HDD容量どうする!? 新型4Kチューナー内蔵BDレコーダーのモデル選び考察レポート
先週からソニーストアで予約販売がスタートした4Kチューナー搭載の新型BDレコーダーのモデル選びなんですが、当店店頭でも悩ましい相談をいただいています。私もそうなんですが、チューナー数と、HDD容量はどれを選べば良いんだろう!? 選択肢を今回はソニーさんがずらりと用意してくれているモノで、かなり悩ましい選択になっています。
安い外付けHDDを増設するの前提で本体価格を安くするか、SeeQVault対応にした方がよいのかどうなのか、そのあたりの話をちょっと調べてみました。
こんにちは、店員佐藤です。
「え? 4Kテレビなのにレコーダーはまだハイビジョンなの!? 4K放送を観ているのに4Kで録画してないの? もったいない。。。」
なんてキャッチコピーを今も矢沢永吉さんがイメージキャラクターを務めてくださっていたら、きっと言ってくれているんだろうなー、なんて話をしたいんですが、矢沢永吉さんがソニーのBDレコーダーのキャラクターを務めてくれていたのは2008年~2009年くらいのことだったんですね。昔のカタログを引っ張り出してきたら一部だけでてきました。
他社はDRモードでしか録画できなかったのですが第一世代の4K対応BDレコーダーを発売していたのに、ソニーは第2世代からの参戦になっており、やっと11月16日に発売されます。
4K放送はもうすでに始まっているのに商機を逃してもったいない!と、ソニーさんに言いたいところだったんですが、完成度の高いレコーダーを出してくれます。ここで買ったら永く使うことになる4K対応のBDレコーダーです。この年末からバッチリ4K録画をしたいと思います。
で、ここで悩ましいのがモデル選びです。3チューナー搭載モデルと2チューナー搭載モデルがあり、さらにHDD容量も1TB~4TBまでラインナップされています。機能面では差はなにもなく、単純にチューナー数とHDD容量だけの違いになっているので、これがまた悩ましい選択になっています。
4K放送の録画でどれくらいHDD容量を使うのかが、まだ4K録画をしていない方ばかりですので検討がつかないんですよね。
メーカーさんにうかがったところでは「地デジ/BS放送で2TBのレコーダーを使っているなら、4K放送のデータ量は倍になるので4TBが目安ですよ」という案内をされるのですが、いやいや、地デジやBS放送みたいにジャンジャンバリバリと録画する番組は4K放送にはないですよ。そんなに録画本数はないからもっと少なめにみても良いと思うんですが。。。
先週、ソニーショールーム/ソニーストア銀座で実機を使って圧縮率の高い録画モードを試してみたところ、やはり画質モードを落とすと、それなりに劣化することもわかりました。画面サイズによって粗が見えてくる感じはしていて、65型以上の超大型ディスプレイをお持ちの方はDRモードとXRモードを使わないともったいない感じになると思います。
実際に試しているわけではないのですが43型とか49型の比較的小さなサイズの4KテレビであればSRモードで観ても我慢はできるかも、というレベル。
4Kテレビはバラエティとかドラマとかガンガン録画することはないかもしれませんが、NHK BS4Kでは国家予算を使って良質のドキュメンタリー番組を大量に放送してくれています。長期間DRモードで録画した番組を保存しておくことを考えると、やっぱりHDDの容量は大きいに超したことはありません。
現在、自宅の4Kブラビアに接続している4Kチューナー「DST-SHV1」には4TBのHDDを接続して録画しているのですが、大体2~3TBくらいを消費している感じです。そこに加えて地デジ、BS放送の録画をするとなるとやっぱり4TBは欲しいんですよね。
3チューナーモデル | 2チューナーモデル | |
内蔵HDD 4TB | 164,890円 | |
内蔵HDD 3TB | 137,390円 | |
内蔵HDD 2TB | 120,890円 | 104,390円 |
内蔵HDD 1TB | 109,890円 | 93,390円 |
単純に価格を比較すると10%の消費税込みで上記の価格になります。差額を考えると3TBと4TBの価格差が27,500円もあるので、3チューナー3TBモデルがおトクかなー、差額分で外付けHDDを購入した方が容量は増やせそうです。
で、この外付けHDDというのがまた悩ましいんです。
外付けHDDですが、2017年モデルから「SeeQVault」規格に対応したHDDがソニーのBDレコーダーで使える様になりました。
「SeeQVault」というのは著作権保護技術を使った外付けHDDで、従来はBDレコーダーに外付けHDDを接続して使った場合、接続したBDレコーダー本体でしか利用ができませんでした。BDレコーダー本体が故障してしまうと外付けHDDのデータを読める機器がなくなってしまうため、内蔵HDDと外付けHDDのデータをいっぺんに全部失ってしまうことになっていたのですが、SeeQVault対応の機器であれば、たとえBDレコーダー本体が壊れてしまったとしても、別のSeeQVault対応のBDレコーダーを持ってくれば、新しいBDレコーダーで再生ができるんです。
コンテンツのバックアップができるようになっていて、非常に安心感のある使い方ができるんです。
だったら、4Kチューナー搭載の新型BDレコーダーでもSeeQVault対応HDDを使えば良いように思えるんですが、4K放送がまだSeeQVaultに対応をしていません。SeeQVault対応HDDを使うと、4K放送番組が外付けHDDに移動できないんです。
逆にSeeQVault非対応の通常の外付けHDDを使うと4K放送を記録することが可能。その代わりBDレコーダー本体が故障してしまった場合は、一緒にデータが飛んだことになってしまうんですが、そもそもブルーレイディスクに書き出す事が出来るようになっているので、永久保存判番組はディスクで書き出しちゃえば良いんじゃない? ノーマル外付けHDDは単に容量アップのための手段として使えば良いじゃない、という考え方もできるわけです。
ちなみにノーマルの外付けHDDに書き出した4K放送番組ですが、内蔵HDDに記録しているものと扱いはまったく同じで、なにか外付けHDDに録画したことで不都合が起こる機能はなにもないと聞いています。SeeQVaultにした場合は4K放送の録画ができない、ファイル削除が遅い、DISCからSeeQVaultへのムーブバックが遅い(著作権保護の確認が入るため等速ダビングになるそうです)などの一部、制約が起こります。
それと、外付けHDDですが、テレビ回りですが人によってはサウンドバーがあったりPlayStationがあったりと、機器が多数設置されていてただでさえコンセントを占有しているのに、そこにHDDの電源まで用意できない、配線がわずらわしい、というのもあるかと思います。
我が家も同様でできれば電源が必要ないポータブルタイプのHDDにしたいところです。ちょっと高いのとHDD容量が少なめになるのが難点と、思っていたのですが、2年前には最大容量で1TBの製品しかなかったのに、今は5TBまで製品があるんですね。
実はそうした外付けHDDのモデル選びも悩ましい感じになっているんです。
ざっくりと、amazonでそれぞれ特徴のあるモデルを選んで容量別に価格をリストアップしてみました。(2019年9月13日現在)
Logitec SeeQVault対応 ポータブルHDD |
エレコム SeeQVault対応 据え置きHDD |
Logitec Direct SeeQVault対応 据え置きHDD |
BUFFALO ノーマルタイプ 据え置きHDD |
|
6TB | 16,968円 | |||
5TB | 28,620円 | |||
4TB | 27,300円 | 16,987円 | 14,112円 | 9,780円 |
3TB | 13,000円 | 11,862円 | 9,575円 | |
2TB | 14,480円 | 11,096円 | 12,880円 | 8,565円 |
1TB | 10,980円 | 10,363円 |
.
ソニーのBDレコーダーが認識できるのは6TBまでのHDDとなっています。なので、これらのモデルの中から選べば規格の上では対応をしていることになります。(当店及びメーカーで動作確認をしているわけではありません。動作不良があった場合の責任は取れませんのでご了承ください)
BDレコーダーの内蔵HDDを3TBにしておいて、そこに4K録画をすることにして、地デジ放送はSeeQVaultのポータブル2TBに録画していくというのが、コストパフォーマンス的には良いですかね。
ポータブルタイプ、及びSeeQVault対応になると割高になるので、設置スペースにゆとりがあれば3.5インチのSeeQVault非対応モデルを選ぶのも確かに手なんです。
なかなか悩ましい選択になります。
それと、もうひとつ。SeeQVault対応のポータブルHDDにしておくと、こんなことも出来る様になります。
今年の夏に登場したのですが、VAIOなどにインストールしてnasneやソニーのBDレコーダーの録画番組をPC画面で再生することができる「PC TV Plus」に「Advanced Pack」というのが追加で登場しました。
買い切りソフトではなく、1年間の利用権を購入する形になるのですが、2,000円で1年間、アカウントに紐付けられたPC TV Plusで使うコトができます。
なにが出来るかというと、従来はできなかったカット書き出しとプレイリスト書き出しなど。それに加えてSeeQVaultで記録されたHDDの番組再生、ムーブバックができます。
ソニーのBDレコーダーに接続したSeeQVaultのポータブルHDDをVAIOに差し替えると、そのまま記録された番組の再生をすることができます。
実際に試してみたのですが、なるほど、本当にポータブルHDDを接続しなおすだけで、そのまま記録された番組の再生ができました。
こちらはBDレコーダーの録画リストです。よく見るとDRアイコンの左隣にUSBマークがありますが、これが外付けHDDに記録された番組になっています。ダビング10もそのまま使えるしホームネットワークでの番組配信も内蔵HDD記録と同じ様に使えます。
なにも機能面では差がありません。
こうしてSeeQVaultのポータブルHDDに書きだしてある番組をVAIOにそのまま移設可能。
ここからVAIOにムーブバックさせて取り込むこともできます。
バックアップと言うよりも長期出張の方などで自宅で大量の番組をSeeQVault対応のポータブルHDDに録画しておき、それを持って、また長期出張に持ち出す、とかの使い方になるかと思います。
SeeQVault対応のポータブルHDDを使うとこんな利用の仕方もできる、というわけです。
FIFAワールドカップサッカーを大会期間中、全試合録画する、という方もいらっしゃいますが、そういう場合は1TBのHDDを、その大会専用にして全試合記録してコレクションしておく、なんてこともできます。
これが4K放送も出来ると最高だったんですが、まだ規格が制定されていない以上どうしようもありません。
4K放送で残しておきたい番組はディスクに焼いて保存しまくりましょう!
