これを読めば全てが分かる!24-200mmの高倍率ズームを搭載したデジタルカメラ『RX100M6』完全レビュー!
サイバーショット「DSC-RX100M6」に関する当店の記事をまとめたページになります。機能や実機の様子、実際に「DSC-RX100M6」で撮影した店員による作例などをご覧いただけます。
4.サイバーショット『DSC-RX100M6』のソフトウェアについて
5.「RX100M6」光学ズームと「RX100M5」の超解像ズーム比較
■「DSC-RX100M6」の機能まとめ
- 新開発24-200mm、F2.8-4.5 ツァイス バリオ・ゾナーT*レンズ
- 最大4.0段の補正効果を実現した光学式手ブレ補正
- 進化したBIONZ X(ビオンズ エックス)による高画質性能
- 1200分割ライブビュー分析測光による高精度かつ安定した露出制御
- 「ハイライト重点測光」「画面全体平均測光」に対応した、充実の測光モード
- 合焦速度が向上した、世界最速0.03秒の高速AF
- 315点像面位相差AFセンサーによる広いAFカバー範囲
- 「高密度AF追従テクノロジー」による高精度な追随性能
- 追随性能がさらに向上した瞳AF
- タッチフォーカス/タッチパネルによる自由度の高いフォーカス操作
- AF・AE追随 最高約24コマ/秒で最大233枚の連続撮影性能
- 動画撮影時の「ファストハイブリッドAF」対応
- 画素加算のない全画素読み出しによる高解像4K動画記録
- ハイビットレートの撮影が可能なXAVC S(TM)フォーマット
- インスタントHDRワークフローを可能にするHLG(Hybrid Log-Gamma)撮影
- タッチシャッター対応のチルト可動式液晶モニター
■ポイントとなる機能
「RX100M6」の最大の特徴は、やはりレンズが更新されたことにあります。従来M1~M2が28-100mmだったものがM3~M5で24-70mmに変更。そして今回新登場したM6は24-200mmとRX100シリーズとして3種類目のズームレンズになっています。
旅行に行くときにコンパクトなカメラにしたい!ということでRX100M5は大人気ですが、これが山歩きとかで野鳥を撮りたい!となると急に力不足になります。その点、望遠側が200mmまで使えて、さらに超解像ズームで400mmまで使えればほぼ無敵です。
F値はワイド端がF2.8でテレ端がF4.5。焦点距離100mm時点でF4をキープする設計になっているそうです。最短撮影距離は従来よりやや伸びて、ワイド端24mmが8cm、テレ端200mmでは100cmになります。(RX100M5はワイド端24mmで5cm、テレ端70mmで30cm)
RX100M5の上位機種としてのRX100M6というわけではなく、使い分けが出来そうなモデル展開になりそうですね。
2010万画素のメモリー一体積層型CMOSセンサーやBIONZ X、フロントエンドLSIの搭載などのスペックはDSC-RX100M5と同等ですが、優れた位相差AF方式と高精度なコントラストAF方式を併用する「ファストハイブリッドAF」を搭載し、AF動作速度は世界一の0.03秒を実現しています。
ちなみにRX100M5は0.05秒でRX100M4は未公開ながら同時期発売のRX10M2が0.09秒となっていました。
AF/AE追随の高速連写24コマ/秒もRX100M5と同等。RX100M4のAF非追随の秒16コマからはかなりのパワーアップを果しています。
手ブレ補正も搭載しており、200mmの望遠域で4.0段の補正効果を実現。ブレやすい望遠側での撮影や、光の少ない場所での手持ち撮影時に高いブレ軽減効果を発揮します。
新機能としてはタッチパネルの搭載があります。RX100シリーズでタッチパネルが搭載されたのはこれが初めて。さらに従来の”α”ではタッチフォーカス機能はありましたが、今回はタッチシャッター機能も搭載するそうです。
電子ビューファインダーもデバイスは従来と同じモノを搭載しているようですが、ギミックが変更になっていてワンプッシュアクセスで、スイッチ一つで使える様になったそうです。RX1シリーズが同様のギミックを用意していましたが、RX100シリーズでもひとつの動作だけでポップアップするのは嬉しいですね。
RX100M4で初めて4K動画撮影が可能になりS-log2の撮影が可能になりました。RX100M5ではS-log3も使える様になりアシストガンマというモニター/ファインダー表示にLUTをあてた状態での撮影も可能にしてくれています。
RX100M6ではついにHDR(ハイブリッド・ログ・ガンマ)での撮影が可能。まさに小さな”α7III”みたいになっています。
なお、4Kでの連続撮影時間は従来モデルと同様約5分となります。ボディが小さいためセンサーやエンコーダーの発熱を逃がすことが出来ないのはRX100シリーズの宿命ですね。4Kスナップ撮影カメラという位置づけです。
■「DSC-RX100M6」開梱レポート
こちらが「RX100M6」の製品パッケージを開いたところです。本体以外にバッテリー、ACアダプター、マイクロUSBケーブル、ハンドストラップ、ストラップアダプター、取説類が同梱されています。
「ストラップアダプター」はショルダーストラップをRX100で使うためのパーツになります。RX100本体にはストラップホールが小さくベルト状のものが通せないのですが、これを使ってベルトを装着。
リストストラップを使用する場合は必要ありませんが、デジタル一眼カメラ風にショルダーストラップを利用するときにお使いいただけます。
上の写真はRX100M2(写真左奥)と、RX100M5(写真中央)、そして新型のRX100M6を並べたものです。本体サイズに違いはほとんどありません。
写真中央のRX100M5がボディの厚みが41.0mmで、写真右のRX100M6が42.8mmです。カタログ上では1.8mm厚くなっているのですが、全然違いはわかりませんね。
写真右がRX100M6、写真左がRX100M5です。RX100M6ではポップアップファインダーがワンプッシュでアクセス出来る様に改良。さらにフラッシュは発光部が薄型になっているのと、ファインダーも横幅が2割減くらいになっているように見えます。
そして、RX100M624mm~200mmの高倍率ズームレンズになったことで、レンズの繰り出し量が相当大きくなっているんじゃないか?という点ですが、上の写真上がテレ側いっぱいにしたときの図です。写真左がRX100M6で写真右がRX100M5です。それぞれ焦点距離は200mmと70mmになります。
だいぶ差があるように見えますが、それでも200mmもの望遠ズームが使えるサイズではないですよね。割と小さいです。
この写真を見て「ケースに入れたときに誤って電源ボタンを入れてしまったときはどういう動作をするの? そのまま電源が切れずにケースの中でバッテリー切れになったりしないですか?」という様なご質問もいただきました。これだけズームの繰り出しが大きいとなんか、そういうのを心配してしまう気持ちもわかります。
手元にあるRX100M4で試してみたところ、その場合は画面に「電源を入れ直してください」という表示がでて、ズームレンズは収納されてそのままになります。その後、1~2分で自動的に電源が切れる仕組みになっています。安全装置はちゃんと搭載されていますのでご安心ください。
そして、こちらはワイド端にしたところ。RX100M5ってワイド端にしたときの方がレンズの繰り出しが大きくなるんですね。
他にハードウェア的なギミックでいうと液晶パネルのチルト角度が変わりました。写真左がRX100M6で下向きに90度倒せます。写真右のRX100M5では45度くらいまでしか下向きにはなりませんでした。
なので、頭上に持ち上げて障害物越しに撮影をするときなどは、やや斜め前方に持ち上げる工夫などをしていたのですが、RX100M6は真下を向いてくれるのでなにも考えずに真上に持ち上げればOKです。
自撮りするときの180度回転もそのまま踏襲しています。
逆に下に降ろして真上から俯瞰しながら撮影するときですが、RX100M5ではボディ中央くらいまでしか液晶が下がらずご覧の写真の状態までしか引き出せませんでした。
RX100M6は思い切り直線上で手前に引き出す形ができます。この方が安定感もありそう。
さらに、液晶モニターを引き出しているときはファインダーの視界を遮っても液晶表示が消えなくなるギミックも搭載しています。
テレ端の焦点距離200mmでの最短撮影距離100cmはさすがに長くて、とても近接撮影ができる感じではないのですが。。。
200mmも焦点距離が長ければボケはかなり大きく作れます。
焦点距離別の最短撮影距離のデータを取ってみました。測定方法はメジャーと被写体を用意して、焦点距離毎に最短撮影距離を計測します。
デジタル一眼カメラの場合はセンサー部分から被写体までの距離を計測しますが、サイバーショットの場合はレンズ前面からの距離でワーキングディスタンスを測ります。
焦点距離はDSC-RX100M6のズーム操作でステップ操作にしたときに表示される焦点距離で計測しています。ステップズームで止まるところ、ごとに最小F値と最短撮影距離の手動計測をしています。
DSC-RX100M6 F2.8 1/30 ISO125 焦点距離9mm(24mm相当)
ちなみに、これがワイド端での最短撮影距離です。カタログ数値では8cmとなっていましたが、実際には6.0cmほどのところまでフォーカスが合います。MFで操作してもAF-Sで操作しても同じ距離で撮影ができたので、今回はAF-Sで一番近くの場所でフォーカスが合ったところを計測しました。
DSC-RX100M6 F4.5 1/200 ISO3200 焦点距離72mm(200mm相当)
こちらはテレ端200mmで撮影した時の最短撮影距離です。私の手動計測で89cmです。カタログ数値では1mということになっていましたが、こちらも実際にはやや短いようです。
24mmから200mmまでの焦点距離が使えるRX100M6。初代RX100ではちょっとでもズームを使うと最短撮影距離がグッと伸びてしまい近距離での撮影ができず、寄れないレンズ、というイメージだったのですが、RX100M6はどうでしょう?
ショールームで触らせてもらった限りは、中間域も割と寄れるイメージで、焦点距離100mmでも50cmくらいまで寄れる感じでした。
結果はこちらです。
青いグラフがF値で、オレンジがレンズ前面から被写体までの距離です。これを見ると50mmまではかなり寄った感じでの撮影ができることがわかります。その後、撮影距離がずーっと延びていってしまいます。
これがわかっていればマクロ撮影をしたいなら焦点距離50mmまで。テレマクロ的な撮影はあまり得意ではなく200mmの望遠域は遠景撮影用、という割り切りで使うのが良いみたいです。
※焦点距離の説明は35mm判換算での画角になります。実際の焦点距離は9~72mmとなります。ご注意ください。
DSC-RX100M6 F4.5 1/200 ISO3200 焦点距離72mm(200mm相当)
とはいえ、こうしたグルメフォトを普通に撮る分には支障なし(焦点距離200mmを使うと1m近く離れる必要はありますが)。ここから食べ物のパーツを寄って撮りたい、というときはあとでトリミングするという使い方になると思います。
DSC-RX100M3~M5も同様にそれほどテレマクロ的な撮影はできなかったのですが、デジタルズームが付いていたので、それを使ってしまえばパーツ撮りが出来ていたんです。こういうところに重きを置くのであればRX100M5Aもオススメです。
■サイバーショット『DSC-RX100M6』のソフトウェアについて
次はRX100M6のソフトウェア面での進化ポイントについてご案内していきたいと思います。
まず最初にこちらは測光モードです。マルチと中央重点とスポットの3種類しか従来はありませんでしたが「画面全体平均」と「ハイライト重点」という2つのモードが追加されています。これも”α9”からの新機能。
オートホワイトバランスの時の優先設定も増えています。雰囲気を優先させて暖色系の照明の時はあえて暖色に仕上げるか、白色をあくまでも白で表現するか、というオートホワイトバランスのときのクセを自分で好みに振ることもできます。
まさに最新”α”のメニューがそのまま載ってきた感じがします。
しかし、新型”α”ではその代わりにドロップした機能も多数あります。そのひとつがピクチャーエフェクトの種類が減ったことなんですが、なんと、RX100M6のメニューを見ると。。。
ミニチュアとかイラスト調とかがまだ残っていました!
女性を撮影するときに内緒で設定しておいてあげると、とても喜ばれる「美肌効果」もRX100M6には残っています。
まさに新旧”α”の機能が全部ここに集まっている感じ。ある意味、ソニーデジタルイメージングカメラの集大成的な機能搭載になっています。
ピクチャープロファイルはRX100M4で初めて4K動画撮影に対応しS-Log2だけが載りました。続いてRX100M5でS-log3の対応とガンマアシスト表示を搭載。そして今回のRX100M6ではついにHDRハイブリッド・ログ・ガンマが搭載されています。
相変わらず連続撮影時間は5分までという縛りがそのまま残っていますが、この小さなボディでは放熱が追いつかないこともあるのでしょう。それでもHDR撮影がこんな小さなモデルでできるのは凄い事です。4Kスナップ動画撮影をHDRで仕上げることがRX100M6ならできるんです。これは購買欲が刺激されます。
PlayMemoris Camera Appは残念ながら非対応です。
サイバーショトはマイクロUSBによる給電対応になっていて、長時間撮影のタイムラプスアプリを使うと給電しながらの撮影が手軽にできるので非常に重宝していたのでやや残念。とはいえタイムラプス撮影をするなら200mmの望遠域を使うことはないし、どうしてもタイムラプス撮影をするならRX100M5を買ってください、ということですね。
代わりにこちらは新機能。スマートフォンの位置情報を使ってBluetooth通信によるGPS位置情報記録をすることができるようになりました。
これがあればGPS内蔵カメラとほぼ同じ使い勝手で写真に位置情報を記録できます。
”α7R3”から搭載のレーティング機能も搭載されているようです。どこのキーに割り振ると良いでしょうね。
こちらも新機能です。「モニター自動OFF」という設定で、指定した時間が経つと自動で液晶表示が消えます。
2秒にすると、シャッター半押しから手を離して2秒後にはモニターがブラックアウトします。5秒、10秒にするとブラックアウトする前に半分くらいの暗さになってからブラックアウトします。
これでかなりバッテリー消費を抑えることができそうです。
従来から”α”には「タッチフォーカス」機能が搭載されており画面にタッチすると、そこにフォーカスが合う、という機能はありましたが、触るだけでシャッターが切れる「タッチシャッター」はこれが初搭載。
設定は排他利用でタッチフォーカスかタッチシャッターを選んで使うことになります。
タッチシャッターを選択するとタッチシャッターの動作オンオフボタンが表示され、色がオレンジになっていると動作します。
この状態で任意の場所をタッチするとAFが動作するのと同時にシャッターが切れる仕組み。液晶を引き出してチルトさせているときに使うと微妙なフォーカス合わせと撮影が同時にできて良いかもしれません。
こうして機能面を見ていくと、最新モデルの”α7III”世代のものと、”α7II”世代のいいとこ取りみたいになっています。ハイアマチュアモデルに進化していった”α7III”とは違い、ミニチュア撮影、美肌効果などのアマチュアカメラマンが嬉しい機能を残してくれているところも魅力だと思います。
それでいて、焦点距離が200mmまで伸びます。焦点距離100mmでF値は4になるようです。この小さなボディで24-70mmの標準ズームと70-200mmの望遠ズームレンズを持ち歩くことができる状態になるわけで、これ以上の条件を満たすトラベルカメラはちょっと無いのではないでしょうか?
■『RX100M6』光学ズームと『RX100M5』の超解像ズーム比較
RX100M6 | RX100M5 | RX100M4 | |
ソニーストア価格 | 138,880円 | 109,880円 | 94,880円 |
発売日 | 2018.6.22 | 2016.10.21 | 2015.7.31 |
焦点距離 | 24-200mm | 24-70mm | |
開放F値 | F2.8(ワイド端)~F4.5(テレ端) | F1.8(ワイド端)~F2.8(テレ端) | |
NDフィルター | - | オート/入(3段分)/切 | |
撮影距離 (レンズ先端から) |
約8cm(ワイド端) 約100cm(テレ端) |
約5cm(ワイド端) 約30cm(テレ端) |
|
オートフォーカス | 315点像面位相差AF+ 25点コントラストAF |
25点コントラストAF | |
測光モード | マルチ/中央重点/スポット/画面全体平均 | マルチ/中央重点/スポット | |
連写 | 最高約24コマ/秒 AF/AE追随 | 約16コマ/秒 約5.5コマ/秒 追随 |
|
ピクチャー プロファイル |
S-log2、S-log3、HDR | S-log2、S-log3 | S-log2 |
Bluetooth 位置情報取得機能 |
〇 | × | |
バッテリー使用時間 静止画 |
240枚/120分 | 220枚/110分 | 280枚/140分 |
バッテリー使用時間 動画実撮影時間 |
約40分 | 約35分 | 約45分 |
PlayMemories Camera App対応 |
× | 〇 | |
本体重量 (撮影時/本体のみ) |
301g/274g | 299g/272g | 298g/271g |
本体サイズ | 101.6×58.1×42.8 | 101.6×58.1×41.0 | |
その他 | タッチパネル搭載 タッチシャッター機能 瞳AF速度2倍 手振れ補正4段分 オートモニタオフ機能 |
.
直近のRX100M4以降のモデルでスペックを比較すると上記の通りとなります。24-200mmまでの高倍率ズームレンズを搭載したRX100M6と、F1.8-2.8の明るいF値で24-70mmになるRX100M5。
RX100M5は70mmまでしか望遠が使えませんが超解像ズームを使ったときって、どれくらいの画質差があるんですか?というお問い合わせをいただきました。早速、実際に試してみました。
まずズームの種類から説明すると、サイバーショットRX100シリーズではズーム設定で「光学ズームのみ」と「全画素超解像ズーム」と「デジタルズーム」の3つの設定が選べる様になっています。
「光学ズーム」は文字通り、カメラに搭載しているズームレンズだけで撮影する方法でRX100M5では画角70mmまでの撮影になります。
「全画素超解像ズーム」ではデータベース参照を行い、ソニー独自の技術で画素補完を行い単なるデジタルズームによる拡大ではなく画像補正をした2倍までのズームを行うことができます。画角は140mm相当になります。
「デジタルズーム」は全画素超解像ズームで2倍になった画像をさらに2倍に単純拡大したものになります。全画素超解像ズームで撮影した画像をあとで画像編集ソフトを使って拡大したときと同じことになります。これを使うとオリジナル映像の4倍の拡大を行うことになり画角としては280mm相当になります。
24-70mmのRX100M5ですが、これらのデジタルの力を借りると280mmズームまで出来てしまうというわけです。それを光学ズームで200mmまでいけるRX100M6の実際の画像と比較するとどれくらい違いがでるのか、ということになります。
DSC-RX100M6 F4.0 1/250 ISO160 焦点距離9mm(画角24mm相当)光学ズームのみ
まずはRX100M6のワイド端での撮影です。24mm相当の画角になります。この花壇の先の方に被写体を置いてあります。距離にして1.7mほどあります。
これをまずはRX100M6の200mmズームで撮ってみます。
DSC-RX100M6 F4.5 1/250 ISO160 焦点距離72mm(画角200mm相当)光学ズームのみ
これがベンチマークの写真になります。200mm相当のテレ側ズームいっぱいです。RX100M6の場合はここまで光学ズームだけで撮れます。
テレ端70mm相当になるRX100M5の場合は超解像ズームで2倍にして、さらにデジタルズームを使って3倍相当にすると同じくらいの画角になります。
RX100M5で画角200mm相当にしてデジタルズームで撮影した画像がこちらです。
DSC-RX100M5 F4.0 1/200 ISO125 焦点距離25.7mm+デジタルズーム3倍(画角210mm相当)
比較して見ると一目瞭然というか、デジタルズームまで使うとやはりかなり画質は荒れて見えてしまいます。
写真左がRX100M6の光学ズーム、写真右がRX100M5のデジタルズーム3倍 等倍で切り出しました
RX100M5の性能とかではなく撮影方法の問題でデジタルズームはやっぱり厳しいんですよね。
DSC-RX100M5 F4.0 1/160 ISO125 焦点距離25.7mm(画角70mm相当)光学ズームのみ
↑なお、こちらはRX100M5の光学ズームだけにした場合です。撮影モードをRAWにすると超解像ズーム、デジタルズームは利用できなくなるので、RAW撮影の場合はこれが限界になります。
DSC-RX100M5 F4.0 1/200 ISO125 焦点距離25.7mm+デジタルズーム2倍(画角140mm相当)
こちらは全画素超解像ズームで70mm画角を2倍にしたところ。140mm相当になります。
全画素超解像ズームとデジタルズームでちゃんと区分けして設定ができるようになっているだけあって、この2倍までの画質はかなり光学ズームに近い画質で撮影ができます。
愛機RX100M4も私は全画素超解像ズームまでは常時使っています。
DSC-RX100M5 F4.0 1/320 ISO125 焦点距離25.7mm+デジタルズーム4倍(画角280mm相当)
こちらがデジタルズームを4倍まで使った280mm画角になります。このblogに掲載されているサムネールでみると違いはあまり感じられないと思いますが、Flickrの方で拡大表示すると、デジタルズームを使っている時だけ画質劣化がかなり感じられると思います。
デジタルズームを使わずに全画素超解像ズームの140mm画角までがRX100M3~M5の望遠域の限界、と個人的には思っています。
DSC-RX100M6 F4.5 1/250 ISO160 焦点距離72mm+デジタルズーム2倍(画角400mm相当)
逆にRX100M6の場合も200mmの望遠からさらに超解像ズームで400mm相当までが使えます。
こうやって比較してみるとRX100M6の超解像ズーム、またまた進化している気がします。まさに驚異的な解像感。これなら全画素超解像ズームは常時オンにしておいて24-400mのカメラとして使えそうです。
■おすすめアクセサリー
液晶画面に貼る保護シートですが、RX100M6はタッチパネルになっているためセミハードシートの「PCK-LM15」は利用ができません。対応しているのは液晶保護ガラス「PCK-LG1」とモニター保護シート「PCK-LS30」の2製品になります。
当店ではモニター保護シート「PCK-LS30」を貼っています。こちらはフィルム状のシートで液晶表示部だけをカバーするサイズになっています。液晶のガラス面全部を覆うものではないのでご注意ください。ガラス面全てを覆うタイプですと液晶保護ガラス「PCK-LG1」が必要になります。
なにが違うの?というところですがポリカーボネート製のセミハードシート「PCK-LM15」は枠の部分にだけノリがついていて画面の部分は中空になっているんです。液晶保護ガラスや液晶保護シートの方は全面にノリがついていて画面に密着します。
この違いあるので、それでタッチパネルに影響があるものと考えられます。
ボディの厚みが1.8mm増えているRX100M6ですが、RX100M4と写真のようにボディをくっつけてみるとレンズ部分に隙間ができます。ここの分で1.8mm増えているんですかね。
ジャケットケース「LCJ-RXF」の装着を試してみましたが、こちらは問題なく装着ができました。
ジャケットケースにはショルダーストラップがついていて、カメラ本体ではなくジャケットケースにストラップをつけて使います。撮影時にはカバーを外して使う必要があるのですが、ケースの出し入れをするよりも早く使えます。
三脚に装着して使う時はジャケットケースの底面のネジを外すと、ストラップがついていない状態にすることができて、三脚に装着したときにストラップがブラブラしないで済む、というメリットもあります。
アタッチメントグリップ「AG-R2」はどんなアクセサリーかというと写真右みたいなグリップをRX100シリーズに貼り付けてつかうものになります。貼り付けは両面テープで行いますが、これをつけるとガッチリとカメラを握れるようになるので、装着される方は多いみたいです。
その他、初めてRX100シリーズを購入されるのでしたら予備バッテリーと充電器のセットになっている「ACC-TRBX」を強力にオススメします。
バッテリー「NP-BX1」が5,510円、チャージャー「BC-TRX」が5,510円で別々に購入すると11,020円になるところが、アクセサリーキット「ACC-TRBX」として購入すると8,380円で2,640円お得になります。
それと最後にこちらもご案内です。サイバーショットRX100M6と同時に新型のシューティンググリップ「VCT-SGR1」も先行予約販売を開始しています。
割と人気があります。RX100M6と一緒に購入されている方が20%ほどいらっしゃいます。なるほど、RX100M6を4K HDR動画撮影カメラとして考えると、これはあると便利なアイテムに思えます。
■店員が実際に撮影した「DSC-RX100M6」作例
DSC-RX100M6 F4.5 1/200 Iso1250 焦点距離72mm(200mm画角相当)
☆当店blog 2018.7.2 「【レビュー】『DSC-RX100M6』で撮る「二ホンリス」」
DSC-RX100M6 F4.5 1/200 ISO1600 焦点距離72mm(200mm相当)
DSC-RX100M6 F4.5 1/640 ISO125 焦点距離35.3mm(97mm相当)
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☆当店blog 2018.6.27 「【レビュー】『DSC-RX100M6』で撮る「美の山のあじさいハイキング」 」
■カメラ購入前に!ソニーストアおすすめサービス
ソニーストアでサイバーショットを購入してみようか?という方に、ソニーストアで購入することのメリットをご案内したいと思います。
ソニーストアではMy Sony IDを新規登録すると、すぐに使える10%OFFクーポンがプレゼントされます。さらにMy Sony IDをお持ちの方には年2回ソニーストアの割引率クーポンをプレゼント。ぜひMy Sony IDをご登録下さい。
さらにソニーストアではメーカー直販ならではのかなり強力な保証サービスを付けて購入する事ができます。
まず通常のメーカー保証は1年ですが、ソニーストアでは「3年ベーシック保証」というメーカー保証が最初から3年に延長されたものが付いてきます。
そしてそこから有料でソニーストアの保証をさらにアップグレードすることが可能。
5年ベーシックは通常1年のメーカー保証を5年にするものなんですが、魅力なのはこちらではなく、3年ワイド保証と5年ワイド保証になります。ワイド保証は落下破損や水没などの事故の際も全額保証をしてくれる動産保険の様な保証サービスです。
たとえば撮影時に誤って手を滑らせて落下させ、外傷が出来てしまった場合はメーカー保証もベーシック保証も効きませんが、ワイド保証ならそれが無料で直してもらえます。免責金額などの設定もありません。無料で修理してもらえます。
盗難や、日本海溝に水没させてしまうなど、本体がなくなってしまった場合は補償されませんが、これが魅力でソニーストアでソニー製品を購入される方はかなり多くいらっしゃいます。
こうしたワイド保険が3年で本体価格の5%、5年で本体価格の10%で用意されています。是非、こちらに入って購入していただきたいところ。カメラ本体もそうですが高額なレンズもワイド保証に入れて購入できるのがソニーストア最大の魅力なんです。
初めてソニーストアをご利用になる方は保証のアップグレード料金を払ってワイド保障にすることになりますが、実は当店店頭で購入いただくと、3年ワイド保証を半額にするクーポンがプレゼントできます。
店頭クーポンは残念ながらレンズが対象外になりますが、レンズと一緒にカメラボディを購入したいという方は店頭にお越しになるとよりお得にすることが出来ます。
■テックスタッフ店頭購入特典
東京新橋にあるソニーショップテックスタッフ店頭ではソニーストア製品の店頭オーダーを承っています。当店店頭からレンズをオーダーしていただければ、感謝の気持ちを込めてソニーロゴ入り手帳をプレゼント!
また、ソニーストアを初めてご利用になるお客様は保証についての割引クーポンをなにもお持ちでないと思うのですが、当店の店頭からAV商品の購入にソニーストアをご利用いただければ、3年ワイド保証、もしくは5年ベーシック保証を半額にするクーポンをプレゼントできます。(5年ワイド保証、“α”レンズやPlayStation製品など一部対象外製品があります)
その他にもお得な購入特典をご用意しています。新橋にある当店までお越しになれるお客様は是非、ご利用ください。
デジタルスチルカメラ DSC-RX100M6 |
ソニーストア価格: 138,880円+税 |
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発売日 | 2018年6月22日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:14,000円 3年ワイド/5年ベーシック:7,000円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 残価設定クレジット手数料0% |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
店頭実機展示あります 10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 3年ワイド保証半額クーポンプレゼント テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |