【レビュー】長時間録画の画質は?他社との互換性は?ソニーの4Kチューナー搭載BDレコーダー ショールーム展示実機レポート
ついに登場したソニーの4Kチューナー内蔵ブルーレイディスクレコーダー! 完全無敵モデルになってようやく発表になりました。
ソニーショールーム/ソニーストア銀座での展示もスタートしています。お邪魔していろいろ「いじわるな」コトを試させてもらってきました。11倍圧縮までできる4K録画長時間モードって画質はどうなの? 他社製4Kレコーダーで書き出したディスクの再生互換は!?など、思いつくことを試させてもらってきましたので、早速レポートしたいと思います。
最後には衝撃のキャンペーンも始まっていますので、そちらも紹介したいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
ソニーの4Kチューナー内蔵BDレコーダーが発表になりました。もうプレスリリースや商品情報ページで内容はご覧になりましたか!? 3チューナー搭載モデルが4TB~1TBのHDD内蔵モデルで4機種、2チューナー搭載モデルが2TBと1TBの2機種で選べる6機種での発売になっています。
3チューナー搭載モデルでも4K録画は2番組までとなっていると聞くと4Kは2チューナーで地デジBSが3チューナーなのか、と、思ってしまうのですが、実は4Kも3チューナー搭載になっているんだそうです。4K映像の動画処理を行えるのが2番組までなので4Kを3チューナー搭載していてもW録画まで、となってしまいます。
ふーん、それで?というところですが、これが実は重要な事。他社製のレコーダーでは本当に4K/地デジ兼用チューナーが2チューナーで地デジ専用が3チューナー目にあるモデルが存在するそうなんですが、その場合、先に2番組を地デジで予約録画すると3番組目が4K放送の場合、もう録画ができないんだそうです。録画予約の順番をユーザーが考えないといけないんだとか。
ソニーの4K対応BDレコーダーはそれがないので、なにをどういう順番で録画予約しても4K放送波2番組まで同時に録画が可能。それと、もうひとつ利点があります。
これです。よくあるパターンなんですが録画予約すると30秒ほど前から録画がはじまってしまい、NHKのようにCMを挟まずに20時きっかりまで前の番組が放送され、20時きっかりに次の番組が始まると前の番組のお尻が30秒切れてしまうんです。4K放送を2番組同時に録画することはあまりないかと思いますが、4K放送の面白い番組がほとんどNHK BS4Kに集中している現状だと、これがWチューナーの一番大きな利点になるかと思います。4K録画のW録画が無条件で使えるというのは実はものすごい利点になると思います。
すみません、本題に入る前から盛り上がってしまいました。
今週末9月6日から8日まで、オープンから3周年を迎えるソニーショールーム/ソニーストア銀座さんで展示になっている新型BDレコーダーを使って実機レビューをしたいと思います。
■4Kチューナー搭載BDレコーダーの録画モードを試してみよう!
