【Tips】一眼カメラを初めて持つ方に!持っておくと表現の幅が広がる、おすすめの『はじめてレンズ』
初めてミラーレス一眼をご検討されるときに迷われるのがどのレンズを持てばいいのかということ。
毎年機能進化をしているスマホのカメラでもまだ到達できないような写真表現ができるのが一眼カメラの特徴でもあります。レンズ交換を行い、多彩な写真表現を楽しめるのはまさに一眼カメラの独壇場です。
そこで今回はより写真撮影を楽しむために持っておくと良い、おすすめ交換レンズをご案内したいと思ます。
■一眼カメラでできる撮影の写真表現
■F値:小さいほどぼける ■焦点距離:長いほどぼける ■撮影距離:近いほどぼける ■背景との距離:遠いほどぼける
ぼけの表現を自由に楽しめるのは、大きなセンサーを載せた一眼カメラならではの特徴です。被写体の背景や前景をぼかすことで、被写体をより印象的に見せられます。
ぼけの大きさをコントロールするには、「絞り(F値)」、「焦点距離」、「撮影距離」、「背景との距離」の4つの要素が重要です。これらの要素を上手く組み合わせることで、イメージ通りのぼけを作ることができます。
“α7R2″+SEL85F14GM F1.4 1/640 ISO100
. 背景をぼかすには?
A. 背景をぼかすには絞りを小さくします。
絞りの状態はF値という数字で表されます。F値が小さいほどぼけは大きくなり、大きいほどぼけは小さくなります。ミラーレス一眼”α”のAモード(絞り優先モード)にすると数値を自分で設定できるので、このF値を小さくするとボケやすくなります。
F値:22
こちらは絞りF22でもっとも絞った状態です。手前のピンクの小鳥にフォーカスを合わせてあります。背景になにがあるのかある程度分かるくらいまで解像しています。
F値:1.8(絞り開放)
絞り開放のF1.8にしました。ボケボケになっていて背景はもうなんだか分からなくなっています。
一般的に、F値を小さくすればするほど多く光を取り込むことができ、また、大きなぼけを楽しむことができますが、レンズごとにF値の最小値は決まっています。これをレンズの『絞り開放値』といいます。F値の小さいレンズを『明るいレンズ』と呼びます。
. 明るく撮るには?
A. 明るく撮るには露出補正をプラスします。
露出補正とは写真の明るさを調節する機能のことです。露出とは、写真を撮るときに取り込まれる光の量のことを言います。光の量は絞りとシャッター速度で決定され、それにISO感度を組み合わせた結果、写真の明るさが決まります。
オートモードやP、A、Sモードでは自動露出機能(AE)が働くため、カメラが最適な露出を判断し、それに合うような絞り・シャッタースピード・ISO感度を自動で判断して適正露出にしてくれます。
しかし、状況によってはイメージしていた明るさと、カメラが適切だと判断した明るさが異なる場合があります。
例えば、上のような写真では、自動露出で撮影した写真は雲と建物の中間の明るさになりました。しかし、撮影者が入道雲を強調して見せたいなら暗めの写真の方が適切ですし、一方で建物の形をはっきり見せたければ、明るい写真のほうが適切だと言えます。
このような場合に露出補正を行います。より明るくしたい場合は+方向に、より暗くしたい場合は一方向に設定します。デジタルカメラは撮影結果がその場で確認できますので、何度か露出補正を行い、好きな明るさに調整していくのが良いと思います。
普通に撮影するときはちょっとした露出補正しかしませんが、例えば-2.0EVとか-3.0EVなどといった普段は使わないような極端な露出補正をするとまた違った表現が生まれてきます。こういう使い方を一度しておくと、より自分のイメージに近い写真が撮れるようになります。
■初めての交換レンズで持っておきたい3レンズ
単焦点レンズ
「SEL50F18F」は手軽に買えて軽く、持ち運びがしやすい単焦点標準レンズです。単焦点レンズの特性としては、ピント面はシャープに、背景は綺麗にぼけて人物などの被写体が美しく引き立ちます。
単焦点というその名の通り焦点距離が固定されているのでズームなどはできません。そのため、人物を画面いっぱいに撮りたい、などというときは被写体に自分から寄るといったことが必要です。
そのぶん、構図を意識するようになるので、カメラのトレーニングレンズとしても使い手のあるレンズです。また、単焦点レンズは絞りが大きく開く明るいレンズが多いため、背景のぼけを活かした表現や、暗いシーンでシャッター速度を速く設定でき、手ブレが軽減されるメリットもあります。
“α7R2″+SEL50F18F F1.8 1/250秒 ISO:100
「SEL50F18F」の最大の魅力はF1.8の明るさ。絞り開放にするとズームレンズではできない、ドバッと背景がぼける大ボケ写真が撮影できます。
そういえばデジタル一眼を手にして最初に写真の楽しさを知ったのが「SAL50F14」という50mmの単焦点レンズで、自分の撮りたい主題以外を全部強制的にぼかしてしまう、この力技にまいったときでした。
まだ絞りもシャッタースピードもよく分かっていない時だったのですが、1日、絞り開放(絞り優先モードでF値を一番小さい値にして撮影)で写真を撮り続けた記憶があります。
