【Tips】4K番組のBlu-Rayディスクへのダビングの話
今年は自宅で過ごす方が多くブラビアが大ヒットしているのですが、同時にBDレコーダーも売上を大きく伸ばしているそうです。当店でも「4Kブラビアと組み合わせてもっと楽しもうキャンペーン」があるおかげで、ちょくちょくBDレコーダーの購入相談をいただきます。
相談が多いのが内臓HDDの容量と、外付けHDDの容量をどうするのかバランスの話なんですが、同時にディスクメディアへのダビングの件もご質問を多くいただいています。
そうそう、4K放送が録画できるようになった現行モデルですが、初めて4K放送の番組をディスクメディアに書き出せるようになった製品でもあります。4K番組のディスクダビングについていただいたご質問をいくつか紹介したいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
昨年の秋に「BDZ-FBT3000」を自宅に購入してから、ディスクライブラリーをどんどん増やしているところです。特にコロナウイルス感染予防のおかげでテレビ局も番組制作に支障が出ていて、春ドラマの多くが放送を延期され、代わりに名作ドラマの再放送が多かったこともあり、ここぞとばかりに総集編をまとめて録画。
録画した番組を1枚のBDメディアに書き出す、ということをしています。
友人に頼まれて、録画した番組をディスクダビングして渡してあげることもあるのですが、ゴールデンウイークにNHK BS4Kで放送された劇場版「エヴァンゲリオン」の3部作をダビングして欲しい、という依頼があったときに、あ、それできるんだっけ? という問題に遭遇しました。
放送された4K放送番組を、友人が持っている従来型のハイビジョンにしか対応していないBDレコーダーで見られるか、という話です。
結果的に出来るんですが、その方法をご案内。
BDレコーダーのホーム画面からダビングに進み、ダビングモードに入ります。ディスクにダビングしたい番組を選択してからメニューを呼び出して「ダビングモード設定」に進みます。
ここでダビングモード設定から圧縮方法の変更を選択します。
ここで「AVC」を選択することで4K番組が2Kに変換されるんです。
この圧縮方法を変更することで他の機器との互換性があがります。
番組のファイルサイズもDRモードからXRモード変換で9割くらいのサイズになります。4Kから2Kに変換したらもっとファイルサイズが小さくなりそうなものですが、4K放送はHEVCという高圧縮モードで記録されていて、それよりも圧縮率が低いAVCフォーマットになることで圧縮率が低くなるためファイルサイズは大きくなりがちなんです。
ちなみになぜか「エヴァンゲリオン」では2K AVCの方がファイルサイズが大きくなってしまいました。そういうときはAVCフォーマットでの圧縮率を高くして画質を落とすことで容量を小さくし、ダビングするディスクの容量に合わせることができます。
4K放送の録画番組もこうして自由に変換ダビングすることができます。
なお、ソニーのBDレコーダーで録画した4K放送番組ですが、ブルーレイディスクにダビングして、それを再生できるのはソニーのBDレコーダーだけ、ということになっています。ソニーのUHD BDプレーヤーでの再生は対応していないのでご注意ください。
【追記】
2020年11月発売のPlayStation 5についても4K放送の録画ディスクは再生対応していません。
また他社製のBDレコーダーでの再生も保証はされていないのですが、記録方式はほぼ同じ形式を取っているため、再生保証はないものの実際には再生ができるようです。シャープのレコーダーで録画したBDメディアをソニーのBDレコーダーで再生したり、ムーブバックしたりすることもできたので、4K対応BDレコーダー同士の互換性はある程度あるものと思って大丈夫なようです。
「録画した4K放送の番組のCMカットはできるんですか?」というご質問もいただきました。
4K放送の録画番組もハイビジョン放送のものとまったく同様に編集することが可能です。
ソニーのBDレコーダーの場合、録画番組の編集には「チャプター編集」という項目を利用します。ホーム画面から「削除/編集」>「タイトル編集」にはいって、ここで「チャプター編集」を選択します。
「チャプター編集」と聞くと、チャプター位置を修正するための項目に見えてしまいますが、これはレコーダーが自動で入力したチャプター位置を元に編集するモードになります。
こちらがチャプター編集をしている画面になります。画面下にタイムラインがあり、ここで時間が「0:01:30」とか「0:02:00」とかの区切りのよい時間になっているチャプターはほとんどの場合CMです。中身を見なくてもこのタイムラインだけでCMカットをしていくことができます。
削除したいチャプターをマークして、最後に「削除実行」とすると、一気にCMだけ消すことができます。あまり精度が良くないというかオープニングとエンディングシーンは正確にチャプターが打たれないケースが多いんですが、そういう場合は自分でシーンの替わり目を探して「分割」することでチャプターを入れる事ができます。
「スゴ録」時代から変わらない操作メニューになっているので、ソニーのBDレコーダーをご利用になっている方は迷わず利用できると思います。
長時間録画モードについてですが、以前、試した時には接続しているテレビの画面サイズが小さい場合はXRモードとかXSRモードにしても大丈夫かも、という話をしたことがあると思います。ただ、実際に自分でBDレコーダーを買って運用をはじめてみるとDRモードでしか録画はしていません。(ウチのダイニングの4Kテレビは43型なので大きな画面ではないんですが)
というのも、やはり4K放送を録画することの一番のメリットは4Kの高精細高画質を楽しむことなわけです。単に番組を楽しみたいだけならハイビジョン録画しても良いし、ドラマなどであればビデオ・オン・デマンドサービスでいつでも観られるので、自宅のBDレコーダーで番組録画を頑張らなくても良いんですよね。
それよりも4K高画質で観たい、保存したい!なんです。今は43型の小型4Kテレビですが、BDメディアを使って作り上げたライブラリーは、いずれ75型とか65型の大型4Kテレビで再生する可能性も高いわけです。