今回、取材させてもらったのは2チューナー搭載の2TB HDD搭載の「BDZ-FBW2000」です。メニュー画面の背景がブラックになっているのが、既存のソニー製BDレコーダーユーザーさんには目新しく見えると思います。
4Kチューナー搭載モデルはこのブラックメニュー画面になっているんだそうです。
発表されたモデルは6機で税込み価格で下記の通りとなります。
BDZ-FBT4000 | BDZ-FBT3000 | BDZ-FBT2000 | BDZ-FBT1000 | BDZ-FBW2000 | BDZ-FBW1000 |
4Kチューナー×2チューナー | |||||
地デジ/BS×3チューナー | 地デジ/BS×2チューナー | ||||
4TB | 3TB | 2TB | 1TB | 2TB | 1TB |
4K DR録画 260時間 |
4K DR録画 195時間 |
4K DR録画 130時間 |
4K DR録画 65時間 |
4K DR録画 130時間 |
4K DR録画 65時間 |
164,890円 | 137,390円 | 120,890円 | 109,890円 | 104,390円 | 93,390円 |
10月以降発売になる新製品についてはすでに消費税10%での税込み価格での販売になっているため、ここではあえていつもの税別価格ではなく、10%の税込み価格で掲載しました。税込み価格にすると10%プラスになるので価格が、かなりあがって見えてしまいますね。
ダブルチューナー搭載2TB HDDモデルの「BDZ-FBW2000」は税別価格だと94,900円になります。本当は10万円を切るお買い得モデルなんですよ。
これら6機種ですがチューナーの数とHDDの容量の違い以外に差分はありません。メニューや機能についてはすべて同等です。
まずは番組表から見てます。
総じてUIについてはクロスメディアバーをやめた新メニューのBDレコーダーのデザインとまったく一緒です。ただ、2018年モデルでUltra HD BD再生ができるようになり、操作系のプロセッサーが変わったのか、メニュー動作がかなり軽くなった印象があったのですが、今度の2019年モデルはさらに動作が軽くなっています。
番組表のスクロールなどがかなりパワーアップしていてガンガンスクロールするようになっています。
録画リストを見てもこれらの番組のスクロールがだいぶパワーアップしています。4TBや3TBの大容量ディスクを買っていただき、さらに外付けHDDを6TBつないでもらってバンバン録画しても素早く番組検索ができますよ、というアピールを早速してきている感じがします。
我が家ではハイビジョン対応のBDレコーダーと、4KチューナーDST-SHV1の外付けHDDに番組をわけて録画しているので、4Kはこっち、地デジ/BSはこっち、という番組の探し方をしているのですが、新型の4Kチューナー搭載BDレコーダーが来たら、これ1台に録画番組が全部はいっているんですもんねー。
こういうの大事です。
4K番組の録画はDRモードだけではなく長時間録画モードの利用もできます。なんと8モードもの録画モードが用意されていてDRモードの33MbspからEERモードの3Mbps まで、なんと11倍の長時間録画までできるようにしてくれています。
データ量が大きく増えた4K放送の放送データは地上デジタル放送の17Mbpsのほぼ倍のデータを使っているのに、それを3Mbpsまで圧縮して大丈夫なの!?を早速検証したいと思います。
録画予約のときにすでに大体のデータ容量が記載されているのですが、「録画中使用容量」というのが見えますが、これがDRモードでの録画容量で32.2GBとなっています。2時間番組の4K放送だとこれくらいの記録容量になります。これが3Mbpsで録画するEERだと4.7GBまで小さくできるそうです。
地デジ放送のLSRとかでもここまでデータ量は小さく出来ないんじゃない?となりますが、今までのハイビジョン放送での圧縮で使っていたAVCではなく今回はHEVCという圧縮方法を使っています。AVCの1.6倍ほど圧縮効率がよいそうですので、AVCでいうところの5Mbpsくらいに匹敵するのかも。
2TB HDDで多少録画済みのところでDRモードにて録画をすると可能時間は127時間となっています。
これをEERモードにすると853時間まで増やしてくれるそうです。2TB HDDでこれだけ録画できるならもう、全然2TBなんて必要ありません。1TBもあれば大丈夫ですよ。
