【レビュー】ワイヤレスヘッドホン『WH-CH400』ショールーム展示レポート

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3月10日発売の新型bluetoothワイヤレスヘッドホン「WH-CH700N」の発売前特別先行展示がソニーショールーム/ソニーストア銀座にてスタートしました。

ハイレゾ対応にはなっていないものの40mmドライバーユニットを搭載する高音質モデルのワイヤレスヘッドホンとなっています。モデルの紹介をさせていただきつつ、実機の様子をレポートしたいと思います。

 

こんにちは、店員佐藤です。一昨年あたりまではヘッドホンというと有線のワイヤードモデルが中心でしたが、あれよあれよという間にソニーのヘッドホンの欄ナップも続々とワイヤレスヘッドホンに主力が移行してしまった感じです。

モデル選びをしようとすると、たくさんのBluetoothヘッドホンがソニーだけでもラインナップされるのですが「ノイズキャンセリング機能」を搭載したオーバーヘッドタイプのモデルで探すと4機種のラインナップになります。

簡単にスペックを比較すると「WH-CH700N」は下記の様なモデルになります。

 
WH-CH700N

WH-H900N

WH-1000XM2

MDR-XB950N1
発売日 2018.3.10 2017.10.7 2017.10.7 2017.3.11
ストア価格 18,880円 32,880円 39,880円 26,880円
充電時間  不明 6時間 4時間 7時間
連続音声再生
時間
(ノイキャンON)
35時間 28時間 30時間 22時間
周波数特性
(有線接続時)
7Hz-20kHz 5Hz-40kHz 4Hz-40kHz 20Hz-20KHz
Bluetooth
対応コーデック
SBC、aptX、
aptX HD、AAC
SBC、aptX、aptX HD、AAC、LDAC SBC、aptX、aptX HD、AAC、LDAC SBC、aptX、AAC
質量 240g 290g 275g 290g
専用アプリ対応

.
価格を比較するとシリーズ中、もっとも安価なモデルとなります。最上位モデルの「WH-1000XM2」と比較すると半額くらいになるのですが、価格なりの差もついていて、WH-1000XM2はノイズキャンセリングのためのマイクをデュアルで搭載しており消音効果はシリーズ中最強となっています。

また1000XM2とH900Nの2機種はBluetoothの対応コーデックとして「LDAC」という高音質伝送が可能になっています。これはCD音源を超える高音質フォーマットのハイレゾ音源なども無線で伝送できる機能。対応するウォークマンやスマートフォン、そして肝心のハイレゾフォーマットの楽曲がないと真価が発揮されないのですが、そうした高音質モデルになっています。

まだハイレゾフォーマットの楽曲もなく、普通のCDやMP3音源を中心に音楽を楽しみ、スマートフォンの動画音声、ゲーム音声を無線で楽しみたい、という方向けのモデルとなります。

 

スマートフォンと接続して利用する際はソニーのオリジナル専用アプリで「Headphones Connect」が用意されていて、これでWH-CH700Nをコントロールすることもできます。

こちらが私のスマートフォン「Xperia XZ」と接続したときの画面になります。接続したヘッドホンの型番とモデルカラーまでアプリに表示されます。電池マークの隣に「aptX」という表示がありますが、これが私のスマートフォンとWH-CH700Nで利用しているコーデックです。

Bluetooth規格の電波で接続されているのですが、その電波を使って音楽を伝送するときの方法に「aptX」という高音質規格を使っています。WH-CH700Nでは、さらに上位の「aptX HD」にも対応。iPhoneでは「AAC」による接続ができます。

このアプリを利用するとサラウンド効果やイコライザー機能も使えます。

ただ、それらの音響効果を利用する際には「aptX」が利用できず、音質優先モードではなく接続優先モードでつなぐことになります。

接続優先モードの際はコーデック「aptX」ではなく、Bluetoothの伝送コーデックでもっともベーシックな「SBC」という方法での接続になります。

接続優先モードに切り替えました。電池の隣の表示が「aptX」から「SBC」に切り替わりました。ビットレートという伝送するデータ量の違いだけみるとSBCが最高で328kbps、aptXは352~384kbpsとそれほど大きな違いはなく圧縮方式の違いでaptXの方が高音質とはなっていますが、それほど大きな音質の差はありません。

ちなみにソニーが上位機種に用意しているLDACでは最高で990kbpsまで対応しており、さすがにこちらは音質の差がかなりあります。

ワイヤレスヘッドホンで音質を求めるならLDAC搭載機種を検討されることを強くオススメします。

イコライザーを使って音楽の音質を変えて楽しむこともできますが、中にはスピーチ向けのイコライザーバランスなども用意しています。音楽再生を楽しむだけではなく、スマートフォンをICレコーダーとして利用している際は、これで音声再生を聞き取りやすいバランスにして使う、ということもできるわけです。

スマートフォンと接続して使う様でしたら、こんな楽しみ方もできます。

 

