【TIPS】ブラビアとBluetooth接続して使う『WH-1000XM4』製品版開梱レポート
9月4日に発売されたワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「WH-1000XM4」の製品版を当店でも店頭展示スタートしました。
製品版実機の様子と、評価モデルの試用では気が付かなかったポイントなどを今回は紹介したいと思います。それと、このヘッドホンですがソニーのブラビアと接続してテレビ用のヘッドホンとしても使えるんです。設定方法がちょっと難しいのでそれもご案内したいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
発売前に試用レポートを書かせていただいた際は先代のモデルWH-1000XM3からの進化ポイント、主にノイズキャンセリング性能の向上などを中心にレポートさせていただきました。
もともとWH-1000XM3のノイズキャンセリング性能もかなりのものだったので、正直、あまり差が出ませんでしたが(*_*)、他のレビューサイトなどを見るとマイクの性能が上がっている様に聞こえるとのこと。録音する手段が見つけられなくて、今回は断念したんですが、確かにSkype通話のテストなどで自分の声を録音・再生してみると、左右完全独立ワイヤレスの「WF-1000XM3」と比較して段違いに良くなっているんですね。
いつか、ここでそういう違いもレポートできるようにしてみたいと思います。
さて、製品版の「WH-1000XM4」ですが、今回は自宅で開梱させてもらいました。内容物は先代のWH-1000XM3と同様です。
専用のキャリングケースの他に、長さ15cmほどのUSB type Cケーブル。それと航空機用の変換ジャックとステレオミニプラグのついた有線ケーブルが同梱されています。
ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホンですが、ワイヤレス通信ができない機器との接続もできるようになっていて、航空機用のヘッドホンジャックの音声を聞く際も航空機用アダプターを介すことで有線ケーブルにて音声を聞くことができるようになっています。
これらのケーブルは、すべて付属のキャリングケースにうまいこと収納できるようになっています。飛行機に乗る際は、このケースひとつにまとめられるのでケーブルをごちゃごちゃと別に持って行かなくて良い、というのは超便利。
さて、WH-1000XM4を利用していて「あ、こんなこともできるんだ」という発見は使っているといろいろ出てきます。
例えばNetflixで映画・ドラマなどを再生しているとき。そういえばNetflixアプリもいつのまにかダウンロード機能が搭載されていて自宅のWi-Fi環境で映画をダウンロードしておいて、通勤中の電車の中で途切れなく再生を楽しむことなどができます。
新型の「WH-1000XM4」では音楽再生中にヘッドホンを外すと自動で音楽再生が停止する新機能が搭載されています。ヘッドホンのハウジングの中をのぞくとセンサーらしきものが入っていて、これでヘッドホンの装着状態を検知しているようで、ヘッドホンを外してから再び装着すると、先ほど聞いていたところから再び再生が始まる、ということが可能。
Netflixアプリでもこれが対応していて、電車で移動中に再生していて、降りるときにヘッドホンをいったん外すと、そこで映像再生が自動停止するようになっています。電車を乗り換えて再びヘッドホンを装着すると先ほど停止したところから自動再生されるなど、地味にありがたかったりします。
ノイズキャンセリング機能の他に「アンビエントサウンド」という外音取り込み機能も搭載されていて、スマートフォンと接続して使っているときは、停止状態と歩行状態でノイキャンと外音取り込みを自動で切り替える機能もついているんですが、それに使い慣れていない方なども、こうした便利さを味わえるですね。
それとBluetooth機器ということで「遅延」を心配される方から、実際のところ、どうなんですか?というお問い合わせもいただいています。
WH-1000XM4を擁護するわけではありませんが、遅延は多少あるものの、普通の方でしたら気にならないレベルだと思います。私も映画や普通のゲームをしている分には全然遅延には気が付きません。どうやらスマートフォンのアプリ側でBluetoothで音声を出力していると認識していると音声の遅延を計算に入れて映像を多少遅らせているんじゃないかと思うくらいです。
YouTubeアプリと、ブラウザで再生するのではちょっと遅延の感じが違っていて、YouTubeアプリでは遅延があるかどうかがわからないレベルで観られます。
左右完全独立ヘッドホンの初代モデルだった「WF-1000X」は左右のヘッドホンでの同期まで取っていたので1秒近い遅延があり動画再生では使い物になりませんでしたが、その後は通信方式、伝送方式を変えて、ほぼ気にならないレベルにまでなってきています。新型「WH-1000XM4」は左右独立ヘッドホンではないですし、普通のBluetoothヘッドホンです。シューティングゲームをやっていても、まず気が付かないレベルだと思います。
ただ「音ゲー」みたいに本当に微妙なタイミングが要求されるゲームではWH-1000XM4でもアウト。これもXperia Touchのときにさんざん、タイミング合わせをしたので痛感したんですが、Bluet0oth通信はつながる都度、遅延タイミングが変化するみたいで、細かいタイミング調整を追い込んでみても合わないんです。
こうしたタイミング重視のゲームをやる際は、ワイヤレス通信ではなく同梱のステレオミニプラグのついた有線ケーブルで接続するのがお勧めです。
2台同時通信も「WH-1000XM4」ならではの機能です。