ということで、QVCのショッピングチャンネルをテスト録画します。QVCの通販チャンネルでは常時4Kで通販番組を流しています。普段はあまり見ることがない通販チャンネルですが、こうした画質比較にはとても便利です。
EER(3Mbps)とSR(11Mbps)とXR(22Mbps)とDR(33Mbps)を試してみました。それぞれモードを変えながら1~2分ずつ録画しておきます。
録画が終わった番組には録画したモードの記載がアイコンであるのですがモードの頭に「▶」マークがついています。
ソニーの4K BDレコーダーでは4K番組をどの録画モードで録画しても一旦DRモードで録画をしておき、あとでBDレコーダーが録画をしていない時間を見つけて指定された録画モードへの後変換をしていきます。
「▶」マークがついているものはまだ未変換でDRモードのままになっているときの表示になります。なにかひとつでも録画をしていると変換はしないそうで、完全になにも録画を行っていないときにちょこちょこと変換していくそうです。
なので夜中にひっそりと電源が入って圧縮作業をしていることになります。昔のVHSビデオデッキだと録画予約している時間だけ起動して動いていましたが、今のBDレコーダーはこうした作業をするため夜、寝静まっているときにも動作音がします。寝室とかに置くとそれが気になる場合があると思うので、夜、寝る部屋には置かない方がよいかも。
今回のレビュー時などで、すぐに指定した録画モードにしたい場合は録画リストから番組を選択して「タイトル変換」>「録画モード変更」をして、その場で録画モード変更をさせることができます。
変換には録画した実時間がかかります。3分録画の番組は3分、30分の録画番組は30分かかって変更します。この録画モード変換をしているときは他の作業は一切出来ません。裏で録画予約をしている場合は録画予約も止まります。
わりと大変な作業をして長時間モードに変更していくわけです。
まとめて録画モードを変換させることもできるので、これで先ほどのショップチャンネルの番組を変換させてみます。
まずは脅威の3MbpsのEERモードです。DVD以下のビットレートですが、なるほど、すごいですね。解像度は確かに4Kで輪郭などの細さはしっかりと4Kになっています。
が、さすがにこれは無理がありまくりです。ちょっとした動きがあってもモザイクが見えてくるし生地の感じなどは全部潰れてしまっています。はっきり言って4Kで録画する意味なしです。(^^) なにかの番組を長時間録画する必要があるときの緊急モードみたいなものですね。
全部の録画モードを試したわけではないのですが11MbpsのSRモードになると、かなり見られるような画質になってきています。
ぶっちゃけますが、43型とか49型とかの画面サイズが小さな4Kテレビだと、これくらいの録画モードでも普通に見られてしまうと思います。ショールームに展示されている65型だと粗が目立つシーンがあるので、もうちょっと上のモードを使いたいかな、というところ。
22MbpsのXRモードだとほぼ実用上は問題なしですが、いつも見慣れたDRモードの画と比べると、やや輪郭が甘く見えてしまうシーンなどがあります。55型くらいまでならXRモードでも差はそれほど目立たないかな? 65型以上の大型4Kテレビに接続しているようであればDRモードを多用することになるかと思います。
こちらはDRモードの映像です。こちらは生地の様子もばっちりと伝わってきます。ショールームに展示している65型で見ると違いが大きく出てきます。
結論から言うと「画質にこだわって4K放送を観ているんだからDRモードで撮らなくちゃ!」という身も蓋もない言い方をすることになってしまうんですが(^^)、まー、ご覧になるユーザーさんがどこまで我慢できるかな?で、使い分けることになりますね。
私も自宅のブラビアにつないでみてから考えますが、ダイニングの43型ブラビアで観るならSRモード、リビングの55型ブラビアではXRかDRモードという使い方が考えられそうです。
最初の画質比較にQVC通販チャンネルオススメです。(左旋電波が受信出来るご家庭でないと試せませんのでご注意ください)
■脅威の4K HDR番組検索機能を試してみよう
続いては4K放送の録画予約について試してみたいことがあったので実験させてもらってきました。
ソニーから最初に登場した4Kチューナー「DST-SHV1」にも、4Kチューナー搭載の2019年モデルの4Kブラビアにもなかった「検索機能」がついにソニーの4K BDレコーダーに実装されました。
4K放送の番組検索機能がついに使えるようになったんです!
