【フォトレビュー】新型モバイルノート『VAIO SX12』実機レポート
2019年モデルのVAIOラインアップの最後の1ピース、B5サイズ・サブノートクラスの「VAIO S11」がフルモデルチェンジして、12.5型ディスプレイ+フルピッチキーボード搭載のメインマシンに使えるサブノートPCとして「VAIO SX12」が登場しました。
実機の写真をふんだんに使って、新型モバイルノート「VAIO SX12」を紹介したいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
サブノートPCと言えば、VAIOノート505ですよねー。モバイラーに指示され、当店でも長年VAIOの一番の売れ筋ノートクラスだったシリーズです。
メタルボディを他社に先駆けて採用したり、天面にカーボンを採用したVAIO type Tを登場させたり、超薄型の505エクストリームを生み出すなど、ソニー時代からサブノートVAIOは革新的なモデルを登場させてきています。
まだSSDが高価で大容量ドライブを搭載できなかったころに、サブノートでデュアルストレージを実現したのもVAIO type TZでした。
メインストリームになるA4サイズ、13型ディスプレイ搭載モデルよりも小さく、キーピッチも狭い、持ち歩きを重視した小型軽量PCであるサブノートですが、いつの時代も「これでメインPCとしても使えるぜ!」というのを目標に使いこなしていたモバイラーさんが多かったのでは?
そんな「挑戦をするためのサブノートVAIO」の最新作が「VAIO SX12」になります。
レギュラーモデルは4色展開で選択出来るパーツは第8世代コアプロセッサーを採用したVAIO SX14と同じプロセッサー、メモリー、ストレージが選択可能。
違いは液晶画面のサイズ、及び本体サイズに合わせたキーピッチの狭いキーボードでしたが、そのキーボードをVAIO SX12では19mmのフルピッチキーボードを搭載してきました。
VAIO S11と比較するとご覧の通りです。
写真左がVAIO S11で、写真右がVAIO SX12になります。見た目には本体サイズは大きく変わらずそのままですが、液晶画面の額縁の左右が極端に狭くなっているのと、キーボードエリアの広がりがあります。
並べてみると、ご覧のサイズです。念のため、写真左がVAIO S11でキーピッチは16.95mm、写真右がキーピッチ19mmのVAIO SX12になります。
本体のキワまでキーボードが配置されています。従来のモデルではキーボードの下に端子類が配置されているため、その分、キーボードは中に押し込んで端子類を重ならないようにしていました。
ボディサイドから見てみると、しっかりと端子類は配置されています。あらら、どういうことになっているの? というところですが、わずかコンマ数mmのところでの戦いが今回はあったんです。
なにが起こったのかというと、それは中身というかPCのボトムに秘密があります。写真上がVAIO S11のボトム部分、写真下がVAIO SX12のボトムになります。
一見同じ様に見えますが、右上にある基板の底に秘密があります。
断面図をみるとこういうイメージです。VAIO S11ではではコネクタ類があるため、そこにキーボードを載せてしまうと厚みが出てしまっていたのですが、VAIO SX12では底面をその分下げて基板全体をボトムに近づけ、さらにコネクタの上にキーボードを配置できるようにしています。
合わせて基板上にある高さのある部品は高さが出ないように変更したり、厚みのあるパーツは上面に持っていくなどして基板を下げる工夫をしているそうです。
これはVAIO S11の基板を底面から見たところです。LANコネクタの隣に高さのあるチップが配置されていますが、VAIO SX12ではこれが表側に移動されていて基板をより下げることができるようになっています。
こちらがVAIO SX12の基板の底面から見たところです。基板の配置は基本的に一緒なのですが、パーツが表側に移動してしまっています。
こちらはVAIO S11のボトム側面です。各種端子類がボトムの上の方に着ているためボトム上面に端子がくっついていて、ここにパームレストパネルが載ることでフタがされる仕組みになります。USBやHDMI、RGBディスプレイ端子が見えますが、どれもボトムパーツの上は空いています。
こちらはVAIO SX12です。微妙な違いですが、USB端子やHDMI端子、RGBディスプレイ端子の上部がボトムパーツがブリッジしていて上が塞がっているのがわかります。
わずか数mmですが、この分がボトムが下がって端子類が下げて配置されたところということになります。
上部に空きが出来ているので、ここにキーボードパーツが載せられるわけです。
これはVAIO S11のパームレストパネルを裏からみたところです。ボディサイドに配置される端子類を避ける様にキーボードのバックプレート(銀色の部分)が配置されています。
