【レビュー】4K完全対応『VAIO S15』フォトレポート&オーナーメードレポート
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4Kディスプレイが選択可能になり、4K UHD BDソフト再生にも対応。Thunderbolt3対応のUSB type C端子を装備しゲーミングPCとしてのパワーアップも可能な新型スーパーホームノートPC『VAIO S15』が発表&発売になりました。
早速ですが、実機の様子を写真中心にレポートするのと、選択肢が多くモリモリ仕様にすることが可能なソニーストアの新型「VAIO S15」のオーナーメード内容をレポートします。
VAIOらしいVAIOが登場しました! たっぷりと今回も内容濃いめでお送りします。
こんにちは、店員佐藤です。
VAIO(株)が発足したのが2014年夏でした。ソニーから事業を引き継ぎ最初はソニー製VAIOと同じデザインでのVAIOモデル販売を続けていましたが、その当時から外観デザインがほとんど変わっていなかったのが「VAIO S15」シリーズでした。
ソニーがPC事業を終了する直前に発表された2013年モデルで発表された「VAIO Fit 15E」のデザインをそのままキープしてVAIO(株)で販売を継続。
中身をデスクトップPCで使われるTDP47WのHプロセッサーを搭載したモンスターノートPCに生まれ変わってもデザインは「VAIO Fit 15E」のデザインそのままでした。2017年モデルが登場した際にマウスタッチパッドが高解像度のものに変更され、2ボタン式に変更されましたが、デザインの変更はそれくらいで5年以上同じデザインでシリーズが継続してきたのですが、それがついにデザインのフルモデルチェンジになりました。
現在のVAIO S11やS13と同様のスリムデザインになりシャープな本体になっています。
4Kディスプレイの選択ができるようになったり、Thunderbolt3を使った外付けグラフィックの利用ができるようになったり、UHD BDソフトの再生に対応していたり、かなり劇的な進化をしている新型「VAIO S15」ですが、まずは外観から紹介します。
■全部生まれ変わった新型VAIO S15 2019年モデルの外観レポート
写真左が新型のVAIO S15で、写真右が従来モデルのVAIO S15になります。ディスプレイサイズは同じ15.6型(ソニー時代より15.5型という表記でしたがサイズ的には15.6型でした)ディスプレイですが狭額縁になっているのと本体デザインがスリムデザインになり見かけはやや小さくなっています。
キーボードは伝統的にテンキーが搭載されています。フルピッチキーを採用しているのですが本体幅がスリムになっているためテンキーの横幅ピッチはやや狭くなっています。
私もそうですが自宅に置いておくホームノートPCということでMicrosoft OfficeをインストールしExcelを使われて自宅でお仕事をされる方にとってはテンキー搭載は重宝すると思います。やや小さめのテンキーになりますが、あるとないとでは使い勝手が大きく変わる部分です。
搭載されている端子はほぼ一緒なのですが、有線LANの端子が奥に行き、手前にUSB type C端子がやってきました。
従来モデルのVAIO S15あるあるですが、USB type A端子と有線LAN端子が隣り合っていると間違えて有線LAN端子にUSB端子を挿してしまうことがあるんですよね。左サイドのUSB端子にケーブルを挿してスマートフォンを充電しているつもりだったものが有線LAN端子にUSBを挿してしまっていて全然充電されていなかった、というのを私は何回かやっています。それがなくなるのが地味に嬉しかったりします。
USB type C端子はThunderbolt3と言う規格に対応しています。USBケーブルを使ってグラフィックデータのやりとりを外部機器と出来るようにする端子になっていて、ソニーVAIOでは以前、VAIO Zが外付けグラフィック&光学ドライブのドックを用意していたことがありましたが、汎用のGPUエンクロージャを用意することでグラフィック性能の拡張をすることができます。
なお、モバイルノートのVAIO SX14やVAIO A12で採用されているPower Delivery規格には対応していないため、USB type C経由でのPCバッテリーの充電などはできません。バッテリー充電に関しては専用のACアダプターで行うのみとなります。
ACアダプターも第8世代のCore iプロセッサーを利用するため消費電力が増加しており、従来モデルよりも大型化されたものが用意されました。端子の形状は従来タイプと同じモノで新型のACアダプターを従来モデルで使おうと思えば使えてしまうみたいですが、メーカーとしては動作保証はされていません。従来モデルのACアダプターを新型VAIO S15で利用すると出力が足りなくなるので要注意です。
本体側面右側には光学ドライブとUSB type A端子が2つ用意されています。こちらの光学ドライブはDVDマルチとUHD BD対応のBDドライブのどちらかを選択して搭載することになります。
モバイルノートのVAIOで光学ドライブを内蔵しているモデルはなくなっていますので、光学ドライブを内蔵するのはこのVAIO S15のみとなります。昔はソフトウェアのインストールにCD、DVDディスクを読めないと不便でしたが、今はソフトウェアのほとんどがオンラインでダウンロードしてインストールするスタイルになっています。
日常生活で光学ドライブを利用することはとても少ないのですが。。。レンタルCDをリッピングしている方にはこれは必須ですよね。なんだかんだ言ってももっとも安く音楽ライブラリーを増やすことができるのはレンタルCDです。この春はQUEENの映画「ボヘミアン・ラプソディ」にドハマリしていて、音楽CDのアルバムを20枚近く、ほぼ全部をウォークマンにライブラリーしましたがツタヤさんへ4回くらい通ってせっせとリッピングするのにVAIO S15の光学ドライブは大活躍でした。
それ以外の光学ドライブの使い勝手と言うと。。。ネットワークレコーダー「nasne」に録画したテレビ番組の書き出しでしょうか。DVDではできませんが、ブルーレイディスクドライブを選択しておけばネットワーク経由で自宅のnasneで録画した番組をBD-R、BD-REに書き出す事ができます。
4K UHD BDソフトは再生出来ませんでしたがハイビジョン画質のBDソフトなどは再生が可能で、ソニーファンなユーザーさんの光学ドライブの3大使い道といえばこんなところだったかと思います。
そこに、今回の新型VAIO S15では新しい使い道が増えます。4K UHD BDソフトの再生対応です。
4K UHD BDソフトの再生対応は4KディスプレイとBDドライブの内蔵があれば大丈夫、というものではなく、第7世代プロセッサーの搭載や対応GPUの搭載、Intel SGX対応のマザーボードの搭載なども条件になっていて、従来モデルのVAIO S15ではUHD再生ができませんでした。
新型VAIO S15ではこれらの条件をクリアしており、さらにUHD BDソフトの再生に対応した「PowerDVD 14」もプリインストールされていて、4Kディスプレイ搭載モデルを購入すればそれだけでVAIO S15で4K UHD BDソフトの再生ができます。
4月17日発売の映画「ボヘミアン・ラプソディ」の4K UHD BD版も再生が可能。4KブラビアやUHD BDプレーヤーがなくても4K再生がVAIO S15本体だけで可能になります。
なお、説明によると4K HDRでの再生は本体ディスプレイではできないようで、HDCP2.2対応のディスプレイに出力する必要があるそうです。4Kブラビアをお持ちの方はUHD BDプレーヤーを購入しなくてもVAIO S15があればUHD BDプレーヤーになります。
まだ4K再生機器が普及段階にあるので、VAIOで再生ができるという選択肢は面白いかもしれません。
ディスプレイは4K解像度のものが+20,000円で選択可能になっています。選択条件としてプロセッサーがCore i7搭載になっています。Core i7搭載の条件として搭載メモリーが8GBになっている必要もあるため、UHD BD対応のVAIO S15のベースモデル価格は181,800円からとなります。
ちなみにもっとも安い仕様にしたVAIO S15は119,800円~となっています。従来の2017年モデルが89,800円~(現在はキャンペーンで74,800円~)となっているところから、だいぶベースモデル価格が上がっているように見えますが、新型VAIO S15ではCeleronプロセッサーやCore i3プロセッサーの設定がありません。どうやら標準電圧版のHプロセッサーではこうした低スペックのプロセッサーの手配がつかなくなったみたいです。
なお、従来モデルのVAIO S15購入者のオーダースペックを見るとほとんどの方が最上クラスのCore i7プロセッサーを選択しているそうです。Core i5プロセッサーの選択も合わせると大半を占めるそうです。