超便利な4K放送番組、そして4K HDR放送番組の検索の仕方をご案内したいと思います。
まず、一番最初に番組表からNHK BS4Kの番組の中からHDR放送している番組を探して、番組説明を開きます。そこから「語句登録」機能を呼び出します。
これはクリップボードに特定の単語を記憶させておくものなのですが、これで番組名についている「[4K]」マークと「[HDR]」の四角いロゴをそれぞれ拾っておきます。
すると5つの語句までをこうして記憶してくれます。(どうやら私が試す前に誰かが「嵐」で語句登録をしていたみたいです。さすがショールームです、ソニーのBDレコーダーを使いこなしている方が試しにこられていますね)
「[4K]」マークと「[HDR]」マークを語句登録したら、今度は番組検索画面に移り、あとはキーワードに「[4K]」を入れると、これで一気に4K放送の番組をピックアップしてくれます。
でもここでやりたいのはNHKの検索ではありません。NHK BS4Kは基本的に全部4K放送なので、探してもらいたいのは民放5局なんです。
ということで検索チャンネルを絞ります。民放のBS4Kの5局だけを指定します。
じゃーん、これで見事、数少ない民放BS4K局の4K放送番組だけをピックアップすることができます。今週の日曜日に開局したばかりのBS日テレ 4Kで放送される「ブレードランナー2049」がピックアップされています。
この映画、よかったですよねー。画像も4K向きの細かい質感が伝わる映画だし、ストーリーも途中まですごいワクワク感がありましたしねー。後半のあの絶望感は私も主人公に入り込んで観てしまっていました。
で、同様に[HDR]マークでも探してみます。こちらはNHKを中心に検索をしたいところ。ほぼ全部4K放送のNHKですが、たまにHDRではないSDRの4K放送もあります。片っ端から予約しているとSDRの番組も録画してしまうんですが、最高画質の番組を効率良く探したいので、ここでは[HDR]マークをキーワードに検索します。
そうすると、今度はショップチャンネル系がやたらとヒットしてくるので。。。
今度はショップチャンネルやQVCを外して検索します。
こうすると8Kベストウインドウなどの高画質番組がズラッと揃う、というわけです。
毎週毎週、DST-SHV1の番組表を開いて1週間分の番組の中から録画しておきたい4K HDRの番組を探すのが本当に骨が折れていたもので、これは超助かります。
なお、こうした検索条件は10個まで保存しておくことができます。1番には民放の4K番組、2番には4K HDR番組の検索設定を記憶させておけば、次からは検索条件を呼び出すだけで検索が実行できます。いちいち語句登録をする必要はありません。
やりたいことがこれなら出来そう!
2018年モデルから搭載された「新作ドラマ・アニメガイド」なども4K放送対応になっています。
これは年に4回だけ発動する機能で、kadokawaからの情報を元に、次クールで放送されるドラマ、アニメの情報を表示して番組タイトルだけで録画予約を自動実行してくれる機能です。
まだ放送日時や放送局が決定していない段階から録画予約をできます。この秋は「まだ結婚できない男」と「帰ってきた時効警察」という懐かしいドラマの続編超大作が2本も控えています。まだ放送開始まで1ヶ月もありますが、今から録画予約ができるんです。
これが4K対応になるそうで、みてみたら現在放送中の「いだてん」だけ見つかりました。
まだソニーの4K BDレコーダーが発売になっていないのでデータ送信をしても誰も恩恵を受けられないわけで、これはテストパターンで入れてくれているんでしょうね。実際に製品が出荷になって新番組が次にはじまるのが1月からなので12月になると真価を発揮することになると思います。