そういう楽しさを味わえる楽しいレンズだと思います。上記の写真みたいに大きな点光源の丸いボケとか作れるとすごく楽しかったのを思い出します。
口径食と言って、よく見ると画面の端っこの方に行くとまん丸ではなく楕円形になることに気づいたのはずいぶん経ってからでした。
“α7R2″+SEL50F18F F2.2 1/160秒 ISO:100
“α7R2″+SEL50F18F F2.8 1/100秒 ISO:100
「絞り開放」ではなく、若干絞りの数値を大きくしていくと、ボケは小さくなるんですがボケの形は丸くなっていきます。
こうして被写体以外の背景のところに気を配って撮影をするようになったのは、レンズのことを知ってからです。こういう楽しみはズームレンズでは味わえない単焦点レンズならではのものになります。
マクロレンズ
被写体に大きく近寄って接写撮影が出来るマクロレンズも単焦点レンズのひとつです。最近のズームレンズでもマクロ機能付きが多く、かなり接写できるものもありますが、 専用マクロレンズにはかないません。
マクロレンズの「SEL30M35」はレンズの先端から約2.4㎝まで寄って撮影が行えます。肉眼では気づかない世界を切り出すことができ、俄然撮影が楽しくなるレンズです。
アイディア次第ではSNS映えする撮影も。
NEX-5R+SEL30M35 F9.0 1/320秒 +0.3EV
コスモスみたいな小さな花でもこんなに寄った撮影ができます。
いつもの自分の目で見えない世界の写真が撮れるとなんか快感なんですよね。造花などとは違って、こうして生きているものって本当に綺麗なんだな、と、思える一瞬が撮れます。
NEX-5R+SEL30M35 F5.0 1/80秒 -0.3EV
曼殊沙華はツルみたいな部分までみるとやや大きめの花で、いつもフォーカスをどこに合わせて良いものか悩みます。
NEX-5R+SEL30M35 F5.6 1/125秒 +0.3EV
そんな時はぐっと寄ってみてしまうのもひとつの手段。
ただし、マクロレンズはこうして接写をするときはフォーカスがすごくシビアになります。同じカットを何枚か撮影して後から思い通りのフォーカスになっているものを選んでいます。
NEX-5R+SEL30M35 F4.0 1/1000秒 +0.3EV
F3.5と、単焦点レンズと比べるとF値はやや暗くなりますが、それでもズームレンズと比べるとボケを出しやすいレンズになっています。さらに言うと、単焦点レンズのF1.8とかみたいな極端な数値ではないので癖もなく扱いやすいレンズとも言われています。
高倍率ズームレンズ
やはり1本あると便利なのが高倍率ズームレンズです。近くも遠くも撮影が行えるので、物理的に被写体によりきれない環境の時には高倍率ズームレンズの出番。運動会やスポーツの試合などで威力を発揮します。さらに、ズームレンズは望遠側でボケを出しやすくなります。
「SEL18200LE」は広角27mmから望遠300mm相当(35mm判換算)まで幅広い撮影領域をカバーする、光学約11倍のEマウント専用高倍率ズームレンズになります。
軽量・コンパクトボディで、旅行などで持ち歩くのに最適です。光学式手ブレ補正機能を内蔵し、手ブレしやすい望遠撮影時も、手ブレをしっかり抑えます。また静かでなめ らかなオートフォーカスを実現します。
ソニーストアでは「SEL18200」と「SEL18200LE」がラインナップされていますが、「SEL18200LE」の方が後に発売されたレンズになります。「SEL18200」「SEL18200LE」、そこにさらに「SEL55210」を加えて並べてみました。
太さは細いSEL55210(写真右)並。長さは短いSEL18200(写真左)並で、それぞれの小さなところを取ったのがSEL18200LEという感じです。
SEL18200はハンディカムのNEX-VG10の標準ズームレンズとして登場した側面もあり、広角側で効果の高い手ぶれ補正「アクティブ」が搭載されています。
発売当初、セミナーで伺った説明によると同じ18-200mmの焦点距離でも「SEL18200LE」はより軽く細く設計されており、女性向けの高倍率ズームレンズとしてオススメ、という一面があるそうです。
SEL18200と価格の差はそれほど大きくありません、この軽さを取るか、手ぶれ補正アクティブ搭載を取るか、という違いになると思います。
以上一眼カメラを初めて持つ方にお勧めの「はじめてレンズ」のご紹介でした。これからレンズを揃えていこうという方は参考にしてみてくださいね。
★ソニーストア 「デジタル一眼カメラ α(アルファ)で写真撮影を楽しむ」
デジタル一眼カメラα [Eマウント]用レンズ SEL50F18F |
ソニーストア価格: 30,500円+税 |
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発売日 | 2016年4月28日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証サービス | 5年ワイド:4,000円 3年ワイド/5年ベーシック:2,000円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア購入特典 | ソニー提携カード決済で3%オフ | |||