やはり最高画質のDRモードで録画するのがベストかな、と、なるかと思います。
ちなみに画質を比較するためBDレコーダーで各圧縮モードの設定をして数分録画して見比べをしても、画質に違いはでません。BDレコーダーが利用されていないときにあとから指定モードへの変換をするので、変換されたあとに見比べないと実際の録画モードの映像にならないんです。
解像度が高い分、画質の違いはかなりでます。
そして、購入するディスクはどれがおすすめですか?というものなんですが、4K放送の録画で私が一番多く使うのは50GBのBD-REです。
4K放送用のブルーレイディスクというのは特になくて、地デジ、BS放送を録画するブルーレイメディアと同じモノを4K放送のダビングでも使えます。
ブルーレイメディアには何度も書き換えができる「BD-RE」と、一度しか書き込みができない「BD-R」の2種類があるのですが、昔と違って今はBD-REとBD-Rの価格差があまりないので、ディスクの書き込み失敗があっても書き直しができる「BD-RE」の方が安心して使える気がします。(って、ディスク書込に失敗したことは最近ないんですがw)
価格差ですが50GBのBD-REの5枚パックで2,880円、50GBのBD-REの5枚パックで2,380円です。
さらに容量については1層の25GB、2層の25GBに加えて、現在は3層の100GB、4層の128GBディスクもラインナップされています。100GBはBD-REのみ、128GBはBD-Rのみのラインナップになっているので、ここでもちょっと違いがあります。
で、どれを購入するのがお勧めですか?というお話しなんですが、それはもう人それぞれでダビングする番組にもよるのですが、我が家のディスクメディアストックを例にすると、こんな感じで在庫を用意しています。
自宅に在庫するために今回、買い足しをしているのですが、我が家ではこれらがストックされている感じです。
一番よく使うのが50GBメディアで、それと25GBのBD-REの5枚パックを常時在庫。さらに128GBのBD-Rと100GBのBD-REを置いておき、さらに会社と自宅の行き来をするための100GB BD-REが数枚フラフラしている感じです。
書込をしてディスクを消費したら、適当なときに買いましています。
録画するタイトルによるのですが、100GBなどの大容量ディスクは単価も高いので、ここぞというときに使うのみです。「ここぞ」というのがどういう時かというと4時間30分の放送になるNHK紅白歌合戦の録画などです。
紅白歌合戦は非常に悩ましい放送時間になっていて、4時間30分で50.6GBというデータサイズになります。ちょっと削れば50GBのディスクメディアに入りそうなものですが、50GBディスクの実際の容量は46GBほどしかないため、ちょっと削るくらいでは入りません。録画モードを変更しないと50GBディスク1枚には入らないため100GBディスクを使って記録をすることになります。
まぁ、これは再放送もないし、4K画質で保存できることに一番のメリットがあるのでケチケチしても仕方がありません。あまっている40GBの容量のところに、その年の想い出の番組などを入れておいても良いかも。
さらに、最近悩ましかったのが、これは4Kではなくて通常の2K放送だったんですが、WOWOWでやっていた12時間のサザンオールスターズ桑田佳祐スペシャルです。
12時間、ずーっとライブ映像を流してくれているすごい番組だったのですが、これのCMシーンをカットしてなんとかディスク1枚に入れたい!と、思っていたのですが、そのデータサイズが100GBぴったり。
100GBディスクも実際の容量は96.7GBなのでギリギリで入らないんです。
この場合の選択肢としては圧縮モードを変更して100GBディスクに入れるか、もしくはBD-Rの128GBディスクにアップグレードして書き込むかです。ちなみに価格は100GBが1枚1,200円で128GBが1枚1,480円です。たいした価格差ではありません。(^_^)
今回は時間の長さもあるので番組を3分割にして1/3だけ録画モードを落として96GBまでデータサイズを落として100GBディスクに書き出しました。
100GBディスク、128GBディスクそれぞれに記録できる録画時間の目安が記載されていますが、100GBで370分、128GBで470分となっています。サザンの番組は実際には636分あったので、実際のファイルサイズはかなり小さくなる様です。
ちなみに4K放送では連続ドラマなどの放送もあります。私が大好きな「絶メシロード」も4K放送されていたので、こちらを録画して、ディスクに書き込みを試してみたところ、全12話で288分(CMカット済み)が63.7GBです。連続ドラマも50GBディスク1枚に収めるのは難しいので、100GBディスクの出動ということになります。
映画では「エヴァンゲリオン」が3作で305分、37.2GB。「ミッションインポッシブル」3部作が364分で71.4GB。「アラビアのロレンス」が228分で44.7GBになっています。エヴァンゲリオンはややファイルサイズが小さいのですが、NHK BS4Kの映画番組は大体1分あたり0.196GBくらいのサイズになるみたいで230分くらいが50GBディスクの目安になります。
ライブ番組だと「サカナクション2017」が90分で16.76GB、70回紅白歌合戦が270分で50.6GBでした。1分当たり0.187GBほどの消費量となります。
いずれにせよディスクメディアに書いてある記録時間の目安よりは長時間記録できます。
4K放送も番組によりビットレートが変わるみたいなので「ちょっと無理して入るかな?」くらいの記録が可能。
ダビングの際には、ダビングに必要なディスク容量が画面にモニターされますので、それを観ながら調整する事になります。
ディスクメディアは、それに合わせて選ぶように、25GB、50GB、100GB、128GBをそれぞれご用意になってみてはいかがでしょうか?
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