頑張って4K HDR検索をしなくてもドラマやアニメならこっちからチェック可能です。
映画カテゴリーにも先ほどの「ブレードランナー2049」が掲載されていました。こちらはよく見ると2列上に「BS日テレ」もあります。4Kと2K BSと別番組扱いで表示されます。
ただ、開いてみると4K版のブレードランナーで予約済み人数が1608人もいらっしゃいます。「まだ発売前なのになぜ!?」というところですが、2K版の方も同じ人数だったので、裏では2Kも4Kも同じカウントで扱っていることがわかりました。
なるほど面白い仕組みになっています。
映画の他、スポーツ番組も同様の検索が可能。本当に4K素材で放送している番組なのかどうかはわかりませんが、たとえ4K素材でなかったとしても33Mbpsという高ビットレートで放送されたハイビジョンの4Kアップコン映像はかなりキレイに観られます。
2Kと4Kのサイマル放送でもBS 4Kで録画するメリットは大きいと思います。
あと、こちらは4K対応していてもなかなかつかえないだろうなー。。。ユーザーさんの予約ランキングで、4K番組がランクインしたらそれはスゴいことですよね。
あ、そうだ。このジャンルに「4K」というのを作ってくれると助かるんですが>ソニーさん。
その他、スマートフォンアプリの「Video & TV SideView」も10月に予定しているアップデートで4K放送に対応するとなっています。すでにSo-netで運営しているテレビ王国「CHUN-TORU」(Webサービス)では4K放送に対応しています。こちらのサービスを使って録画予約ができるようにもなるかも。
こちらのアプリにも検索機能は搭載されています。4K放送がソニーの新型BDレコーダーのおかげで一気に身近なものに変わってきそうです。
■他社製BDレコーダーとの再生互換の実際は!?
さて、ここからはお客様からのお問い合わせがあったので、ディスクを用意してもらって、それを持って検証しに行ってきました。どんな問い合わせかというとパナソニックの4Kレコーダー「DMR-4W400」と、シャープの4Kレコーダー「4B-C20AT3」で書きだした4K BD-Rが再生できるのか?というテストです。
ちなみに4Kレコーダーですがシャープのものは第1世代のレコーダーでDRモードでしか録画ができないモデルです。パナソニックのDMR-4W400は第2世代のモデルで長時間録画を可能にしたモデルです。ソニーが今回発売する4Kチューナー内蔵BDレコーダーも第2世代のモデルとなります。
各社、自社製BDレコーダーでの再生しか保証はしていなくて、他社製レコーダーでの再生については一切保証無し、ということになっていますが、実際のところはどうなのかテストです。
まずはシャープ製のDRモードで録画したBD-XLディスクです。3層ディスクって読み出しにずいぶん時間がかかるんですね。
パッケージもののディスクではなく録画したBD-Rなどはこうしてメニューが表示されてそこから再生をすることになるのですが、シャープのレコーダーで記録したものも、ソニー製BDレコーダーで読めました。タイトルも文字化けせずちゃんと表示されています。(シャープのレコーダーで他社製レコーダーのディスクを読み出すと文字がすべてアスタリスクになってしまうらしいです)
やったー、昨年の神回、NHK紅白歌合戦がソニー製4K BDレコーダーで再生出来ました! 久しぶりの4K紅白です。
ただし、シャープの4Kレコーダーでは、まだチャプターが打てないそうで、4時間半の番組がチャプター1個です。ここでジャンプボタンを押すと一気に番組が終わります。
それでも、これでソニー製4Kレコーダーで昨年の4K紅白を再生する手段ができました。さぁ、お友達でシャープの4Kレコーダーを持っている人を探してBD-XLにダビングしてもらうのをお願いしましょう!
