【レビュー】ファームウェアVer.5.0アップデートの“α9”で撮る『令和なシマリス』
行ってきましたー! 2018年度最終日、3月31日の日曜日にシマリス撮影へ。今回のカメラはもちろん、Ver.5.0へファームウェアアップデートしたデジタル一眼カメラ”α9”です。メモリー内蔵積層型CMOSセンサーにリアルタイムトラッキング機能を搭載した、スーパーカメラで、春のシマリス撮影です。
この組み合わせ、やっぱりスゴかったです。
こんにちは、店員佐藤です。
やっと行ってこられました。場所はおなじみの埼玉県・見沼グリーンセンター『リスの家』です。シマリスだけがいる小動物園で、駐車場無料、入場料無料という夢の空間。
町田のタイワンリスや、井の頭動物園のニホンリスよりも小さな小さなシマリスが撮り放題です。
☆さいたま市「市民の森・見沼グリーンセンターの紹介」はこちらから
2月までは冬眠に入っている子が多く、また植栽面でも咲いている花が少ないので画になるところが少ないのですが、春になって活発になってきて、花も今週はたくさん咲いてきて、シマリス撮影に一番楽しい季節に入ってきた感じです。
ちなみに「リスの家」がある見沼グリーンセンターは桜もたくさん咲いています。この時期は駐車場もいっぱいになります。
「リスの家」が開園するのは朝の10時なのですが、駐車場がいっぱいになる前に、ということで9時半頃に到着するように行ってきたのですが、11時頃からは本当に公園が人でいっぱいになっていました。
天気も良かったですからね。
ということで、開園の10時になったら、ご覧の様に入園する人達で行列になっていました。こんなの初めてです。
お花見に遊びに来られた方が、ついでに、ということで「リスの家」も見学されるみたいで、この日はリスよりも人の方が多かったかも。
写真は開園したばかりの時間で、人の姿が見えませんが、このあと晴天になって通路も家族連れでいっぱいになっていました。
植栽の方も賑やかになってきています。ユキヤナギやユスラウメ、山吹などが咲いていて、一気に賑やかになっています。
さて、今回はソニーの最強デジタル一眼“α9”をもっていってきました。先週の月曜日、3月25日に最新ファームウェアVer.5.0が公開されており、当店のα9もアップデートしています。
今回のファームウェアアップデートはモデルチェンジに匹敵するほどのアップデート項目が用意されていて、こんなアップデートしたら“α9 Ⅱ”とか、もう登場することはないんじゃないか?と、思えるほどの内容になっています。
☆ソニーサポート デジタル一眼“α9”機種別サポートページはこちらから
具体的なアップデート内容を全部ここで説明すると大変なことになってしまうので詳細はメーカーさんのホームページでご確認いただくとして、見た目に変わったところをいくつか紹介したいと思います。
こちらはアップデート前のVer.4.1の時にシングルAFでフォーカスを合わせたところです。コントラストAFが働いており25点のAF枠で被写体にフォーカシングしているのがわかります。
これがVer.5.0になるとコントラストAF枠を25点から425点へ多分割化しています。AFの測距枠がファームウェアアップデートで細分化されるなんて聞いたことがありません。こういうのってハードウェアによるところの様な気がしていたんですが、ソフトウェアの更新で変わってしまうものなんですね。
コントラストAFが優位になる低照度環境下などでも高精度なAFが可能になるそうです。
ピーキング色も従来の3色に加えてブルーが加わり4色から選べる様になりました。レッドは視認性が良いのですがフレーミングしたときに色のイメージがかなり引っ張られてしまい、色味の確認ができなくなる感じがします。
イエロー、ホワイトはシーンによっては見にくくなることがあるのですが、ブルーは色味の変化もさほど感じずに、視認性の高い表示をしてくれます。ブルーを使う方、かなり多いんじゃないですかね。
瞳AFの右目、左目選択もできるようになりました。これが現在できるのは“α6400”と“α9”とサイバーショットRX0M2の3機種だけです。
どこかのボタンにカスタマイズして割り振って使う必要があるのですが、ボタン数が多い“α9”で使うのが一番使いやすいでしょうね。このアップデートは“α7R3”や“α7Ⅲ”には今のところ搭載される予定がないので、ポートレート撮影目的の方はもれなく“α9”を使いたくなってしまいますね。
レーティング機能もα9で使える様になりました。α7R3から搭載されている機能でモニターの左上にあるC3に割り振って使う様になっていて、再生時にボタン一つでレーティング設定をすることができるようになっています。
シマリス撮影も連写を使って決定的な瞬間を狙うのですが、これがあると帰宅してからの写真整理がかなり楽になります。
記録メディア設定でもスロット1がいっぱいになったらスロット2に自動でリレー記録するという機能が搭載されました。
α7R3以降のモデルでは最初からついていて、プロが使う”α9”だから、自分で指定した以外のスロットにデータが記録されたりするのは逆にやめて欲しい、とかいう考えがあって、機能が搭載されていないモノと思っていたのですが、そうではなかったようです。
これで撮りまくりすぎてスロット1のメディアをいっぱいにしてしまってもスロット2へ記録をしてくれます。安心して大量撮影ができます。
さて、そんな多数の機能アップの中でも、個人的にもっとも嬉しいのが「ロックオンAF」から「リアルタイムトラッキングAF」へのアップデートです。
ロックオンAFは被写体を捉えて、それをカメラ任せにしてAF追従させるものなんですが、これがかなり賢くなっていて、被写体の形状、模様、距離などを記憶してずーっと追いかけてくれます。
こちらがリアルタイムトラッキング機能を使って被写体をロックオンした状態になります。シマリス撮影の場合はこうして顔にロックオンさせておいて、これで構図を決めて撮影、もしくはアクションするのを待ってシャッターを切るわけです。
これを普通にトラッキングAFで覆うとすると、スポットAFをシマリスの顔に重ねてシャッターボタンを半押ししてロック。シャッターチャンスにシャッターを押し込む、ということをするのですが、一度シャッターを切ってしまうとせっかくロックオンしていたのに、それが解除されてしまいます。