こちらはVAIO SX12のパームレスト裏側です。キーボードのバックプレートがパームレストパネルのギリギリまで伸びています。これがサブノートPCにフルピッチキーボードの搭載を実現した技術になります。
VAIO S11のボトムとパームレストパネルの裏側です。
VAIO SX12の裏側です。ほんのわずか数mmの違いですが、これでボディギリギリまでキーボードの配置ができるようになりました。
強度面でもキーボードのバックパネルがボディの端まで行き届くことで、さらに強化されているそうです。
この基板のボトム寄せに伴って、細かいパーツの変更も多数されています。有線LANポートではロック機構の爪部分が鑑賞するため、その分の窓を作ることで対応。
こちらはケンジントンロックの板金です。写真左がVAIO S11のもので、写真右がVAIO SX12のものになります。この向きでボトムに装着されるのですが、写真左のパーツでは高さが出てしまうため、回り込む部分を横方向に持っていくことで、ほんのちょっとの違いですが高さが出ないようにしています。
ちなみにケンジントンロックって何かというと。。。
盗難防止用のロック穴のことです。この裏の部分に金具が入っていて、無理な力が加わっても壊れないようにしているわけです。
こちらのパーツも薄型化されています。写真左がVAIO S11のもの。写真右がVAIO SX12のものになります。
このパーツはなにかというと。。。
LTE通信のためのSIMカバーでした。こんな部分まで薄型化してフルピッチキーボード搭載を行っているのは根性ですね。
VAIO SX12の中身をのぞかせていただいているついでに、いろいろウンチクも聞かせていただきました。ファンのところについている矢印ですが、これは排気される向きを表しています。
VAIOを組み上げてしまえば見えなくなるところですので、こんなところにマーキングがある必要はないのですが、その組み立てをするときに間違えが起こらないようにマーキングがあるんだそうです。
こちらの矢印はこの時点で打ち込むビスを表しているとのこと。右のネジ穴はパームレストパネルが上から重なってからボトムの外から打ち込まれるビスのために開けてある穴で、やはり組み立て時にミスが起こらないようにするためのマークなんだそうです。
だいぶ昔の話になりますが、6年ほど前にVAIOの安曇野工場で工場見学をされるお客様に帯同して取材させてもらったときのコトを思い出しました。
//tecstaff.jp/2013-02-21-azumino.html
VAIOは今でも人智の塊みたいな製品です。また、VAIO(株)でも工場見学が再開すると良いですね。
さて、話は戻って、VAIO S11とVAIO SX12のサイズの違いですが、まったく同じサイズではなく、ほんの数mmですがサイズは大きくなっています。横幅が4.4mm、奥行きが7.8mmほど。厚さはほぼ同じなので、VAIO S11のケースでもそのまま入れる事ができそうなくらいです。
ボディは小さくてもインターフェイスはフル装備です。加えてUSB type C端子が追加されました。
VAIO S15の様なGPU Boxを使えるThunderbolt 3には対応していませんが、Power Deliveryや、VAIO独自の5Vアシスト充電に対応しています。
ACアダプターを忘れてしまったときも、最悪、スマートフォン用の充電器でVAIOの本体充電が可能。モバイルバッテリーからでもカーチャージャーからでも充電ができる非常に安心感のある仕様になっています。
急速充電に対応しており約1時間の充電で最長11時間の利用が可能。最長14.5時間のスタミナ性能となっていますが、モバイルバッテリーを使いながらの利用ができればさらにスタミナ性能を延ばせそうです。
基本デザインはソニーVAIO Sシリーズから続くもので、磨かれまくった究極のデザインと言っても良いかも。こうしてヒンジ部分に指を入れると重心的にもとても持ちやすく安定したつかみ心地を実現しています。
ボディカラーは基本の4色に加え、ALL BLACK Editionが用意されています。
ブラウンカラーは今までにないカラーでVAIO SX14から登場しています。聞くところによると選択される方は多く、VAIO SX14ではシルバーカラーよりもオーダー数が多いんだそうです。
こちらはシルバーモデルです。キートップはブラックになっており、これもVAIOの定番カラーになりました。
指紋が目立ちにくく、個人的に一番好きなカラーです。
しかし、一番人気があるのはやはりブラックモデルで、企業ユースでもこのカラーで選ばれることがほとんどとのこと。
さらに個性的なブラックを選ぶならハイスペック仕様になりますがALL BLACK Editionにアップグレードすることができます。
