.0chなどもできます。
ハイトスピーカーについても天井にスピーカーを設置することになると工事が必要になるし手間もお金もかかります。そこで当店でも採用しているのが「イネーブルドスピーカー」です。
フロントスピーカーの天面に載せて、上向きに音を出力し、天井に音を反射させて、ドルビーアトモスの天井からの音を再現する仕組みになっています。
そんなのでちゃんと機能するの?というところですが、これが実際に試してみると、ものすごい効果があって、完全に天井からの音にしか聞こえない音が鳴ります。
ソニーのAVマルチアンプ「STR-DN1080」にも設定メニューがあり、ちゃんとイネーブルドスピーカーの設置設定ができるようになっています。
こうしてアンプに接続したスピーカーをきちんと設定すると、あとはアンプが自動で音のバランスを調整してくれます。「自動音場補正」という機能があり、これによりスピーカーが配置された位置、方向、距離などに合わせてサラウンド音声を微調整します。
ここで測定用のマイクを使うのですが、それがこちらです。
アンプに付属した測定用マイクで、これを、実際に視聴する場所の自分の耳の位置に設置してバランスを取ります。
実際の視聴位置に合わせる必要があるので、視聴する予定のソファの上に三脚などを立てて、自分の耳の位置にマイクをセットアップします。
あとはアンプのメニューに従って音を出して測定するだけ。光線銃の音みたいなのが各スピーカーから鳴って、これで音量や遅延についてのバランスを取ります。
測定された距離を見ると面白いことが分かります。各スピーカーまでの距離は概ねその通りなんですが、テレビの位置、センターチャンネルだけ距離が8m19cmとか3倍くらいの距離になってしまっています。
これはセンターチャンネルモードで入力された音の信号をブラビアがアンプを使って増幅させていて、その結果、遅延が起こっているから、なんでしょうね。
ソニーのAVマルチアンプ「STR-DN1080」ならそれも測定して、遅延が起こらないように補正をかけてくれます。
こうした自動音場補正などの機能を持たない、普通のAVアンプでセッティングして、遅延を考慮しないでシステムを組んでしまうとセンターチャンネルの音だけ大幅に遅延して聞こえることになります。
サラウンドシステムはこうした全体の音のシステムバランスで絶妙な音場再現をするので、ブラビア「A9G」のセンタースピーカーモードを使ってサラウンドシステムを組むなら、ソニーのAVマルチアンプ「STR-DN1080」を選んでおけば間違いがないですよ、というお話しができるわけです。
当店ではテレビに向かって遠い方のチェアの部分で音場補正をしています。ベストポジションで聴いていただくと、バッチリ、包み込まれる様なサラウンドが楽しめます。
しかもブラビア「A9G」のセンタースピーカーモードのおかげで台詞は画面に張り付いたような正確な音像が楽しめます。
映画館の場合もスクリーンの裏にスピーカーが設置されていて、スクリーンを通して音が聞こえるため、画面に音が張り付いた感覚が味わえますが、それと同じです。というか、リビングシアターであれば、映画館みたいに空いている席とかでの視聴では無く、常に自分が一番のベストポジションで楽しめます。
有機ELによる4K映像もそんじょそこらの映画館以上の画質が味わえます。これがあるので、早く観たい作品以外は、UHD BDソフトが発売になるのを待って、お店の4KブラビアA9GとSTR-DN1080でのドルビーサラウンドで観た方が高画質&高音質が楽しめちゃんですよね。
いくつかの映画ソフトを用意しているので、お客様の好みに合わせて再生デモをしていますが、やはり一番ウケが良いのが「ボヘミアン・ラプソディ」です。ラストのライブエイドのシーンのステージ上でしか聴けない、全体が包み込まれるドルビーアトモスフォーマットの立体的なサラウンドを楽しんでしまうと「これが自宅でできるの!?」と驚くばかりだと思います。
はい、特殊なセッティング技とか必要なく、STR-DN1080があれば自動音場補正のおかげでブラビアA9Gのセンタースピーカーモードも完璧な形で誰でもセットアップできるんです。
センタースピーカーモード搭載のA9Gの他に、5.1.2chのドルビーアトモス環境を構築するのに必要なスピーカー類は下記のものになります。
追記:2020年12月にSTR-DN1080が販売終了になりました。下位モデルの「STR-DH790」での構築をおすすめします。
モデル名 | ソニーストア価格(税別) | |
AVアンプ STR-DN1080 販売終了 |
69,880円 | |
フロアスピーカー SS-CS3 |
14,000円×2 | |
ブックシェルフ スピーカー (2台1組) SS-CS5 |
18,500円 | |
サブウーファー SA-CS9 |
18,500円 | |
イネーブルドスピーカー (2台1組) SS-CSE |
21,880円 |
.
ものすごい仰々しいシステムに見えますが、全部合わせても156,760円(税別)です。
フロントサラウンドのサウンドバーの最上位モデル「HT-ST5000」がソニーストア価格で159,880円なので、それよりも実は安価に済みます。また、すでにお持ちのスピーカーがあれば、それをシステムに組み入れることもできます。リアスピーカーなどは昔使っていたコンポのアンプで代用してもそれほど大幅に音質は変わりません。
リアスピーカーの配線がしにくくて。。という場合はリアスピーカーを省略してシステムを組むこともできます。
当店店頭で試してみましたが映画「ボヘミアン・ラプソディ」に限ってはリアスピーカーよりもイネーブルドスピーカーを追加した方がサラウンドの効果が高いという声もあります。
あとは製品にスピーカーケーブルが付属していないので、それだけ必要な長さを測りだして別途購入しておく必要があるくらいです。
スピーカーケーブルの配線のコツはできるだけ短い接続にして左右で同じ長さにしておくこと。頻繁に抜き差しすることはないと思いますのでバナナプラグとか使わなくてもOK。ブラビアにもセンターチャンネルのケーブルを配線しないといけないので、それを計算するのを忘れずに♪
以上、当店のA9G「センタースピーカーモード」+STR-DN1080のドルビーアトモスサウンドの試聴体験にて、お伝えしたかったことのまとめでした。
店頭で試聴していただくと、ドルビーアトモスとセンタースピーカーモードの感動のおかげで、これらのお話しがなかなか伝わらないみたいなので。(^_-)
ブラビア「A9G」シリーズを使った、最強リビングシアター構築の実現を当店は全力で応援いたします。
サラウンド効果の高いおすすめのUHD BDソフトなどもありますので、お気軽にご相談ください。
4K有機ELテレビ A9Gシリーズ 55v型・65v型・77型 |
ソニーストア価格: 310,000円~+税 |
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発売日 | 2019年6月8日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証 サービス |
5年ワイド:35,000円~ 3年ワイド/5年ベーシック:18,000円~ 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ テレビ基本設置サービス 無料提供 期間限定:24回払いまで分割払手数料【0%】 壁掛け設置パック50%OFFキャンペーン ソニーストア 下取サービス「下取宣言」 |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
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※2021年4月にてセット展示を終了しました。現在は試聴することはできません。ご了承ください。
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