サイバーショット『DSC-RX100M4/M3』店員レビュー
こんにちは、店員佐藤です。
ソニーのカメラキャッシュバックキャンペーンでサイバーショット「DSC-RX100M3」「DSC-RX100M4」の2機種が対象になり、両モデルとも購入すると8,000円がもれなくキャッシュバックされます。
2機種とも発売から1年以上経つモデルですが、改めて紹介したいと思います。なんせ「DSC-RX100M4」については昨年の夏のお買い物で私も買わせていただいて1年使っていますので、たっぷり紹介ができます。
9月2日から始まるカメラキャッシュバックキャンペーンですが、こうしてサイバーショットが対象機種に選ばれるのは初めてですよね。
熊本震災で被災してセンサーの出荷がとまってしまい、α各モデルが在庫のない状態になっていましたがサイバーショットRX100M3とRX100M4もその影響を受けており物流で復活してきたのは8月の下旬になってからなんだそうです。
今回のキャッシュバックキャンペーンは熊本震災からのイメージセンサー復活キャンペーンと言えるのかも。
DSC-RX100M3について、まずはご案内していきます。
★サイバーショットDSC-RX100シリーズの機能比較表はこちらから
DSC-RX100シリーズは2012年6月に発売された初代「DSC-RX100」シリーズからスタートして、現在はRX100M4という4世代目のモデルまで登場しています。1インチサイズの大型のセンサーを搭載し、F1.8という明るいレンズを組み合わせることにより、デジタル一眼”α”の様なボケを生かした写真が撮れるコンデジとして発売時には大きな話題となりました。
その後、裏面照射CMOSセンサー搭載と背面液晶をチルトできるようにしたDSC-RX100M2が登場し、2014年5月にDSC-RX100M3が登場。大きく変わったのはレンズでした。
DSC-RX100M3 | DSC-RX100M2 | |
焦点距離 | 24-70mm | 28-100mm |
開放F値 | F1.8-2.8 | F1.8-4.9 |
ズームレンズの焦点距離が変わって望遠域を犠牲にしてより広角で明るいレンズになっています。
さらに大きな違いが最短撮影距離でした。
サイバーショットDSC-RX100シリーズのズームレンズは焦点距離(ズーム倍率)に寄って最短撮影距離が変わります。DSC-RX100M2まではワイド端で撮影すると近づいて撮れるんだけど、ちょっとズームすると最短撮影距離がずーっと伸びる、というカメラだったんです。
グルメフォトなどの時にちょっとテレ側にズームすると、およよよ、という感じで後ろに下がる感じ。これが大きく変わります。
焦点距離 | DSC-RX100M3 | DSC-RX100M2 |
24mm | 4cm F1.8 | - |
28mm | 8cm F2.5 | 5cm F1.8 |
35mm | 15cm F2.8 | 20cm F2.8 |
50mm | 25cm F2.8 | 43cm F3.2 |
70mm | 29cm F2.8 | 43cm F4.0 |
100mm | - | 51cm F4.9 |
撮影最短距離は短ければ短いほど使いやすく、開放絞りは値が小さければ小さいほど背景をぼかしやすくできる、ということになります。DSC- RX100M2がズームを使うとすぐに絞り値が大きくなり最短撮影距離もグッと伸びてしまうのがわかりますがDSC-RX100M3はかなり優秀ですね。 35mmまで焦点距離が延びたらあとはずーっと通しでF2.8が使えるのと、テレ端で約30cmまで寄ることができます。
上の写真はテレ端で一番寄っている状態を比較したものになるのですが、これだけテレ側の最短撮影距離が短くなります。これ以上寄りたいときは「超解像ズーム」を使うことで寄り切ることも可能。
DSC-RX100M3 F2.8 1/80 ISO5000 焦点距離70mm
最強のグルメカメラになるわけです。
なお、昨年秋に糖質制限ダイエットをしているときもDSC-RX100M4を使っていて、これで食べたもの記録をバリバリしていました。
DSC-RX100M3 F11 1/30秒 ISO 1000 +0.7EV 焦点距離24mm(35mm判換算)
朝、昼、晩でホワイトバランスを決めてメモリーダイヤルに3つの値をプリセット。メモリー機能には光学ズームいっぱい、DレンジオプティマイザーLv5、クリエイティブスタイル:ビビッド、露出+0.7EVという食事記録専用モードを作って、これで毎回撮影しています。
DSC-RX100M3もDSC-RX100M4もメニュー画面や設定項目はデジタル一眼”α”と共通になっており、こうしたメモリー機能など”α”とまったく同じ様に使えます。使いこなすと超便利なんです。
DSC-RX100M3 F1.8 1/30秒 ISO 400 焦点距離24mm(35mm判換算)
☆当店blog 14.6.2「DSC-RX100M3で撮る『世界遺産・富岡製糸場』」
ポケットサイズのカメラですので旅行の際にも邪魔にならずに持ち歩けます。それでいて撮った写真は絞り開放であればしっかりと被写界深度の浅い、デジタル一眼カメラらしい奥行き感のある写真が撮れます。
ピクチャーエフェクトなどの機能も”α”とまったく同じモノが搭載されているので、デジタル一眼カメラデビューをしたいんだけど、どうも難しそうで。。。という方でしたらサイバーショットRX100シリーズでワンステップ踏むのも有りだと思います。
4機種のRX100シリーズの中から選ぶとしたらまずはDSC-RX100M3でしょうね。24-70mmのレンズはデジタル一眼カメラにステップアップしたときも標準ズームレンズと同じ距離感で撮影ができます。
☆当店blog 14.9.1「サイバーショット『DSC-RX100M3』と行く西穂高~上高地の旅」
荷物を極力少なくしたい山行にも最小限のサイズで最高の画質を残してくれます。
DSC-RX100M3 F2.8 20秒 ISO 6400 焦点距離24mm(35mm判換算)
設定もデジタル一眼カメラ”α”とほぼ一緒。マニュアル撮影モードなどもしっかり使えるのでこんな星空の撮影にも威力を発揮します。
これは木曽駒ヶ岳に行ったときのものですが、デジタル一眼”α7S”をメインで撮影しつつも、サブカメラでRX100M3も持って行っていて、撮影の合間にRX100M3でも星景写真を撮ってきました。サイバーショットでも天の川がこんなにしっかりと撮れるんです。
RAWモードでの撮影もできるので色は後から調整をしていますが、そういうことができるのもRX100M3ならでは。
DSC-RX100M3 F11 1/3秒 ISO 80 焦点距離24mm(35mm判換算)
西穂高山荘に泊まってきたときはRX100M3をメインカメラにしていました。ミニ三脚とサイバーショットだけで、これで1泊2日のミニキャンプを撮ってきました。
川の流れを風景に入れたくてシャッタースピード優先にしてシャッタースピードをできる限り遅くする、ということをしています。エフェクトなどを使わずに高画質にこういう撮影ができるのもRX100M3ならでは。
スマートフォンではこういう撮影はできません。
そして上位機種の「DSC-RX100M4」との違いですが、主に動画撮影の性能になります。
RX100M3 | RX100M4 | |
ソニーストア 価格 |
88,000円(税抜) | 119,880円(税抜) |
センサー | 1.0型CMOS | 1.0型 積層型CMOS |
総画素数 (有効画素数) |
約2090万画素 (約2010万画素) |
約2100万画素 (約2010万画素) |
焦点距離 | 24mm-70mm | 24mm-70mm |
光学ズーム | 2.9倍 (動画記録中光学ズーム対応) |
2.9倍 (動画記録中光学ズーム対応) |
シャッター スピード |
1/2000 | 1/32000(電子) |
動画 | XAVCS 〇 4K × ハイフレームレート × |
XAVCS 〇 4K 〇 ハイフレームレート 〇 |
バッテリー | 約320枚 | 約280枚 |
価格差が3万円あるのが一番大きいんですが新開発の積層型CMOSセンサーがかなり高いパーツになっているんでしょうね。これによりハイフレームレート撮影や電子シャッターによる1/32000秒の高速シャッターが切れるようになります。そして、これも大きいんですが4K動画の撮影ができるのも大きいですね。
本体の発熱があるため4Kの連続撮影時間は5分になっています。長時間連続撮影はできませんので4Kはちょい録りくらいしかできないんです。”α7R2”とか、”α7S2”をお持ちの方だと4K動画撮影はあまりしないかも。
そうそう「DSC-RX100M4」で撮影してきたもので一番楽しかったのがこちらです。
☆当店blog 15.11.8「4Kタイムラプス『羽田空港』」
このときは”α7R2”の他にDSC-RX100M4とDSC-RX100M3と3台のカメラを持って行き、3台でタイムラプス撮影をして、たった1日のロケだけでビデオ作品を1本仕上げています。長時間撮影を続けるタイムラプス撮影の場合、暇な時間が多いので、それを利用して次々とカメラをセットして撮影していく、ということが可能。
3台もカメラがあるとすごい重量になるところですがRX100だったら軽い、軽い。
ハイフレームレート撮影もいろいろ撮りどころがあり楽しめます。業務用カメラでないと撮影できなかった世界がポケットサイズのカメラで撮れます。RX100M4の価値の多くがハイフレームレート撮影に集中しているかも。
DSC-RX100M4 F3.2 640秒 ISO 125 焦点距離24mm(35mm判換算)
静止画撮影に関しては同じレンズですし電子シャッターを使わない限りは画質に差はありません。
DSC-RX100M4 F4.0 1/640 ISO:125 デジタルズーム4倍 焦点距離280mm相当
焦点距離70mmまでのズームレンズですが超解像ズームとデジタルズームを使えば4倍の280mm相当まで利用ができます。デジタルズームは等倍拡大をするとちょっと厳しいんですが、SNS投稿にするならまったく問題なし。
NFCを使ってXperiaへのタッチ転送も出来るのでひと味違った写真投稿をすることができます。
と、いうことで動画撮影をするのかどうかでDSC-RX100M3とDSC-RX100M4の選択が決まります。写真メインだったらDSC-RX100M3、4K動画も撮りたい!ということであればDSC-RX100M4がオススメです。
4Kブラビアとか買ってしまうと1台は4K撮影ができるカメラが欲しくなるんですよねー。あ、そうそう、DSC-RX100M4はS-Log2での撮影もできます♪
RX100M3だとソニーストアで88,880円(税抜)で販売されていますので、10%OFFクーポンを使えば79,200円(税抜)、そこからさらに8,000円キャッシュバックとなれば実質71,200円(税抜)で購入出来る計算になります。
RX100M4はソニーストアで119,880円(税抜)で販売されていますので、10%OFFクーポンを使えば107,892円(税抜)、そこからさらに8,000円キャッシュバックとなれば実質99,892円(税抜)で購入出来る計算。
キャッシュバックキャンペーンは9月2日(金)~11月6日(日)の期間中に購入された製品が対象となります。ソニーストアへのオーダーは明日、9月1日(木)午後からが対象になります。
是非、このチャンスにどうぞ!
★ソニーストア 「秋のカメラキャッシュバックキャンペーン」のご案内はこちらから
デジタルスチルカメラ DSC-RX100M3 |
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ストア価格:88,000 円+税 | |
ソニーストア長期保証選択 ・5年ワイド:9,000円+税 ・3年ワイド:5,000円+税 ・5年ベーシック:5,000円+税 ・3年ベーシック:無償 |
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メーカー商品情報ページはこちら 製品サポートページはこちら |
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発売日:2014年5月30日 | |
ソニーストア購入特典: 送料無料 提携決済で3%オフ 3年ベーシック無償 秋のカメラキャッシュバックキャンペーンで8,000円キャッシュバック!(~11/6) |
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テックスタッフ店頭購入特典: 10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 専用革ケースプレゼント |
☆当店blog 14.9.1「『DSC-RX100M3』と行く西穂高~上高地の旅」
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デジタルスチルカメラ DSC-RX100M4 |
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ストア価格:119,880円+税 | |
ソニーストア長期保証選択 ・5年ワイド:12,000円+税 ・3年ワイド:6,000円+税 ・5年ベーシック:6,000円+税 ・3年ベーシック:無償 |
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メーカー商品情報ページはこちら 作例見本ページはこちら |
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発売日:2015年7月31日 | |
ソニーストア購入特典: 送料無料 提携カード決済で3%オフ 3年ベーシック無償 秋のカメラキャッシュバックキャンペーンで8,000円キャッシュバック!(~11/6) |
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テックスタッフ店頭購入特典: 10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 専用革ケースプレゼント |
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