シャッターを切った後もロックオンし続けてくれたら助かるんだけど。。。というところで「AF-ON」ボタンを使うことを思いつきました。
「AF-ON」のボタンはここに配置されています。
このボタンはなにに使うのかというと、ニコンさんやキヤノンさんなどの他社製一眼レフカメラで使われる機能で「親指AF」と言われる機能。シャッター半押しではなく、手前の別のボタンにAF機能を割り当てて使われると聞いています。
シャッターボタン半押しでのAF作動で特に問題なく使えているので、私は全然使っていなかったのですが、これをAFボタンとして利用します。
するとトラッキングAFのロックオンにこのボタンを使えます。AF-ONボタンを押し続けている限り、ロックオンし続けてくれて、シャッターを切った後もロックオンを続けてくれます。
「これだ!」ということで、上記の様なボタン設定にしておいて、これでいざ「トラッキング:拡張フレキシブルスポット」にAFエリアを指定して利用するわけです。
これはすごい! α6400の時は連写するしかなかったのに、これだとずーっとロックオンさせたままで撮影を続けられます。超便利なのと、追従するAFが正確すぎて、撮ってきたカットから失敗カットを捨てて枚数を減らすことができないほどです。
ほぼ全部当たりになってしまい、1000枚ちょっと撮影してきたデータが、ほぼそのまま手元に残ることに。。。
ちなみに、こちらは別の日(月曜日)に撮ってきた飛行機撮影のワンシーンなんですが、このときも威力満点でした。ここは東峰神社というところなですが、ほぼ頭上を旅客機が飛んでいくところなんです。
狭い敷地を4mほどの高い壁が囲んでいて一瞬しか被写体が見えないのですが、飛行機が見えたところで「AF-ON」ボタンを先に押して、被写体をロックオンさせ、あとはシャッターボタン押しっぱなしで高速連写、ということをします。もれなくジャスピン写真が大量生産できるという流れでした。
α9のリアルタイムトラッキング機能、すごすぎです。α6400を使っていても思いましたが、写真の撮り方が変わります。
と、いうことで撮ってきた、今回のシマリス写真なんですが、すごいんです。フォーカスがシャープすぎてもう選びきれなくて。。。という中から6枚だけとりあえずピックアップ。
新元号「令和」の元になる万葉集の一節には「梅」が登場します。こちらの木は桜かと思っていたのですが、実は「ユスラウメ」という梅でした。
こじつけですが「令和」なシマリスということで。
こちらは山吹の花を食べているシーンです。シマリスは梅の花もそうですが、お腹が空いていると花を食べてしまうみたい。
10時の開園から1時間ほどするとご飯タイムになるのですが、その前にお花の近くにいると撮影チャンスがあるかも。
山吹の木の奥の方に居ることが多いので、抜けている見通せる枝の隙間から見えた時に「AF-ON」ボタンを使ってロックオンしておき、その後に構図を作ってシャッターボタンを押します。
夏に公開予定のVer.6.0のファームウェアでは動物対応瞳AFもα9に搭載されるようになるので、それがあったらこうしてロックオンさせる作業もなくなってしまうのかもしれませんが、今でも充分♪
こちらもユキヤナギの木の中にいたシマリスです。視界の開けているところでロックオンしておいてから、前ボケを作るべく枝の影にカメラを移動して撮影しています。奥にいようがなんだろうがロックオンさえしてしまえばなんとかなります。
これでジャンプしているシーンを撮りたいところなんですが、それはカメラのせいではなく私の腕が追いつかず、シャッターを切れませんでした。そのうち、そういう動きがあったときに自動でシャッターが切れる機能とかもつきますかね!?
お昼近くなって太陽が見えてくると「ユスラウメ」の枝などの目立つところにはシマリスはやってこなくなります。
彼らなりに警戒をしているのか、目立つところには出たくなくなるみたいです。
と、いうことで日が出てからはユキヤナギ狙いが良いみたいです。
11時のごはんの時間が過ぎるとお腹いっぱいになったシマリスがあちこちで昼寝を始めます。この子もそうです。
見はらしの良いところで持ってきた穀物をポリポリと食べているかと思うと、食べ終わった途端にウツラウツラしはじめます。
あ、寝ちゃった。そんなところで寝ていると写真をいっぱい撮られちゃうよ♪
ということで、SEL100400GMを装着した”α9”で花咲く季節のシマリスを大量に激写してきました。
見ての通りなんですが、“α9”で撮ってきたシマリスフォト、見事なAF性能で毛並みがどれもはっきり、クッキリでした。今回はジャンプ写真は狙っていなかったので少なめですが、次はジャンプ写真主体で撮るのも良いかも。
“α9”をお使いの皆さん、埼玉県・見沼グリーンセンターの「リスの家」に是非、挑戦してみてくださいませ! 5月になったら当店でもシマリスの撮影会を企画したいと思います。
デジタル一眼カメラ 『α9』ボディ ILCE-9 |
ソニーストア価格: 398,880円+税 |
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発売日 | 2017年5月26日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 |
5年ワイド:50,000円+税
3年ワイド/5年ベーシック:25,000円+税 3年ベーシック:無償 |
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金利0% クレジット |
24回分割手数料0%+10%オフクーポン 月々20,200円 残価設定24回分割+10%オフクーポン 月々13,100円 |
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ソニーストア 購入特典 |
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My Sony ID 新規登録 特典 |
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