イベントレポート『私を地獄谷野猿公苑に連れてって』”α7R V”でシネマティック動画に挑戦
2月11日の土曜日は建国記念日でお休みをいただいていましたが、お客様からのリクエストをいただき、長野県にある地獄谷野猿公苑へフォトツアーに出かけてきました。無事に事故もなくケンカもなく平和にイベントが終了しましたのでレポートしたいと思います。
私も以前からチャレンジしていたLog撮影によるシネマティック動画撮影に挑戦。”α7R V”と新発売のSEL2070Gを使わせてもらってきました。合わせてレポートしたいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
2月の真冬に長野県の山中まで、現地集合・現地解散で撮影会を開催するなんて、どうしちゃったの? 参加する人なんているの!?というところですが、なんと、今回も6名のお客様にお付き合いいただき、さらに「都合がつけば行きたかった」という方々からの数件のお問い合わせもいただき、ソニーショップ冥利につきます。
世界でもここだけ!という、雪の中で生活するニホンザルが温泉に入っている姿が見られるという、すごいフォトジェニックなもので、一度は行って見たかった、という方々にご参加いただきました。
JR長野駅に朝9時に集合、というスケジュールだったんですが、出発前からいろいろLINEグループで情報交換をしていて、行きの新幹線の指定席券が2週間前にはほぼ満席になっている状況で「みんな地獄谷に行くのか!?」と、思っていたらそうではなく、途中の軽井沢へのスキー客が大挙して乗車していて、軽井沢までが激混み、という状況でした。
オンラインで買えるおトクな入園券とバス代がセットになったチケットなども教えてもらい、それをさらにうまいことやってオトクにチケットを揃えられたのも皆さんのおかげです。
ということで、遅刻する人もなく、バスもスムーズに運行され、スノースパイクも用意されていて、予定通り地獄谷野猿公苑入口に到着。
12月に来たときからさらに2ヶ月経っていたので高低差はないものの山道が心配だったんですが、危険なところはすべて除雪されていて安全に40分の徒歩区間も過ごせて現地に到着。
ただ、お猿さんの様子ですが、12月に来たときよりも入湯しているお猿さんの数は少なく、また温泉からは盛大に湯気が立っていました。
現地にライブカメラが設置されていて2週間前からそれをチェックしていたのですが、天気予報で0度を上回るとお風呂に入るお猿さんはいなくなってしまい、マイナス2度以下になると大挙して温泉に入る、という状況の様子。
この日の天気予報によると零下になることはなく気温は1~3度くらいの予報だったので、もしかしたら全然お風呂に入っていない状況もありえたのですが、それなりにお風呂に浸かってくれていてラッキーでした。
ちなみに、現地にはこんなQRコードが用意されているんですが、これにスマートフォンをかざすと条件最高のときのお猿さんの入浴の様子が360度動画で見られる仕組みを用意してくれています。
雪が降っていて、お猿さんの頭に雪が積もってて、たくさんのお猿さんが温泉に入っていて。。。そうそう、こういうのを2月にもう一度やってきて撮りたかったんですが、まー、こういうのは運ですからね。
新発売の「SEL2070G」の試し撮りも今回の目的のひとつです。道中はスマートフォン「Xperia PRO-I」は使わずに、今回は全部”α7R V”でスナップ撮影&Vlog撮影です。
さすが、広角20mmまで使えると、今まで広い画が必要な時にレンズ交換をしていたSELP1635Gなどは必要なく、本当にこれ1本でいけます。というか、広角レンズを付けていると撮り逃してしまう望遠撮影が70mmまでですができるので、6100万画素の”α7R V”であれば、もうあとからクロップして使っちゃえ!ができるし、動画撮影だとそこまでの超望遠を使うというのはそういうシチュエーションのときだけなので、これ1本で全部済みます。
488gのレンズ本体は本当に軽量で持ち歩きは単焦点レンズを1本持っているだけ見たいな感覚。これは新時代の標準ズームレンズですね。
思えばSEL24F14GMが出て以来、ソニーの”α”レンズの多くが「軽い」「寄れる」便利なレンズばかりになってきていて、ドンドン楽ちんになっていく気がします。
そして、今回、もう1本のレンズは「SEL100400GM」をザックに入れて持ってきています。前回は現時点で最強の望遠ズームレンズ「SEL70200GM2」を持ってきてバリバリ撮らせてもらい、地獄谷野猿公苑の撮影は200mmあれば充分!という結論には達していたのですが、400mmあったらもっと違う画が撮れるかも。
それと200mmでは効果てきめんだった「手振れ補正アクティブ」の効果ですが、400mmでも手持ち撮影でいけちゃうかな?というのを”α7R V”で試してみたかった!
結果、やはり400mmあるともっと便利という結論になります。お猿さんの表情まで寄れるのと、今回はベストシーズンということもあってか、12月のときよりもカメラマンさんが多く、なかなかベストポジションを利用するコトができなかったため遠いところから狙うことが多かったんです。それもあって400mmは大活躍でした。
面白くもなんともない写真ですが、自画自賛してしまうというか、Flickrにデータをアップロードしているので、これでみていただきたいのですが、お猿さんの瞳にAFがバッチリ行っていて、まつげの1本1本までしっかりと解像しているってすごくないですか!?
α7R Vの6100万画素からの高解像度と、SEL100400GMレンズの性能の高さだけではなく、やはり”α7R V”のAIを使った被写体認識によるAF精度が格段にあがったからに他なりません。私の腕では、本来、こんなお猿さんの写真を撮るのは不可能だったんですから。
ということで、前回の12月のときは撮りそびれてしまったんですが、Xperiaをモニターに装着して撮影時の様子をキャプチャーしてきました。常に常時、お猿さんに瞳AFが発動しているわけではなく、顔が見えないと瞳AFにはならないんですが、これくらいのサイズでも瞳AFになってくれます。
こちらは顔が見えていない状態のときですが、これでも頭部のAFが効いています。
なお、AFエリアは見ての通りワイドエリアのままで使っています。これでも中央に被写体にしたいお猿さんを導入すれば自然と認識してくれます。
思えば地獄谷温泉のお猿さんは、こうして体をお湯につけているので頭部とか上半身しか見えないことが多いのに、それでも動物AFが効いて、頭部、体、瞳などを見分けてAFポイントを認識しているってかなりのものです。
動画撮影時にも静止画同様にAF追従してくれていて、安心して動画撮影ができるというか、フォーカスはもう気にせずにフレーニングに集中出来る環境にしてくれています。撮影した動画もコントラストAFはほとんど使っていないようで、ブワッ、ブワッとフォーカスが迷う現象は皆無。ずっと被写体にフォーカスを合わせ続けてくれている様子は、まるでNHKの早朝に放送している番組みたいです。
私の撮影の仕方が上手い、とかではなくカメラの性能がここまであがってきたか、と、うなるばかりです。言葉を重ねてもなかなか伝わらないというか動画でキャプチャーしてきているので、その様子はこちらでご覧いただけます。
動画撮影時には本来、こんなに被写体選びを迷ったりすることはないんですがw AF追従の様子をお伝えしたくて、わざとフラフラしながら撮っています。
手振れ補正アクティブの様子もすごい効き目になっているかと思います。この手振れ補正アクティブはソニーの純正レンズでのみ使える機能になります。他社製レンズをお使いの方は利用ができませんのでご注意を♪
さて、広角ズーム20~70mmもたっぷりと堪能してきました。手振れ補正アクティブは全編入れっぱなしですが、画面が窮屈に感じられるシーンはないかと思います。
それと、先週ご案内したFX30でのLog撮影なんですが、これを”α7R V”でも行ってきました。今回は最初の新幹線に乗るところから地獄谷を後にするところまで、全部Log撮影です。
以前、Log撮影して設定を失敗してしまって動画編集が出来なくなってしまったらどうしよう、とかいう不安がありましたが、S-Log3 / S-Gumat3.cineから709へ変換するのであれば、難易度はかなり下がります。S-LogからHDR動画を作成しようとすると、急に難しくなってしまうんですが、709の通常映像に戻すのであれば、全然大丈夫。
むしろ、今回は雪が背景になっていて被写体に露出を合わせると背景が白飛びしてしまうところなんですが、それをS-Logによるワイドダイナミックレンジで撮影出来るので、ある程度露出がアバウトでもあとから修正ができます。
感覚としてはRAW現像に近い感じで使えます。
ということで、先週、実験をして、なんとか上手いこといける自信がついていたので、Adobe Premiere Proでソニー純正のLUTをあてて、Premiere Proのチュートリアルにある「映像を映画風に加工する方法」をそのまま真似て、今回はシネマティック動画風に仕上げてみました。
Log撮影をしても撮影データは大きくなることはなく、PCに負荷がかかることはないのですが、LUTをあてたり、カラーグレーディングをしてからプレビューすると、動作がかなり重くなるので、カット編集はLogデータのままで行い、あとからLUTをあててグレーディングするのが良いかも。
動画は大体10秒くらいずつ撮ったものを時系列で読み込んで1カットを1~3秒程度に短くして並べただけのカット編集です。凝ったテロップなども入れていませんが、”α7R V”で撮影してきたシネマティック動画?いかがでしょうか?
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
【追記】
ご参加くださったkozyさんがblogで今回の撮影ツアーの様子をレポートしてくださっています。
ZERO SPORITS:「Snow Monkey [α7IV Photolog]」
ツアー中も動画撮影の話題がいろいろありましたが、メーカーさんからいろいろ研修資料などをいただいているので、来月になりましたら店頭で動画撮影&編集セミナーを久々に開催しますねー。
是非、またお付き合いくださいませー。
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ソニーストア価格: 555,500円 税込 |
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発売日 | 2022年11月25日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
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発売日 | 2023年2月10日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
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発売日 | 2017年7月28日 | 商品情報ページこちら | ||
長期保証サービス | 5年ワイド:30,000円 3年ワイド/5年ベーシック:15,000円 3年ベーシック:無償 |
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