さて、先ほどの伝送コーデックなんですが、利用するコーデックにより音質の他にもうひとつ大きな差が出る場面があります。

動画再生です。

Bluetooth伝送をすると映像に比べて音声が送れることになります。きっちりと音声と映像があっていないと困る、と言う方はワイヤレスヘッドホンよりも有線ワイヤードヘッドホンにしておいた方がストレスがないと思います。

ただ、ワイヤレスヘッドホンは一度使うと辞められない便利さもあります。なんせスマートフォンとヘッドホンが線でつながっていないので、電車の中で使っていてもコードがどこかに引っかかったりすることがありません。

MDR-1000X-09.jpg

途中駅で乗り換えがあるときもヘッドホンは装着したまま。スマートフォンをバッグなりポケットに入れて歩いて、電車を乗り換えたらまたスマートフォンを取り出して続きを観る、ということが完全ワイヤレスでできるんです。

その快適さとワイヤレスを両立することはできないかなー、というところですが、できます。

ある程度。

音声の遅延の事を「レイテンシ」というのですが、レイテンシを抑えるコーデックがあるんです。

WH-CH700Nが搭載しているコーデックでいうと、一番遅いのがSBCでこれは220msほど遅延します。約0.2秒の遅れがあります。ですが、aptXは遅延の少ないコーデックになっていて、こちらは約70ms、0.07秒程度遅延で済むため、ほとんど気がつかないほどの遅延で済みます。AACも同様で120msとSBCの半分程度です。

動画再生などをしていても、違和感をやや感じる方もいるかもしれませんが観られないほどではありません。

どれくらい遅れるのかを自分でチェックするための動画もYouTubeにあり、音ズレチェッカーなどを使うと、こうしたコーデックなどにより起こる音ズレの量が視覚的にわかります。

Bluetoothヘッドホンを購入した後に遅延が気になる方はお試しになってみると良いと思います。

なお、以前、当店でXperia Touchを使って散々実験したことがあるのですが、デレステをはじめとする音ゲーについてはBluetooth接続では遊べません。Bluetoothのレイテンシは一定ではなく環境により遅延量が上下するようで設定しても設定してもずれます。

とても快適なプレーはできないのでこういうときは有線接続で楽しまれるのがよいと思います。

本体には操作スイッチもついています。右側のハウジングにはボリュームと音楽の再生停止操作ボタンがあります。

左側には電源ボタン、ノイズキャンセリング機能のオンオフ。それと有線接続のための入力端子があります。

デレステをプレイするときや、購入したばかりの音楽CDなどで気合いを入れて高音質で音楽を楽しみたいときなどは有線接続すると良いかもしれません。


ボディカラーは3色のラインナップになっています。イヤーパッドからヘッドバンドにいたるまで全てカラーを変えている凝りようです。こういう完璧なカラーバリエーションモデルが登場するようになったのもここ数年の話です。

ちなみに音質ですが40mmの大口径ドライバーを搭載しているのでかなりパワフルに鳴ります。不自然な音はしませんし、良い音が楽しめますよ。

ソニーストアでは18,880円(税別)にて先行予約販売を行っています。先にMy Sony IDを取得してから購入すると10%オフのクーポンをもらって1割オトクに購入する事が可能。当店店頭でオーダーいただければ、さらにご成約記念品などのプレゼントもしています。

お届けは3月10日からとなります。入学祝い、進級祝いになにか買ってもらえる!と言う方は是非おねだりしてみてください♪

 

 
ワイヤレスノイズキャンセリング
ステレオヘッドセット

WH-CH700N
ソニーストア価格:
18,880+税
ソニーストアのご利用はこちらから
発売日 2018年3月10日 メーカー商品情報ページこちら
ソニーストア
購入特典
ソニー提携カード決済で3%オフ
テックスタッフ
店頭入特典
開店4周年記念ソニーロゴ入りポーチプレゼント
スプリングキャンペーン実施中(~3/31)

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☆当店blog 2018.2.20「ワイヤレスヘッドホン 『WH-CH400』 など3モデルが新登場! 」

☆ソニープレスリリース「100kHzまでの広帯域再生とさらなる高音質を実現したハイレゾ対応ヘッドホン『MDR-1AM2』発売」

 

【LDAC搭載の高音質モデルを選ぶならこれ!】

 
ワイヤレスノイズキャンセリング
ステレオヘッドホン
WH-1000XM2
ソニーストア価格:
39,880円+税
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発売日 2017年10月7日 メーカー商品情報ページこちら
長期保証サービス 5年ワイド:3,000円
3年ワイド/5年ベーシック:2,000円
3年ベーシック:無償
ソニーストア
購入特典
ソニー提携カード決済で3%オフ
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店頭入特典
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中
スプリングフェア購入特典(~3/31)

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☆当店blog 2017.9.8「進化したノイキャンワイヤレスヘッドホン『WI-1000X』『WH-1000XM2』ショールーム展示レポート」

 

 

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