続いてはパナソニック製の「DMR-4W400」の録画ディスクです。パナソニック製のレコーダーではDRモードの撮影時にMMT方式とTS方式と2つの録画方式が選べます。「ダビング方式1」というのがMMT方式でこれだとソニーのレコーダーとは互換がない(というかパナソニック製のものでしか再生ができない)のですが、「ダビング方式2」を選択するとTS方式での録画が可能で、これで書きだしたものだとソニー製レコーダーで再生ができるのではないか?ということでテストです。
結果、再生可能でした。
ちゃんと4K HDRで再生出来るし、打たれているチャプターも認識してジャンプできます。完全に互換が取れているように見えます。
各社、自社製品再生しか保証しないのは仕方ないとして実際には互換が取れているようでほっと一安心です。(念のため、ソニー、及び当店で再生保証をするものではありません。全てのケースでのテストをしているものではありませんので目安としてお考えください。この件で当店は一切の責任を負いません)
続いては互換テスト第3弾です。3枚目のディスクは5分程度のミニ番組がいくつか記録されたシャープのレコーダーで記録したBD-Rです。
ソニー製レコーダーにムーブバックできるかどうかをテストします。
ムーブバックというのはBD-R、BD-REに書きだした番組データを再びHDDに取り込むことを言います。ディスク再生は出来なくなる代わりにHDDに収納することができるため、レコーダーの引越の際などに使います。
昨年12月のBS放送開始時に放送されていた5分程度のミニ番組がたくさん入っています。そのうちの「奥さまは魔女」のPR番組をムーブバックしてみます。
番組を選択してから「ダビング実行」でHDDへのコピーが始まり、コピーが完了するとBD-Rの番組は再生ができないようなります。
短い番組なのでわかりませんがダビングもほぼ実時間かかってしまっています。やはり4K番組のDRのデータは重いんですね。
で、結果的にはこれでムーブバックできました。2018年12月の番組がソニー製BDレコーダーの中に取り込まれています。
シャープ製のレコーダーを持っている人とますます仲良くなりたくなってきます。
そうそう、4K番組も従来のハイビジョン放送の番組と同様にCMカットなどの編集をすることができます。番組を選んでから「チャプター編集」を選択します。
これで自動で打たれているチャプターを選んでCM部分や冒頭、終端部分をちょっとずつ分割して削除することができます。
操作感はハイビジョン番組の編集とまったく同じです。
チャプターが打たれていない先ほどのNHK紅白をムーブバックで取り込んで、ソニー製BDレコーダーでチャプターを打って、再びBD-XLディスクに書き戻せば、永久保存判のNHK紅白歌合戦4Kディスクが作れそうです。
製品版の4Kチューナー搭載BDレコーダーが当店に到着したら試してみようかナー!
■ソニーの最強4K録画環境と脅威のキャッシュバックキャンペーン
BDZ-X90を購入してからすでに12年の付き合いになるソニーのBDレコーダー。その前の「スゴ録」の時からお世話になっているのが「おまかせ・まる録」という学習機能付きの自動録画機能です。
これは4Kブラビアにもnasneにも4Kチューナーにも搭載されていない、ソニーBDレコーダーだけの機能です。
好みのジャンル、キーワードを登録して使うモノなんですが、録画と視聴履歴をみてレコーダーが勝手に判断して録画をしてくれる番組もあります。我が家ではこれが気に入っていて、なにも自分たちでは設定をせず、自動録画だけを使って録画してもらっています。
はずれもありますが、助けてもらったことも何度もあります。
この「おすすめ自動録画」機能も4K番組対応になっていて、地デジ/BS放送と4K放送とで別々の録画モード設定をできるようになっていました。冒頭にご案内した通り、4K放送の長時間録画は画面サイズによって印象が違ってくることがわかりました。55型以上の大画面モデルをお使いの方はここで4K放送を「DRモード」か「XRモード」にして、49型以下のモデルの方は「SRモード」などを使うと良いかも。
4K番組も自動録画されるとなると、まさに最強の4K放送録画環境になりそうです。
3チューナーモデルがよいか2チューナーモデルがよいか、は、録画する番組本数とあとはご家族が何人いるかによって変わってくるかと思います。
4TBから1TBまで選べるディスク容量ですが、上記の通りです。私の経験からいって1TBだとDRモードで65時間しか録画できず、4K放送を本気で録画するとなると全然容量が足りなくなります。地デジでいうところの500GB HDDをDRモードだけで使っている感じになります。
なので2TBは最低欲しいところで、そこに地デジ、BS放送も録画するなら3TBは欲しいよなー、とは思えます。6TBまでの外付けHDDがつけられるので、そちらに逃がす手もありますが、それは最終手段にしてまずは内蔵HDDだけで運用できるようにした方が良いかなー、というのが個人的な思いです。
長時間録画モードの使い道がちょっと微妙な感じになってきたので、3TBモデルにSeeQVaultのポータブルHDDをつけて、地デジBSは外付けポータブルHDDに逃がしつつ、3TBの内蔵HDDに4K放送を録りためていく感じですかね。(ポータブルHDDにしておくと電源が必要にならないので配線がすっきりとできます)
4K番組はSeeQVaultへの番組書き出しができません。4K番組の書き出しを外付けHDDにする場合はSeeQVault対応ではないものを選ばないといけません。その場合はBDレコーダー本体が保証して修理交換されると内蔵HDDと外付けHDDの番組をすべて失うことになります。ブルーレイディスクに書きだしてしっかりと保存するつもりであればそれも良いかもしれませんが、手抜きをしたいならやはり内蔵HDD+SeeQVaultじゃないですかねー。
いずれにせよ紅白歌合戦とかライブ、スポーツ番組の永久保存判は丁寧に編集してBD-XL書き出し、という使い方ができます。いよいよ4Kライブラリーを自分で作れる時がきました。
ここまでややマニアックな話ばかりになってしまいましたが、ソニーショールーム/ソニーストア銀座では、もっとわかりやすく簡単な使い方から説明をしていました。定期的にプレゼンテーションをしていますので、ご興味ある方は今週末、3周年記念祭を開催中のソニーショールーム/ソニーストア銀座へどうぞ。
ソニーストア店舗をご利用の際はこちらの画面をスマートフォンなどで表示していただけると、当店のお客様としてご案内してもらえます。
ソニーストア店舗をご利用の際は、こちらの画面の表示を是非、お願いします。
さて、新型BDレコーダーの発表と同時に10,000円のキャッシュバックキャンペーンが発表になっています。なんと、2012年発売の4Kブラビアから今まで発売されたモデル全機種が対象でソニー製4Kテレビをお持ちの方が4K対応のBDレコーダーを購入するともれなく1万円のキャッシュバックです。
これが脅威のキャンペーン、というわけではなく、実はこれ、BDレコーダーを複数台購入しても対象になるんです! 4Kブラビアは1台しかなくても4Kチューナー搭載BDレコーダーを2台買った場合は1万円×2のキャッシュバックが受けられる脅威のキャンペーンになっているんです。
ブラビアと他社製テレビをお持ちで、2台ともソニーの4Kチューナー搭載BDレコーダーにしたい、という場合は2件の応募にすることができます。これ、結構スゴくないですか!?
応募はブラビアのシリアルナンバーが入った画面や購入したBDレコーダーの購入を証明する書類、そして製品に入っているキャンペーン応募ナンバーなどだけで可能です。“α”のようにパッケージを切り抜いて郵送で送る、というのは必要ありません。
キャンペーンは来年1月末までの期間限定となっています。
どうせ買うなら今年の紅白の前ですよね。BS日テレ4Kも加わる4K放送の年末年始特番に期待して買うなら今です!
4Kチューナー内蔵Ultra HD BDレコーダー 3番組録画対応 BDZ-FBT4000/FBT3000 FBT2000/FBT1000 |
ソニーストア価格: 101,750円~+税 |
|||
発売日 | 2019年11月16日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証サービス | 5年ワイド:10,000円 3年ワイド/5年ベーシック:5,000円 3年ベーシック:無償 |
|||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 【期間限定】24回分割払手数料0%キャンペーン |
|||
テックスタッフ 店頭購入特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 3年ワイド/5年ベーシック保障半額クーポンププレゼント テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
4Kチューナー内蔵Ultra HD BDレコーダー 2番組録画対応 BDZ-FBW2000 BDZ-FBW1000 |
ソニーストア価格: 86,472円~+税 |
|||
発売日 | 2019年11月16日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証サービス | 5年ワイド:9,000円 3年ワイド/5年ベーシック:5,000円 3年ベーシック:無償 |
|||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 【期間限定】24回分割払手数料0%キャンペーン |
|||
テックスタッフ 店頭購入特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 3年ワイド/5年ベーシック保障半額クーポンププレゼント テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
なお、当店では9月3日より12月末まで「オータムフェア」を開催中です。店頭からオーダーいただくとソニーストアのお買物で3年ワイド/5年ベーシック保障を半額にすることができるクーポンをプレゼントしています。
他にもオータムフェア特典をご用意しています。詳しくは店頭にてご相談ください!
雨の日もおうちでテレビを楽しもう! 6月は『新4K8K衛星放送で見ようよ!月間』
コロナ感染ウイルス感染予防のための緊急事態宣言が延長になり6月1日を迎えた今日も外出自粛要請が続いています。今週末から関東の梅雨入りもあり、まだまだ「家で過ごそう」期間が続きますが、ちょっとだけ嬉しい企画があります。 N […]
アプリ『Video & TV SideView』がVer.7.0へメジャーアップデート
スマートフォンネタが続きますが、今度はソニーのBDレコーダーやnasneと連携するテレビ&ビデオ操作アプリ『Video & TV SideView』のアップデートのお知らせです。 Ver.7.0へAndroid版 […]
『WOWOW 4K』の番組表が公開になりました
先ほど気が付いたのですが3月1日開局の「WOWOW 4K」がホームページ上で番組表を更新。3月1日からの「WOWOW 4K」での放送予定番組が見られるようになりました。
『WOWOW 4K』が3月1日正午開局
大変です。 WOWOWの新チャンネル「WOWOW 4K」の案内が公式ホームページに登場しました。4K放送の今年一番の大イベントが3月1日にやってきます!
NHK BS4K 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』3作を4K&5.1chサラウンドで3週連続放送!
久々にNHK BS4Kですごいコンテンツを放送してくれます。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の4Kリマスター映像3作を3週連続で今夜から放送します。 まだUHD BDソフトも発売されていないので、4K版の「ヱヴァンゲリヲン新 […]
2020年 春の新ドラマの録画予約の話
昨日、出勤前に本屋さんへ立ち寄って、いつものテレビ雑誌「おとなのデジタルTVナビ」を買ってきました。 あと1週間もしたら4月です。新年度のスタートです。ドラマも春クールが始まります。その前に新ドラマの番組チェックです。 […]
【レビュー】ソニーの4K対応BDレコーダーで4Kディスクライブラリー作り
今月発売になったソニーの新型、4K対応BDレコーダーで続々と4K放送番組を録画しているところですが、今回は永久保存版のディスク作成をしてみましたので、その実際の作業を紹介したいと思います。
【レビュー】新型4K対応BDレコーダー『BDZ-FBT3000』自宅セッティングレポート
先週金曜日から出荷が始まったソニーの新型 4Kチューナー内蔵ブルーレイディスクレコーダーですが、我が家にもやってきました。この秋の一番のお買い物です。 先週末に『BDZ-FBT3000』をセットアップしましたので、我が家 […]
【レビュー】新型4K対応BDレコーダー『BDZ-FBW2000』開梱&セッティングレポート
新製品の発売ラッシュが続きます。明日からは4Kチューナー内蔵のソニーの新型ブルーレイディスクレコーダーが出荷開始になります。 当店にも展示機が一足早くやってきています。早速ですが開梱&セッティング&録画予約&タイトルダビ […]
間もなく発売のソニー4K対応BDレコーダーでラグビーワールドカップを録画したい!
9月末から楽しませてもらっていたラグビーワールドカップ2019もいよいよ今週の土曜日の決勝戦で最後です。 11月16日発売のソニーの4K対応BDレコーダーで4K録画したかったんですが、待てよ、再放送でラグビーの4K放送ラ […]