同仕様のノーマルブラックモデルと比べると+5,000円で選択することになりますが、これによりVAIOロゴやオーナメント(ヒンジ部分のメッキパーツ)などがすべてブラックアウトしたカラーになります。
さらにキートップになにも文字が刻まれない、真のオールブラックを実現する無刻印キーボードの選択も可能。自分にしか使えない究極のPCに仕立てることが可能です。
そして、今だけの数量限定モデルとして「5th Anniversary | 勝色特別仕様」も購入可能。スペックはALL BLACK Editionと同じ仕様で価格はALL BLACK Edtionの+15,000円の設定になっています。(ノーマルブラックから比較すると+20,000円)
今なら6色のボディから自分仕様のモデルが購入できます。
■キャンペーンでお得に購入する方法
発売記念キャンペーンとして、アンケートに答えるとVAIO SX12本体を5%OFFにすることができる割引きクーポンが配布されています。
キャンペーンの実施期間は8月27日までとなっています。割引き率クーポンは、ハイスペックで購入されるとそれだけ割引額が増えるお得な買い方になります。
ハイスペックなモバイルノートをお求めの方はこの機会にオーダーするのがお得です。
☆ソニーストア VAIO SX12 発売記念キャンペーンのご案内はこちら
☆VAIO(株)主催 キャッシュバックキャンペーンの申し込みはこちらから
さらにVAIOの2019年の新ラインアップモデルを対象にVAIO(株)にてもれなく10,000円のキャッシュバックキャンペーンも開催中。こちらもVAIO SX14/SX14 勝色特別仕様モデルは対象になっています。
ソニーストアの購入明細書を写真撮影して画像添付してフォームから応募することで簡単に、そしてもれなくキャッシュバックが受けられます。これも是非、計算に入れたいところ。
パーソナルコンピューター VAIO SX12 VJS1211 |
ソニーストア価格: 119,800円~+税 |
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発売日 | 2019年7月19日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証サービス | 3年ワイド:9,000円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ <VAIO SX12 発売記念キャンペーン> 限定クーポン取得でVAIO SX12の本体価格が5%OFF |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
3年ワイド3,000円オフクーポンプレゼント テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
パーソナルコンピューター VAIO SX12 ALL BLACK EDITION |
ソニーストア価格: 201,800円~+税 |
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発売日 | 2019年7月19日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証サービス | 3年ワイド:9,000円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ <VAIO SX12 発売記念キャンペーン> 限定クーポン取得でVAIO SX12の本体価格が5%OFF |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
3年ワイド3,000円オフクーポンプレゼント テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
パーソナルコンピューター VAIO SX12 VAIO SX12| 勝色特別仕様 |
ソニーストア価格: 216,800円~+税 |
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発売日 | 2019年7月19日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証サービス | 3年ワイド:9,000円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ <VAIO SX12 発売記念キャンペーン> 限定クーポン取得でVAIO SX12の本体価格が5%OFF |
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3年ワイド3,000円オフクーポンプレゼント テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |