【レビュー】ソーラー&手回し充電の防災ラジオ『ICF-B99』でスマホを充電! 実機レビューレポート

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ICF-B99

4月に発令された新型コロナウイルス感染予防のための緊急事態宣言以降、4Kブラビアや、ウェアラブルネックスピーカー「SRS-WS1」、PlayStation 4本体などの大ヒットがある当店ですが、他にもうひとつ、オーダーが盛り上がっているものがあります。

実は防災ラジオ「ICF-B99」と「ICF-B09」についてもオーダーが増えています。長野でなぜか地震が増えているというのもありますが、そういえば、こうして新型コロナウイルスの感染予防が叫ばれている中で、大地震などの災害が起こり、避難所へ逃げなくてはいけないという状況になったら、一体どうなるんだろう、とか私も夢に見てしまったことがあります。

あえて、この時期に購入する製品ではないかもしれませんが、そういえば太陽電池装備の「ICF-B99」のちゃんとした実機レビュー記事を作ったことがなかったので、時間がたっぷりとあるテレワーク中に、時間をかけて実機レビューをしてみました。

そう、皆さんご興味があると思いますが太陽電池や手回し充電で、実際にスマートフォンが本当に充電できるのか?という疑問を私も持っています。実際に試してみました。

 

こんにちは、店員佐藤です。

臨時休業中のソニーショップ新橋テックスタッフから「ICF-B99」の在庫品を持って帰ってきました。当店はソニーストア専門店ということで、基本的に在庫は置かず、店頭からソニーストアさんへのご注文をいただくネットショップなんですが、こちらの防災ラジオは当店店員の防災グッズを兼ねて、常時在庫して店頭展示しています。

常に在庫をしておき災害があったときには社員が利用できるようにしているのですが、実際には北海道地震があったりすると店頭展示品はすぐにご購入いただいて次の入荷を待っている状態になります。

そう、どこかで災害が起こるたびにソニーさんでも在庫切れになってしまうんです。今回の在庫品もお店を営業していたら買われていってしまっていたかもしれませんが、太陽電池の性能などを実際に試したことがないので在庫品を一度開いて試してみたいと思います。(これで店頭展示品になるのでセール価格での販売になりますよー)

ソニーの防災ラジオ「ICF-B99」ですが、基本的には3つの役割を果たします。

ラジオとしての機能と、LEDライトとしての機能、そしてこれが魅力的なんですが携帯電話・スマートフォンの充電に対応しています。ケーブルを別途用意しなくてはいけませんがiPhoneにも対応しています。

しかもその充電を手回しハンドルの充電で行える、というのがソニーの防災ラジオの最大の魅力です。

よく災害時の映像をテレビで見ることがありますが、被災地の避難場所でタコ足配線をしまくった携帯電話の充電台が映って、あれくらいの状況で充電をしないといけないのか、と、ぞっとした経験があるのですが、ICF-B99があれば体力を消耗することにはなりますが、暇なときにハンドルを回して好きなだけ携帯電話を充電することができるわけです。

あわよくば太陽電池も装備しているので、日光の当たるところに置いておきさえすれば、それだけでハンドルを回さなくても充電ができるかも! 考えただけでも手元に置いておきたくなります。

ただ、太陽光発電ってそんなに効率良さそうには思えませんしハンドル回すのもどれくらいの硬さなのか、体力をどれくらい消耗するものなのか、ちょっと不安もあります。

 

実際に試してみましょう。

 

まずはパッケージ内容から。本体のほかに非常用の笛とストラップ、ポーチ、マイクロUSBケーブル、携帯電話充電アダプターが入っています。

ポーチがなかなかうまくできていて、中は二層になっています。ラジオ本体を収納するポケットと付属品をまとめておくポケットに分かれます。

この手の防災ラジオを購入すると、パッケージのまま、そのまま保存しておく方も多いと思いますが、これだけうまく収納できるポーチがあるので、パッケージから出してまとめておいた方がコンパクトに収納できるかと思います。

それと、取扱説明書に目を通すと、内蔵充電池の活性化のため、1年に一度は1分程度で良いので充電ハンドルを回して充電してほしい、ということが書かれています。これもパッケージを開けないと気が付きません。

1年に一度、防災の日、ということで9月1日にでも思い出してハンドルを回すなら、一度出してポーチに移しておいた方が良いかもしれません。

付属のマイクロUSBケーブルと携帯電話の充電アダプターです。昔のi-mode用携帯電話とかの充電アダプターがありますが、スマートフォン全盛期の今ではこれらを使うことはもうないですね。

ちょっと前に変われた防災ラジオなども、こんな仕様になっていて、下手するとスマートフォン充電に対応していなかったりします。以前、防災ラジオを購入されている方は要チェックです。

携帯電話アダプターの代わりにUSB type-Cが充電できるようにアダプターを用意するとか、iPhoneをお使いの方はiPhone用のケーブル、もしくはUSBアダプターを用意しておくと良いと思います。

防災ラジオからの出力側は普通のUSB type-A端子になっています。(防災ラジオ本体の充電はmicro USB端子で行います)

さて、ここはちょっとややこしい話になりますが、大事な話になります。防災ラジオ本体の電源ですが内蔵電池と単3電池の2バージョンが使えるようになっています。

切り替えスイッチになっていて、内蔵充電池を使うか、単3電池を使うかは自分で選んで利用ができます。ハンドルを回したり、太陽光で充電できるのは内蔵充電池の方です。

単3電池は入れ替えて使うことになります。

試してみたところ、市販されているアルカリ電池でも利用はできるし、ニッケル水素の充電池なども利用ができます。防災ラジオでこれらの電池を充電することはできませんが、予備の電池を持っておけば充電することなく普通にLEDライト付きラジオとして使えるわけです。

内蔵充電池はマイクロUSBケーブルを使って充電します。通常の5V 500mAで約2時間の充電で満タンになります。

さて、ここで最初の疑問です。内蔵充電池の容量ってどれくらいあるものなの? 単3電池2本でスマートフォンの電源はどれくらい充電できるものなの?というところです。

実際に試してみました。

内蔵電池 vs 単3アルカリ電池 vs ニッケル水素充電池です。単3アルカリ電池は使い捨てなのでもったいないのですが今回の実験のためだけに使いました。新品のアルカリ単3電池です。昨年の夏のソニーフェアで販売終了記念セールで購入してきたものをここで使うとは。。。(電池には寿命があるのでずっともつものではありません。これで良いんです。)

充電したのは「Xperia 1」で「AccuBattery Pro」というバッテリー管理アプリを使って充電された電力量と時間を計測しました。試した回数は少ないのですが結果はこちら。

  充電時間 電力量
内蔵充電池 32分 191mAh
ニッケル水素単3充電池 29分 172mAh
アルカリ単3電池 22分 138mAh

むむむ! アルカリ乾電池根性ないなー、というか内蔵充電池が結構、容量が大きいことがわかりました。

ちなみにXperia 1のバッテリー容量は3200mAhなので、上記の充電だと5%前後にしかならないことも判明。内蔵充電池ならともかくアルカリ単3電池を使ってたったの4.3%しか充電ができないのはもったいなさすぎです。

ただ、これだけの充電でカタログ数値的には「待ち受け50時間、通話25分」となります。まー、InstagramとかTwitterとか写真をアップしないで使えばそれくらい使えますかね。(^-^)

目安として内蔵電池満タンの場合はLEDライトが20時間、FMラジオは32時間、AMラジオは40時間使えることになっています。これが内蔵充電池や単3電池を使った時の目安、ということになります。

スマートフォンがどれだけ電池食いなのか、という話になりそうです。

 

さて、続いては手回しハンドルでの充電です。これは安心のソニー製、という話にしたいんですが、以前、防災グッズとしてまとめて購入した緊急避難バッグセットが我が家にあるんですが、昨年の台風19号の時に中身をチェックして手回しハンドル付きライト&ラジオを試したところ、ハンドル一回転でトルクが抜けて壊れてしまったことがありました。

10年近く前にどこで買ったのかも忘れた防災グッズでしたが、いざというときに使えなければ全く意味がありません。

ハンドルの作りと言い、ソニー製の防災ラジオはしっかりと作られています。高くてもソニー製の防災ラジオを買った方が良いと、心からおすすめできます。

ハンドルがある程度長さのあるものになっているし、回しやすく、力が入れやすくなっている点も良いと思います。

さて、手回しハンドルによるスマートフォン充電ですが、考えてみると2通りの方法があります。防災ラジオだけでハンドルを回して防災ラジオの内蔵充電池に充電して、それを後からUSB接続してスマートフォンを充電する方法。

それともうひとつは長めのUSBケーブルを防災ラジオに挿しておき、スマートフォンと接続したままで手回しハンドルを回す方法。

スマートフォンと接続をしていない方がラジオそのものを持ちやすいのでハンドルも回しやすいのですが、正解は後者です。

一度、こうしたバッテリー充電のテストをしたことがある方ならわかると思うのですが、バッテリーから他のバッテリーに電力を移すと約4割の電力が失われてしまいます。どこかに消えてなくなってしまうんです。

一度、防災ラジオ本体のバッテリーに充電して、そこからスマートフォンのバッテリーに電力を移すと、回したハンドルの電力の4割は無駄になってしまうんです。

防災ラジオからUSBケーブルをスマートフォンに接続してハンドルを回すのが正解です。バッテリー充電量の効率の違いは3分程度回しただけでは差が出ませんでしたが、回しているハンドルの重さが全然違います。

スマートフォンを直接充電しているときの方がハンドルが軽いんです。4割くらい軽くなっています。これが充電効率の良さなんでしょうね。

3分ハンドルを回して充電できるのは15mAhくらいなので、総容量3,200mAhのXperia 1を満タンにするためには10時間ほどハンドルを回さないといけないことになってしまうんですが(>_<)、実際の充電スピードを計測すると20%/時間と表示されているので大容量スマートフォンXperia 1でも本気で回せば5時間で満タンになる計算です。

本当の緊急時だったら、これで15分くらい充電すればそれなりの通信ができそうです。

カタログによると1分あたり120回転を目安に回すようになっていましたが、ハンドルを持っている右手だけで回すのではなく本体を持っている左手も反対方向に回すと割と楽に回せます。

なお、防災ラジオ本体の底面に滑り止めみたいな模様があって、これは本体を置いた時に滑らないようにするためなのかな?と、思っていたらそうではありませんでした。

これは手回しハンドルを回しているときに防災ラジオ本体を握る手が滑らないように、という配慮です。

こういうところもソニー製、よくできているんですよね。

 

最後は太陽光発電の話です。手回し充電で「やっとなんとか」という程度の充電なので、太陽光だけでは難しいだろうなーとは思えるものの、とりあえず実験。

午前中に直射日光が当たるところへ3時間ほど出して太陽光発電させます。

と、言っても今日の天気はお昼すぎに雷が鳴るような天気で、晴れているときも薄曇りな感じです。

これで3時間充電した後にスマートフォンにUSB接続をしましたが1分も充電ができませんでした。太陽光からの充電と言ってもいったん内蔵バッテリーに充電しているので、先ほどのハンドル充電と同様に4割の電力を失ってしまいます。

ならば、と、太陽光充電をさせているときに直接スマートフォンにUSB充電できないかテストしますが、これも電力が足りなくてスマートフォンには充電ができませんでした。

太陽光充電は防災ラジオ本体の内蔵バッテリーを少しずつ充電するための機能です。(取説にもそう書いてあります。)

太陽光充電はLEDライトを使うための機能で、晴天時に1時間充電してLEDライトが10分使える目安となっています。ハンドル手回し1分でLEDライト15分の目安となっているので、太陽光充電1時間=手回し充電40秒ほど、という発電量です。

のんびり太陽光にあてるのではなく手回ししてしまいましょう。

なお、太陽電池搭載のICF-B99は天面に太陽光パネルがついていますが、非搭載のICF-B09は天面にスポットライトではなく間接光のソフトライトを搭載しています。

DSC00009.jpg

太陽光充電よりもソフトライトがついている方が照明器具として使うようであれば重宝するかもしれません。

災害時に使うのが目的ではなくキャンプなどに持っていくならICF-B09の方が良いかもしれませんね。

ラジオは「ワイドFM」に対応しています。90MHz以上を使ったAMラジオの「FM補完放送」で関東ではTBSラジオ、文化放送、ニッポン放送の3局がFM受信できます。

うちのお店ではBGM代わりに仕事中「東京FM」をスマートスピーカーで聞いているんですが、いつもの同じ放送が緊急時やキャンプの時に聞けるとちょっと安心するかも。

 

ソニーストアでは5月11日まで送料無料キャンペーンを開催しています。この機会に防災対策を考えてみてはいかがでしょうか?

 

 ■太陽光充電対応防災ラジオ「ICF-B99」

FM/AMポータブルラジオ
ICF-B99
ソニーストア価格:
9,250+税
ソニーストアのご利用はこちらから
発売日 2015年11月7日 メーカー商品情報ページこちら
ソニーストア
購入特典
ソニー提携カード決済で3%オフ
送料無料(~5/11)
テックスタッフ
店頭入特典
AV商品10%オフクーポンプレゼント

 

ICF-B09.jpg
FM/AMポータブルラジオ
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☆当店blog 16.9.1「手回し充電ラジオ『ICF-B09』のご紹介」

☆当店blog 15.12.8「ワイドFM対応 新型手回しラジオ『ICF-B09』開梱レポート」
☆当店blog 14.8.29「非常時にも役立つラジオのご紹介」

 

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☆ソネット「ソニーのネット ソネット 防災マニュアル」

 


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