VAIO S15は2013年の登場当初はもっとも低価格なホームノートという位置づけでしたが、VAIO(株)に移管してデスクトップPCと同じHプロセッサーを搭載した時点から羊の皮を被ったオオカミ状態のPCになっています。4K動画編集やRAW現像のためのPCとして利用される方も多かったということですね。
外観はリーズナブルなホームノートPCながら、利用されるのは動画編集などのもっともパワーを必要とされる用途なわけで、4Kディスプレイの搭載と、パワーのある第8世代プロセッサーの採用を心待ちしていた方は多いと思います。
自分でも新型VAIOノートのベンチマークを取っているのでわかるのですが、第8世代のCore iプロセッサーのパワーはかなりのもので、Turboブーストがかかると4GHzを超えるオーバークロックで動作します。それ以前のVAIO S15のHプロセッサーとほぼ同じくらいのパフォーマンスを出してしまうので、もう4K動画編集とかモバイルノートで充分なんじゃないか?と、思ってしまうくらいなんですが、第8世代のCore i7プロセッサーは6コアにパワーアップ。メーカーさんのベンチマークによると2倍近いパフォーマンスをたたき出すようです。
これは期待できますね。
さて、4Kディスプレイの話に戻りますが、15.6型ディスプレイとかで4K解像度の文字って読めるの!?というところですが、同じ話は14型ディスプレイ搭載のVAIO SX14の時にもしました。
Windows 10の機能として高解像度ディスプレイの時も文字の表示サイズをOSの機能として変更することができます。写真や動画の解像度などは4Kのままで文字のサイズだけ表示倍率を上げて読みやすくて高解像度なソフトウェアの使い方ができます。
//tecstaff.jp/vaio-sx14_review-4k-display.html
画面のプロパティから見た新型VAIO S15 4Kディスプレイ搭載モデルのテキスト表示の推奨倍率は250%になっています。VAIO SX14の時の考察記事で紹介したディスプレイ解像度と表示文字のサイズの関係を表にしたものが下記になります。
VAIO S15 | VAIO SX14 | VAIO S15 | VAIO S13 | VAIO S11 | VAIO Z | |
ディスプレイ サイズ |
15.6型 ワイド |
14型ワイド | 15.5型 ワイド |
13.3型ワイド | 11型ワイド | 13.3型ワイド |
実測サイズ(mm) | 346×195 | 308×173 | 346×195 | 295×165 | 256×144 | 293×165 |
ディスプレイ 解像度 |
3840×2160 | 3840×2160 | 1920×1080 | 1920×1080 | 1920×1080 | 2560×1440 |
1ドットサイズ | 0.090mm | 0.080mm | 0.180mm | 0.153mm | 0.133mm | 0.114mm |
100% 文字サイズ (13ポイント) |
1.17mm | 1.04mm | 2.34mm | 1.99mm | 1.73mm | 1.49mm |
125% 文字サイズ | 1.46mm | 1.30mm | 2.92mm | |||
150% 文字サイズ | 1.75mm | 1.56mm | 2.98mm | 2.60mm | ||
200%文字サイズ | 2.34mm | 2.08mm | 2.97mm | |||
250%文字サイズ | 2.92mm | 2.60mm | ||||
300%文字サイズ | 3.51mm | 3.12mm |
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見かけ上の13ポイントの文字サイズが3mm前後になるようにしているため、これによりVAIO S15 4Kディスプレイの表示文字推奨倍率は250%になります。
オーバーフルHDディスプレイ搭載のVAIO Zを表示倍率100%で使っている方は125%に設定すると同じくらいの文字サイズ。従来モデルのVAIO S15のHDディスプレイで文字表示倍率を100%で使っている方は200%に設定すると違和感なく利用ができると思います。
4K解像度にすると動画編集時のタイムライン表示が圧倒的に増やせます。RAW現像の際もぱっと見でフォーカスが合っているかどうかがわかるのでメリットは大きいです。
当店店頭で展示している4Kディスプレイ搭載のVAIO SX14はすっかり私のRAW現像専用マシンになっています。
それともうひとつ便利なのが4Kブラビアに映像を映すときです。PCデスクトップの複製を出力すると手元のVAIO SX14のディスプレイも4Kブラビアも両方とも4K解像度で表示ができます。
これがHDディスプレイ搭載のPCを使って4Kブラビアに写真表示を4Kでしようとすると、拡張ディスプレイ設定にして、ブラビアの画面で表示操作をしなくてはいけないので非常に面倒だったんです。
4Kディスプレイを搭載することのメリットはUHD BDソフト再生以外でもたくさんありますね。
■スリムホームノート『VAIO S15』の中身の話
さて、ここからは「VAIO S15」の中身の話です。
搭載メモリーですが32GBまで増設できるようになりました。OSが32ビットだった時代には3GBの壁がありましたが、ついにその10倍サイズのメモリーが搭載できるようになりましたね。
そんなに搭載メモリーって必要か?というところですよね。Windows 10になってからOSを起動させているだけで3GBほどのメモリーを使ってしまっているので何をするのにも8GBは必須! 動画編集やRAW現像をするなら16GB搭載を推奨、というのを店頭ではご案内しています。
で、自分が使っているPCでメモリーは本当に足りているのかな?というところですが、目安はタスクマネージャーで確認することができます。
タスクマネージャーは、Windowsのツールバー(一番下にあるバー)で右クリックすると呼び出せます。ここでパフォーマンスタブを開いてメモリーを選択すると、動作している状態のPCのメモリーの使用状況がわかります。ここに「コミット済み」という表示があるのですが、これが現在、必要なメモリー量になります。
私が使っている仕事用のVAIO Zですが、搭載メモリーは8GBなんです。この記事を書いているところで3つのブラウザとメールソフト、フォトショップ、PlayMemoris Homeと他にもTwitterクライアントなども同時に使っているのですが、この状態でメモリーは12.9GB必要なんだそうです。
そう、私の作業用PCはメモリーが足りていないんです。その場合もPCはクラッシュしないようにストレージをメモリー代わりに使うのですが、そのためにストレージに作ってあるスワップファイルのサイズが22.9GBとなっています。スワップファイルを使い始めるとアクセススピードが格段に落ちるためPCのパフォーマンスがかなり下がるんです。確かに文字入力の際にやや遅れて表示があったり変換が遅かったりするんです。(T_T)
搭載メモリーを16GBに増設すれば、またスムーズに動作をするのでメモリー増設をしたいところなんですが、VAIO Zは後からのメモリー増設ができません。このまま使うしかないわけです。
従来モデルのVAIO S15ではメンテナンスフラップが用意されていたので、こういう場合に自分でメモリー増設をすることが出来たのですが、実は新型VAIO S15はこうしたメンテナンスフラップが全てなくなっています。VAIO S15本体の底面を全部バリバリと剥がしてしまえば改造はできるかもしれませんが、こうした内部パーツの載せ替えはメーカーさんの保証対象外になります。
新型VAIO S15のメモリー増設は最初に決めておく必要があります。
現在使っているPCの作業が一番重たい状態を作り出して、そのときに必要なメモリー量であるコミット済みメモリのサイズを見てみて、これが16GBに近い様であれば32GBメモリーを選択した方が良いかもしれませんね。
というか、今時のPCは昔みたいに頻繁なモデルチェンジがありません。ここで購入したPCは5年、10年と使い続ける可能性があります。5年後、10年後のソフトウェアが必要なメモリー量は今よりも絶対に多くなっている様に思えます。32GBメモリーの選択をするかどうかの選択はこういうところになるかと思います。
なお搭載されるDDR4メモリーですが4GBではSingle Channel、8GB以上ではDual Channelで駆動しています。8GB以上にすることを強く推奨します。
ストレージ選択は従来モデル同様、デュアルストレージ仕様になっています。SSDのためのM.2ドライブとHDDのための2.5インチドライブの2つのストレージを用意しており2つとも搭載することも出来るしSSDのみ、HDDのみという仕様にもできます。
内蔵メモリー同様、こちらのストレージも新型VAIO S15では交換ができないので購入時に選択する必要があります。
もっとも一般的な使い方は起動ディスクになるCドライブのSSDにOSとソフトウェアをインストールし、HDDを使うDドライブをデータ保管場所として利用する、という使い方です。
動画編集やRAW現像マシンとして使う様であれば、写真や動画のデータを最初に取り込むところはCドライブにしておき、そのまま編集作業を全てCドライブで行います。作品編集が完了したら、完成した作品ファイルと必要な素材をDドライブに移動して、また編集領域になるCドライブの容量を空けておく、という流れで使います。
一般的な利用方法で写真や音楽データの保存をするためにPCを使う、という方も、Windows の設定でデータの保存場所をすべてDドライブにしておくことで快適に使うことができます。
Windowsの設定画面から「システム」>「ストレージ」>「その他のストレージの設定」>「新しいコンテンツの保存先を変更する」から保存先の指定をDドライブに変更してしまえばOKです。
これで自動で取り込まれる音楽データや写真、ビデオデータがDドライブのHDDに設定されます。
これで「アクセスは高速だけど高価で小容量」なSSDと「アクセスは遅いけど安価で大容量」なHDDのいいとこ取りで使うことができます。
外付けHDDにデータを逃がす&バックアップをするというのも手ですが、いちいちHDDをUSB接続するのも取り回しが面倒ですからね。1TBのHDDがあると1年に一度くらいの外付けHDDバックアップで済みます。(私の場合)
撮影するデータ量にもよりますが、あとからの増設ができないのでストレージも予算の許す限り搭載したいところですね。
その他、キーボード&パームレストも変わりました。写真右が新型VAIO S15のものになりますがアルミの1枚パネルにすることで剛性を向上させています。
キーボードユニットの裏にもパネルを配置しており、これでサンドイッチする形で剛性をアップ。
こうしたキーボードの打感などは単品のパーツだけでは分からなくて、こうして実際に組み上げてみないとわからないそうです。こうして構造が複雑になるにつれ、チューニングも大変になっていくんでしょうね。
ベースモデルがソニーVAIOのFit 15Eだったものを部分的にチューニングして使い勝手を向上させてきましたが、いよいよ、これでVAIO(株)クオリティのVAIO S15になった感じがします。
■Thunderbolt 3を使った外部GPUのパワー
さて、こちらも新型VAIO S15の目玉機能です。Thunderbolt 3 ポートを搭載し、グラフィックボードを内蔵したGPU BoxをUSB type Cに接続する事でVAIO S15のグラフィック性能をアップさせることができます。
デモで見させてもらったGPU BoxはGIGABYTE製のAORUS RTX 2070 ゲーミングボックスです。こちらでPCソフトの「エースコンバット7」のプレイなどを見せてもらいました。
ちなみにGPU Boxってどんなものなの?というところですが、これはデスクトップPC用のグラフィックボードをノートPCで使える様にするための製品で、基本は電源を搭載したGPU Boxのケースを購入して、それに自分でグラフィックボードを挿して作り上げる、というものなんだそうです。
価格はグラフィックボードの性能によるのですが、大体の目安で10万円くらいで用意ができるそうです。
上記のGIGABYTE製のGPU Boxは製品として用意されている物で、やはり10万円ちょっとで販売されています。中を見ると半分は電源部分で、グラフィックボードを挟んで反対側には巨大なファンがついている、という内容です。
VAIO S15との接続はUSB type Cケーブル1本でつながるのみ。
デバイスマネージャーを開くとディスプレイアダプターとして「NVIDIA GeForce RTX 2070」が見られます。
VAIO(株)の方で測定したところ3Dベンチで最高3.9倍のパフォーマンスをたたき出すとのこと。
CINEBENCHを使ったベンチマークをGPU Boxのありとなしで測定した結果がこちらです。フレームレートで実に2倍近いパフォーマンスを出していることがわかります。(テスト環境は4Kディスプレイではなく2K HDディスプレイ搭載のモデルでした)
なるほど、こういう世界があるんですね。
そういえば、以前、店頭で「アートディンク A列車で行こう9 」のゲームソフトをお持ち込みくださったお客様がいらして、一緒にVAIOから4Kブラビアに表示させて4Kでゲーム映像を表示して遊んだ事があるんですが、かなりカクカクした表示になっていました。だいぶ昔の話なんですがVAIO S15+GPU Boxでプレイしたらグリグリ動くのかもしれませんね。
■VAIO S15のオーナーメードレポート
かなり話が長くなってきてしまいました。ここでソニーストアサイトで販売される新型VAIO S15のオーナーメード内容をご案内していきたいと思います。
ベースモデルは119,800円~となっています。先代のVAIO S15(2017年モデル)が89,800円~(現在はキャンペーンにより74,800円~)に設定されていますので、かなりの価格差に見えますが新型VAIO S15(2019年モデル)はプロセッサーの設定が最低スペックでもCore i5からとなっています。2017年モデルのCore i5搭載モデルの最安設定が99,800円~となるので、同程度のスペックで比較すると+20,000円ほどとなっています。この価格差が最新のマザーボードや新デザインの本体代というところでしょうか。
一番の目玉である4Kディスプレイを搭載するためにはCore i7プロセッサーと8GBメモリーの搭載が条件となります。4Kディスプレイ搭載のVAIO S15の最低スペックでは181,800円~となります。
当店ではデジタル一眼カメラ”α”や、サイバーショット、アクションカムなどで撮影した4K動画の編集用のPCとして「VAIO S15」シリーズを店頭で猛プッシュしてきましたが、その際によく言われていたのが「ディスプレイが4Kだったらなぁ」という一言。私も本当にそれは思っていたのですが、これで4Kディスプレイでの編集が出来るし、市販の4K UHD BDソフトの再生も出来るし、4K時代のPCにいよいよ乗り換えられる感があります。
181,800円スタートで、どれくらいの価格になるものか試してみたいと思います。
パーソナル使用であればOSは Windows 10 Home Editionで良いかと思います。ボディカラーはシルバーとブラックの2色から選択ができます。
ソニーストアさんにうかがうと圧倒的に人気があるのはブラックカラーなんだそうですが、個人的には指紋跡が目立つブラックよりはシルバーボディの方が好きなんです。店頭展示していると拭き取りの手間も省けます。今回の店頭展示機種もシルバーカラーにさせていただきました。
4Kディスプレイ搭載のため、Core i7搭載とメモリー8GB搭載になります。これだと本当に4K表示のための最低限スペックになるので16GBメモリーに増設して205,800円。今後を考えると32GBメモリーにしておくというのもアリで、価格差は+32,000円です。
このPCは壊れるまで使うぜ!ということであれば、もしかして10年くらい使うことになる可能性もあるので、それだったら32GB搭載しちゃいますかね。
デュアルストレージのSSDとHDDですが、2017年モデルであれば、最低HDDだけ搭載のモデルにしておいて、あとからSSDを追加搭載。。。とかしてPC乗り換えの初期費用節約が出来たのですが、今回は最初に一発で購入する必要があります。とにかく快適な操作を優先して第三世代ハイスピードSSDの256GBを選びたいところ。
動画編集をするなら512GBにしておくと、編集素材をある程度貯めておけます。256GBだと撮ってきたらすぐに編集してSSDの容量を空けないといけないことにかなり追われる感じです。512GBだと、かなり楽ができる印象。1TBあれば余裕なんですがここの価格差はかなりでかいですね。256GBから見ると+85,000円です。
予算があれば行きたいところですが。。。購入コストを抑えるときの一番の項目がここのSSD選択になります。
DドライブのHDD選択は1TBのHDDとハイブリッドHDDで悩むところ。データドライブにするなら頻繁にアクセスすることはないのでハイブリッドHDDにする必要もないのですが、1TB HDDとの差額はたったの2,000円しかないんですよね。データドライブへのアクセスが多そうな場合はハイブリッドHDDの1TBにしておくのもありかも。
光学ドライブはDVDスーパーマルチか、4K UHD BD対応ドライブの選択です。4K UHD BDソフトの再生をVAIOで出来るってすごーい! 店頭展示モデルのVAIO S15がやってきたらすぐにUHD BDソフトの再生を試してみます! ミニマムサイズの4KシアターがVAIO S15の1台だけで完成です!
ソニーストアならではの長期保証サービスですが、つい先日までは他にサポートメニューがいろいろ用意されていて、故障時の代替え機貸し出しなどのオプションもあったのですが、現在はそれらのサービス受付が終了しており、シンプルに3年ワイドをつけるかどうかになっています。
VAIOの修理は高額になりがちなので、3年ワイドは必須! My Sony 会員の方で3年ワイド無料クーポンをお持ちの方はクーポンの使いどころです。クーポンをお持ちでない方も当店店頭からオーダーしていただければ3,000円オフの5,000円でワイド保証をつけることができます。
ワイド保証にしておけば誤ってキーボードに水をかけてしまったときも、持ち歩いているときに落下破損させたときも無料で修理ができます。ソニーストアならではのサービスです。
ということで、PCの3大要素、プロセッサー、メモリー、ストレージの選択を予算に合わせてしていくわけですが、4KディスプレイとUHD BD再生対応ドライブの搭載を前提として選んでみたのがこちらです。
Core i7+16GBメモリ+SSD256GB+HDD1TBで245,800円です。現時点でVEGAS Proなどを使って4K動画編集をするのであれば、これだけのスペックがあれば充分。SSDが256GBだと、ちょっとせわしないかもしれませんが、数本の作品を同時進行で編集することはできると思います。
Core i7+32GBメモリ+SSD512GB+HDD1TBにすると312,800円になります。将来性を見越すとこれくらいにはしたいところです。なんせ、メモリーもストレージもあとから増設ができないですからね。これだったら5年くらいは、陳腐化せずに使い続けられるかなー。
フルスイングのSSD 1TB搭載をすると362,800円になります。価格的ダメージが1TBのSSDはでかいのですが、これだったらCドライブの運用がかなり楽になるでしょうねー。ゆとりがあるなら選びたいところです。
これに加えてMicrosoft Officeなどを付け足していくのですが、Officeも今やオンライン前提であれば無料で使える様になっています。
☆マイクロソフト「Office Online」公式ホームページはこちらから
自宅に置きっぱなしで使う様であればオフライン状態になることもないと思います。メインでの業務に使うのでは無く、たまに仕事を持ち帰って閲覧中心で使うOfficeということであればOffice Onlineで利用するのも手かもしれません。
これで安くなった分をVAIO S15のハードウェアスペックに振り当てるというのはいかがでしょうか?
当店ではシルバーカラーのCore i7+32GBメモリー+SSD 512GB+ハイブリッドHDD 1TB仕様の新型VAIO S15を店頭展示予定です。こちらのモデルを使って4K動画編集セミナーを今後も開催したいと思います。
■キャンペーンでVAIO S15が5%OFF!
★ソニーストア 新VAIO S15発売記念VAIO株式会社主催アンケートキャンペーン
昨年秋に発売されたVAIO A12からおなじみになりましたが今回もソニーストアでは発表と同時に割引きキャンペーンを発表しています。VAIO株式会社主催のモニターアンケートにお答えいただいた方に、ソニーストアで新VAIO S15を購入の際に利用できる5%OFFクーポンがプレゼントされます。
アンケートは購入後にお答えいただく形でも大丈夫です。
こうした割引クーポンは頻繁に行っている様に見えるかもしれませんが、VAIO A12のときもVAIO SX14のときも、新発売の際のたった1回しか行っていません。今のところ新発売当時に割引きクーポンを使って購入した方が一番オトク、という状態が続いています。
ソニーVAIOを今も使い続けている方もいらっしゃるかと思いますが、来年の1月、2020年1月14日にはWindows 7 OSの延長サポートが終了します。
☆マイクロソフト公式ホームページ「2020 年 1 月 14 日に Windows 7 のサポートが終了します」
まだ使えるから、と、Windows 7搭載のVAIOをお使いの方もこの機会にVAIOの乗り換えを検討されることをオススメします。
東京、新橋にある当店テックスタッフでは、店頭にてソニー製品のご購入相談を頂いた方へ様々な特典をご用意しております。特典内容は上記リンクからご覧いただけます。
時期によって特典内容も変わってきますので、購入相談などお気軽に申し付けください。また、VAIOのオーナーメード内容についてのご相談も承ります。スペックがよく分からなくて、という方もお気軽にご相談ください。
また「ご家族の方が使うための安価なホームノートPC」としてのVAIO S15をお買い求めになる方は、2017年モデルのVAIO S15がオススメです。2017年モデルのVAIO S15は2019年モデルの販売開始とともに間もなく販売が終了します。スペックが自由に選べるうちにご購入ください。こちらは週末土曜日には店頭にて1万円オフのクーポンをプレゼントできますので、2017年モデルのご購入相談も当店店頭までどうぞ。
パーソナルコンピューター VAIO S15 VJS1531 |
ソニーストア価格: 119,800円~+税 |
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発売日 | 2019年4月19日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証サービス | 3年ワイド:8,000円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ VAIO S15発売記念 5%OFFキャンペーン(~5/24) |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
3年ワイド3,000円オフクーポンプレゼント テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
パーソナルコンピューター VAIO S15 VJS1531 |
ソニーストア価格: 181,800円~+税 |
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発売日 | 2019年4月19日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証サービス | 3年ワイド:8,000円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ VAIO S15発売記念 5%OFFキャンペーン(~5/24) |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
3年ワイド3,000円オフクーポンプレゼント テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
☆当店blog 当店店頭オーダーなら最大18,000円オトク! VAIO週末限定SALE開催
★ソニーストア VAIO 学割キャンペーン のご案内はこちらから
【VAIO S15シリーズの2017年モデルはこちらから】
パーソナルコンピューターVAIO (VAIO株式会社製) VAIO S15 VJS1521 (2017年モデル) |
ソニーストア価格: 74,800 円+税~ |
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発売日 | 2017年9月29日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 3年ワイド:7,000円+税 3年ベーシック:無償 | |||
ソニーストア 購入特典 | ソニー提携カード決済で3%オフ VAIO フレッシュキャンペーン(~4/26) |
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テックスタッフ 店頭購入特典 | 店頭にてお試し頂けます。 テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
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☆当店blog 2017.10.3「持ち歩くデスクトップマシン『VAIO S15』開梱レポート」
☆当店blog 2017.9.21「VAIO 2017年モデルが登場! 天面カーボン採用やLTE搭載モデルの増加も!」
☆当店blog 16.9.5「4K動画編集に最適『VAIO S15』のSSD&HDD換装レポート」
【レビュー】最強モバイルノートPC『VAIO SX14-R』勝色特別仕様 実機レポート
VAIOのモバイルPCに最上級モデルが発表&発売になっています。遅くなりましたが実機をお借りすることができたので、実際に新機能や、その性能を試してみました。 当店なりの実機レポートをお届けしたいと思います。
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人気のVAIO本体をお得に購入できるチャンス到来! 『VAIO 24秋冬ご購入サポート13%OFFキャンペーン』開始
ソニーストアにて人気のVAIO本体を13%OFFの価格で購入できる「VAIO 24秋冬ご購入サポート13%OFFキャンペーン」が12月19日10時までの期間限定でスタートしました。 対象モデルはVAIO SX14 / V […]
組み合わせ次第で7万円近くの割引も! VAIO パーツがお得に購入できる『アップグレード キャンペーン』は10月1日まで!
ソニーストアで開催中のVAIO パーツがお得に購入できる『アップグレード キャンペーン』が10月1日10時で終了となります。 対象モデルはVAIO SX14 / VAIO SX12 / VAIO S13 / VAIO F […]
ノートパソコン『VAIO F16』『VAIO F14』でプロセッサー・メモリー・SSDの一部組み合わせが9月6日(金)10時に販売終了へ
ノートパソコン『VAIO F16 』『 VAIO F14』の一部パーツの組み合せが9月6日(金)10時で販売が終了になることが分かりました。 現在開催中のカスタマイズパーツがお得に購入できる『パーツアップグレードキャンペ […]
【10日間の限定開催】ノリタケ製オリジナルマグカップが当たる! 『VAIO 10th Anniversaryフォロー&リポストキャンペーン』開始! 8月11日まで!
VAIOの設立10周年を記念し、「#あなたと進化するVAIO 10th Anniversaryフォロー&リポストキャンペーン」が8月2日より開催中です。 VAIO公式X(旧Twitter)アカウント(@PressVaio […]
組み合わせ次第で7万円近くの割引も! VAIO パーツがお得に購入できる『アップグレード キャンペーン』開始! 自分に合わせたVAIOを作るなら今!
ソニーストアにて8月1日~10月1日10時までの期間限定でVAIO パーツがお得に購入できる『アップグレード キャンペーン』がスタートしました。 対象モデルはVAIO SX14 / VAIO SX12 / VAIO S1 […]
【締切間近】VAIO SX14 / SX12 、VAIO S13、VAIO F16 / F14が10%OFF! 『VAIO 2024夏 10%OFFキャンペーン』は8月1日10時まで!
ソニーストアにて人気のVAIO本体を10%OFFの価格で購入できる「VAIO 2024夏 10%OFFキャンペーン」が8月1日10時で終了となります。 対象モデルはVAIO SX14 / VAIO SX12 / VAIO […]