待望のMark 4!さらに進化したノイズキャンセリングへ!完全ワイヤレスイヤホン『WF-1000XM4』総まとめレビュー
業界最高クラスのノイズキャンセリング性能とハイレゾ相当の高音質が楽しめる完全ワイヤレス型イヤホン「WF-1000XM4」に関する当店の記事をまとめたページになります。機能や実機の様子などをご覧いただけます。
5.「WF-1000XM4」とSIMフリースマホ『Xperia』をセットで使うメリット
6.「WF-1000XM4」と「WF-1000XM3」比較表
7.イヤホン購入前に!ソニーストアでの得な購入方法&おすすめサービス
■「WF-1000XM4」の機能まとめ
- 業界最高クラスのノイズキャンセリング性能
- ノイズをより的確にとらえる「デュアルノイズセンサーテクノロジー」
- 統合プロセッサーV1や独自開発のドライバーユニットより高音質を実現
- 高音域の遮音性を向上させる独自開発のノイズアイソレーションイヤーピース
- 風ノイズの低減
- 外音取り込み機能の向上
- AIによりあらゆる音源をその楽曲に合った最適なハイレゾ級の臨場感をもたらす「DSEE Extreme」
- 360 Reality Audio 認定モデル
- 高精度ボイスピックアップテクノロジー
- 装着状態テストにより、イヤーピースの密閉状態を測定
- 片耳での使用・操作が可能
- IPX4相当の防滴性能
- 長時間の外出も安心、ノイズキャンセリングONで最長24時間のロングバッテリーライフ
- ワイヤレス充電&Xperiaからのおすそわけ充電が可能
- ヘッドホンをつけたまま、会話ができる「スピーク・トゥ・チャット」機能搭載
- Android端末との接続時に便利なGoogle Fast Pair対応
- 「端末を探す」アプリに対応
- 専用アプリ「Headphones Connect」に対応。さまざまな機能をアプリ上でカスタマイズ可能
- リスニング環境を自動で切り替える「アダプティブサウンドコントロール」
- 環境に配慮したパッケージ
■「WF-1000XM4」の主な特徴
「WF-1000XM4」は、完全ワイヤレス型として業界最高クラスのノイズキャンセリング性能を実現しながら、高音質コーデックLDAC対応でハイレゾ音質を楽しめるBluetooth対応完全ワイヤレスヘッドホンになります。
IPX4相当の防滴性能を新たに搭載し、雨や汗でも問題なく使用できるようになっています。
また、バッテリーサイズを小型化することで、ケース体積を従来より約40%、ヘッドホン本体の体積を約10%小型化。ケースの重さは約41gと軽量。触り心地のよい質感がさらに高い品位を実現しています。
ノイズキャンセリングONで最長24時間のロングバッテリーライフ
バッテリーの小型化ということで電池持ちが気になるところですが、なんと本体のみで8時間、付属のケースで2回分充電して合計24時間の音楽再生が可能です。
急速充電にも対応し、5分間の充電で60分の再生が行えます。さらに、Qi規格のワイヤレス充電や、最新のXperiaからのおすそ分け充電にも対応しており、使い勝手が向上しています。
完全ワイヤレス型として業界最高クラスのノイズキャンセリング性能を実現
信号処理能力を向上させた高音質ノイズキャンセリングプロセッサーと高性能なBluetoothオーディオSoCを統合した「統合プロセッサーV1」を搭載することで、より低遅延でのノイズキャンセリング処理が可能になりました。
また、ヘッドホンの外側と内側に配置した2つのセンサーで効率的にノイズを集音する「デュアルノイズセンサーテクノロジー」も搭載しています。さらに、磁石体積を従来よりも大きくし、かつ振動性を高めたハイコンプライアンス振動板を搭載した6mmドライバーユニットにより、低域の再生能力とノイズ低減効果を強化しています。
加えて、独自開発のポリウレタンフォーム素材のノイズアイソレーションイヤーピースにより、遮音性が向上しているほか、WF-1000XM3よりもイヤホン本体と耳の接触面を増やすような形状設計「エルゴノミック・サーフェース・デザイン」を採用。
これらにより全帯域で従来よりもノイズを低減し、完全ワイヤレス型ヘッドホンとして業界最高クラスのノイズキャンセリング性能を実現しています。
また、風を検知すると、マイクが自動でオフとなり風ノイズを低減する機能も搭載しており、ノイズを気にすることなく、高音質の音楽を楽しめます。
「Sony | Headphones Connect」アプリ上でヘッドホンから測定に最適化された楽曲を再生し、マイクで集音することで、その人の耳の中の特微量を算出します。その結果から、イヤーピースが耳にぴったりフィットしているか、どのイヤーピースが最適かを表示します。
ソニーの完全ワイヤレスヘッドホンとして初めて、高音質コーデックLDACに対応しています。LDAC対応機器と接続して使用することで、従来のBluetooth接続の最大約3倍の情報量を伝送できるため、ハイレゾコンテンツも原音の細かい表現まで忠実に再現された音質で楽しめます。
さらに、AI技術を活用した高音質技術DSEE Extremeも搭載。再生中の楽曲のタイプをAIが自動判別することで、楽曲本来の高音域の周波数スペクトルを、従来のDSEE HXより忠実かつ最適に復元します。
スマートフォンなどで再生するCD音源、MP3などの圧縮音源、音楽や動画などのストリーミングサービスの音を、よりクリアで躍動感あるハイレゾ相当の高解像度音源にアップスケーリングします。
ビームフォーミング技術により口元への指向性を高めたマイクと、空気を介さずに発話時の骨伝導音を検知する骨振動センサーを最適に制御し、高度な音声信号処理を行う高精度ボイスピックアップテクノロジーにより、高品質なハンズフリー通話が可能です。
ヘッドホンを装着したまま、会話ができる新機能「スピーク・トゥ・チャット」を搭載。
装着中にユーザーが声を発すると、ヘッドホンが声を自動で認識し、音楽を一時停止すると同時にノイズキャンセリング機能から外音取り込み機能に切り替えます。
会話終了後は、ヘッドホンのボタン操作をするか事前に設定した時間が経てば、ノイズキャンセリング機能に戻り音楽が再生されます。
ユーザーの行動や場所に連動して事前に登録したノイズキャンセリング/外音取り込み設定やイコライザー設定に切り替わる「アダプディブサウンドコントロール」は一度設定しておくと、ヘッドホンが自動でモードを切り替えてくれるので、ヘッドホンもスマートフォンも触ることなく、シーンに応じたお好みのリスニング環境をお楽しみいただけます。
また、AIが自宅や職場、カフェなど、ユーザーが頻繁に訪れる場所を認識。「Sony | Headphones Connect」上から認識された場所ごとにお好みのノイズキャンセリング機能や周囲の音の取り込み方、イコライザーを設定すると、訪れた場所に合わせて設定が自動で切り替わります。
左右の本体それぞれにタッチセンサーを搭載しています。タッチ操作で音楽再生/一時停止、曲送り/曲戻し、ハンズフリー通話が可能です。
また、Google アシスタントとAmazon Alexaを搭載しており、音楽を聞く際の操作やニュースの確認などを音声で行えます。「Sony | Headphones Connect」から呼び出し操作の設定が可能です。
さらに、Googleのぺアリング機能「Fast Pair」に対応し、Android端末とワンタップでペアリングできます。加えて、ヘッドホンを見失っても、スマートフォンに接続されている場合は音を鳴らして探すことができます。
360 Reality Audioは、全方位に広がる音に包まれるような新たな音楽体験です。ソニーの個人最適化対応の認定モデルでは「Headphones Connect」アプリであなたの耳の形やヘッドホンの特性に最適化することで、よりリアルな臨場感をお楽しみいただけます。
■「WF-1000XM4」実機開梱レポート
まずはパッケージなんですが、プラスチックを使わないエコパッケージになり、サイズもギリギリまで小型化されました。
中身も3層になって収納されているのですが、全部紙製です。最下層にイヤーピースとUSB type Cケーブル、中層に取説類、そして上層にヘッドホン本体がケースに収納されています。
イヤーピースは従来モデルだと「ハイブリッドイヤーピース」と「トリプルコンフォートイヤーピース」というシリコン膜だけのものと、柔らかい肉厚のウレタンフォームの2タイプが入っていましたが、WF-1000XM4では新開発の「ノイズアイソレーションイヤーピース」という独自開発のポリウレタンフォームの1種類のみとなりました。
使ってみると納得しますが、このイヤーピースの遮音性もノイズキャンセリング性能にはかなり左右されるため、これ一択にすることでヘッドホンのノイズキャンセリング性能を向上させよう、というものに思えます。
ちなみに写真左が新開発の「ノイズアイソレーションイヤーピース」で、写真右が「トリプルコンフォートイヤーピース」です。形が違うのと、素材の感触もかなり違っています。
ちなみに「ノイズアイソレーションイヤーピース」は「EP-NI1000」として製品としても同時発売されます。このイヤーピースはアークサポーターを使うウォークマンWSシリーズやWF-SP900などのスポーツタイプのもの以外でなら全機種で使えます。
かなりの遮音性が期待できます。これだけを買っても良いかもしれません。
写真左はWF-1000XM4にノイズアイソレーションイヤーピースを装着したところ。写真右はWF-1000XM3にハイブリッドイヤーピースを装着したところです。
1000XM3ではハイブリッドイヤーピースのスカート部分を長くすることで遮音性を高めたり密着度を高めてイヤホンの脱落を防いでいましたが、ノイズアイソレーションイヤーピースはかなり短くなっています。
また、そもそもイヤーピースの形状が違っていて、従来の円錐形スタイルだとイヤホンを外に押し出そうとする力が加わってしまうんですが、新開発のノイズアイソレーションイヤーピースは低反発力により面で保持しようとするのと、円柱形スタイルのおかげで外周に加わる力だけで密着しようとします。
さらに、加えてイヤホン本体の形状もかなり変わってきています。写真は左下から初代「WF-1000X」「WF-1000XM3」「WF-1000XM4」になります。
こうして外観だけみても違いがわからないと思いますが、装着するとよりイヤーピースに近いところに重心がきます。
そして、これらの装着感について、アプリ側でもアシストをしてくれます。なんと、ノイズアイソレーションイヤーピースの装着具合を確認して、自分にあったイヤーピースのサイズを教えてくれる機能が搭載されます。
これは非常に助かるというか、自分では「M」サイズだと思って使っていても、それが本当に合っているのかどうかは確認のしようがなく、自分の装着感だけが頼りでした。
「WF-1000XM4」では診断機能がついていて、サイズ比較をして、どれが合っているのかを診断してくれます。付属のSサイズ、Mサイズ、Lサイズを実際に装着して試します。
比較したいサイズを選び、あとは画面の指示に従って、イヤーピースのサイズを変えて装着し、テストトーンを聴く、というのを繰り返します。
左右でサイズが違うこともあるし、果たして自分に合っているサイズはどれなのか?を客観的に試してもらえます。
試した時は当初「Sサイズ」をおすすめされて、なんだ今まで間違っていたのか!?本当はSサイズのみみだったんだー! と、驚愕したんですが、実際にSサイズを付けて電車に乗ってみると低音が物足りないし、ノイズキャンセリングの性能も全然だめ。
再度測定してみたらMサイズを勧められて、なんだよー、と、なってしまったんですが、思いだしてください、このノイズアイソレーションイヤーピースは低反発素材でじっくり、ゆっくりと形を戻すんです。装着してすぐにテストトーンを鳴らしてもダメだったんですね。
これだけ肉厚なポリウレタンフォームです。これが密着するとかなりの遮音性を発揮することが、サイズ違いで使った事でよくわかりました。
なお、装着状態のテストというのもあります。こちらはサイズ比較ではなく装着しているイヤーピースがちゃんと密着して密閉状態が作れているかをテストしています。
このときは技と左耳を急いで装着して直後にテストをしたんですが、やはり、この状態だとちゃんと密閉されていない、という表示がでます。このテストだけでも、密閉状態の目安がわかります。
■『WF-1000XM4』のライバル機種対決
「WF-1000XM4」が発売になってそのノイズキャンセリングの威力を通勤時に堪能しているのですが、そういえばAirPods Proもノイズキャンセリング性能は良いよ、という話を耳にします。そこで、実際に聞き比べをしてみたく、短期間ではありますが、比較用の機種がいくつか借りることができたので、気になる点をチェックしてみました。
用意したのは非常に評判の良い「AirPods Pro」と、あともうひとつ、やはりこちらも有名な製品で「Bose QuietComfort Earbuds」という左右独立完全ワイヤレスヘッドホンです。
できるだけ同じランク帯の製品と比べなくては、という事で他社のラインナップを調べてみたのですが、AirPods Proにしても、Bose QuietComfort Earbudsにしても、ノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレスは1機種しかないんですね。
ソニーの場合は現時点で購入できるノイズキャンセリングの完全ワイヤレスは4機種あるし、現時点で購入できる左右完全ワイヤレスは6機種あるので、ちょっと意外でした。
まずはAirPods Proの紹介からですが、発売は2019年10月30日で、amazonでの販売価格は30,580円となっています。価格帯としてもWF-1000XM4とライバルになるくらいのモデルですが、先日のプライムセールでは2万円台前半まで値下がっていたのと、発売時期的にみるとモデル末期に入っているくらいになるかと思います。
iPhone専用に思えてしまいますが、iPhone以外のモバイル製品ともつながるBluetoothヘッドホンになっていて、XperiaやウォークマンA105などと接続する事も可能です。
お客様から言われるのが「ノイズキャンセリング性能がとても良くて、すごく自然な感じがする。ただ、音質はソニーのヘッドホンの方がはるかに良い、音質は劣る、けど好みもあるからね」という感想。どなたに聞いてもほぼ同じ話をされるので、どれだけノイズキャンセリング性能が良いのか、すごく興味がありました。
実際に、自分の手元で好きな様にして使ってよくて、実際の電車の中で使わせてもらうこともできたのですが、確かにこのサイズ感はすごいですね。WF-1000XM4もかなり小型になってきていて、ようやくこのサイズに追いついた、というところでしょうか。
そして「Bose QuietComfort Earbuds」は直販サイトで33,000円、amazonで30,000円なので、WF-1000XM4と同じ価格帯の製品になります。amazonでの取り扱いは2020年9月となっています。こちらは全く触ったことがなく、今回初めて試聴したイヤホンです。
発売から1年近く経ちますが、そう頻繁にモデルチェンジするモノでもないんでしょうしバリバリの現行機種、ということになるんだと思います。
ケースは非常に大きく、ソニーの初代モデルWF-1000Xと比較してもこのサイズになります。
ケースにはBluetooth設定のためのボタンがついていたり、アップデート時にインストールの進行がわかるインジケーターなどがあったりするのですが、イヤホンのバッテリーが6時間で、それを2回充電出来る容量など、性能面ではもっと小型のソニーのケースと変わらないようです。
イヤホン自体のサイズも大きく、大ぶりなアークサポーターもついています。
上記はソニーのスポーツ向けモデル「WF-SP800」との比較画像です。ソニー製ではアークサポーターとイヤーピースが別のパーツになっているので、それぞれのサイズを選べるんですがBose製はこれが一体になっているため、個別のサイズ変更ができません。
それもあってか「Bose QuietComfort Earbuds」は最後までしっくりと装着することができませんでした。サイズを小さくすると音がスカスカになるし、使いこなしがちょっと難しかったですね。
ということで、これら3モデルを実際に電車に持ち込んで通勤時に比較試聴をします。単体で聞くと、どれもそれなりの音質で聞こえるし、ノイズキャンセリング性能も、甲乙つけがたくなります。そのため、音質については今回はコメントなしで行くんですが、ノイズキャンセリング性能については、ものすごく公平に判断する方法を見つけてしまいました。
誰でも思いつくことではありますが、左右でそれぞれのヘッドホンを装着して聴き比べをするわけです。音楽を鳴らさずに消音効果だけ比較するならこれで比較ができます。
試しに左に「WF-1000XM4」、右にAirPods Proを装着してみるんですが、ノイキャン性能は雲泥の差でした。
AirPods Proのノイズキャンセリングは評判がよく、自分もこれを単体で聞いたときは、こんなにボディが小さいし、イヤーピースのかかりも軽いのにすごいな、と思いましたが、直接比較すると、あまりノイズキャンセリングされていないというか消音性能はかなり低く感じます。
一方、WF-1000XM4の方はまったく音が聞こえないというか片側は「闇」になった感じ。大げさではなく耳の感覚がなくなったんじゃないかと思えるほどの性能を発揮します。
単体で聞くとこんな違いは感じられないし、どこでこんな差がつくんだろう?というところですが、おそらく、AirPods Proの音の消し方、消音のバランスが良いのだと思います。
AirPods Proは「ノイズキャンセリングの音がとても自然な感じがする」という話をよく聞いていて、実際、自分もそう感じたのですが、それはそもそも遮音性がすごく低いからかもしれません。遮音性が低いところで反位相の音を強めにだして消音をしているので低域の音はよく消えるんですが、高域の音はあまり消せずそれが耳に届くので「自然な感じ」がするのかもしれません。
それと比較するとWF-1000XM4は低域も高域も全部遮音していて、全体の音が聞こえなくなる感じです。
同様にBoseの方もやはりノイズキャンセリングについてはWF-1000XM4の比ではないと思います。他のヘッドホンも持ってきているので試してみるとWF-1000XM3とWF-1000Xの中間くらいのイメージです。
それと、風ノイズ低減というのがWF-1000XM4で初めて機能装備されています。これも本物の風ではありませんが日立の扇風機を最強にしてその風を受けながら試してみました。
風ノイズについては試してみてわかりましたが、ソニー製は全体に弱い。AirPods ProやBoseのはボコボコいう音があまりしませんでした。
ただWF-1000XM4はマイクの形を工夫したのか、従来製品と比べるとかなり風ノイズが抑えられていて、ノイズ低減を使わなくても、だいぶノイズが小さくなっていると思います。
それに加えてアプリ側で「自動ノイズ低減」を使うと、風のノイズを感知したところでアウト側のマイクを切る、ということをしてくれるそうです。
結論としてはそれぞれのモデルに強い点弱い点がありますが、やはりサイズ感や性能面、ユーザビリティなどを総合的に見るとWF-1000XM4が一歩リードしているように感じました。
■「WF-1000XM4」とSIMフリースマホ『Xperia』をセットで使うメリット
「WF-1000XM4」はXperiaと一緒に使う事でよりその性能をフルに引き出すことが出来ます。
まずは最初の初期設定についてですが、WF-1000XM4にはタッチで接続設定ができるNFCが搭載されていません。
ということは、いちいち、Bluetoothの接続設定で両耳長押しの接続設定をしなくてはいけないのかと思いきや、今はAndroid OSに「Fast Pair」という機能が搭載されていて、未接続のBluetooth機器をAndroid機の近くで電源を入れると、自動でペア設定が始まる仕組みになっています。
Xperia 1 IIとWF-1000XM4の接続もこれを利用すれば一発です。一度接続設定をしたら次からは自動で接続されるようになります。まるで有線ヘッドホンを使っているかのようにワイヤレスヘッドホンが使えるようになるので、普通のBluetoothヘッドホンから乗り換えると、この便利さが一番嬉しいかもしれません。
それとワイヤレス充電の「Qi」に対応しており、Xperia 1 IIで使っているワイヤレス充電器がWF-1000XM4でもそのまま使える、というのも便利ですね。
ワイヤレス充電器はXperia 1 IIを使うようになってから購入したんですが、使えるのがXperia 1 IIだけ(Xperia 5 IIは非対応)なので、他に使い道がなかったものが、ほぼ毎日のように使っているものが対応するとちょっとした時間でも載せておけば良いので、想像以上に便利です。
また、Xperai 1 IIではできませんが、今月キャリアから発売される新型のXperia 1 IIIを使うとスマートフォンからヘッドホンへのワイヤレス充電もできるようになるそうです。
これはちょっちょ充電したいという時に重宝しそうです。
そして、WF-1000XM4とXperiaをあわせて使うことの最大のメリットが伝送コーデックに「LDAC」が利用できる点です。iPhoneではこれができないのでXperia最大のメリットと言っても良いかもしれません。
LDACは、Bluetooth信号を使って音声を伝送するときの圧縮フォーマットの一つです。標準ではSBCコーデックというものを使っていて、他にapt-XやAACというコーデックもあるのですが、どれも300kbpsくらいのビットレートで伝送をしています。
ソニーのLDACでは330kbps、660kbps、990kbpsという3段階で利用ができて接続状態が良いときは990kbpsを使ってCD音質を実現。接続状態が悪いときはビットレートを下げて利用する、というフレキシブルな使い方ができます。最高ビットレートの990kbpsでは96kHz/24bitの伝送までカバーできるのでまさに「ハイレゾ級」のワイヤレス伝送ができます。
このLDACを搭載した左右完全独立ヘッドホンというのがWF-1000XM4が世界で初となるんだと思います。(当店で全世界メーカーは未確認ですが、少なくともソニーでは初です)
Xperia 1 II、Xperia 5 IIと接続するとデバイス詳細に「HD オーディオ」というスイッチが表示され、これがオンになっているとLDACでの伝送になります。
ワイヤレス再生品質のところでは「自動」と「音質優先」というのがあり、これがおそらく「音質優先」にすると990kbpsの最高音質のビットレート固定になっていて「自動」の方が周りの状況を見て330kbps~990kbpsを切り替えて使うものと思われます。
■「WF-1000XM4」と「WF-1000XM3」の比較表
WF-1000XM3 |
WF-1000XM4 |
|
ストア価格 | 27,500円 | 33,000円 |
発売日 | 2019年7月13日 | 2021年6月25日 |
ノイキャン 性能 |
デュアルノイズセンサーテクノロジー +QN1eチップ |
デュアルノイズセンサーテクノロジー +統合プロセッサーV1 |
音質 | 6㎜ドライバー DSEE HX 360 Reality Audio認定 |
LDAC対応・ハイレゾワイヤレス 新6㎜ドライバー DSEE Extreme 360 Reality Audio認定 |
本体 バッテリー |
ノイキャンON時/6時間 ノイキャンOFF時/8時間 |
ノイキャンON時/8時間 ノイキャンOFF時/12時間 |
通話性能 | 高精度ボイスピックアップテクノロジー (ビームフォーミングマイク・骨伝導センサー) |
|
接続性 | 左右同時伝送方式 | 左右同時伝送方式 +通信アルゴリズムの最適化 |
防滴性能 | – | IPX4 |
スマート 性能 |
アダプティブサウンドコントロール | アダプティブサウンドコントロール スピーク・トゥ・チャット |
その他 | ワイヤレス充電(Qi対応) Swift Pair |
.
上記は先代モデル「WF-1000XM3」と新モデル「WF-1000XM4」を簡単に比較した表です。価格差は5,000円ほどですが、多くの面で進化しているのが分かります。防滴性能が搭載されたのとワイヤレス充電に対応したのも利便性の上で嬉しい点ですね。
また、音楽を聴きながら、周囲の音も聴ける「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」を引き続き搭載していますが、WF-1000XM3よりも信号処理における外音取り込み量を増やすことで、より自然な外音取り込みを実現しています。
■イヤホン購入前に!ソニーストアでのお得な購入方法&おすすめサービス
ワイヤレスヘッドホン「WH-1000XM3」の購入に際して、メーカー直販ソニーストアで購入すると大きなメリットがあります。
それはメーカー直販ならではの長期保証サービス、ワイド保証サービスの利用ができる点です。
ヘッドホンははっきり言って消耗品です。使用頻度が高ければ高いほど断線や落下による破損などの可能性が高まります。ソニーストアでは対策として通常1年のメーカー保証を3年に延長する「3年ベーシック保証」を無償でつけてくれています。
さらに商品価格の5%にあたる+2,000円で「3年ワイド保証」にアップグレードできます。
ワイド保証では通常使用範囲内での故障だけではなく、外傷がある落下による破損などについても無料で修理をしてもらえます。
修理回数や修理金額の上限などはなく何度でも利用ができる非常に強力な保証がついてきます。持ち歩くことが多い、インナーイヤーヘッドホンで、こうした保証が使えというのはかなり大きな魅力になるかと思います。
なお、当店店頭では3年ワイド保証を半額にするクーポンを期間限定で店頭にてプレゼントしています。+1,000円で3年ワイド保証にアップグレードができます。
ちなみにこちらは当店を経由して購入して頂いた方の長期保証オーダー比率です。
長期保証サービスについては3年ワイド保証おおくなっています。やはり、ソニーストアの常連さんのオーダーが一番多いんだと思いますが、3年ベーシック保証も相変わらず40%と、カメラ製品と比べるとかなりの割合です。
紛失安心サービスも1年よりは2年という方が今回は多い様子。価格的にもお得感がありますし、圧倒的に2年サービスを選択されているようです。
また本体購入時に「My Sony ID」というソニーグループで使えるIDを取得すると、その場で10%オフにできるクーポンが発行されます。ゲスト購入するよりも10%お得に購入出来るので、おすすめです。
購入前にまずはMy Sony IDの取得からどうぞ!
■テックスタッフ店頭購入特典
また、東京、新橋にある当店テックスタッフでは、店頭にてソニー製品のご購入相談を頂いた方へ様々な特典をご用意しております。特典内容は上記リンクからご覧いただけます。
時期によって特典内容も変わってきますので、ぜひお得にお買い求め下さいませ!
ワイヤレスノイズキャンセリング ステレオヘッドホン WF-1000XM4 |
ソニーストア価格: 33,000 円税込 |
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発売日 | 2021年6月25日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:3,300円 3年ワイド/5年ベーシック:2,200円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回払いまで分割払手数料【0%】 |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
ノイズアイソレーション イヤーピース EP-NI1000 |
ソニーストア価格: 1,980 円税込 |
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発売日 | 2021年6月25日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |