【レビュー】今こそ乗り換えるべき!『VAIO SX14』ニューモデル発表 実機レポート
VAIOのハイエンドモバイルノート「VAIO SX14」が本日モデルチェンジ。「VJS1471」として、SX14シリーズの第7世代モデルが発表になりました。
実機の様子をご案内します。
こんにちは、店員佐藤です。
ご存じの方も多いと思いますがWindows 10のサポート期間が10月14日で終了します。多くの方はすでにWindows 11に乗り換えられていると思うのですが、Windows 11はCore i プロセッサー第8世代以降のモデルでないとインストールができない、という制限があったためアップグレードできなかったPCをお使いの方は、今もWindows 10のままでお使いになっている方がいらっしゃるかも。
大体の目安ですがVAIOノートは2018年発売のモデルから第8世代プロセッサーの搭載がはじまっているので2017年以前に購入されたPCをお使いの方はWindows 10のままでお使いになっているのでは? その前後に購入された方で、まだWindows 11にアップグレードされていない、という方はOSのアップグレードを。対応していないモデルをお使いの方はPCの買い換えを検討する必要があるかと思います。
Windows 10のサポート期間が終了してもPC自体は使えますし、Windowsも動作するのですが、10月14日以降に発見された脆弱性などには対応がされないため、セキュリティリスクが高くなるのとマルウェアやウイルス、ハッキング被害の可能性が高くなります。信頼のおけないPCになってしまいますので要注意です。
そんなタイミングで発売になる「VAIO SX14」の最新モデルなんですがどんなモデルになるのか紹介します。
VAIOノートの現在のラインナップは上記の様になっています。クラス別にスタンダード、アドバンスト、ハイエンドに分けられていて、PC本体の高性能化、軽量化がはかられているのがハイエンドモデルになります。「VAIO SX14」はハイエンドに位置する、シリーズ最高峰モデルという位置づけだったのですが、昨年「VAIO SX14-R」というスペシャルモデルが登場し、現在は「VAIO SX14-R」がフラッグシップモデルとなっています。
一番大きな違いがプロセッサーでSX14-RはAI機能も搭載した「Core Ultra プロセッサー」を搭載。SX14 、SX12はCoreプロセッサー搭載となっていて、従来の第13世代Core i プロセッサー相当のプロセッサーを採用しています。
Core Ultra プロセッサー | Core プロセッサー | |
アーキテクチャ設計 | Meteor Lake, Lunar Lake, Arrow Lake 等を採用。モジュール設計(タイル/マルチダイ)で、性能コア(P-core)+効率コア(E-core)に加えて低消費電力 E-core(LP E-core)などを含むハイブリッド構造。 | 既存のハイブリッド構造(P+E コア)を持つものの、モジュール設計や LP E-core のようなさらに細かい効率重視コアの構成は Ultra の方が進んでいる。 |
AI 機能/NPU の内蔵 | コア Ultra には NPU(Neural Processing Unit)と呼ばれる AI 処理専用または AI 加速用ユニットが搭載されており、機械学習、AI 画像処理、音声、その他推論タスクを効率良く処理可能。 | 従来の Core シリーズでは、AI 加速用 NPU の搭載は基本的に無く、CPU + GPU +ソフトウェアベースでの処理が中心。AI 推論などは専用アクセラレータやクラウド利用、別のハードウェアに依存することが多い。 |
グラフィックス 統合性能(iGPU) |
Ultra は統合グラフィックスに Intel Arc 系(Xe-系グラフィックスやそれに準じる強化された GPU)を採用しており、従来の UHD/Xe-LP 等よりも GPU パフォーマンスが強化。 | 従来 Core シリーズは、CPU コア性能が主で、統合 GPU(iGPU)は比較的軽めの作業(動画再生、Web、一般業務)には十分だが、重いグラフィックスや AI/推論処理においては Ultra に比べやや性能が劣ることが多い。 |
消費電力/効率 | Ultra は電力効率を重視して設計されており、スマートな電力管理、より低消費電力での動作領域を持つ。モバイル用途やバッテリー駆動時間の延長を意図している。 | 従来の Core シリーズも改善を重ねてきているが、特に高性能モデルでは電力消費が大きくなることがあり、バッテリーや発熱/冷却設計の制約が Ultra ほど柔軟でない場合がある。 |
世代/名称・ ブランディング |
Ultra は「Core Ultra 5/7/9 シリーズ」などの命名で、通常の「Core(3/5/7 etc.)」とはサブブランドとして区別されている。Intel も Ultra を “AI PC” 向け高機能モデルとして位置づけ。 |
従来「Core i5 / i7 / i9」などで呼ばれてきたもので、Ultra 登場前はこれがメインのブランド。命名規則などにも従来通りの世代(例:14世代とか)が使われてきた。 |
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直近に「VAIO SX14-R」を購入くださったお客様が一番気にされるところが、このプロセッサーのところになるのですが、当店のお客様で写真現像や動画編集に重きを置いて、モバイルノートを購入される方は「VAIO SX14-R」で満足されるかと思います。(^^)
VAIO SX14はそこまでつきつめたフラッグシップモデルではなくても、快適なビジネスPCとして使用することを考えられたPCになります。搭載されるプロセッサーはVAIO Fシリーズ 、VAIO Sシリーズでも採用されているインテル Core Uプロセッサーで超低電圧版になります。
進化ポイントとSX14-Rとの違いをまとめたモノがこちらになります。
新型 VAIO SX14 VJS1471 |
旧型 VAIO SX14 VJS1461 |
VAIO SX14-R VJS4R1 |
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プロセッサー | インテル Core プロセッサー搭載 |
インテル Core i 第13世代 プロセッサー搭載 |
インテル Core Ultra プロセッサー搭載 |
オンライン会議体験の強化 | 小声、プライバシーモード、会議室モード追加 | 小声、プライバシーモード、会議室モード追加 | |
Copilotキー | 搭載 | ✕ | 搭載 |
オンライン会話設定キー | 搭載 | ✕ | 搭載 |
5G SIM 対応 | nanoSIM + eSIM デュアル | nanoSIM | nanoSIM |
ACアダプター | プラグ収納式ACアダプター | Type C ACアダプター | プラグ収納式ACアダプター |
ストレージ | Standard Gen4 Only | Standard Gen3/4 | Standard Gen5 Only |
Wi-Fi | Wi- Fi 6E | Wi- Fi 6E | Wi- Fi 7 |
マイク | 2 | 2 | 3 |
最軽量構成時重量 | 1046g | 1046g | 999g |
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新型VAIO SX14の新しいトピックスとしてはeSIM対応になりデュアルSIMでの通信ができるようになったことが挙げられます。VAIOではデュアルSIM対応は初になるかと思うのですが、メイン回線のSIMの他に、povo 2.0をeSIMで入れておけば通信状態の厳しいときにだけ、povo 2.0を短期契約してau回線を使うなどのことが可能になります。
出先でPCを使われる機会が多い方には朗報ですね。
ACアダプターは「VAIO SX14-R」で採用された同じモノが付属するようになります。ACプラグ部分が折りたためるようになっていて、よりコンパクトなサイズで持ち歩きができるようになります。突起がないだけ、カバンの中で別のものに傷を付ける恐れがなくなります。こういうの大事。
写真はVAIO F16付属のACアダプターになりますが、Type Cのプラグ部分にはテーパーといって角度がついています。先端に向かって絞られていく形状でこれもケーブルを抜く時に掴みやすくなります。
CopilotキーというのはAltボタンとCtrlボタンの間にある見慣れないマークのあるボタンのことを言います。以前はメニューキー(アプリケーションキー)があった場所なんですが、これがCopilotボタンになっていて、マイクロソフトのAI機能を呼び出すことができます。
私もまだ慣れていませんがChatGPTやGoogleのGeminiを検索などで使い始めているところ。マイクロソフトの「Copilot」もそれらと同様の機能でAIアシスタントを呼び出して、音声やキー入力で質問したりして使います。Microsoft OfficeにもCopilot機能が搭載されていますが、あれとは別でOSについている「Copilot」は主に音声での検索や質問、相談などに対応する機能になっています。
まだお使いになっていないという方はVAIO SX14の「Copilot」でAIデビューです。口語で話しかけると答えが返ってきます。
画像生成でイラストを出力してもらうことなどもできます。使い方を知ると便利です。
ちなみにこのblogエントリーにあった、プロセッサーの比較表はChatGPTで書き出してもらっています。AIを使うと調べる時間などをぐっと短縮できますね。
オンライン会話キーはFnキーで割り当てられていて、これでカメラとマイクを一発でセッティングすることができます。会議などで全員の声を拾いたいのか、カフェでの会議で周りの音を入れずに自分の声だけを入れたくて、さらに小声を拾ってもらうように、ということができます。
コロナ禍のあった2020年以降、VAIOは会議ツールとしての進化が一気に行われていて、今回のモデルでもまだ機能進化をしているところです。
SSDのストレージは前回モデルで「ハイスピードタイプ」となっていたものが第4世代のメモリーなんですが、新型はすべてGen4のハイスピードタイプになっています。
ついでにいうと内蔵メモリーも8GBの選択はなくなって16GBからの選択になりました。最近では8GBでオーナーメードされる需要がないそうです。
カメラはシャッターのついたものになっていて、物理的にもソフトウェア的にもオフにすることができます。マイクはカメラの左右にステレオでついている2マイク仕様です。
SX14-RやSX13、F14/16がすべて3マイク仕様になっていますが、SX12/14 については2マイク仕様のまま。これはマザーボードを刷新せずに使っていることに起因していて、他のモデルはマザーボードを新設計にしていて、その際に3個目のマイクを搭載したようですが、それがないのでご注意を。
違いはプライベートモードにしたときに正面だけではなく180度反対の背面の音も拾ってしまうことなんですが、まー、そういうシチュエーションはそう多くはないですかね。
端子類は変更なく、USB Type Aが左右にひとつずつ、Type Cは右側に2個あり、有線LANとHDMI出力も搭載されます。
キーボードはディッシュ形状になっています。ディッシュ形状のVAIOのキーボード搭載モデルをまだ自分のものにしたことがなくて、今回もこれで記事を1本書いてキー入力を試したんですが、いいですねー。くぼんでいるキートップのおかげで手の位置が吸い付くようにキーに向かっていってくれます。
キーボードはバックライト機能も搭載していて、このあたりがハイエンドモデルならではの機能になります。
あまりアピールされていませんが、本体をもたずにディスプレイだけもって液晶を開いた時に、ボディがついてこないワンハンドオープンができるのもハイエンドモバイルならでは。VAIO Fシリーズとかだと、反対の手でパームレストを押さえないと開かなかったりします。
どういうトルク調整でこれを実現しているんでしょうね?
キーパッドも2ボタン式になっていて使いやすくなっています。慣れもあるんでしょうけど、私はこうした2ボタン式でないと使う気になれないというか、普段はマウスを使っているんですが、マウスが使えないときにイライラしちゃうんですよね。
スタイルはまったく変わっていないというか、ソニー時代の最後のVAIO Sシリーズがこのスタイルにいきついて、それをブラッシュアップして現在のSX14になっています。
液晶を開くと、そのヒンジ部がボディを持ち上げてパームレストを机の天面に合わせてくれる「無限パームレスト」になります。
ソニーVAIOが登場したばかりのときはシリンダースタイルこそが505ノートだ!的になってて、いろいろなモデルが一時、シリンダースタイルになったことがあるんですけど、現在のVAIO SX14のこのスタイルこそがVAIOの究極スタイルになりました。
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以上、新型「VAIO SX14」のフォトレビューでした。VAIOノートの買い換えをするなら今ですよ♪
■VAIO SX14
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パーソナルコンピューター VAIO SX14 (2025年9月発売モデル) VJS1471 |
ソニーストア価格: 246,800 円税込~ |
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発売日 | 2025年9月26日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証 サービス |
3年ワイド:11,000円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
10%オフクーポンプレゼント中(~12/18) ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
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パーソナルコンピューター VAIO SX14 (2025年9月発売モデル) ALL BLACK EDITION |
ソニーストア価格: 276,800 円税込~ |
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発売日 | 2025年9月26日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証 サービス |
3年ワイド:11,000円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
10%オフクーポンプレゼント中(~12/18) ソニー提携カード決済で3%オフ |
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