店頭購入特典 | 10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
デジタル一眼カメラα [Eマウント]用レンズ SEL30M35 |
ソニーストア価格: 24,000円+税 |
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発売日 | 2011年9月28日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証サービス | 5年ワイド:3,000円 3年ワイド/5年ベーシック:2,000円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア購入特典 | ソニー提携カード決済で3%オフ | |||
店頭購入特典 | 10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
デジタル一眼カメラα [Eマウント]用レンズ SEL18200LE |
ソニーストア価格: 71,238円+税 |
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発売日 | 2012年6月15日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証サービス | 5年ワイド:7,619円 3年ワイド/5年ベーシック:4,000円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア購入特典 | ソニー提携カード決済で3%オフ | |||
店頭購入特典 | 10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
■おすすめカメラボディ
フルサイズ 眼カメラ 『α7III』 ILCE-7M3 |
ソニーストア価格: 229,880円+税 |
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発売日 | 2018年3月23日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 |
5年ワイド:23,000円+税
3年ワイド/5年ベーシック:12,000円+税 3年ベーシック:無償 |
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金利0% クレジット |
24回分割手数料0%+10%オフクーポン 月々9,300円 残価設定24回分割+10%オフクーポン 月々6,400円 (初回のみ9,170円) |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回分割払手数料0%キャンペーン 残価設定24回クレジットキャンペーン |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
店頭にて実機展示中 液晶保護ガラスプレゼント
テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
APS-C デジタル一眼カメラ α6600 ILCE-6600 |
ソニーストア価格: 159,900円+税~ |
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発売日 | 2019年11月1日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:16,000円+税 3年ワイド/5年ベーシック:8,000円+税 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回払いまで分割払手数料【0%】 残価設定クレジットの分割払手数料が【0%】 |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
APS-C デジタル一眼カメラ α6100 ILCE-6100 |
ソニーストア価格: 89,900円+税~ |
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発売日 | 2019年10月25日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:9,000円+税 3年ワイド/5年ベーシック:5,000円+税 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回払いまで分割払手数料【0%】 |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |