【レビュー】デジタル一眼”α6500″展示レポート
5軸手振れ補正内蔵、タッチパネル搭載のAPS-Cセンサー搭載デジタル一眼カメラ”α6500″が先週末よりソニーショールーム/ソニーストア銀座にて発売前先行展示を行っています。
実機の様子を当店でも取材させてもらってきました。
☆ソニーストア「新商品 発売前先行展示について」のご案内はこちらから
こんにちは、店員佐藤です。
当初、11月26日(土)より展示開始予定だった”α6500″なんですが、予定よりも1週間早く展示がスタートしています。週末は相当な人が見学しにお越しになっていると思うのですが、時間をずらして当店では平日に拝見させてもらいに行ってきました。
☆当店blog 16.11.12「銀座ソニービルにて『It’s a Sony 展』開幕」
なお、その前に銀座ソニービルにも立ち寄って「It’s a Sony展」で販売されているラバーストラップをガチャガチャしに行ってきたんですが初日とはルールが変わっていてお一人様1日1回制限になっていました。
あらら、初日に7個ほどいただいてきたのですが、その後も毎日完売してしまっているそうで、こういう制限が入るようになったみたいですね。ソニーショールームへお邪魔するときは必ずこちらにも立ち寄って1回ガチャガチャをしてこないといけません。
その後、銀座PLACEへ移動して”α6500″の見学です。展示されているのは1台のみですが、仕様としては最終版になっているようで撮影データの持ち帰りも可能です。交換レンズはリクエストすればなんでもあわさせてくれると思いますが、展示テーブルに用意されているのは、もっとも4D Focusの効果がわかりやすそうなSEL70300Gが並んでいました。
装着されている標準ズームレンズは「SEL1670Z」です。そうそう、”α6000″もそうですがこのカールツァイスレンズが一番相性良いですよね。
この組み合わせは鉄板だと思います。
さて、”α6500″ですが先行モデルの”α6300″との比較が気になるところ。5軸手振れ補正の搭載、タッチパネル機能搭載など、大きな進歩があるモデルですが仕様の違いをピックアップすると下記の通りとなります。
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発売日 | 2016年12月2日 | 2016年3月11日 |
ストア価格 | 149,880円 | 124,880円 |
カメラ有効画素 | 2420万画素 | 2420万画素 |
アンチダスト機能 | 帯電防止コートとイメージセンサーシフト駆動の併用 | 帯電防止コートおよび超音波振動によるアンチダスト機能 |
アンチダスト作動 | クリーニングモード実行時 | 電源OFF時 |
スロー & クイックモーション撮影 | 1920×1080 60P/30P/24P |
× |
ハイフレームレート撮影 | × | 1920×1080 30P/24P |
AWB時の優先設定 | ●(標準/雰囲気優先/ホワイト優先) | × |
測光モード | マルチ測光、中央重点測光、スポット測光(標準/大)、画面全体平均測光、ハイライト重点測光 | マルチ測光、中央重点測光、スポット測光 |
タッチフォーカス | ●(液晶モニタ使用時、ファインダー使用時に使用可) | × |
手振れ補正機能 | イメージセンサーシフト方式5軸補正 | 交換レンズ側対応 |
補正効果 | 5.0段(CIPA規格準拠。ピッチ/ヨー方向、Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA装着時、長秒時ノイズリダクションオフ時) | × |
静止画撮影可能枚数 (液晶モニター使用時) |
約350枚 | 約400枚 |
連続動画撮影時 | 約105分 | 約115分 |
撮影時質量 | 約453g | 約404g |
本体のみ質量 | 約410g | 約361g |
外形寸法 | 120.0(幅) x 66.9(高さ) x 53.3 (奥行き)mm |
120.0(幅) x 66.9(高さ) x 48.8 (奥行き)mm |
仕様表からはわからないポイントを今回は探してみようと思うのですが、まずは外形寸法の奥行きの4.5mmの違いから。
えーと、ボディの厚みはどうやら違いはなさそうに見えます。ボディの厚みよりもグリップの厚みで外形寸法が違っているみたいですね。
写真左奥が”α6300″で右手前が”α6500″になります。「C1」ボタンがシャッターボタンのあるグリップ天面にあったものがボディ側天面に移り「C2」ボタンも追加されているにも関わらずグリップ天面がこうしてみると広くなっているのがわかります。
また、これも”α6000″や”α6300″ユーザーさんからすると違いが分かる点。グリップ部は特に膨らみはなかったはずなのに”α6500″では、深いグリップになっています。
なるほど、こういうところで外形寸法が変わっているんですね。
ファインダーのアイカップも変更になっています。従来は左右2カ所のツメで止まっていたため、ひっかけるとすぐに外れてしまっていたのですが、上方向にスライドさせてレールからはずす形での装着つけはずしになります。
かなり取り外しにくくなっています。また、アイカップ自体も柔らかくなっていてパーツは完全に”α6300″とは別物。
左が”α6300″のアイカップで右が”α6500″のアイカップになります。互換性はありませんのでご注意を。
さて、メニュー画面をのぞきながら新機能を探ってみたいと思います。UIは”α99 II”同様で新しいメニューのものになっています。タブに色がついているのと、カメラとギアマークだったものがカメラ1とカメラ2の2枚のタブになっていて、主に静止画と動画の設定メニューで分けられています。
シャッター音を完全に消すことができる「サイレント撮影」機能も搭載しているのですが、これはなぜかカメラ2のタブの中に設定項目があります。むむむ、静止画と動画の区分けではないのかも。
これも”α99 II”譲り、”α6300″にはない機能です。スマートフォンとBluetooth接続してGPS情報を受け取るという機能。
“α99 II”の時はショールームのXperia Z2 Tabletと紐付けられていたので自分のスマートフォンで試すことができなかったのですが、”α6500″はまだペアリングされていないようです。
持ち込んだ自分のスマートフォンで試してみました。というのも、ショールームのXperia Z2 TabletはWi-Fi専用モデルで位置情報をつかんでいなかったものでカメラ側にもGPSをロストしているという画面しか出ていなかったんです。
自分のスマートフォンなら位置情報をしっかりと持っているし、通信もできるし、実際のGPSの動作が見られるかも、と、いうことで実際につないでみました。”α6500″をペアリングモードにしてからスマートフォンからBluetoothを接続しに行きます。接続自体はうまくいったのですが。。。
それでもマップアイコンはGPSをロストしたまま。自動時刻調整も働きません。
どうやら屋外でスマートフォン経由でGPS機能だけを使っているみたいで、大体の位置情報とかでは受け取らないみたいですね。
なんとなく納得しました。製品版実機を手にしたら、再度試してみます。
“α6500″の目玉機能のひとつがタッチパネルです。設定項目が上記の3つあります。
「タッチパネル」と「タッチパッド」ってなんだっけ?というところですが、これは液晶画面をモニターにしているときの状態を「タッチパネル」として、ファインダー使って液晶画面が真っ暗の状態で操作するときは「タッチパッド」という名称になるんです。
ファインダーでのぞいているときは画面が真っ暗になりますが、右手で液晶モニターをさわることでスポットAFの移動などが指だけで行えます。
タッチパネル状態のときは画面上のAFポイントを直接指でタップすれば良いのですが、タッチパッド操作の場合はWindows PCのタッチパッドみたいな感じで何回かスワイプすることでカーソルを数回にわけて移動させていく感じでAFポイントを作ります。
タッチパッドの操作エリアはそういう意味では画面全体にしても画面の右1/4くらいしか使わないしどれに設定していても良いかも。
左目でのぞく人だと鼻があたって。。。ということなんでしょうけど、そんなに感度は敏感ではない感じがします。あと、ファインダーは右目でのぞくようにした方が便利です。私も利き目は左だったんですが半年くらいかけて意識して右目に直しました。
その他、プレミアムオート画像抽出なんていう項目があります。
あれ? こんな機能あったっけ?というところですが、帰ってきて調べてみたら”α6300″にもありました。「オートモード」設定がカメラタブの中にあり「プレミアムオート画像抽出」がギアマークタブにあり、離れて設定項目があったので気にならなかったのですが、こうして静止画メニューの中にまとめられると気づきやすいですね。
ちなみに、この機能は複数枚の撮影をして1枚の画像を作ることがある「プレミアムオート」時に働く機能で「プレミアムオート画像抽出 オート」にしておくと複数枚からの合成画像を1枚だけ記録。「プレミアムオート画像抽出 切り」にすると撮影した複数枚の画像をすべて記録するという機能だそうです。
使った事がありませんでしたが、これでまたひとつ賢くなりました。
「自動電源OFF温度」という項目もありました。「標準」と「高い」が選択できます。
高い温度に設定すると上記のメッセージが表示されます。これは別の機会にうかがったことがあるんですが、動画撮影時などで本体の温度が上がると加熱防止のため電源をシャットオフにすることがあるんですが、これはカメラ本体の機材を守るという意味よりも本体温度が高くなり人間の手が低温やけどみたいになることを防ぐため、なんだそうです。
で、動画撮影時などですと手で持っているよりも三脚撮影をすることの方が多いわけで、三脚撮影時であれば多少温度が上がっても問題は起きにくいわけです。三脚を使った撮影をする場合などはこの機能を知っておくと便利かも。
手振れ補正機能を試すために、レンズ内手振れ補正機能を搭載していない「SEL24F18Z」も持ってきているのですが、それはまた今度別の機会に試したいと思います。
動作状態を動画でも撮影してきたものが何シーンかあるので、そちらも紹介します。
フレキシブルスポットAFによるタッチパネル操作の様子です。これ以外にもワイドエリアや、オートモード設定の時にもタッチフォーカスはすぐに使える様になります。
超楽ちんです。これからの”α”はみんなコレにしていきましょう!>ソニーさん!
連写撮影ですが”α6300″同様「Hi+」で秒11コマ。「Hi」が秒8コマ。そしてライブビュー表示で遅延が発生しないのが「Hi」までとなります。ここでは「Hi+」と「Hi」の比較をしています。
わざとカメラを左右に振っていますが、それで遅延の様子がわかると思います。
AFが追従してきていませんがこれはAFモードを「AF-S」にしてしまっているためです。「AF-C」にすれば被写体追従するんですが、私が設定を失敗していました。すみません。
なお、JPEG Fine記録で300枚までの連写が可能な大量なバッファを搭載した”α6500″なんですがJEPG+RAWだとどれくらいの連写ができるのか、秒8コマの連写で試してきています。画像をみると95枚くらいまでいけてそうです。
それと”α6300″にはなかった「スロー&クイックモーション撮影」は、動画の撮影モード変更から行います。RX100M4に搭載されているハイフレームレート撮影と違っていくらでも撮影が可能なスローモーション撮影。
また、タイムラプスアプリをインストールしなくても秒1コマ撮影のクイックモーション撮影がアプリ無しで撮影できるとのことで、これも実機が来たら試してみたいですね。
以上、ソニーショールーム/ソニーストア銀座の”α6500″展示レポートでした。
手ぶれ補正機能とか試していませんが、それはSAL70400G2をLA-EA3経由で装着して試してみたいところ。当店でも実機店頭展示を行いますので、そのときに試してみようと思います。
そして、ここからは当店からのお知らせです
・カメラ座布団プレゼント
※デジタル一眼”α6000″をお買い上げの方にカメラ座布団をプレゼント!バッグにしまう際のちょっとした仕切りやレンズ交換時のレンズ置き場などにご利用いただけます。
“α6000″シリーズを当店店頭でお買い上げのお客様にはカメラ座布団をプレゼントしているほか、11月30日まではオータムフェアとして店頭購入特典付きでお得なお買い物が可能です。開店3周年記念品のプレゼントも継続中です。
店頭購入特典ですが、WEBにて当店経由でご購入後、店頭までお越しいただければカメラ座ぶとん、開店3周年記念品をプレゼントできます。α6500をご購入後、是非当店店頭まで遊びにお越しください。
デジタル一眼カメラ α6500 ボディのみ ILCE-6500 |
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ストア価格:149,880円+税 | |
ソニーストア長期保証選択 ・5年ワイド:15,000円+税 ・3年ワイド:無償 |
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メーカー商品情報ページはこちら | |
発売日:2016年12月2日 | |
ソニーストア購入特典: 送料無料 提携カード決済で3%オフ 3年ワイド無償 |
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テックスタッフ店頭購入特典: 10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 カメラざぶとんプレゼント オータムフェア購入特典プレゼント 開店3周年記念品プレゼント |
☆当店blog 16.11.2「ソニーストア新サービス『αフォトライフサポートプレミアム』を発表」
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