WF-1000XM6のアンテナ1.5倍は本当に効く? XM5と接続距離を実測比較
新発売のワイヤレスヘッドホン「WF-1000XM6」のレビューレポートです。気になっていたアンテナサイズ1.5倍の威力を検証すべく、新橋駅周辺でWF-1000XM5と比較試用をしてみました。
思いのほか、大きな違いが出ましたのでレポートしたいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
大人気のワイヤレスヘッドホン「WF-1000XM6」の比較検証レポートです。今回はアンテナと本体構造の最適化により、安定した接続性を実現したということなんですけど、具体的にどれくらいの違いがあるものか検証してきました。

当店はビジネス街の新橋にお店があります。よくテレビニュースなどでインタビューを受けているシーンを見かける新橋のSL広場も私の通勤路にあるので毎日通ってます。
テレビインタビューのメッカということもあり、昼間から人通りが多いので、この辺りを「WF-1000XM6」と「WF-1000XM5」を交互に装着してグルグルと歩き回って、時間当たりの途切れる回数を測定して違いを出そう、とか思っていたんですが、こういうときに限って接続が安定してしまい、なかなか途切れることがありません。交互に使って1時間くらい歩き回ってみたんですけど、一度も途切れず、検証になりませんでした。
WF-1000XM5にしてもWF-1000XM6にしても、接続の安定性の高さを検証するだけの結果になってしまいました。

通勤電車の中でWF-1000XM5を使っていると、信号が途切れて瞬間的に片方しか聞こえなくなることはたびたびありますので、それも試してみるんですけど、検証あるあるで、こういうときに限ってまったく途切れることなく安定した通信をしてくれます。
このままではWF-1000XM5もWF-1000XM6も安定性抜群の接続性能だった!という話にしかならないところなんですが、ここでふと思いつきました。
どれくらいの距離まで離れて通信することができるのか。これは差が出そうです。

まずはテストで、当店店頭にて試してみます。うちのお店の入り口にXperia 1 VIIを置いて、そこから「WF-1000XM6」「WF-1000XM5」を装着して、離れていき、どこまで通信ができるのか、距離を測ってみる、ということをします。※当店所有機材で検証しています
なお、今回使っている「Xperia 1 VII」も実はすごい機種で、Bluetoothの出力を端末ごとに最適化し、法規制の上限まで電力を高めているとなっており送信出力が強化されたモデルです。
さて、これでどこまでの距離で使えるでしょう。
伝送する条件はそろえていて、音質優先のLDACで接続し、DSEEオフ、EQオフにして使っています。

当店の店頭はこんな感じでそれほど人通りが多いところではないんですが、オフィス街で真向かいにも大きなオフィスビルが建っていて(その昔、AIBOの事業部さんが入っていたことがあるそうです)電波環境は実はかなり過密状態。

画像左はBluetooth電波をスキャンしたところですが、ソニーショップ店頭ということで、展示しているαがすべてBluetoothを使っているし、VAIOやAVアンプ、BRAVIA、Walkman、PlayStationと、無数のBluetooth信号が飛んでいます。
Wi-Fiもすごいことになっていて、現在はもう何波飛んでいるのか数えられないほどです。2.4GHz帯の過密状態はとんでもないことになっていると思います。
お店の南側と北側に歩いて測定してみると。。。(距離の測定は私の歩数で測っています。15歩で10mほどです)
| WF-1000XM6 | WF-1000XM5 | |
| お店の南側 | 約46m (70歩) 55%増 |
約30m (45歩) |
| お店の北側 | 約40m (60歩) 71%増 |
約23m (35歩) |
.
計測してみて驚いたんですが、あれ?こんなに離れてもBluetooth通信ってできるの?というくらいの距離です。お店の北側には交差した別の道があるんですけど、そこを渡って駐車場の奥まで行ってもWF-1000XM6は通信ができます。
WF-1000XM5は道路を渡ることができないくらいの距離なので、体感的にもかなり差が出ました。
こうした電波系の検証で、ここまでうまく思い通り?に差が出ることってないのですが、今回の条件ではXM6の方が長い距離で通信が継続しました
Bluetooth信号は壁やアスファルトがあると、そこで電波を反射するので、電波強度に良い意味でも悪い意味でも影響が出る、という話は聞いたことがあります。
ということで、場所を変えて、開けたところでもテストしてみました。

近所の公園で試してきたんですが、ひとつはこうして見通しがよい公園です。もうひとつは、そこまで密集はしていませんが木々が植えられた散歩道みたいなところです。いずれも人工物が少なめのところでテストしています。

Bluetoothについては私が持ち歩いているもの以外は検出されていませんが、住宅街とはいえ、近くにマンションがあることもありWi-Fiの電波はものすごいことになっています。これでは都内と変わらないくらいなんですけど、マンションから距離はあるので影響はそれほど強くはないはずです。
テクテクと歩いて測定してみました。途中で音が一瞬途切れることもあるんですが、通信が完全に聞こえなくなるところまでの距離で測定しています。一瞬途切れてもそこで立ち止まって通信が安定したら距離を伸ばして測定しています。
| WF-1000XM6 | WF-1000XM5 | |
| 公園1 (開けた見通し) |
約80m (120歩) 20%増 |
約66m (100歩) |
| 公園2 (木々がある散歩道) |
約73m (110歩) 42%増 |
約51m (77歩) |
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公園1での計測時には公園の敷地内だけでは計測ができなかったため公園から出て行って道路上で測定をしていました。
私の歩幅も完全一定ではないので、あくまで参考値ということになりますが、それなりに差が出ているので、電波強度はあがっているとみて良さそうです。
ちなみに「WF-1000XM6」を通勤電車の中で使っているときに両方の音が「プツッ」と途切れることがあり、気になって検証しているんですが、どうもこれはWF-1000XM6の問題ではなさそうな気がしています。
というのも、決まった楽曲でしか音の途切れがないんです。途切れるのはハイレゾ収音のオーケストラの楽曲です。調べてみるとオーケストラ楽曲は音圧の大小もありデータとしては一番多くなる傾向にあり、それをLDACのハイビットレートで送信すると途切れやすくなるとのこと。試してみると「WF-1000XM5」も「WF-1000XM6」も同じ感じなので再生プレーヤーが処理に追いついていないのかも。データをSDカードから内蔵メモリーの移しても改善されなかったのと、それ以外のハイレゾ曲での再生の際は起こっていません。送信側・再生条件・コーデック負荷のどこが主因かは今回の検証だけでは断定できませんでした。
また、WF-1000XM5の音途切れの際は片方のイヤホンからしか瞬間的に音が出なくなる、というのが多いんですがWF-1000XM6でそういう切れ方はしていません。途切れるときは左右同時になるので、これも電波のせいではなく、プレーヤー側の処理の問題のようには考えられます。少なくとも今回の距離テストでは、XM6の方が通信距離に余裕が見られました
(ハイレゾクラシックの音途切れについてはこの後も検証していきたいと思っています。)

以上、「WF-1000XM6」の接続安定性についての検証レポートでした。
| WF-1000XM6 | WF-1000XM5 | |
| 都内 お店の南側 | 約46m (70歩) 55%増 |
約30m (45歩) |
| 都内 お店の北側 | 約40m (60歩) 71%増 |
約23m (35歩) |
| 郊外 公園1 (開けた見通し) |
約80m (120歩) 20%増 |
約66m (100歩) |
| 郊外 公園2 (木々がある散歩道) |
約73m (110歩) 42%増 |
約51m (77歩) |
| 平均値 | 60m (90歩) 約40%増 |
43m (64歩) |
.
テストしている回数があまり多くありませんが、結果がばらけることもなく計測時から体感で違いがわかります。これだけの性能差があるので、通勤電車などの混雑シーンでも知らず知らずのうちに恩恵を受けているかもしれません。
蛇足ながら最新モデルの「LinkBuds Clip」もどれくらいの電波強度なのかいくつかのシーンで試しましたがWF-1000XM6並みの数値が出ていました。接続安定性、高いなーとは思っていましたが、2026年モデル、こういう点で進化しているみたいですよ。
| ヘッドホン WF-1000XM 6 |
ソニーストア価格 44,550円税込 |
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![]() |
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| 発売日 | 2026年2月27日 | メーカー商品情報はこちら | |
| 長期保証 | ヘッドホンケアプランワイド:初年度1,650円 ヘッドホンケアプランベーシック:無償 |
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| ソニーストア 購入特典 |
24回払いまで分割払手数料【0%】 送料無料 |
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| テックスタッフ 店頭特典 |
店頭にて詳細をご案内 | ||
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