ということで、前回のショールーム実機展示レビューレポートでは深く考察できなかったHDD容量のお話しでした。
なお、現時点での当店での4Kチューナー搭載BDレコーダーの予約状況ですが、見事に割れています。3チューナー搭載モデルが75%なんですが、HDD容量は4TB、3TB、2TBともに同じくらいのオーダー状況でオーダーが偏っているモデルがありません。
使い方や家族構成、録画量によって選ばれているようです。
新型BDレコーダーの発表と同時に10,000円のキャッシュバックキャンペーンが発表になっています。なんと、2012年発売の4Kブラビアから今まで発売されたモデル全機種が対象でソニー製4Kテレビをお持ちの方が4K対応のBDレコーダーを購入するともれなく1万円のキャッシュバックです。
BDレコーダーを複数台購入しても購入代数分のキャッシュバックがあるキャンペーンになっています。4Kブラビアは1台しかなくても4Kチューナー搭載BDレコーダーを2台買った場合は1万円×2のキャッシュバックが受けられる脅威のキャンペーンになっています。
ブラビアと他社製テレビをお持ちで、2台ともソニーの4Kチューナー搭載BDレコーダーにしたい、という場合は2件の応募にすることができます。これ、結構スゴくないですか!?
キャンペーン応募はブラビアのシリアルナンバーが入った画面や購入したBDレコーダーの購入を証明する書類、そして製品に入っているキャンペーン応募ナンバーなどだけで可能です。“α”のようにパッケージを切り抜いて郵送で送る、というのは必要ありません。
キャンペーンは来年1月末までの期間限定となっています。
こうした新規格に対応した製品は今までことごとく発売日前後には品薄になります。今回も11月16日発売と、まだ先の発売日になっていますが早めにオーダーしておいた方が良いかもしれまんよ。
消費税アップ後の発売になるため、9月にオーダーしても消費税は10%計算での予約になるため今月中の予約オーダーで安くなる、ということはありませんが、品薄になる前に、納得のいくモデルで予約オーダーをどうぞ。
私も今月中に購入するんですが、うーん、容量選びはまだ悩ましいですねー。内蔵3TBとSeeQVaultのポータブル2TBかなー。
4Kチューナー内蔵 Ultra HD BDレコーダー 3番組録画対応 BDZ-FBT4000/FBT3000 FBT2000/FBT1000 |
ソニーストア価格: 101,750円~+税 |
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発売日 | 2019年11月16日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証サービス | 5年ワイド:10,000円 3年ワイド/5年ベーシック:5,000円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 【期間限定】24回分割払手数料0%キャンペーン |
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テックスタッフ 店頭購入特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 3年ワイド/5年ベーシック半額クーポンププレゼント テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
4Kチューナー内蔵 Ultra HD BDレコーダー 2番組録画対応 BDZ-FBW2000 BDZ-FBW1000 |
ソニーストア価格: 86,472円~+税 |
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発売日 | 2019年11月16日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証サービス | 5年ワイド:9,000円 3年ワイド/5年ベーシック:5,000円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 【期間限定】24回分割払手数料0%キャンペーン |
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テックスタッフ 店頭購入特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 3年ワイド/5年ベーシック半額クーポンププレゼント テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
【2021年最新モデルのご案内はこちらから】
4Kチューナー内蔵 Ultra HD BDレコーダー 3番組録画対応 BDZ-FBT6100/FBT4100 FBT2100 |
ソニーストア価格: 106,700円~ 税込 |
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発売日 | 2021年6月1日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証サービス | 5年ワイド:11,000円 3年ワイド/5年ベーシック:5,500円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回分割払手数料0%キャンペーン |
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テックスタッフ 店頭購入特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
4Kチューナー内蔵 Ultra HD BDレコーダー 2番組録画対応 BDZ-FBW2100 BDZ-FBW1100 |
ソニーストア価格: 88,000円~ 税込 |
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発売日 | 2021年6月1日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証サービス | 5年ワイド:8,800円 3年ワイド/5年ベーシック:4,400円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回分割払手数料0%キャンペーン |
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テックスタッフ 店頭購入特典 |
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