試用レビューの際はウォークマンとスマートフォンを同時接続してウォークマンの音楽を再生しつつ、いざ、電話がかかってきたらスマートフォンの音声とマイクに切り替わるというのを行っていました。
これ、実際に試してみるといろいろなものとつながります。
例えば2台ともスマートフォン、という接続も可能。「Xperia 1」でゲームプレイをしてその音声を楽しみつつ、2台目の「Xperia 5」で電話の待ち受け、ということも可能。
さらにはVAIOとXperiaの同時接続とかもできます。Xperiaで音楽再生をしてPCにてテレワークの作業をしつつ、いざ、Skypeなどで通話が始まると、音声はVAIOに自動で切り替わるという感じです。
音楽再生やゲーム音声の再生を2台同時に行った場合は先に音声出力をした方の音が鳴る仕組みになっているのですが、電話、Skypeの通話などがあると優先権をそっちに持っていってしまうとか、どういうロジックで動作しているんでしょうね。
実際に自宅でテレワークをしているときに動作を味わいました。
さて「WH-1000XM4」でブラビアの音声を楽しむ方法ですが、一度、初期設定をしてしまえば簡単です。
WH-1000XM4には強力な外音取り込み機能がついています。自宅でヘッドホンを使うと、宅急便や家族から声をかけられたときに反応ができなくなってしまうのが難点なんですが、WH-1000XM4を外音取り込みのボイスズームで使えば完璧です。
テレビ音声はちゃんとはっきり聞こえて、ある程度ボリュームを上げても外には聞こえない状態が保てつつ、声をかけられたりチャイムがなったらすぐに反応ができます。
あいにくブラビア全機種が対応になっているのではなく「A2DPプロファイル」に対応したモデルでないと使えない技なんですが、対応モデルをお持ちの方は要チェックです。
【A2DPプロファイル対応モデル一覧】
A9S/Z9H/A8H/X9500H/X8550H/X8500H シリーズ(2020年モデル)
A9G/A8G/X9500G/X8550G/X8500G シリーズ(2019年モデル)
A9F/Z9F /A8F/X9000F/X8500F シリーズ(2018年モデル)
A1/X9500E/X9000E/X8500E シリーズ(2017年モデル)
※2020年モデルのX8000Hシリーズ、2019年のX8000Gシリーズ、2018年モデルのX7500F、2017年モデルのX8000Eモデル、2016年モデルのZ9DなどのDシリーズ以前のモデルは非対応になります。
その設定方法ですが、まずはブラビアの設定画面から「Bluetooth設定」を呼び出します。(画面はKJ-65A9Gのものになります。もしかすると世代により、画面デザインは若干違っているかもしれません。)
デフォルトではリモコンがペアリング済みになっているだけだと思いますが、ここで「機器登録」を選んで新しいヘッドセットを登録します。
ヘッドホンの「WH-1000XM4」は電源ボタンの長押しでBluetoothペアリングモードにしておきます。
これでWH-1000XM4が見つかれば、ブラビアのアクセサリーとして登録ができます。
ペア設定が済むと、テレビ本体、接続しているAVシステムからの音声出力がなくなり、Bluetooth接続した機器からの音声出力のみとなります。2台同時接続もできません。
(A9S/Z9H/A8H/X9500H/X8550H/X8500Hシリーズ、A9G/X9500G/X8550G/X8500G シリーズ、A9F/Z9Fシリーズのみ仕様でそうなっています。これら以外のモデル(2017~2018年モデル)では同時出力ができるそうです)
これらの設定はBluetoothヘッドホンを接続するたびに行う必要があります。設定メニューは階層のわりと深いところにあって大変なんですが、モデルによっては「クイック設定」として、すぐに呼び出せるメニューをカスタマイズできる機種があります。
A9Gではクイックメニューの「編集+」からBluetooth機能を追加することができるので、ここにボタンを追加しておくとあっという間です。
2回目からはペアリングの必要はないので登録済みの機器からWH-1000XM4を呼び出すだけです。(先にWH-1000XM4の電源を入れておく必要があります)
これも、私が聞いたところでは遅延が起こっている感じはまったくしません。深夜にブラビアを大音量で観るのが難しい方は「WH-1000XM4」を使えば無音で迫力の映画、ドラマを楽しむことができます。
外音取り込み機能も併用すれば「いつまで起きてるの」という家族からの優しいアドバイスにも「もう、寝まーす」と、平和な返事を返すことができますね。
こちらの「WH-1000XM4」は当店に常設展示しているのと、先代の「WH-1000XM3」との比較展示もしばらくの間行っています。飛行機のノイズ発生源としてウォークマン&スピーカーを用意しましたので、簡単にノイズキャンセリング効果もお試しいただけます。
ブラビアとのBluetooth接続も店頭ですぐに体験いただけます。
スマートフォンとの接続に、ウォークマンとの接続に、そしてテレワーク中のパソコンとの接続にも、ブラビアとの接続にもご利用いただけます。
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ワイヤレスノイズキャンセリング ステレオヘッドホン WH-1000XM4 |
ソニーストア価格: 40,000円+税 |
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発売日 | 2020年9月4日 |
メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:4,000円 3年ワイド/5年ベーシック:2,000円 3年ベーシック:無償 |
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