コンパクトフルサイズ”α7C II”で撮る近所のコスモス
先週末に発売されたデジタル一眼カメラ”α7C II”を外に持ち出して初使いしてきました。やっぱり新しいカメラはいいですねー。24mmと50mmのコンパクトな単焦点Gレンズを2本持って近所の広場に遊びに行ってきました。
こんにちは、店員佐藤です。
たまには海とか撮ってみたいなー、ということで月曜日に大磯まで”α7C II”を持って行ったのですが、現地で恐ろしい事がおこりました。これは10年ぶりくらいのミスですが持って行ったカメラにSDカードが入っていなかったんです。
そうだ、土曜日に荷造りして最終確認してSDカードに記録ができるところまでは見ていたのですが、その最終チェックをしたSDカードをPCに挿したままで持ってきてしまったんでした。
とはいえ、今はコンビニでSDカードが買える時代です。しかも16GBで1,000円とか32GBで1,500円とかぼったくり価格でもなくリーズナブルに買えるので、その時点ではそんなに焦っていなかったのですが、大磯のコンビニを3軒ハシゴして、売っていなかったのにはさすがに驚きました。仕方なく諦めて帰ってきましたが、今思えば、ドラッグストアが新しく建っていたので、そこで買えたのかも。(本来の目的は小澤忠恭先生の写真展だったので、そちらは無事に完遂しています。)
ということで、今日の午後、改めてシェイクダウンのため近所の公園まで持ちだして試し撮りをしてきました。
AI被写体認識機能とBIONZ XRを搭載し、2世代のバージョンアップを果たした”α7C”のマークIIなので、そのあたりを試さないといけないのですが、あいにく今日はそういう被写体がいないみたいなので、とりあえずハトを追いかけてみました。
α7C II SEL50F25G F2.5 1/500 ISO100
50mm単焦点レンズでなんとか撮影出来たハトの写真。動物瞳AFに設定してコンティニュアスAFにてハトの瞳にAFがあったところでシャッターを切っています。
等倍で拡大したモノがこちらです。AIプロセッシングユニットがないとこうした写真が撮れない、ということではなく、トラッキングAFでももちろん撮影は可能なんですが、AIプロセッシングユニットがあると信頼度が全然違います。
従来のトラッキングAFでは、被写体をロックオンしてもたまに違うところにAFポイントが行ってしまって、そこじゃないのに!というのを経験してしまうと安心してトラッキングAFが使えないのですが、AIプロセッシングユニットがあると、一度捕らえた被写体を離さなくなります。信頼度がかなりあがり、トラッキングAFの信用度が10倍以上あがる感じがします。
絞り開放でハトを追いかけていますが、トラッキングAFが作動していればAFはもう間違いないところ。こうしたスナップ撮影でも威力を発揮します。
グリップが持ちやすくなったとか、シャッターボタンが大きくなって押しやすくなったとか、前ダイヤルとリアダイヤルが使える様になったので、操作感はかなりレギュラーサイズの”α7″シリーズに近くなったと思うのですが、先週末にご来店のお客様から言われたのがマルチセレクターが省略されているのでスポットAFが使いにくくないですか?というもの。
タッチパネル操作に慣れてしまうと、液晶画面を見ながらの撮影の方だとセレクターの必要性がなくなるんですが、ファインダーメインで撮影されている方だと、どうしてもその問題は出てきます。
そこで利用するのがタッチパッド機能です。タッチ操作で、デフォルトだとタッチパネルしか有効になっていないと思うのですが、これをタッチパッドも使うように設定します。
これで操作エリアを右半分とかに指定しておくと、マウスのタッチパッドみたいにフォーカス位置を移動させることができます。
ファインダーをのぞきながら液晶パネルを指でなぞると、さほど感度は正確ではないのですがフォーカスポントが移動します。
慣れてくるとセレクターを使うよりも速く移動させることができるようになるので、思ったところに一発でスッと移動させることも可能。
こうして前後に花や草があるシーンではスポットAFのSサイズで使うことが多いと思いますが、ピンポイントで操作ができます。
その代わり、この操作をするためには右目でファインダーをのぞく必要があり、左目でしかファインダーをのぞけないという方は、利き目の修正が必要になります。私も元々は左利きだったこともあり、目は左目が利き目だったんですが、半年くらいかけて補正して今は右目でファインダーをのぞけるようになりました。
練習次第でこれは乗り越えられると思いますので、これは利き目の修正を頑張るしかないですね。
液晶パネルは4:3パネルから3:2パネルになり、やはり体感で画面が大きくなった様に見えます。
こちらは写真撮影時のデフォルトのディスプレイ画面です。タッチパネル機能を使ってここにいくつかの画面切り替え機能が搭載されています。
まずはこうして画面の外から上にスワイプ(画面をなぞる)すると「Fn」キーを押したときと同じ画面が下からスライドして出てきます。
タッチ操作が可能なので、このままボタンを押せばその機能の設定変更が可能になっています。
画面の左右からスワイプすると、操作系のアイコンボタンが登場します。これで録画操作なども可能。
これらの機能は確かVlogcamの「ZV-E1」や「ZV-1M2」から搭載されるようになっていたと思うのですが、まるでVlog機並みの機能になっています。
これらの操作アイコンですが画面中央から左右の外側にスワイプすると消えます。操作方法を知らないとこれらのアイコン操作はできません。α7C IIならではの機能になります。
その他にも「タイムラプス」機能が搭載されています。
従来機種には「インターバル撮影」がついていて、写真ベースでの撮影時にはインターバル撮影モードにて撮影し、帰宅してからPCで写真から動画を生成してタイムラプス動画を作っていましたが、新搭載の「タイムラプス」機能ではカメラ内でその場で動画ファイルを生成してくれます。
従来のS&Qモードでは秒1コマが最長撮影間隔でしたが、タイムラプスモードでは4Kが最長5秒、HDなら最長60秒間隔での撮影ができます。
ボディ天面の撮影モード下段で「S&Q」を選択してから、画面で撮影モードを「S&Q」か「タイムラプス」を選択するというUIになっています。初めて操作するときはややわかりにくいところにあるのでご注意ください。
撮影設定は「S&Q スロー&クイック設定」のところの下に「タイムラプス設定」というのが別途用意されています。
記録フレームレートというのは撮影したフレームを記録するフレームレートで60p、30p、24pの3通りから選べます。インターバル時間は撮影間隔です。4Kでは5秒、HDでは60秒まで選択ができます。ここでは仮として5秒のインターバル撮影で60p記録することになっています。この設定で5秒の動画を完成させるのに必要な撮影時間が25分となっています。25分かけて5秒の作品を作るタイムラプス動画撮影になります。
大体の経験ですが、日が沈むとか日が昇るとかの夕景撮影などの際は5秒間隔くらいにすると良い感じになります。人の動きなどをコミカルに記録するなら1秒、空港での飛行機移動などは2~3秒くらいにすると良い感じになるかと思います。
60秒間隔とかで撮影するのは、建築現場とか、星景撮影で天の川が動いていく、とかの撮影ですかね?
なお、写真のインターバル撮影と違って、こちらのタイムラプス撮影はずっと4K動画を撮影し続けて、その映像から1秒に1回映像を取り込んで動画ファイルにしていく、という様なコトをしているみたいで、インターバル撮影と違ってカメラがかなり熱を持ちます。
夏場にZV-E1で同様の撮影をしたことがあるんですが、20分くらいしか撮影ができなかったことがあり、なるほど、長時間の撮影ではやはりインターバル撮影を使い、手っ取り早くその場で動画ファイルを生成したいというときに使うモノなんだと思っていました。
α7C IIがやってきたこのタイミングで店頭でタイムラプス撮影のテストをしてみたところ、室温24度の当店店頭ではバッテリーがなくなるまで約1時間半ほどの撮影ができました。モニターを開いて放熱に気をつけて撮影をしていたのですが、気温がそれほど高くなければ、高熱防止で止まることもないようです。(ZV-E1でタイムラプス撮影をしたときは真夏でしたからね)
ということで、夕方の土手でタイムラプス撮影を20分ほど試してきましたが、特に高熱表示が出ることもなく異常なくタイムラプス撮影ができました。(設定は4K 30pのインターバル時間:1秒)
α7C IIでタイムラプス撮影をしたときの一番のメリットはその場でタイムラプス動画が完成していること。
撮影した動画ファイルを「Creators’ App」でXperiaに4K動画で転送して、Xperia 5 Vに搭載されている自動動画編集アプリ「Video Creator」を使ってその場で編集。
4K動画を11本転送するのに5分近くかかったのですが、編集自体は数秒でできて、撮影終了から10分後には下記の動画が完成していました。
ちょっと飽きっぽい雰囲気にすべく、Log撮影したデータを「Video Creator」のフィルター機能で簡易グレーディングして仕上げています。
話が少し脱線しますが、α7C IIと、Xperia 5 Vの相性が良くて、今までのスマートフォンとαでのワイヤレス接続で経験した数々の不具合がウソのよう。Xperiaからα7C IIの接続をしにいくと瞬時につながるし、カメラの電源を入れて位置情報を取りに行くと、スマートフォンが自分で位置を特定していれば、瞬時にGPS情報が反映されています。
α7C IIもXperia 5 Vも発売されたばかりの新製品で他の機種と接続設定をしたりしていないからですかね!?
αとスマートフォンの接続ですが、調子が悪い、と思われる方は一度、スマートフォン側のキャッシュを全部クリアしてまっさらな状態にすると快適に使えるかも。
これだけしっかりと接続が安定していて、5GHz WiFi設定で高速転送ができるなら、撮影した写真データをすべてInstagramに投稿したくなるかも。
α7C II SEL24F28G F22 1/100 ISO100
今回、撮ってきた写真達です。こちらは24mm F2.8Gレンズでの1枚。
公園というか土手なんですが、いつも人がいなくて良いところなんです。
α7C II SEL50F25G F2.5 1/250 ISO100
こちらは50mm F2.5Gレンズでの1枚。私のジョギングコースで、コスモスが今一番の最盛期になっていました。スポットAFでタッチパッドを操作して道の奥の方にフォーカスポイントを持っていって撮影しています。
この秋は、この小型軽量の新型カメラの試し撮りができると思うとワクワク。願わくば、早いタイミングでCapture Oneがα7C IIに対応してくれるとRAW現像ができるようになるので助かるんですが♪
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